2018.11.10

「ことりっぷ 大阪」を購入する

 2018年10月、東京で開催中のフェルメール展に行き、やっぱり大阪にしか来ない「絵画芸術」を見たい、東京で年明けから展示される「恋文」も見られるし、と思い始めた。

 フェルメール展だけならもちろん日帰りでも可能だ。
 日帰りでも、前々から行きたいと思っていた「みんぱく」にも行けるかも知れない。
 どうせ行くなら1泊2日にしてゆっくり行こうか。

 色々考え始め、とりあえずガイドブックを購入した。
 がっつり観光したい訳ではないので、ことりっぷのシリーズである。

 tabitteのシリーズが好きだったのだけれど、残念ながら売っていなかった。2014年くらいから版が重ねられていないので、シリーズとしても終了してしまったのかも知れない。
 ネットで色々と情報収集できるものの、やっぱり紙のガイドブックは使いやすい。生き残って欲しいなぁと思っている。

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2018.11.04

タスマニア旅行記5日目

2018年5月2日(水曜日)

 この日から旅行も後半である。
 夜中に一度目が覚めて、朝は5時45分に起きた。
 体中がバキバキしていて、まっすぐに立って歩けないくらいだ。しかし、お湯を沸かしてお茶を一杯飲み、この前日にツアーメンバーの方から教えてもらった浴室のヒーターを付けっぱなしにして乾かした洗濯物を整理し、荷造りをしている間に何とか動けるようになった。

朝食 今日は8時15分集合、20分出発の予定である。
 色々と手際の悪い私は朝食を早めに食べようと、オープンする7時に間に合うようにレストランに行った。
 すぐに車移動なので、控えめにしたつもりである。
 窓際で朝食をいただいていたら、ワラビー2頭が池の畔で追いかけっこをしていた。
 朝は涼しいと言うよりも寒くて、ヒートテックのタンクトップ、長袖Tシャツ、薄手の長袖シャツ、ユニクロの薄手のダウンジャケットという格好だと寒い。

休憩ポイント休憩ポイント

 時間通りに集合、出発し、まずはマラクーパ鍾乳洞に向かった。
 途中、40〜50分走ったところでフォトストップになった。これまで3日間滞在していたクレイドルマウンテンの一帯を見晴らすことができる。
 10時少し前にモールクリーク・カルスト国立公園のマラクーパ鍾乳洞に到着した。
 鍾乳洞の中はかなり寒いらしいので、レインウエアの上下を着て万全の寒さ対策を取る、1日移動だしKEENのサンダルでもいいかなぁと思いつつトレッキングシューズを履いているのは、この鍾乳洞に入るためである。

 ガイドツアーで、英語の説明のポイントポイントをKさんが訳してくれる。
 前々日のタスマニアンデビルの説明のお姉さんよりはずっと聞き取りやすい英語だ。
 入ってすぐのスペースから既に何というか風格のある鍾乳石が連なり、見事な鍾乳洞である。

鍾乳洞鍾乳石 この鍾乳洞の中には川が流れている。
 「straw」という単語が頻発していて、こんなところに麦わらなんてないよねと思っていたところ、どちらかというと日本語のストローに近い「穴の開いた管」ぐらいの意味で使われていた(ような気がする)。
 左側の写真は、ガイドのおじさん言うところの「揺れる鍾乳石」だ。石は揺れたら折れるんじゃあるまいかと思う。正直に言えば、揺れてるかどうかよく判らなかった。

鍾乳洞 ガイドのおじさんがライトで照らすと、鍾乳石が透けて見える。
 こんなに太い鍾乳石も中空になっているらしい。
 鍾乳石というのは本当にゆっくりと育って行くもので、上と下から伸びてきて隙間1.5cmを埋めてくっつくのに50年かかると言う。
 また、できたばかりの鍾乳石はキラキラしているそうだ。何故だろう。

Y字の鍾乳石 マラクーパ鍾乳洞の数々の鍾乳石の中で、唯一ケースに囲まれてガードされていた鍾乳石がこれである。
 こんなにまっすぐで、白くて(鉄分が含まれていない、岩に濾過された水でなければ、鍾乳石は白くならないそうだ)、しかも二股に分かれてY字型になっている鍾乳石なんて他にはないという。
 この通路沿いはほぼ同じ条件の筈だけれど、こんな鍾乳石はこれ一つである。
 ぶつかったりして折れちゃったら大変なので、ケースで保護しているそうだ。

鍾乳洞鍾乳洞

鍾乳洞 そして、一周回って最初の広いスペースに戻ってきたところで、ガイドのおじさんが電気を消すと、土ホタルが登場した。
 写真撮影は禁止だ。
 土ホタルは、ホタルではなくて、何とかという虫の幼虫だ。川を流れてくる水の中に含まれる何か(何だろう)を食べるので、湿度の高い洞窟にしか生息していないという。
 彼らは9ヵ月くらいでさなぎになり、成虫になると数日で死んでしまう。そして、死後は自分の子供の餌になるという。

 土ホタルは、東オーストラリアとタスマニアとニュージーランドにしか生息していない。
 真っ暗な中、目を懲らしていると、星のように瞬いているように見えた。
 土ホタルを堪能し、1時間のガイドツアーは終了である。洞窟を出ると、次に出発するグループが待機していた。

 鍾乳洞から30分くらい走ったところでKさんが車を駐めた。
 そこはマージー川という、カモノハシがよく出没する川で、橋の上から観察するのにちょうどいいらしい。
 10分くらい川上と川下に別れてカモノハシを探したけれど、残念ながら現れてくれなかった。

車窓より車窓より

 割と「タスマニアっぽい」牧場地域を走ったり、ちょっと街っぽくなってきた向こうに電車を見かけたり、30分くらい走った。
 ホバートとロンセストンを結ぶタスマニアで一番古い道であるヘリテージ街道を、今「グルメ街道」として観光開発しようとしているそうだ。
 本日のお昼をいただくカフェレストラン・ラズベリーファームも、ヘリテージ街道から少し入ったところにあるとはいえ、グルメ街道を構成するお店の一つになる。

ラズベリーサンデーと紅茶 本日のランチは、チキンサラダ、パン、紅茶、ラズベリーサンデーである。
 コーヒーか紅茶を選べるときはほとんどコーヒーを選ぶのだけれど、今回ばかりは紅茶である。
 他のテーブルに運ばれているのを見たのだったか、テーブルにメニューがあったのだったか、紅茶をお願いするとポットでサーブされて、しかもティーコゼーがラズベリーを模してあるとなれば、それは紅茶を頼まない訳には行かない。
 この頃になると、私が写真小僧であることはみなさんご存じだったので、フォトジェニックだから選びなよと口々にお勧めいただいたことでもある。

 タスマニアは本当にごはんが美味しくて嬉しい。
 このサンデーもラズベリーのソースが酸っぱすぎずとても美味しかったので、併設されていたショップでジャムを購入した。
 ツアーメンバーのみなさんには「ジャムよりもソースの方が色々に使えるよ」と言われたけれど、ラズベリーソースをどう「色々」使えばいいのか、お料理をほとんどしない私には全く見当が付かなかった。

ミモザユーカリ? レストランの隣にあった池を1周歩けるようになっていて、皆して腹ごなしを兼ねて散歩する。
 ラズベリーもあったし、がまのような植物もあったし、珍しい(のだと思われる)鳥もいた。
 黄色い花はミモザである。これは「ミモザサラダ」の話になったので覚えている。
 しかし、白い花が何だったか思い出せない。その場で書いていた筈のメモ帳にも「何だっけ?」と書いてある体たらくである。多分ユーカリ、ということにしておく。

アシュグローブ グルメ街道を構成するアシュグローブのチーズ工場までは、車で数分である。この工場も「グルメ街道」を構成する一つで、工場というよりは「工場直売所兼お土産物屋さん」といった品揃えだ。
 クレイドルマウンテンでのハイキング中にKさんがごちそうしてくれたチーズがここアシュグローブのものである。最終日に寄るスーパーで購入することにして、狙っていたチーズをまた試食して味を確かめた。
 アシュグローブは、世界で買いたたかれる牛乳に付加価値を付けようと、家族経営でチーズを作り始めたのがその最初らしい。

 14時頃、アシュグローブのチーズ工場を後にした。ひたすら南下する。
 途中、イオンが持っているというタスマニアンビーフの牧場兼工場を車窓ごしに見学した。
 日本でタスマニアの牛肉を扱っているのはイオンだけで、そしてタスマニアで牧草ではなく飼料で牛を育てているのはイオンの牧場だけだという。
 牧草で育った牛のお肉は赤身が多く、飼料で育てた牛のお肉はサシが入って日本人好みの味になるそうだ。

 走っている車も少ないし信号もない道をKさんはがんがん飛ばし、15時15分過ぎくらいにロスの街に到着した。
 何ていうことのないいわば「田舎町」であるロスが有名になったのは、オーストラリアで3番目に古い橋があるからではなく、「魔女の宅急便のキキが暮らすパン屋のモデルになったパン屋」と誰かが言い出したパン屋があるからだ、と思う。

ウールセンター郵便局

メインストリート 時間があれば、美味しいらしいこのパン屋さんでおやつを買って食べてみたかったし、ウールセンターにはいい感じのウール製品が色々と売っていたので真剣に探したかったところだけれど、残念ながら我々のロスの街滞在時間は30分くらいである。
 私ともうお一方とは、最重要課題である「切手を購入して日本に絵はがきを出す」という任務を遂行した。
 この郵便局が何故か色々とお土産物っぽいものを取りそろえている不思議な、でも可愛い郵便局だった。

 ロスの街を出てから1時間ちょっと、17時10分くらいに本日の宿泊場所であるビチェノ・ビーチフロントというモーテルに到着した。
 車を飛ばしていたのには理由があって、今日はこの後17時45分頃に迎えのバスが来てくれて、ペンギンツアーに参加する。
 ビチェノの海岸にはフェアリーペンギンという、17種類いるうち世界で一番小さなペンギンが生息していて、そのペンギンたちが海から上がってきて巣に帰るところを見学することができる。

 残念ながら写真撮影は禁止である。そりゃそうだと思う。
 20人くらいがガイドのお姉さんについて、上陸ポイントのうち2カ所を順番に見学した。
 じーっと待っていると、よちよち歩いてきたペンギンが私の足の間を通って行ったりして、本当に可愛かった。
 コースを歩いていて振り向くと(気のせいかも知れないけれど)ペンギンと目が合ったりして、1時間弱のツアーはなかなか楽しかった。

ローストポーク ペンギンツアーから戻ってすぐ、ホテルのレストランで夕食をいただいた。
 確かお酒は、併設されているバーのようなところで買ってきた、ような気がする。軽めの赤ワインを頼んだと思う。
 前菜はスープかサラダを選ぶことができて、寒かったので私はカボチャとサツマイモとココナツのスープをお願いした。暖まる。
 メインディッシュは、ポークかチキンかサーモンから選べた。確かKさんが「豚はごちそうだ」と言っていた記憶があったし、メインディッシュのうち一番上に書かれていたのでお勧めなのだろうとポークを選んだ。
 これが、カリカリに焼かれた皮も美味しくて、結構な大きさのお肉をぺろりと平らげた。

スティッキーデーツプディング デザートも2種類から選ぶことができた。
 「スティッキーデーツプディング」と「パブロヴァ」である。どちらも名前だけではどんなものが供されるのかよく判らない。
 ここはKさんの「オーストラリア伝統のお菓子だよ」という売り文句に従って「スティッキーデーツプディング」を選んだ。ナツメヤシの入った(だからちょっとベタベタしている)プディングというよりも決めの粗い蒸しパンという感じだった。
 見た目より美味しい。

ホテルのお部屋 20時半くらいに解散となってお部屋に戻った。
 このホテルではWI-FIが飛んでいたので、家にメールを入れ、ペンギンツアーの会社に「写真をちょうだい」とメールを送る。写真撮影が禁止されている代わりに、ツアー参加者に写真を提供してくれているのだ。
 お風呂のお湯が温かったので急いで髪を洗ってあがり、このメモを書いたり、お洗濯をしたり、明日の移動に備えて荷造りをしたりして、23時頃に就寝した。

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2018.11.02

タスマニア旅行記4日目その2

2018年5月1日(火曜日)

ウォンバットプール遠望 13時くらいに休憩ポイントに寄り道した。
 登山道である木道から横道が出ていて、その先にベンチを置いた休憩場所がある。広さ3畳くらい? だろうか。
 ウォンバットプールが見下ろせていい眺めである。
 やけに辛いしょうが飴を「話の種に」とみなさんに配る。本当に辛いのだ。

 「遠望」などと書いた割にそこからウォンバットプールまではすぐで、多分、10分かかったかかからなかったかくらいだと思う。
 湖岸で再び休憩し、Kさんからチーズをいただく。
 「生姜の味しかしない」とみなさんに言われ、平謝りだ。申し訳ない。

ウォンバットプール ウォンバットプールは、風もなく穏やかで、湖面に周りの木々がくっきりと映っている。タンニンが含まれて赤く見える水の色も貢献しているらしい。
 のんびり休憩しているときに、ツアーメンバーのお二人から、朝早くエンチャントウォークに行き、カモノハシを見たと伺う。「優雅な朝食」を最優先で選んだのは自分だけれど、それはそれとして羨ましい。
 そこまでカモノハシに拘っているお話を聞くと、そもそも動物にほとんど興味がないにもかかわらず、「タスマニアにいる間に会えるといいなぁ」などと思い始めるから不思議である。

木道沿いの白いお花黄葉 この辺りまで来るとほぼ平坦な道になってきて、木道沿いに白いお花が咲いていたり、突然、日だまりにナンキョクブナが1本だけ、しかもこんもりと丸く黄葉していたり、楽しく歩くことができる。
 13時45分頃、道の分岐に着いた。Kさんは、ここから今日の出発点であるロニークリークに車を取りに行ってくださり、我々はこのままダブ湖駐車場に向かう。

リラ湖 Kさんと別行動になったものの、道は判りやすく1本道のボードウォークがほとんどで歩きやすいし、特に迷うこともない。
 ツアーメンバー5人が見事にバラバラに歩く。
 不確かな記憶がさらに不確かな記録になっているけれど、多分、この奥に見えているのがリラ湖である。
 ダブ湖の駐車場まであと10分くらいの場所にあったと思う。
 この岩に入っている筋状のものについても多分どこかで説明をしてもらって、それで写真を撮ろうと思ったに違いない。それなのに、その辺りの記憶がもうはるかかなたに霞んでいる。

クレイドルマウンテン

 14時くらいには、クレイドルマウンテンをはっきりと見える場所まで戻ってきた。
 カメラマークと「ここから写真を撮ってこのサイトに投稿してね」といった感じ(だと思われる)のメッセージが書かれた看板があり、木道から少し外れて写真を撮れるようなスペースが用意されていたりする。
 観光地に戻ってきた! という感じだ。
 ダブ湖でカヌーを漕いでいる人たちも見える。ちょっそ寒そうだ。

空 ダブ湖の駐車場にはお手洗いがあるので有難く利用し、テーブルっぽいスペースにリュックを下ろして休憩である。
 それにしても、ダブ湖の水は綺麗だ。
 そして、朝からピーカンだった空にうろこ雲が浮かび始め、それはそれで何だか格好いい空である。

 Kさんとも無事に合流し、青空をバックにしたクレイドルマウンテンも堪能して、14時半くらいにダブ湖駐車場を出発した。
 車でロッジのキャビンまで送ってもらい、リュックを下ろしてウエストポーチだけ持って、そのままロッジの敷地内にあるキングビリートラックに出発である。

キングビリートラック入口ナンキョクブナ 15時過ぎにキングビリートラックを歩き始めた。
 午前中に歩いていた森とは全く違う雰囲気だ。
 もちろん、木道が整備されていてのんびり歩ける森だけれど、同時に深く湿った森でもある。
 歩き始めてしばらくは「ナンキョクブナとコケの森」を歩く。コブのできた木や、倒れた木、倒れた木一面を覆っている苔など、屋久島の森や、クィーンシャーロット島の森を思い出す。

キングビリーパイン 奥の方に行くと、周りに生えている木がナンキョクブナから杉の木に変わった。
 キングビリーパイン、は杉の一種だそうだ。腐りにくい性質があって、ウエンドルファーさんの山小屋や、ダブ湖のボート小屋なども、この木で作られているという。

 森を抜けると、明るく開けた感じの場所だった。
 ベンチが置いてあり、遠くにクレイドルマウンテンが望める。いい景色だ。何となく皆してベンチに座り、景色を眺めならおしゃべりに興じた。
 しばらくじっとしていただけでも、長袖Tシャツに長袖シャツを羽織り、レインウエアを着たままの格好ではちょっと冷えるくらいに感じられたのをよく覚えている。

ワラビー 16時くらいにキングビリー・トラック1周を終え、いったん解散となった。
 夕食まで2時間半あったので、絵はがきを購入しようと売店に向かったら、ワラビーがいた。
 昨日も売店の近くの芝生にワラビーが何頭もいたし、この辺りが住処なのかも知れない。
 この辺りではワラビーは2種類見かけることができ、それぞれの名前も教えてもらった筈なのに、思い出せない。片方はデカメロンだった気がするけれど、この記憶は確かだろうか。

ロビー棟 16時半頃にキャビンに戻った。
 明日は移動なので、まず洗濯できるもの(タオルマフラーなど)を洗濯してしまう。カメラの電池を充電し、小腹が空いた気がしてコーヒーを入れ、お昼に残していたチョコバーと一緒にいただく。
 友人に絵はがきを書いたり、日記というかメモを付けたりしていたら、あっという間に夕食の時間になった。
 今日の夕食は、初日と同じレストランだ。食べる前から名残惜しい。

チキンレバーパテトラウト 前菜にチキンレバーのパテを選ぶ。
 一昨日にお裾分けいただいたもの凄く美味しかったので、レバーもパテも苦手な筈なのに迷うことなく選んだ。
 そして、これだけの大きなパテを一人でぜんぶ食べきったのだから、我ながら欲深いことこの上ない。
 トラウトのソテーも皮がパリパリしていて、肉厚でジューシーで美味しい。
 チキンには白というイメージだけど、レバーパテは赤っていうイメージだよな、でもメインをお魚にしたしと、ワインはリースリングの白ワインをお願いした。

パンナコッタ デザートは、初日と同じくシザーウッドのハチミツのパンナコッタを選んだ。
 やっぱり美味しい。
 そして、このパンナコッタも含め、初日にも誰かが頼み今日も誰かが頼んだといういくつかのメニューを見比べて全員一致で「今日の方が盛り付けが美しい!」「凝っている!」という結論になった。
 一昨日は日曜日だったので、きっとシェフがお休みだったんだと笑い合う。真相は不明だ。
 2時間くらいかけて、ゆっくり美味しくいただいた。

 いったんキャビンに戻って身支度し、20時半から夜行性の動物探し兼星空観察に出発である。
 ダブ湖畔まで行ってみようという。
 ロッジで見上げただけでも、午後になって出てきていた雲は再び消えて、満点の星空である。
 Kさんのいう「トーチ(大きくかつ強力な懐中電灯)」で窓の外を照らしつつ、ヘッドライトで明るくなった辺りに目をこらしつつ、、ダブ湖までの道を車は走る。

 当たり前だけれど街頭なんて設置されていないので、光のないところは真っ暗だ。
 なかなか動物を見つけるのは難しく、木に登るフクロネコを何頭か見つけるのが精一杯だった。
 ダブ湖に到着すると、今度は「星」である。
 月夜で星空観察には向かない代わりに、月の光にクレイドルマウンテンがうっすら黒く浮かび上がって見えた。

南十字星とカノープス ファインダーがないと難しいなと思いつつ、適当にカメラをクレイドルマウンテンの方向に向けて写真を撮っていたら、クレイドルマウンテンの右上で光っている星が写真に写っているらしいことに気がついた。
 それならば、南十字星も撮れるのではなかろうか。
 何度か試行錯誤して、南十字星とスピカを撮ることができた。左上の星四つが南十字星、右下の明るい星がカノープスである。
 東京だとほぼ見られない星だ。だからこそ「この星を見ると長生きできる」と言われているのだと思う。タスマニアで見た場合でも「長生き」の御利益はあるんだろうか。

 たっぷりとクレイドルマウンテンと星空を堪能し、22時くらいにキャビンまで送り届けてもらった。
 折角なのでジャグジーをこの日も楽しみ、ついでにふくらはぎと腿をよくよくマッサージする。
 日焼けしただろうとシートパックも使い、お洗濯や歯磨きや荷造りをして明日に備え、23時半頃に就寝した。
 Kさんから「夜行性動物探しに」とトーチを借りていたけれど、それを生かして探しに行く体力根性友になかったのが残念である。

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2018.10.27

タスマニア旅行記4日目その1

2018年5月1日(火曜日)

 3時くらいに1回目が覚めたものの、6時にセットした目覚まし時計を5分くらい鳴らしっぱなしにしてやっと起き出すことができた。
 体中がバキバキいっていて、歩くのにも我ながらギクシャクしている気がする。
 お部屋にあったレモングリーンティを試しに淹れてみたら、悪くないお味だった。熱いお茶が美味しい。

 昨日、風に吹かれ続けて歩いたせいか目が痛かったので、サングラスを荷物から取り出しておく。今日は山に登るし、多分、写真を撮っている体力的な余裕はないだろうから、サングラスをしていてもいいだろうと思う。
 窓から外を覗いてみると、今日は朝焼けはしていないようだ。ちょっと残念である。

パンケーキフルーツ 7時に朝食をいただいた。
 この景色が見える窓際の席を選ぶ。我ながら優雅である。
 その優雅な気分に合わせ、今日の朝食は、バナナとチアシードのスムージー、パンケーキ(レザーウッドのハチミツやジャム添え)、フルーツにヨーグルトと蜂蜜をかけ、カフェオレといただいた。
 一応、これで控えめにしたつもりである。

 朝食後、身支度をして出発である。
 自分の体力のなさは判っているので、極力荷物を減らす。
 長袖のスポーツシャツにスコーロン素材のシャツを重ね、ダウンをリュックに入れてレインウエアは着込んでしまう。スポーツタイツの上に薄く綿の入ったパンツを履いてゲイターを付け、レインパンツはリュックにしまう。
 我ながら、完全な装備だ。

オーバーランドトラック出発点 Kさんの車で8時半に六時前を出発し、9時過ぎにロニークリークに到着した。
 私たちはマリオン展望台を目指す訳だけれど、同時にここは全長80km(だったと思う)のオーバーランドトラックの出発点でもあって、大きな荷物を背負ったお兄さん達が何人か歩き出して行った。
 我々は記念撮影をし、特に私はストレッチをして、9時15分、出発である。
 今日はこんなに青空が広がっているのに、明日以降、雪の予報が出ているらしい。驚きである。そして、ラッキーだ。

橋を渡る ゆっくりゆっくり歩き始める。
 どう考えてもこのメンバーの中で私が一番体力がないので許されるだろう&そうすべきだろうと、先頭を歩くKさんの後ろに付いて歩く。集団で歩くときは、この位置が一番、体力を消耗しない。
 最初に歩くのはこんな平らな場所だ。
 ほとんど水は見えなかったけれど川が流れていて、川沿いにはパンダニの木が育っている。昨日も思ったけど、ナウシカの世界みたいだ。

 ロニークリークの駐車場の標高が819m(私のカメラ調べ)で、マリオン展望台の標高が1142m(同じく、私のカメラ調べ)なので、300mくらいの標高差なのに、とにかく階段部分がきつかったのを覚えている。
 階段を超えてしまえば、確かに鎖のある岩場っぽいところを登らなくてはならないのだけれど、そこはそれほど大変だとは思わなかった。
 いずれにしても、体力のない私には結構きつくて、ほとんど写真もメモも残していない。

滝山道 左が歩き始めて25分くらいたった辺りの山道である。まだKさんのすぐ後ろの位置をキープしていたようだ。
 右は、歩き始めて30分くらいのところにあった滝である。確か、この滝を眺めるためのちょっとしたデッキのようなところがあって、少し涼んだような気がする。
 歩き始めると暑いし、ちょっと風に吹かれるとすぐに寒くなるし、なかなか服装の調節が難しい。

ナンキョクブナの黄葉ナンキョクブナの黄葉

 さらに10分くらい歩いた辺りから、ナンキョクブナの黄葉が見え始めた。
 少し元気になる。
 Kさんが何だか嬉しそうに写真を撮りまくっているのが何だか可笑しい。そして「在住の方がこんなに撮ってるなら!」と自分も写真を撮りまくってしまう。

クレーター湖とボート小屋クレーター湖とボート小屋 歩き始めて50分、10時過ぎにボート小屋に到着した。
 このボート小屋もウェインドルファーさんが建てたものらしい。この山道をボート遊びのために、ボートを運び、ボート小屋の材料を運ぶなんて、私にはとてもじゃないけれど考えられない。
 ここで小休止し、青空トイレも済ませた。マリオン展望台往復のコースにはトイレはないようだ。
 ナンキョクブナの黄葉は終盤を迎えているようで、クレーター湖には枯れ葉が落ちている。水が澄んでいるから、それだけでも絵になる光景だ。

階段鎖場 10分ほど休憩して、10時15分くらいに再スタートを切った。
 この後、階段がとにかくきつかった記憶である。こうして写真で見るとどうってことのない階段のように見えるのに、とにかく息が切れた。
 階段の部分は多分、5分とか長くても10分くらいで歩ききっている筈なのに、とにかく辛かったという記憶しか残っていない。
 階段よりも、鎖を使って岩場を登る方が断然楽しかったし楽だった。

クレイドルマウンテン ボート小屋から45分、11時にマリオン展望台に到着した。
 ダブ湖やリラ湖の眺めが絶景である。
 流石に風がちょっと冷たいけれど、それが気持ちいい。しかし、タンクトップ姿の女の子がいて、「それは寒いでしょう!」とツッコミたくなった。
 Kさん曰く「今日はおだやかな日和」で、確かに青空が広がり、クレイドルマウンテンもばっちり見えている。それでも、稜線を歩いているときは風で飛ばされそうになった。

 少し休憩して、「オマケ」として、バーンブラフを見に行くことになった。
 マリオン展望台から5分とか10分とか、それくらいオーバーランドトラックに沿って歩いて行くと、クレイドル山とバーンブラフ山を見渡せる場所がある。

 Kさん始め、ツアーメンバーの方々が口々に「登りたくなったでしょ」とおっしゃっていたけれど、もちろん私は「とんでもない!」「全く思いません!」とすげなく回答した。
 山登りをする方々ってどうしてみなさんこんなにタフなんでしょうと心の底から思う。
 私は、ちょっと立ち止まってはストレッチを繰り返していたにもかかわらず、すでに体中がバキバキ言っているという体たらくなのだ。

クレイドル山とバーンブラフ山

 マリオン展望台に戻り、11時45分くらいに持ってきたランチバックでお昼ごはんにした。
 疲れ果てていたのか写真も撮っていない。メニューとしては、昨日と同じで、サンドイッチとりんごとチョコバーとお水である。
 これで風が強い日になると、とてもではないけれどマリオン展望台でお昼を食べるなんてことはできないらしい。 

 年配のご夫婦が写真を撮っていらして、Kさんがお話を伺ったところでは、ん十年前に新婚旅行でマリオン展望台まで登っていらっしゃり、記念に再び訪れたらしい。
 お元気かつ仲の良いご夫婦で何よりだ。
 そして、新婚旅行で撮った写真と同じ場所、同じポーズで再び写真を撮っているのだという。
 何故かみなさんに唆され、私まで同じポーズで写真を撮ってもらうことになった。
 (何のか、という疑問はあるものの)記念である。

下り階段赤い実 12時15分くらいに下山を開始した。
 下り坂は得意(?)なので、今度は最後尾をのんびりとろとろと歩く。登りであんなにきつかった階段も、下りなら楽々である。写真も撮りまくる。
 多分、教えてもらったと思われるけれどすっかり忘れている、お花が咲いていたり、赤い実がなっていたりする。

 この辺りには、ウォンバットも出没するそうで、糞があちこちに転がっている。
 ついでに、ハリモグラの出没する地域でもあるらしい。
 そう言われて、さらにキョロキョロと歩いたけれど、残念ながら、どちらとも出会うことはできなかった。

 タスマニア旅行記3日目その2 <- -> タスマニア旅行記4日目その2

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2018.10.14

箱根旅行記(2018)の入口を作る

宿のロビー ここは、2018年9月、一人で2泊3日の湯治の旅をした箱根旅行記(2018)への入口である。

 以下の日程の日付部分をクリックすると、その日の旅行記に飛べるようになっている。

 1日目 2018年9月28日(金曜日)

 2日目 2018年9月29日(土曜日)

 3日目 2018年9月30日(日曜日)

 持ち物リスト(箱根編)

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2018.10.12

箱根旅行記(2018)3日目

2018年8月9日(木曜日)

部屋の窓から 夜中にかなり雨が降ったようで、結構大きな音がしていたような気がする。4時頃に一度、目が覚めた。
 もう1回、6時に目が覚めたけれどやけに眠く、しばし「朝風呂にいくべきかどうか」で迷い、朝寝を決め込むことにした。
 お部屋にはエアコンはもちろん加湿器や空気清浄機もあって、なかなか快適なこともある。

 7時半に起き出し、たくさん持ってきていたティーバッグでお茶を淹れて飲んだ。美味しい。
 朝食の前にあらかた荷造りを済ませてしまう。
 テレビを付けて台風情報を見たところ、かなり切迫した状況らしい。よく覚えていないけれど、朝の時点でJRが20時以降の運休を決めたニュースが流れていたような気がする。
 箱根は雨も止んでいるようで、空も明るくなってきているものの、全般的に「関東地方に大型台風が接近、厳重な警戒を」という状況のようだ。

 8時半から朝食をいただいた。
 この頃には、日が射してきていた。昨日、天山湯治郷に行くときにロビーでタクシーを呼んでもらっている方がいらっしゃって、雨だったら私もそうしようかしらと思っていたけれど、大丈夫そうである。

朝食 朝食の献立はこんな感じだった。

雑穀ご飯
温物 湯豆腐
小鉢 養生館のぬか漬け
小鉢 小松菜のお浸し
小鉢 温泉玉子
焼き物 鰺の開き
椀物 野菜のお味噌汁

 そういえば、そんなにもの凄く納豆が好きな訳じゃなかったと思い出して納豆はパスし、ごま塩をごはんにかける。
 こちらも説明書きがあって、多分、黒胡麻を塩水に浸けて、胡麻の表面に塩分をまぶすような感じで作っているのだと思う。「みをつくし料理帳」にもそんな記載があったなぁと思う。
 食後のハーブティーは、レモングラス、ペパーミント、ラベンダー、あと一つがシナモン***と説明いただいたと思う。この***のところが思い出せない。シナモンバジル、だったような気もする。

 お部屋に戻って歯磨きをしたり荷造りをしたりする。
 本と雑誌を合わせて4冊持ってきたのに、2冊しか読まなかったなぁと思う。
 9時25分にチェックアウトする。2泊以上の場合はカードでお支払いできる。
 いつかどこかに忘れていたらしいペンダントをフロントで預かっていただいていたらしい。有難い。

 昨日書いた友人への手紙をポストに投函し、日差しも出てちょっと蒸し暑い中、9時41分発の路線バスで箱根湯本駅に戻った。
 養生館はるのひかりは駅に近いので、旅館送迎バスはここに車での間に満員になって通過してしまうことが多いそうだ。チェックインのときに、100円の乗車券をフロントで購入できるので、路線バスの利用をお勧めしますと言っていただいていた。

 10分もかからずに駅に到着した。
 昨日、バスの時間をあまりちゃんと確認せずにロマンスカーの指定券を購入してしまったので、1時間弱の余裕がある。
 お昼ごはんはロマンスカー車内で食べようと思い、駅弁売り場を覗いてみたところ、どうにも量が多くて重そうである。
 駅構内の箱根カフェで、お昼御飯としてカレーパンとクリームパンを「王道だわ」と思いながら購入した。

 また、駅構内の「箱根の市」というお土産物屋さんで湘南ゴールドのジャムを発見し、そういえば我が家では柑橘系のジャムを切らしていたなぁと思い購入する。
 駅改札の前には、東海道新幹線が止まっているとの情報が書かれた看板が立っていて、焦っている感じのお客さんもいれば、今から観光に行くのか登山鉄道に乗り込むお客さんも結構たくさんいらっしゃる。

 誰かに旅行に出てリラックスできるのは3日目からだと教わった記憶があって、確かに3日目の今日、写真を撮ろうという気持ちがだいぶなくなっているなぁと思いつつロマンスカーに乗り込み、ぐっすり熟睡する。
 何とか雨に降られることもなく、無事、帰宅した。

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2018.10.08

箱根旅行記(2018)2日目

2018年9月29日(土曜日)

 一応、iPadで目覚ましをかけておいたけれど、自然に6時に目が覚めた。
 旅先で、夜に一度も目が覚めず朝まで熟睡できるのは珍しい。お酒と温泉の効果、かも知れない。
 6時45分くらいから、朝風呂に行った。
 朝は1階の大浴場で、浴槽は二つ、写真は撮らなかった。
 二つに仕切られた浴槽の奥が熱いお湯、手前が温いお湯なのは同じだ。

 私が入ったところで入れ替わりに出られた方がいて、どなたかがいらっしゃったのを潮に私もあがったので、湯船には常に誰か一人、という感じが贅沢だ。
 部屋に戻ると、雨が降っていた。もしかしたら、もっと前から降り出していたのかもしれない。
 雨だなぁと思いつつ、8時半からの朝食までの時間を利用して、すっきりした頭(?)で友人に手紙を書いた。

朝食 朝食にもお品書きがあるのは珍しい、ような気がする。
 これでカロリーは370kcal未満だそうだ。

雑穀ご飯
温物 湯豆腐
小鉢 養生館のたまり漬け
小鉢 法蓮草のお浸し
小鉢 こんにゃくの黒煮
焼き物 えぼ鯛の開き
椀物 野菜のお味噌汁

 朝食のときのお茶はほうじ茶だった。
 この他に、お願いすると納豆とハーブティがいただける。
 納豆は黒いお豆の納豆で、豆が大きい分、納豆の匂いや味は薄い。ごはんと一緒ではなく単独で食べてくださいね、という注意書きがあった。
 食後にハーブティをお願いしたところ、レモングラス、アップルミント、ラベンダー、ローズマリーが入っているということだった。恐らくはシーズン的にぎりぎりで、フレッシュハーブが使われていたと思う。

 朝食をいただくのに30分くらい時間をかけ、友人への手紙を仕上げ、9時半過ぎに出かける用意をしてフロントに降りた。
 フロントで天山湯治郷のチケットを購入する。お安く購入できて、しかもバスタオルとタオルを貸していただけるのが有難い。天山湯治郷ではタオルの貸し出しは行っていないので、買うか持参するかする必要がある。

 昨日は気づかず、フロントで教えていただいてデイリーヤマザキにあるポストに手紙を投函し、宿最寄りのバス停「曽我堂上」9時49分発の箱根登山バスで天山湯治郷に向かった。
 帰りは下り坂だし歩いちゃってもいいかしらと思って窓の外をじーっと見ていたら、バス停二つ分とはいえ結構な距離を走ったので諦める。意外と遠い。
 天山湯治郷最寄りの「奥湯本入口」で降りた。

天山湯治郷 バス道路から結構な急坂を少し降りたところに天山湯治郷がある。
 昨日、チェックインのときに「雨の日は日帰り温泉は混みます」と教えていただき、午前中のうちに来たのだ。
 まずチケットを売る券売機があり、そこから階段を上がったところが入口だ。
 折りたたみ傘だったからだと思う。フロントのおじさんにビニル袋を渡され、傘は靴箱に入れるように言われた。

 まずは温泉である。
 内湯がひとつ、露天に洞窟風呂(子宝の湯だそうだ)や、「最初に沸いた温泉」、白濁したお湯など、いくつもの湯船がある。
 しかし、雨である。
 洞窟風呂は熱気が籠もっていて暑い。
 一通りすべてのお風呂に浸かった後は、屋根のある浴槽でぼんやりした。

 天山湯治郷はお一人なら入れ墨を入れた方も利用いただけますと言っていて、そのためか、入れ墨を入れている方を何人かお見かけした。
 土曜とはいえ、雨の午前中だからか、それほど「大混雑」という感じもなく、湯船を独占できた時間も長い。雨と空気が冷たくてのぼせないのもちょうどいい。
 1時間くらい、お風呂を渡り歩いていたと思う。

須雲川 11時過ぎに一度あがって、館内にある「ボディケア 瀬音」に行ってみた。
 11時オープンなので、流石に予約をしていないと今すぐというのは無理だった。一番早くて11時50分からですと案内いただき、その時間で60分のボディケアを予約する。
 「ざしきぼっこ」と名付けられた仮眠できるスペースは男性が多かったので何となく気後れし、時間までその奥にある読書室で持参した大草原の小さな家を読んでいた。

 時間少し前に「瀬音」に戻るとすぐに案内いただけた。
 着替えますかと聞かれたけれど、スポーツウエアの上下だったのでそのままでお願いする。
 「特に疲れているところがおありますか?」と聞かれ、「それはもう、肩と背中と腰です!」と答えて担当のお姉さんに苦笑された。そりゃそうだろうと思う。
 それから60分、「もう、がんがんやっちゃってください」とお願いしたら、結構強めにマッサージしてくれた。有難い。

 寝ちゃうかと思ったけれど、あちこち強ばりすぎていて痛いところは痛く、流石に寝入るところまでは行かなかった。
 終わったとき、お姉さんに開口一番「いつもこんな感じなんですか?」と聞かれたから、相当にカタかったんだろうと思う。「すみません、鉄板が入っているみたいだと言われます」と答える。
 上半身がもうどうにもならないくらいガチガチでした、というお話だった。
 出していただいたハーブティが美味しい。

 温泉に浸かって、マッサージをしてもらって、流石にお腹が空いた。
 館内のお食事処の一つ「楽天」に行った。2階にある渡り廊下を渡って店内に入ると、「山法師」のメニューと両方を示されて「どちらがいいですか?」と聞かれる。入口は一緒だったらしい。
 せっかく養生の旅をしているところではあるけれど、お肉が食べたい。
 「楽天」でお願いする。

豚しゃぶ 猪とどちらにするか若干迷い、「山麓豚の湯くぐり」をお願いした。ラーメンかうどん(だったと思う)を選ぶことができ、うどんをお願いする。
 「ニンニクを入れていいですか?」と聞かれ、この後の予定も特にないことだし、もちろん入れていただく。
 温泉でしゃぶしゃぶを食べるなんて滅多にできることではない。
 お肉とお野菜のお皿が出てきたときには「こんなにたくさん?」とびっくりしたものの、もちろん、ごはんもおうどんもすべて完食した。
 大満足である。

 もう一度、お風呂に戻るのも面倒くさくなってしまい、13時50分発、昨日もお世話になった箱根湯本温泉旅館送迎シャトルバスで、箱根湯本駅に行った。
 天山湯治郷最寄りのバス停まで急坂を登る。それにしても、屋根と壁のある待合所があるのが有難い。
 明日は台風が来るそうなので、チェックアウトしたらそのまままっすぐ帰るつもりである。
 友人にお土産を送りたかったので、荷物の少ない今日のうちに手配をしましょうと思う。

 駅前で一番賑わっていた、グランリヴィエール箱根のラスクに即決する。プレーンとキャラメルアマンドとガーリックの3種類を選んだ。
 店内でははちみつチーズタルトが飛ぶように売れている。もの凄く気になったものの、お昼を食べたばかりでお腹いっぱい、しかも昨日購入したゆもちもいただけていない。
 次の機会に譲ることにした。

 ついでに、明日のロマンスカーの指定券も確保し、14時45分発の旅館送迎バスに乗って宿に戻った。土曜のこの時間、しかも雨だと流石に混んでいて、10分前くらいに乗り場に行ったらほぼ満員で、何とか通路に立って乗ることができた。
 フロントでタオルをお返しし、雨の中をうろうろして冷えてしまったのでお部屋で一休みすることもなく、そのままお風呂に向かった。

 チェックインが15時からだからまだ空いているだろうと向かった温泉には誰もいなかった。
 またしても独り占めである。嬉しい。
 今回も一番温い浴槽で半身浴をしつつ、ぼーっと雨を眺めていた。明るい時間に入る温泉っていいものだ。
 1時間以上も浸かっていたと思う。

 お風呂上がりに、先ほどお土産を送った友人に手紙を書き、天山湯治郷で読んでいた本の続きを揺り椅子に揺られつつ読み、ぼんやりしていたらもう夕食の時間である。
 お部屋に時計がないのは「時間を気にせずゆっくりのんびり」というコンセプトからだと思いつつ、お食事の時間が決まっているのでやっぱり小さなものでいいので時計があるといいなぁと思う。

黒胡麻豆腐 18時からの夕食は、昨日と同じ席を選んだ。
 お献立はこんな感じである。

生菜 畑のごちそうサラダ 自家製胡麻ドレッシング

椀物 赤出汁

小鉢 養生館の黒胡麻豆腐

温物 畑のおでん

強肴 揚げ出し豆腐

なめ茸向付 養生館のなめ茸

食事 微発芽玄米ごはん(新米)

甘味 豆乳寒天

 お酒は、いちご酒をロックでお願いした。
 思ったよりも甘くなく、いちごの香りがして美味しい。
 それにしても、昨日も今日も、夕食をいただいているとどんどん身体が温まってくるのが不思議だ。両日とも食べ終わる頃には何故か大汗になっていた。
 明日の朝食も8時半でお願いする。

 流石にこの日は土曜日で、昨日の倍くらいのお客様がいらっしゃったようだ。
 昨日は使っていなかった、大テーブルがあるスペースとは別の、個室にも出来るようなスペースも使われていたし、大テーブルにいた私とは背中合わせになるような形のカウンターにもお食事が用意されていた。
 男性お一人の方もいらしたのがちょっと珍しかった。

 お部屋で、ちょうど放映されていた世界バレー2018の女子の試合など見ながらお腹が落ち着くのを待ち、21時過ぎからもう1回お風呂に行って軽く汗を流し、22時半には寝てしまった。
 
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2018.10.07

箱根旅行記(2018)1日目

2018年9月28日(金曜日)

 今回の箱根旅行は、とにかくゆっくりのんびりと決めていた。
 というよりも、準備や下調べをしている余裕がなく、ゆっくりのんびりとしかしようがなかったと言える。
 そんな訳で、出発のこの日も朝は寝たいだけ寝て、起き出して、荷造りをして、お昼近くになってからミラコロを引きずって家を出た。
 2泊3日の箱根一人旅がそんな大荷物になったのは、「ゆっくりのんびり」のために本を3冊と雑誌を1冊持参したためだ。

 新宿に到着後、ミラコロが少しばかり邪魔だったのでコインロッカーに預け、まず、新宿郵便局に向かった。
 旅先からずっとご無沙汰している友人に手紙を書こうと便せんやペンやハサミに糊まで持参したのに、肝心の切手を忘れたのだ。コンビニでも買えると思うけれど、折角なら記念切手を貼りたい。
 記念切手を吟味し、秋らしい絵柄の切手を購入した。

お寿司 駅に戻り、お昼ごはんを食べるべく小田急百貨店新宿店で開催されている北海道展に行った。
 イートインができそうならお昼をいただき、大混雑していたら美味しそうなお弁当を買ってロマンスカーで食べようという目論見である。
 平日だったので会場全体が少しゆったりしているようだ。
 お店の名前はうっかりメモし忘れたけれど、小樽のお寿司屋さんに入り、お寿司をいただいた。
 美味しい。

 おやつを購入しようかと思ったけれど、お腹いっぱいすぎてとてもではないけれど選べない。
 箱根到着後に探すことにして、駅に戻った。ロマンスカーの運行状況を見ると、10分後の次は40分後である。
 40分も待っていられないと、10分後のロマンスカーの指定券を購入し、コインロッカーからミラコロを取り出して、慌ててロマンスカーに乗り込んだ。
 危機三髪くらいのタイミングだったと思う。

早川 平日昼下がりのロマンスカーはガラガラで、リクライニングを倒し、ぼーっと外を眺めていた筈が、気がついたら小田原だった。
 新宿から1時間以上眠りっぱなしだったようだ。我ながら疲れている。
 15時前に箱根湯本に到着した。
 2泊3日の予定のうちお天気がいいのも今日だけだし、ミラコロをコロコロと引きずって少し駅周辺を歩いてみる。早川の流れも綺麗だし、湯本富士屋ホテルにも一度くらい泊まってみたいものだと思う。

 箱根滞在中のおやつを用意しようと、ちもとに行った。店舗の2階にカフェをオープンさせていて、そちらに若い女の子たちが並んでいた。こちらも行ってみたいものだと思う。
 店舗の方は比較的ゆったりしていて、迷った末にやはり「定番」のゆもちを購入した。10月1日まで日持ちします、冷蔵庫には入れないでくださいということだったので、食べきれなかった分はお土産にもできる。

ソフトクリーム 明日明後日は雨だしそんなに暑くはなるまいと、箱根焙煎珈琲で、珈琲牛乳ソフトをいただいた。
 「柔らかいので、持ち方に気をつけてくださいね」と言われて渡される。
 甘さ控えめの珈琲の香りがするソフトクリームは美味しかった。
 一緒に、コーヒー豆も購入する。「しまった、挽かずに豆のままが欲しいって言えば良かった!」と後で思ったら、元々が豆での販売だったらしく、袋に触ってみたら豆の手触りだった。嬉しい。

 ソフトクリームを食べ終えて駅に戻ろうと歩いていたら、路地を少し入ったところにひよりというお店を見つけた。
 ロマンスカーの車内にあった雑誌に、こちらの「しゃぼん」が載っていたなぁと思い出し、ミラコロが邪魔ですみませんと思いつつ店内にお邪魔した。
 しゃぼんよりもむしろ「洗顔用 こんにゃくスポンジ」が気になったけれど、手入れがなかなかに大変そうだったので諦めた。こういうところで面倒くさがってはいけないのである。

 ホームページにはないようだけれど、店内にはあぶらとり紙が幾種類も並べられていて、むしろこちらがメインのようにも見える。
 香りをつけたもの、お肌に良い成分が入っているものなどなど、種類も豊富である。
 しばし迷った末、「箱根らしさ」をポイントに、富士山の絵が描かれたパッケージの一番オーソドックスなあぶらとり紙をお土産に購入した。

ロビー 30分おきに湯本駅前から湯本温泉の宿を回っている、宿泊客用の乗合バス(Bコース 早雲通り)に乗り、10分もかからずに今回2泊お世話になる養生館はるのひかりに到着した。
 同じバスに、同じく女性一人旅らしい方が乗っていらした。
 チェックインは一人ずつ(というか一組ずつ)行われるようで、宿帳を書き、生姜湯をいただきつつ順番待ちだ。

 待つことしばし、テーブルと椅子のあるスペースでご説明をいただいた。
 宿のこと(フロントの開いている時間や、駅までの交通、お支払い方法、お食事の場所や浴衣とスリッパでOKなこと等)、温泉のこと(1階と2階にあり夜中の0時に交換になること、私は2泊お世話になるのでその中日のこと(予約制で昼食を用意いただけることや、天山湯治郷について)、お部屋のこと(館内案内図、タオルと浴衣は2泊分用意されていてお布団はセルフで敷くこと、滞在中に宿の方はお部屋に入らないこと)等々、盛りだくさんである。

 和室10畳のお部屋をお願いしていたところ、一室だけ4階にある「桜」というお部屋をご用意いただいた。
 「菊」というお部屋の真上にあるそうで、「以前にお泊まりになった方がお部屋でラジオ体操をされて・・・」と注意があったときには、思わず吹き出してしまった。
 それは確かにジャンプしたら階下の部屋の方にはもの凄い振動だったろうと思う。

窓からの眺め お部屋にご案内いただきつつ、読書室の場所(100円でコーヒー・紅茶をセルフでいただける)、温泉の場所、水屋の場所(コップやお茶パック、氷等が用意されている)を教えていただき、お部屋に到着した。
 4階にある「桜」のお部屋は、敷地内の木よりも高いところになって、窓からの眺めが良い。
 2面に窓があり、冬は寒くてこのお部屋だけこたつを用意するとおっしゃっていたけれど、それでも一番人気なのだそうだ。
 何だか嬉しい。

館内館内 せっかちな私は、かつ、お天気がいいのは今日だけだという思いもあり、お茶菓子も用意されていたのに頂きもせず、館内探検に向かった。
 民芸調というのか、濃い色の柱に白壁が落ち着く。懐かしい感じがする。
 ついでに、宿の周辺の様子も見ておこう、外観の写真も撮らなくっちゃと靴に履き替える。
 我ながら阿呆である。全くゆっくりのんびりではない。

外観 バスが走っている道路に面してこの入口がある。
 凄く奥まっているという訳ではない。
 道路に出て、真正面に箱根湯本駅方面の路線バスの停留所がある。元箱根に行くバスのバス停は、宿を出て右に少し下ったところにある。逆に左に少し上がるとデイリーヤマザキがある。
 何というか、もっと奥まった感じを想像していたので、ちょっと意外だった。

お部屋 お部屋に戻ったのが16時半くらいだった。
 お茶を淹れ、お部屋に用意されていた「箱根坂の詩」というお菓子と一緒にいただく。
 和室は畳にごろんとできるのがいいなぁと思う。窓際の揺り椅子も気に入って、「ずり落ちる〜」などと思いながらここに座って本を読んだりしていた。

温泉 夕食は18時にお願いしたので、さっぱりする時間はあるだろうと、17時少し前に温泉に行った。
 昼の12時から夜の12時まで、2階にある広い方の温泉が女湯になる。
 ちょうどどなたもいらっしゃらない瞬間があったので、写真を撮らせてもらってしまった。
 奥から手前にかけて、順番に温くなって行く。窓が大きく開かれて、露天ではないのに開放感がある。その窓際にハッカオイルを使った虫除けスプレーが置かれていた。
 奥から順番に仕切られている下にお湯が通る握りこぶしくらいのトンネルがあって、手前の湯船からは常にお湯が溢れている。
 贅沢だ。

 そして、18時から夕食である。
 私は大テーブルの一番奥まった席を選んだ。窓際の席に着いた方々の向こうにお庭も見ることができる。そして、配置として誰かの視界に入るということもないのが落ち着く。
 総じて、女性一人の方が多いようだ。
 「養生」の宿ではありつつ、お酒も用意されている。自家製の果実酒が何種類もあって、その中から柑橘酒のソーダ割りをお願いした。

 お夕食の献立はこんな感じである。
 動物性タンパク質は使われていない。500kcal未満だそうだ(私はお酒をいただいてしまったので、間違いなく500kcalを超えたと思う)。
 大根おろし餅は席に着いてから揚げたてが運ばれてきた。
 お酒を頼むと、御飯とお椀をどうするか聞いてくださるので、後で持ってきてもらうようにお願いする。

野菜の味噌煮込み畑のごちそうサラダ生菜 畑のごちそうサラダ、活醤油仕立ての豆乳ソース

椀物 きのこ汁

小鉢 白胡麻豆腐

温物 野菜の味噌煮込み

強肴 大根おろし餅のあられ揚げ

向付 牛房の胡麻酢和え

御飯とお味噌汁食事 微発芽玄米ごはん(新米)

甘味 さつま芋の葛羹

 食卓には、辛味噌(ちゃんと説明があったけれど忘れてしまった)とごま塩が置いてあって、サラダをいただいている途中でソースに辛味噌を混ぜたら、目先が変わってなかなか楽しかった。
 ごはんをお願いしたところで、黒豆茶を出してくださる。急須でいただけるのが有難い。
 柔らかい味のお茶である。
 食事中に、明日の朝食の時間の確認があり、同じお席に着いてくださいという案内があった。

 最初は少なめかしらと思ったけれど、不思議と苦しいくらいにお腹がいっぱいになった。
 ごはんをお代わりするまでもない。
 45分かけていただいた後、お部屋に戻って1時間弱、そのままお布団も敷かずに畳の上でうたた寝をしてしまった。
 温泉が効いたのか、お酒が効いたのか、その両方か、あるいはお食事効果なのかも知れない。
 お腹が落ち着くのを待って、お布団を敷いた。温泉に行って帰ってきたらすぐに眠りたくなるに違いない。

 21時過ぎに温泉に行ったら、入れ替わりにお一人があがられた。独り占めである。
 食事前に入ったときには慌ただしくてそんなことも考えなかったけれど、無色透明で香りもほとんどない。
 泉質は「ナトリウム.カルシウム‐塩化物.硫酸塩 温泉」だそうだ。
 一番温い浴槽は、半分くらいが一段高くなっていて、半身浴にちょうどいい。そこに陣取って、1時間くらいぼんやりお湯に浸かっていた。

 1時間くらい温泉に浸かり、お部屋に戻って23時前に眠ってしまった。

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2018.09.30

無事、帰宅する(箱根2018)

 2018年9月28日から2泊3日で、箱根に養生&湯治(笑)に行って来た。

 昨日から「台風が来る」とニュースで言っていたので、今日は、私にしては珍しく観光することもなく、宿を出てそのまままっすぐ帰宅した。
 「せっかく日差しも出ていたのに」と思っていたけれど、結果として箱根でも自宅近くでも雨に降られることはなく、帰宅して1時間後くらいに結構な勢いで雨が降り始めた。

 今回の旅行にかかった費用は概ね50500円だった。
 ここには、交通費、宿代、食事代、日帰り温泉(マッサージ含む)等が含まれるが、お土産代は含まれていない。

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2018.09.28

箱根旅行(2018)に出発する

 今日から2泊3日で箱根に「養生の旅」に行ってくる。
 昨日までやたらと忙しかった&ストレスフルな毎日だったため、何の準備もしていない。
 せっかく今日はいいお天気だから観光くらいしようかしらとも思ったけれど、どうにも下調べをする元気がないので、宿に直行しようと思っている。

 行きの切符を当日に購入し、出発時刻も決めていないなんて、一人旅でさえ初めてだ。

 荷造りしながら作成した持ち物リストは以下に。

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