2020.12.29

「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」を読む

 2020年12月、「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」を読んだ。
 なかなか国内旅行もままならない昨今、「日本の温泉を楽しむ」テーマの本に手が伸びる。
 こちらは、「温泉」に加え、一人で飲むお酒(というよりもお酒も飲みつつ食べるごはん)と、一人での山登りについても書かれている。

 それを「女」一人でやるところがポイントだ。
 とはいえ、ここまで肩肘張らなくても大丈夫なのでは? とも思う。
 そこは、著者とこちらの年齢差故だろう。

 こちらも年齢差故だと思いつつ、語尾が「〜のです」「〜ですよね」であることが多いところが若干気になった。
 そこは「〜です」でもいいのでは? とか、そこで同意を求められてもなぁ、とか、揚げ足取りみたいで申し訳ないと思いつつ、気になると内容に集中できなくなってしまい、残念である。

 何だかんだ言いつつ、具体的なお店や温泉や山の話も出てきており、楽しく読んだ。
 著者のブログも拝見し、さらにお店や温泉の詳細を知りたければ著者のブログを見れば良いということね、と納得した。

 早く「実践」したいなぁと思いながら再読している。

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2020.12.20

宿をキャンセルする(山中温泉)

 2021年最初の三連休に母と山中温泉旅行をする計画を立てていた。

 2020年11月下旬に宿の予約を入れたものの、その頃から新型コロナウイルス感染症の陽性者数がじわじわとと言うよりはもっと大きく増えてきて、母は「やっぱり止めよう」「行けないよ」と言い出していた。
 私の方は「直前まで様子を見ようよ」と言っていたところ、12月14日、GOTOトラベルの全国一斉停止が決定された。

 GOTOトラベルが使えないだけで、旅行や県境を越えることが禁止されたり自粛要請されたりしている訳ではない(と理解しているがどうなんだろう)ものの、こうなると「旅行に行っても心から楽しむことはできない」だろうことは想像がつく。

 17日、宿の予約をお願いしていた旅行社さんから、GOTOトラベルが停止されたため、GOTOトラベル分の金額を追加で入金するか、全体をキャンセルするかどちらにしますかという電話が入った。
 申込みをした支店自体は定休日であるにも関わらず、どうやら予約者全員に電話をかけて連絡を取っているらしい。

 申し訳ないことながら、キャンセルをお願いした。

 母も「温泉に行きたい」とは言っている。
 また近いうちに心おきなく旅行出来る日が来るよう願っている。

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2020.12.12

次の旅計画(海外編 覚え書き その5)を考える

 2020年は、3年振りに海外脱出ができなかった。
 2019年末から2020年始にかけてカンボジアに行っているけれど、気分としては「2020年は海外脱出できなかった」という感じだ。

 新型コロナウイルス感染症が終息し、気軽に海外旅行に出かけられる日が来るよう願いを込めて、久しぶりに「今行きたいところ、やってみたいことの覚え書き」の海外編を更新した。

 今現在の、私の行ってみたいところ海外編(順不同)。そしてその後の状況である。

その1(2007.7)より
・ヨルダン(ペトラ遺跡に行って、死海に浮かぶ)
  ->2010年9月に達成
・グアテマラ(できればティカル遺跡のピラミッドに上ってみたい。)
  ->2012年12月、マヤ暦が切り替わるその日にティカル遺跡に行けた
・シルクロード(中国も、中央アジアも)
  ->2011年9月、ウズベキスタンもSILK ROADの一部だ
・カナダ(星野道夫ファンではないけれど、クィーンシャーロット島へ)
  ->2013年6月、念願のクィーンシャーロット島に行って来た
・オーロラ(カナダでも、アラスカでも、北欧でも)
  ->2012年3月、イエローナイフでオーロラを見た!
・ニュージーランド(トレッキングする体力があるかどうかが問題)
  ->2018年1月、世界で一番美しい散歩道 「ミルフォード・トラック」を3泊4日で歩いて来た
・カンボジア(アンコールワットが崩れないうちに)
  ->2019年末から2000年始にかけてアンコール遺跡に行って来た
・チュニジア(モロッコよりも何故か郷愁を誘われる)
・チベット(青蔵鉄道に乗ってみたい)
・台湾(新装なった故宮博物院へ)
  ->2013年10月、職場の友人と台湾旅行
・エジプト(ナイル川クルーズでゆったりと)
  ->2007年から2008年にかけての年末年始にエジプト旅行を決行
   ただし、ナイル川クルーズはしなかったので、達成できたかどうかは微妙
・ベネズエラ(エンジェル・フォール!)
  ->2009年8月に決行

その2(2009.9)より
・南アフリカ共和国(本家のオリエント急行は廃止が決定してしまった)
・ハワイ島(キラウエア火山とか、すばる望遠鏡とか)
・アラブ首長国連邦(30年前とどう変わっただろう)
・スペイン(サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩いてみたい)

その3(2015.5)より
・ウユニ塩湖
・フェルメールの絵を見に世界各地の美術館へ

その4(2017.12)より
・オーストラリア(THE GHANに乗って大陸縦断)
・アラスカ(デナリ国立公園の最奥に泊まってマッキンリー山を見る)

その5(2020.12現在)
・香港(香港トレイルを歩く)
・ネパール(ヒマラヤ展望を楽しみながら軽めのトレッキング)
・ベリーズ(ブルーホールとマヤ遺跡とATM洞窟)
・オマーン(赤い砂漠とキャニオニングとオアシスでのハイキング

 また、思いついたら(思い出したら)追加しようと思う。

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2020.12.10

行き帰りの足を確保しそこねる(山中温泉)

 2020年12月9日と10日にえきねっとで事前申し込みをしていた往復の新幹線のチケットについて結果メールが入った。

 往復とも、「満席のため、ご用意できませんでした」という結果だった。
 自分もその一人ではあるけれど、年明けに新幹線で移動しようという人がこれほど多いのかと驚いた。

 えきねっとにログインしてみたところ、前後の新幹線も含めれば10%割引の分には若干の残があるようだった。残というよりはキャンセル分なのかも知れない。

 確認してみたら、東京ー金沢間には新幹線回数券の設定がないようだ。
 だとすると、金券ショップでも販売されていない可能性が高い。
 このところ、新型コロナウイルス感染症の陽性者数が増えていて、母は旅行に行く気分でもなくなってきている模様だ。
 旅行自体のキャンセルもありそうだし、割引率の高い分までキャンセルが出ないものか、しばらく様子を見てみようと思う。

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2020.12.06

行き帰りの足の予約申込みをする(山中温泉)

 母と年明けに温泉に行こうという話になり、2020年11月下旬に宿を予約した。
 そのとき、母に「飛行機でも行けるよ?」と聞いてみたところ、「飛行機は面倒臭い。電車が良い。」という回答だった。

 それならばと新幹線のチケットを取るべく久々にえきねっとを見てみたところ、50%と破格の割引のチケットがあったり、トクだ値で購入するチケットはeチケットのみになっていたり、色々と変化があったらしい。
 50%割引と言われれば、「eチケットって何よ? 面倒臭い!」というココロも引っ込もうというものである。

 行きと帰り、それぞれ1ヵ月前の平日10時に申し込むことはなかなか難しいので、今日のうちに予約申込みを入れた。
 概ね帰りの電車はその場で決めることが多いので、最初から決まっているのはちょっと厳しいものの、予約変更も可能だし、母と二人だし、何とかなるだろう。

 準備を進めつつ、新型コロナウイルス感染症が落ち着いて、旅行できる状況になることを願っているところである。

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2020.12.05

大府平温泉旅行記の入口を作る

20201108_074816 ここは、2020年11月に大府平温泉旅行に出かけた旅行記の入口である。

 ホテリ・アアルトでのんびりお籠もり旅をする予定が、思いがけずお天気に恵まれて、ホテル敷地内の散歩はもちろんのこと、紅葉の五色沼や黄葉の鶴ヶ城を楽しみ、念願の(?)漆器の丼を購入することができ、充実した旅となった。

 以下の日付をクリックすると、旅行記に飛べるようになっている。

 2020年11月7日(土曜日)

 2020年11月8日(日曜日)その1

 2020年11月8日(日曜日)その2

 持ち物リスト(大府平温泉編)

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2020.12.04

次の旅計画(国内編 覚え書き その16)を考える

 2020年の内にもう1回旅行することはどうやらなさそうで、経県値マップ【生涯経県値】を更新しようと思い立った。
 しかし、今年はそもそも2回しか国内旅行をしていないし、「初めて宿泊した県」がなく、経県値&経県マップは昨年末と同じだった。

 昨年末から引き続いての私の「経県値&経県マップ」は、こちらである。
 47都道府県制覇への道はまだまだ遠い。

 旅したことがあるかどうかがテーマなので、サイトの趣旨とは外れるかもしれないけれど「住んだことのある県かどうか」は外し、あくまで「宿泊したか」「観光したか」に絞ってマークした。

 「宿泊した県」の詳細は以下のとおりである。
 複数回訪れた県の情報は、最新のものに更新した。

 北海道(2014秋、旭山動物園と寝台特急北斗星)
 青森県(2019夏、母と奥入瀬ツアーで奥入瀬渓流泊)
 宮城県(2014春、母と三春の滝桜ツアーで作並温泉泊)
 秋田県(2019夏、母と奥入瀬ツアーで十和田湖畔泊)
 山形県(2012夏、母と月山・鳥海山ツアーで湯野浜温泉泊)
 福島県(2020秋、ホテリ・アアルトと、紅葉の五色沼と鶴ヶ城)
 茨城県(2019GW、湯の澤鉱泉へ女3人旅))
 栃木県(2020春先、大丸温泉で混浴露天風呂)
 群馬県(2016冬、母と草津温泉へ)
 埼玉県(2016GW、秩父へ女3人旅)
 千葉県(2014初夏、勝浦でタラソテラピー)
 東京都(2010秋、汐留のホテルで女3人レディースプラン)
 神奈川県(2019初冬、観劇と美術鑑賞とカプセルホテルと中華粥)
 新潟県(2019秋、栃尾又温泉でプチ湯治)
 富山県(2007秋、立山黒部アルペンルート)
 石川県(2015夏、母と奥能登へ)
 福井県(2010冬、福井駅前に泊まって永平寺の冬の燈籠まつりへ)
 山梨県(2012夏、母と山梨県立美術館と葡萄狩りの旅)
 長野県(2013夏、母と白馬再々訪)
 岐阜県(2018夏、母と下呂温泉へ)
 静岡県(2015GW、熱海温泉で女3人旅)
 三重県(2008冬、母と伊勢神宮へ)
 京都府(2018冬、妙心寺東海庵のお庭)
 大阪府(海遊館目当てで)
 奈良県(2013春、母と吉野の桜)
 和歌山県(2006GW、熊野古道)
 島根県(2019春、出雲大社へ)
 岡山県(倉敷の大原美術館へ)
 広島県(高校の修学旅行以来)
 熊本県(高校の同級生と阿蘇山へ)
 大分県(別府と由布院へ女3人旅)
 宮崎県(高校の同級生と高千穂へ)
 鹿児島県(2017秋、母と屋久島へ)
 沖縄県(2016春、昨年のリベンジ、そして長年の夢だった八重山へ母と)

 2020年は一人旅(年末年始の海外ツアーを含む)しかしていない。
 2021年始め、久々に母と二人旅の予定である。それまでに新型コロナウイルス感染症が落ち着いていることを祈っている。

 次の旅計画候補は以下のとおりである。

・白神山地(世界遺産のブナの森を歩きたい)
・四万十川を見る(実は四国に行ったことがない)
・大阪の国立文楽劇場(せっかく文楽を見るのなら専用劇場で)
・イサム・ノグチ庭園美術館(香川県にあるらしく、しかも事前予約制であるらしい)
・高知県立美術館(シャガールのコレクションが1300点!)
・萩・津和野・秋吉洞(高校生の頃、新井素子の「あなたにここにいてほしい」を読んで行きたいと思ったことを思い出した)
・青春18きっぷの旅をする
・羽島に行って円空仏を見る(北森鴻の小説の影響である)
・平泉で芭蕉を偲ぶ(そういえば中尊寺に行っていない)
・高野山で宿坊に泊まる
・釧路から羅臼まで最長路線バスの旅(流氷リベンジを兼ねて)
・箱根の温泉に宿泊して箱根駅伝応援!
・出雲大社にお参りして出雲駅伝応援!
・紅葉の時期に比叡山延暦寺の宿坊に泊まる
・蟹三昧!
・四国でお遍路
・V字回復したハウステンボスと、世界遺産・軍艦島と
・山辺の道を歩く
・奥入瀬を端から端まで歩く
・赤倉観光ホテルに泊まって雲海を見たい
・祖谷温泉

 また思いついたら(思い出したら)追加しようと思う。

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2020.12.03

「女ひとり温泉をサイコーにする53の方法」を読む

 2020年12月、幻冬舎から新刊で出た「女ひとり温泉をサイコーにする53の方法」を読んだ。
 11月初旬に福島に旅行に行ったとはいえ、やはり、思うように出かけられない昨今で、旅行記よりもこういった指南本的な本をついい手に取ってしまう。

 タイトルのとおり、女ひとり温泉を楽しむコツを集めた、(著者ご本人も本文に書いているとおり)初心者向けに書かれた入門編、ときどき応用編、という感じだ。
 海外の温泉についても書かれている。

 秘湯巡りには車があった方がいいというのはその通りだと思うけれど、もう20年以上運転していないペーパードライバーの私にはなかなかハードルが高い。
 併せて、公共交通機関を使っての旅についても書かれているのは嬉しい。

 この本を読んで、「温泉ソムリエの資格についてちょっと調べてみよう」ということと「ぜひ祖谷温泉に行ってみたい」ということと、二つが特に印象に残った。

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2020.11.29

大府平温泉旅行記2日目その2

2020年11月8日(日曜日)

 送迎のワゴンはホテリ・アアルトを11時45分に出発し、猪苗代駅まで、車窓からの黄葉を楽しんだ。
 少しずつ雲が広がってきているのが心配である。

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 25分くらいでホテルの送迎ワゴンが猪苗代駅前に到着した。
 友人に書いた絵はがきを駅前のポストに投函し、12時29分発の電車を待ちつつ駅のベンチでメモを書く。
 同じワゴン車で来た方々はみなさん郡山方面のホームで電車を待っており、会津若松方面のホームにいるのは私だけだ。

 猪苗代駅に入ってきた電車がいっぱいであららと思ったら、乗客の多くは阪急トラピックスのツアーの方々で、みなさん猪苗代駅で降りられていた。
 なので車内はガラガラである。
 猪苗代駅から会津若松駅までは各駅停車で30分くらいだった。

 猪苗代駅に着いてまずみどりの窓口に行き、七日町から西若松、会津田島経由北千住行きの切符を買えるかどうか聞いてみた。
 七日町駅は無人駅なので、どう考えても4社にまたがる切符は買えそうにない。
 しかし、みどりの窓口でもこういう切符は買えないそうだ。車内で精算してくださいという説明だった。

 次に観光案内所に行き、会津若松城への行き方を尋ねたところ、まちなか周遊バスが便利だという。13時15分発のあかべぇ号に乗ってしまうと40分くらいかかってしまうので、あと5分待って13時20分発のはいから号に乗ってくださいと案内も親切だ。
 会津若松城から七日町駅まで徒歩でどれくらいかかるかと聞いたところ、街歩き用の地図もいただけた。大体20分くらいらしい。

 もう13時を過ぎてはいるけれどお腹は全くすいていない。お昼ごはんはなし、おやつをどこかで食べようと決め、「はいから号」と名前の付いた普通の路線バスに乗り、20分くらいで鶴ヶ城入口に到着した。
 そういえば、バスが発車してすぐくらいだったか、汽笛の音が聞こえてきた。SLばんえつ物語号が到着したところだったのかも知れない。
 SL磐越号で新津まで行き、新潟を回って帰ってくるという旅程も楽しかったかもと思ったりした。

20201108_134825 バス亭「鶴ヶ城入口」から鶴ヶ城(バス亭の名前や、いただいた地図の表記に従って名称の記載を変える)まで歩いてすぐだった。
 まちなか周遊バスには「鶴ヶ城」という名前のついたバス亭がいくつかあってどこで降りるか若干迷ったけれど、王道で「入口」のバス亭で正しかったようだ。
 お城まで歩く途中、「枡形」といって石垣が組まれ、門があり、敵が攻め込んできたときに三方から攻撃を仕掛けられるよう工夫した、城の防御の仕組みを見ることができた。

 鶴ヶ城は、日本のお城の天守閣としては唯一現存している、赤瓦で屋根が葺かれたお城である。
 前身の黒川城を葦名直盛が築き、蒲生氏郷が1590年に城主となり、93年に七層の天守閣を完成させて名前を鶴ヶ城に改めたそうだ。

20201108_135936 鶴ヶ城は、建立の歴史よりも、戊辰戦争で朝敵とされた会津藩が新政府軍と戦い、1ヵ月に及ぶ籠城線の後に明け渡されたという「最期の歴史」の方が知名度が高いと思う。
 もっとも、戊辰戦争のときに鶴ヶ城が落ちたと思っていたら、実際は鶴ヶ城自体は戊辰戦争を持ちこたえており、明治になってから廃城とされている。今の鶴ヶ城は、昭和40年に再建されたそうだ。
 知らないことばかりである。

20201108_13550120201108_135516 現在の鶴ヶ城の内部は歴史資料館となっていて、また天守にも登れるようになっている。
 しかしあまり時間もなかったし、何より鶴ヶ城に来たのは見頃だという紅葉が第一の目的だったので、城内の見学はパスして鶴ヶ城公園を楽しむことにした。

20201108_14032320201108_140358 公園内には、県の重要文化財にも指定されているという茶室「麟閣」が復元されている。
 お抹茶付きの入場券と買い求め、庭園に入った。

 お茶室に上がることはできないけれど、開け放たれた障子から中を覗くことができる。
 床の間に「日々是好日」の掛け軸が下がっているのを見つけて、何となく嬉しくなる。
 そして、お庭の紅葉も見事である。

 麟閣は、いわゆる「文化人」でもあった蒲生氏郷が、千利休の死後に、その子どもである少庵をかくまい、匿われている間に少庵が氏郷のために造ったと伝えられている。
 ここで少庵が助けられず、氏郷や家康が秀吉に千家復興を願い出ることがなかったら、今に続く茶道の表・裏・武者小路の千家はなかった、かも知れない。
 何だか歴史の裏を見ているような気持ちになる。

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 お庭に置かれたベンチでお抹茶と、皮に米粉と山芋が使われているというじょうよまんじゅうをいただき、もう1回、お庭の紅葉を眺めてから麟閣を後にした。
 上手く写真には撮れなかったけれど、このお庭からは鶴ヶ城の天守を望むことができる。なかなか贅沢な眺めだ。

20201108_14232520201108_142140 最後に鶴ヶ城と紅葉の組み合わせをもう一度堪能し、七日町駅に向けて歩き始めた。
 七日町駅までは、来るときに乗ったはいから号が走ってきた道を概ね逆に歩いて行く心づもりである。
 途中、雨がぱらついてきて、どうしようかしらと思ったけれど、すぐ止んで傘を差すまでもなかったのが有難い。

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 時間があったら日本酒の酒蔵で試飲をしたり、野口英世が15歳から19歳までをこの街で過ごしたことを記念して整備された「野口英世青春通り」を巡ったりも楽しそうだった。
 青春通りには、野口英世が手の手術を受けた医院を改装した會津壹番館という喫茶店もある。もうちょっとお腹に余裕があったら一休みするところである。

20201108_145955 七日町通りまで早めに戻ったのは、会津漆器の丼を購入するためである。
 白木屋漆器店の店内にある資料館(室)を見学させていただいたりしつつ、「ラーメンやうどんをよそう丼」を探す。

 福西惣兵衛商店で「この中間の大きさの器があったらぴったり!」という感じの大小の器を見つけ、お店の方にお聞きしたら「そちらは人気の品で売り切れてしまっています」というお答えである。それは残念! と粘っていたら、「これはあともう1回塗りを重ねる予定のものです」とおっしゃって奥から作成途中の器を出してきてくださった。
 これだ! と思う。

 店頭にある同じシリーズの器と比べると、つやがあって光っている。もう1回塗ると、ずっとマットな感じになる。
 また、当然のことながら塗りの回数を重ねた方が丈夫である。
 光った感じの器も良かったけれど、比べると、もう1回、漆塗りを重ねたものの方がやはり良い。
 「送料がかかってしまうけれど送ることもできます」と言っていただき、もう1回塗って仕上げたものを二つ送ってもらうことにした。

 ここで、もう一つ迷ったのが、色である。
 二つ購入するつもりである。器は同じデザインで赤と黒とある。赤二つにするか、黒二つにするか、赤と黒一つずつにするか。
 漆塗りとしての性質は赤と黒で違いはないそうだ。
 こちらも散々迷い、お店の方に「どっちがいいと思います?」と無茶振りし、赤二つを購入し、地域共通クーポンも全額ここで使用した。
 漆塗りの器の扱いを聞いたところ「肌を扱うように扱ってください」という回答だった。

20201108_154237 ミッションを達成し満足して七日町駅に向かう。
 途中、ほしばん絵ろうそく店に立ち寄り、手描きのろうそくを購入する。お店のご主人のお話では、「ほぼ日本ではここだけ」という、昔ながらの工程でろうそくを作っているそうだ。
 元々は会津藩お抱えだったという。
 400年前から続く伝統柄だと教えていただいた、黒と赤と黄で描かれた菊のものと、牡丹のものと、一番小さいサイズで2本を購入した。

 こちらでは芯などもすべて手作りでろうそくを造っているそうだ。もっとも、芯の元になる植物は北限が茨城県辺りで、会津若松周辺では育てることはできないという。
 ろうそくの大きさに合わせ芯の太さも調節してあるので、液だれも起きず、最後まで表面に描かれた絵を楽しむことができる。
 はぜろうで造っているためろうそくは時間が経つと粉を吹いたようになるので、できれば落ち着くまで2年くらいは飾っておいて、粉を吹いたら布で優しく拭ってください、というお話だった。

 また、会津長門屋という和菓子のお店に立ち寄り、バラで購入できるお菓子をいくつかお土産に買い求める。
 伊勢志摩サミットで各国首脳へのお土産の一つだったという香木実というお菓子がとてもとても気になったのだけれど、木箱に17個入りのもののみで、これはちょっと多いよなと思って見送った。

20201108_161545 16時過ぎに七日町駅に到着した。
 七日町駅にはカフェ兼会津17市町村のアンテナショップである「駅カフェ」がある。
 こちらで休憩を兼ねてお昼兼おやつを食べようかと思っていたら、何故かこの期に及んでもお腹が空いていない。また、駅弁のようなごはんになるものは販売されていないようで、ここで購入して電車で食べるというのも難しそうである。

 雨も降り出したので街に戻ってお弁当屋さんを探すのも面倒で、会津田島駅で購入できるかも知れないし、北千住駅に着くのが21時前だから、北千住で食べるという方法もあると腹をくくった。お茶も持っているし、まぁ何とかなるだろう。

 16時49分発の会津鉄道が走らせているリレー号に乗り込んだ。
 リレー号という名前が付いていて、会津若松駅から西若松駅まではJR、西若松駅から会津田島駅までは会津鉄道と、二つの会社にまたがって運行されている。
 けど、一両編成の普通の車両だった。

 このリレー号の車内で会津田島駅から会津高原尾瀬口駅までの会津鉄道、会津高原尾瀬口駅から新藤原駅までの野岩鉄道、新藤原駅から北千住までの東武線を含め、四つの会社にまたがる切符を購入できた。
 会津田島駅から乗車するリバティの特急券を持っていますかと聞かれたから、恐らく、特急券の購入も可能だと思う。ただし、現金のみの取扱だった。

 何だか遅いなぁとは思っていた。
 養鱒公園の手前くらいだったか、車掌さんから「雨と落葉で車輪が空転してスピードが出ず遅れています」というアナウンスがあった。
 嘘でしょと思って窓の外を見ると、車輪が空転しているからなのか風で落葉を巻き上げている。
 気がついてみれば、スタックしたときの車輪のような音がしている。あるいは、坂道発進に失敗し続けている感じがある。
 歩く方が早いんじゃないかくらいのスピードだ。

 車掌さんは運転席と車両後方を行ったり来たりしつつ、どこかに電話で連絡を取ったり、窓から身を乗り出すようにして車輪の様子を見たり、アナウンスをしたり忙しい。
 「15分遅れです」と言われ、リバティに乗れるかしら、乗れなかったら家に帰れるかしらと若干不安になる。しかし、車内に10人以上20人未満くらいの人がいて、多くはリバティに乗り換えるのだろうに誰も慌てていない。「乗り継げますか」と聞く人もいない。落ち着いたものである。

 結局、リレー号は15分遅れのまま会津田島駅に到着した。
 しかし、折り返しのリバティ号もやはり車輪が空転して遅れているそうで、我々は一旦改札を出て駅の待合室で待つよう指示される。
 改札の外に売店やまびこがあって、売り場を覗いたら三つくらいお弁当があり、いずれも半額になっていた。
 おにぎり弁当(290円が半額の150円!)を購入し、店頭の電子レンジで温めさせていただいた。
 確実に購入するには、こちらでは名物の松茸弁当なども販売されているし、電話で取り置きをお願いするのがいいようだ(実際、そういう風にされている方がいらっしゃった)。

20201108_180729 特急リバティは、10分遅れくらいで到着し折り返したと思う。
 駅員さんに言われるままに改札を戻り、乗り込んだので、あまりよく覚えていない。
 流石にお腹が空いていて、動き出すなり、おにぎり弁当をぱくつく。梅と鮭のおにぎりだ。
 リバティの車内はガラガラである。

 リバティはかなりがんばって遅れを取り戻したようで、ほぼ定時に北千住駅に到着した。
 無事、帰宅した。

 2日目の歩数 20665歩

 大府平温泉旅行記2日目その1 <-

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2020.11.28

プロフィール写真を変える(大府平温泉)

 2020年11月7日から1泊2日で大府平温泉に行って来た。
 雨の予報だったけれど2日目の午前中は青空が広がり、紅葉の五色沼を楽しむことができた。

 プロフィール写真に選んだのは、毘沙門沼の真っ赤なもみじである。

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