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2013.11.10

台湾旅行記2日目その1

2013年10月20日(日曜日)

 7時に目覚ましをかけてもらったら、お姉さんの携帯は「休日設定」になっていて、目覚ましは鳴らさないようになっていたそうだ。最近の携帯電話はそんな機能も持っているのねと思う。
 カーテンを開けるといいお天気である。
 早速、ロビーに朝食を食べに行く。

朝食 朝食チケットを渡すと、「この席で食事しています」というカードを手渡された。何だか日本の大型ホテルのようである。
 ビュッフェ形式の朝食には、和洋中が揃っている。和食とはいってもごはんとお味噌汁、冷奴(他にもあったかも知れないけれど)くらいだけれど、それにしても豊富なメニューである。
 ホテルに泊まって和洋が用意されているビュッフェ形式の朝食では、ほぼ必ず洋食を選ぶ私だけれど、今回ばかりは中華を選ぶことにした。

 シェフのお姉さんが作ってくれる麺類のコーナーで米粉を使った麺を頼むと、塩味のあっさりスープにお魚のすり身の団子を入れたスープ麺を作ってくれた。他に点心や野菜炒めにゆで卵の烏龍茶煮、スープを選ぶ。飲み物として烏龍茶が普通に用意されているのは当たり前なのかも知れない。
 あとはフルーツとコーヒーにして、最後だけは洋風だ。
 控えめに取ったつもりが、お腹が一杯になった。 

 腹ごなしも兼ねてホテルの周りの散歩に出ようとしたところ、ホテルの裏側に出られるドアに向かう途中、「ちょっとちょっと。」とキオスクのようなお土産物屋さんの中にいたおばさんに呼び止められた。正しく日本語である。
 このおばさんが商売上手で、白菜のストラップを勧められた。六つで500円と、日本円でOKだし、二人で買って分ければいいとアドバイスしてくるところも上手い。また明日来ると言うと「一日交代だから、明日は私じゃない。」とおっしゃる。
 結局、あと二つオマケしてもらって、二人で8個500円で購入した。

 そのお店は焼き物の置物がたくさん揃っていて、十二支を紐に連ねたものなども勧められる。
 妹の誕生日プレゼントを探しているところだし、出産を控えた妹に台湾で買った干支の置物というのは霊験あらたかっぽい。
 見せてもらうと、牛の置物はなかなかファニーフェースで可愛い。
 二つ買うからと値切り、ついでなので自分の干支のものと合わせて二つ3400円で購入した。

 改めてホテルの裏側に出てお散歩開始である。このホテルはとても巨大で、半周するだけでも結構かかる。工事中の案内があったとおり、上階の一部のベランダの手すりに汚れ避けのシートがかけてあるのが見えた。
 また、裏側には、テープを張られて立入り禁止になっている、古びた建物もあった。もともと、圓山大飯店は宋美麗が外交のために建てたホテルで、脱出のための地下道も用意されているという話だ。1953年にオープンしたということだから、当時の建物だったのかも知れない。
 改めて見上げると、ホテルの外観もホテルのロビーも豪華そのものだ。迎賓館のような役割を果たしてきたホテルならではだ。観光スポットとなるのも納得である。

ホテルのロビーホテル外観

 部屋に戻る途中、最上階である10階まで上がった。
 最上階には客室はなく、宴会場というかパーティ会場として使われているようだ。まだ準備中らしい会場にちょっとお邪魔し、窓からの眺めを楽しんだ。
 私たちの泊まっている部屋は3階で、高台に建っているホテルとはいえあまり「高さ」は感じない。最上階からの眺めはやはり高さの違いを感じる。でも、ホテルの門が間近に見える3階の部屋からの眺めもなかなか良いと二人で結論した。

 9時過ぎに部屋に戻って、明日の午前中に変身写真を撮りに行こうと、ガイドのリョウさんに電話した。お姉さんの携帯電話は元々海外使用可能な設定になっている筈だけれど、何故か通じないと言う。ホテルの部屋の電話で連絡を取ることができた。
 変身写真を撮りたいと話すと、予約手配するからちょっと待ってくれと言われ、すぐに折り返しの電話がかかってきて、手配した結果はフロントに連絡しておいたからフロントでメモを受け取ってくれと言われる。
 フロントに行くと、お店と担当スタッフの名前、住所電話番号等が書かれたメモを渡された。

龍山寺 ホテルと駅を往復するシャトルバスに乗り、MRTで龍山寺に向かった。龍山寺駅で降り、地下通路を少し歩いて上がった出口の目の前が龍山寺である。
 意外と小さい。
 お線香を買い求める。みなさん、火のついたお線香の束を掲げ、前後に振ってお参りしている。お作法があると思うけれど、よく判らない。周りの方の真似をして自分の前でお線香を捧げもち、よく判らないながら、本堂に向かって右側から奥に入り、そのまま半時計周りで順番にお参りした。
 本堂の裏手にもお参りする廟のような建物が並んでいる。

 お天気もいいし、火もあちこちにあるし、お線香が炎上しているところもあったりして、熱く暑い。
 一通りお参りし、日本人観光客のグループを連れたガイドさんが来たので、つい「私もグループの人です」というフリをして説明に聞き入ってしまった。もっとも、聞き入ったけどすでに忘れてしまっている。
 商売繁盛の神様と、縁結びの神様が近いところにいらしたことと、三国志の登場人物が神様になっているんだなぁと思ったことは覚えている。

 おみくじを引こうと言うお姉さんについて行くと、赤い三日月形の木の牌を二つ渡された。この牌を振って上向きがひとつ、下向きがひとつという組み合わせになれば、おみくじを引いてもいいそうだ。
 赤い木牌を振るのは3回までで、かく言うお姉さんは、1回もおみくじを引けたことがないらしい。それは、予め唱えたお願いごとについて「まだ占う時期ではない」というメッセージだから、ということだった。
 私は1回目で表裏が出たけれど、お姉さんは今回も3回とも揃ってしまい、おみくじは私一人が引いた。
 
1mくらいもありそうな棒を引くと先っぽに漢数字が書いてある。九十九だ。いいんだか悪いんだか、何はともあれ意味ありげな数字である。
 棒を戻して、すぐ近くにあるおみくじの箱を探す。引き出しがたくさん並んでいて、99までしかない。一番最後の数字を引いたらしい。
 きょろきょろ探しても、「おみくじ代」を入れるような箱もなければ集金している感じの人もいない。お賽銭でいいことにしてもらい、おみくじを見る。

 漢字である。日本人の私にも判る漢字が並んでいる。台湾はあまり漢字を簡略化していないという話を聞いたことがあるから、それで私にも読めるのだろう。
 漢字一文字一文字は判る。そして、どうも不幸を連想させる漢字が並んでいるような気がする。
 お姉さんは、別の建物にある窓口のようなところで読み解いてくれると言うけれど、読み解いてもらったら悪いことを言われるような予感がして、激しく気が進まない。
 しかし、周りを見回してもおみくじを結ぶような場所が見当たらず、一縷の望みを託し、10人弱が並んでいる最後尾に並んだ。

 並んでいると本堂で賑やかな音曲が始まった。
 覗きに行ってみると、お坊さん達が集まり、笛や太鼓を演奏し、マイクを持って歌っているのかお経を上げているのか、とにかく何らかの「儀式」が行われている様子だ。
 周りにいる台湾の人たちは別に動じたり珍しがったりしていないから、日常的なことだったのかも知れない。
 おかげで待ち時間が短く感じられて有難かった。

 そして、私の順番である。
 「英語での案内になる。」と言われ、それじゃあ判らないと思っていたら、窓口のお姉さんは日本語まじりで話してくれた。嬉しい。
 もの凄く雑にまとめると、「色々なことがあって頭に血が上ったようなパニックするような状況になるけれど、その状況は沈静化する」と書かれているらしい。お姉さんは「これは”普通”のおみくじよ。」と強調する。よっぽど私が不安そうな顔をしていたらしい。
 もっと悪いことを想像していたので、ちょっとほっとする。こっそり目立たないところに結んで帰ろうかと思っていたけれど、おみくじもお守り代わりに持ち帰ることにした。

 しかし、である。
 帰り際にふと見上げると、そこには「おみくじの引き方」の説明日本語バージョンが貼られていた。
 そうすると、どうも私はまだ「おみくじを引いてよろしい」という状況にはなっていなかったらしい。
 次回のために忘れないようにここに「おみくじの引き方」を簡単に書いておくことにする。

**********
 おみくじを引くときは1本のおみくじに1つの願いごとをする
 神筥をを両手で旨の前で持ち、氏名、住所、生年月日、願いごとを唱え、神筥を落とし、聖杯(片方は上向き、片方は下向き)が出ればおみくじを引くことができる
 笑杯(両方裏)は願いごとが意味不明だったりあるいは縁がないというお告げであるので、もう一度お願いする
 凶杯(両方表)は神様がお許しにならないあるいは怒っているということなので、もう一度お願いする
 聖杯が出たらおみくじを引く
 仏前に戻り、おみくじが正しいかどうかお伺いを立てる。聖杯が3回続けて出ればそれは正確ということ
 (私はこの手順をすっ飛ばした・・・。)
 お神籤解説所に行き、内容を解説してもらう
**********

 私が引いたおみくじをどう考えるべきか微妙なところだけれど、気にしていても仕方がない。龍山寺を後にした。
 まだ11時を過ぎたばかりだし、朝ごはんをたくさんいただいてお腹は空いていない。腹ごなしも兼ねて、西門町に向けて歩き始めた。
 繰り返すけれど、暑い。天気がいい割に、じめっとしている感じがする。しかし、歩道にはアーケードのように屋根があって、日差しが遮られると涼しい、ような気もする。

剥皮寮外観 15分くらい歩くと、ちょっと雰囲気のいい場所に出た。
 「何かの跡」という感じだ。しかし、扉も窓も閉まっていて、中に入ることはできそうもない。カーテンの隙間からは、何かの機械のようなものが見える。家内制手工業、という感じだ。
 何となく横目で見ながら歩いて行くと、扉が開いてWelcomeな感じの場所があり、入ってみる。
 一言で言うと、表参道にあった同潤会アパートのイメージだ。昔は人が住んでいたけれど、今はリノベーションし、ワークショップを行ったり、展示を行ったり、文化発信のスペースとして活用されています、という感じだ。同潤会アパートは自然発生的なものだったと思うけれど、こちらは「そうしようと思ってそうした」という雰囲気がある。
 
 行ったときは全く気がついていなかったけれど、後で調べたところでは、ここは剥皮寮というところだった。
 最近よく読ませていただいている方の旅行記にバッチリ写真つきで紹介されており、台湾に行く前ももちろん見ていたのに、帰ってきてしばらくするまで全く気がつかなかった。阿呆である。
 行く前にあちこち見ていた台北ナビというサイトにももちろん紹介されていた。ますますマヌケである。

 台北ナビの記事を私の独断と偏見でまるめると、剥皮寮は日本統治時代に、老松小学校の敷地の一部だったばしょらしい。小学校としては広すぎて土地が余ってしまい、余った場所に商店などが立ち並んだのが始まりである。
 1980年代までほとんど完璧な形で残っていたものの、老松小学校とともに剥皮寮にも改築の話が出たそうだ。その後、台北市が1988年から歴史的町並みの保存をはじめ、2009年に修復が完了したというのが大雑把なアウトラインだ。
 展示内容は色々変わるらしく、私たちが行ったときは、人間国宝といった雰囲気の方々の写真と説明パネル、作品などが展示されていた。
 これらの展示も含めて入場無料である。

剥皮寮剥皮寮

剥皮寮剥皮寮

 私たちは「一続き」と思っていたけれど、隣にあった台北市郷土教育センターとは別の施設だったらしい。
 こちらは、「昔の学校」を再現してみました、という感じの展示が多かったと思う。
 小さい机と椅子が並んでいたり、子供たちが体験コーナーのようなところで遊んでいたりして、なかなか長閑な空間だ。
 そして、何よりも、建物の雰囲気がよい。もっと気合いを入れて写真を撮れば良かったなぁと思う。

西本願寺跡の鐘楼 12時過ぎくらいに台北市郷土教育センターを後にし、再び西門町を目指して歩き始めた。
 途中、公園のように整備されつつある西本願寺跡の前を通ったり、店頭でニラのたっぷり入った饅頭を茹で、中には小皿の料理がいくつも用意されて自分で定食を作れるようになっているやけに美味しそうな定食屋さんに心惹かれつつも「ニラだけじゃ嫌だ」と通り過ぎたりする。
 そのうち、余りにも喉が渇いたのでショッピングビルのようなところに入った。

 ビルに入ってすぐのところにお茶スタンドがあり、試飲もさせてくれた。レシートを見ると、日出茶太というお店だったらしい。
 結構美味しかったので、試飲したお茶「桂花鳥梅汁」のお砂糖は30%に氷は0%に減らして作ってもらった。かなり大きなカップに氷なしでもなみなみと入れてくれて60元はお買い得だと思う。
 お砂糖を減らして正解で、飲みやすくなった。お姉さんも「よくなった。」と言ってくれたから、確かである。昨日の士林夜市でもお砂糖の量と氷の量を調整してくれたから、台湾ではこのカスタマイズは普通のことなんだろう。

総統府 水分補給して元気回復し、再び歩き始めたけれど、やっぱり西門町は遠い。
 ちょっと疲れたし、MRTに乗ったとしても博物院までは駅からタクシーかバスに乗る必要がある。「だったら」とこの辺からタクシーに乗ってしまった。
 タクシーの中でお姉さんが地図を広げていたのは、趣味というよりは「回り道なんてしたら許さないわよ」という牽制のつもりだったそうだ。単純に車窓観光を楽しむのと、台北の街の地理を頭に入れたいからだろうと思っていたから驚いた。

 タクシーの中で、運転手さんがiPodを駆使して流していた音楽は、「津軽海峡冬景色」や「銀河鉄道999」などの日本の音楽をシンセサイザーの様々な音色で演奏したものだった。ハンドルを握る手を見ると、音楽に合わせて指が動いていたから、ご本人も楽器をやっている人だったのだと思う。
 日本の懐メロシリーズかと思っていたところ、ちょうど故宮博物院の敷地内に入った辺りでかかった曲は最近の局だったらしい。お姉さんが「アニメだよ。私、知ってる」と言って思い出すべく煩悶し、ちょうど入口前に到着する寸前、「思い出した!」と叫んだその曲は、「ワンピース」のテーマだった。
 何だか可笑しい。

 タクシー代約300元で、故宮博物院に到着した。

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