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2013.12.10

台湾旅行記3日目

2013年10月21日(月曜日)

 私が6時過ぎに起き出したときには、すでにお姉さんが朝シャンしていた。早い。
 一昨日の猫空の茶芸館からお持ち帰りした烏龍茶と、昨日の故宮晶華でテイクアウトしたデザートでおめざをいただく。朝から優雅だ。
 外を見ると雨がかなり降っている。写真館にはタクシーで行っちゃおうかと話しつつ、まずは朝食、腹ごしらえである。

朝食 昨日は朝からフォーのような麺をいただいたので、今日はおかゆにした。もちろんこの一皿だけということはなくて、もう一皿、点心類をたっぷり持ってきた。我ながら朝から旺盛な食欲である。
 圓山大飯店は街中から外れていてちょっと近くに朝食を食べにという訳に行かない。朝食メニューが充実しているのは嬉しい限りだ。

 宋美齢氏のミニ展覧会が開催されているという筈が、どうも見当たらない。2階をうろうろしていたら、お茶屋さんが開店準備をしているところだった。「こんなに早くから?」とおっしゃりつつ招き入れてくれ、ついふらふらと入り込む。
 千江月という名前のそのお店のお母さんは、日本で暮らしたことがあるそうで、流ちょうな日本語で説明してくれる。
 こちらのお店では、阿里山にお茶畑を持ち、工場を持ち、お店はその工場併設のところと圓山大飯店の中のここと2ヶ所しかないそうだ。自分の畑で有機栽培し、発酵させたお茶だけを売っているという。

阿里山高山茶 「どれを飲んでみたい?」と聞かれ、もちろん、阿里山高山茶をリクエストする。
 飲んでみると、猫空の「発酵のよく効いた」という感じとはまた違い、青っぽいというか、爽やかで若い感じのお茶だ。
 お母さん曰く「街中で売られている阿里山烏龍茶は偽物が多い。阿里山は高山で、こんなにあちこちで売られるほどの生産量がある訳がない。ベトナムなどから輸入した烏龍茶を混ぜているものもある。」とおっしゃる。
 その様子にやたらと説得力を感じてしまう。
 ジャスミンティも後から香りを付けているので、お茶自体はそんなに良くないものを使っていることが多いという。

 台湾のお茶は、やっぱり専用の茶器で入れるのが美味しく入れるコツらしい。
 大体、茶葉を小さな急須の1/3くらい入れ、こちらのお母さんはそれほど蒸らし時間を取らない。割とすぐ茶壺に入れ替え、小さいお茶碗に注いでくれる。
 見ると、茶葉は小さな急須の蓋を持ち上げそうな感じにまで開いている。これで7〜8煎は入れられるというから、それだけお茶をゆっくり飲む機会が果たしてどれだけあるかという問題は置いておくと、お得である。
 プーアール茶も飲ませてもらうと、こちらもかび臭さのない美味しいお茶だ。
 迷った末、初志貫徹で最初に気に入った阿里山烏龍茶150gを1200元で購入した。

 チェックアウトして荷物を預け、8時半過ぎにタクシーで薇閣数位影像館に向かった。9時前には到着したのに、すでにお店の中には10人くらいの「日本人女性」がいて驚いた。
 日本人率がこんなに高いとは知らなかったと思う反面、ガイドさんに予約してもらったし、昨日のマッサージのお店も日本人率が異様に高かったし、当たり前なのかなと思い返す。
 いずれにしても、日本語で受付してもらえるのは有り難い。

 一番簡単な衣裳1着に写真1枚という本当にシンプルなコースを希望したところ、ガイドさんを通して予約するとコースが限られるのか、「これが一番簡単。」「1着だけ。」と言われ、写真5枚とCDが付くコース(日本円で12000円)になった。
 帰国日だったので郵送となり、受付の女性に「どちらかのおうちに2組まとめて送れば送料が半分になる。」と言われ、お姉さんの家に送ってもらうことにする。郵送料は、日本円で1000円(一人500円)だ。
 荷物をロッカーに預け、衣装を選ぶ。
 お姉さんは「中国の後宮の女性の衣装」と決めていたそうだし、私はチャイナドレスを着るというのがテーマだから、迷う余地はない。
 こんなにボロボロで大丈夫なのか、ほつれまくっているぞなどと思いながら、黒地に紅白で牡丹の花が描かれているフレンチスリーブ、長めの丈のチャイナドレスを選んだ。

 ここからが長い。
 デパートの試着室のような場所が3ヶ所くらい用意されているのでそこで着替え、赤いエナメルでヒールが10cmくらいもありそうなハイヒールを選ぶ。ピンヒールではないので、普段ヒールの靴を履かない私でもとりあえずコケずにいられそうだ。
 「膨大な衣装の中から選ぶ」という楽しみを味わいたいなら、別の写真館に行った方がいいかも知れない。
 ヘアメイクとお化粧の順番待ちがまた長い。実際にお化粧してもらって髪を結ってもらい、アクセサリをつけてもらう時間は20分もなかったと思う。

 準備が整った後は、今度はカメラマン&スタジオの空き待ちがまた長い。
 周りを見ると、何着もドレスを替えて撮っている方々もいる。若い女の子よりは、私たちよりも年配かなといった年代の女性が多い。

 撮影は、結構大変だった。
 そもそも履き慣れないヒールの靴を履いているところに持ってきて、私を撮ってくれたカメラマンのお兄さんはなかなか厳しい。
 カラダの硬い私にはかなり無理のあるポーズを指定し、手の置き方等々が気に入らないらしく何度も直し、扇子を持たせ、視線を指定し、つい可笑しくなって笑うと何故だか怒られ、どんどん自分が不機嫌な顔になってくるのが判る。
 実際、撮られた写真を見たら、本気で不機嫌な顔ばかりで笑ってしまった。
 好意的に解釈すると、「アンニュイ」な感じの写真にしたかったようだ。

 背景を変えて2ヶ所、撮影は31枚と決まっているらしい。
 カメラマンのお兄さんに洋風のソファに座ったところと、見るからに安っぽい中華風のセットとの2ヶ所を指定された。
 衣装やアクセサリも含め、実物を見たときはチープなのに、写真で見るとそれなりに撮れているから不思議である。ライトはかなり存分に当てていたから、その効果なのかも知れない。
 ずっとお兄さんに怒られながら、撮影は割とすぐに終了した。

 髪を元に戻してもらうのにまた順番待ちがある。メイクを落としたい場合は、小さな洗面台が用意されて、セルフサービスである。着替えて元の服に戻ると、次はパソコンの前に座らされた。今撮った写真の中からアルバムに入れる5枚を選ぶように言われる。
 「こっち側に残す写真、こっち側にいらない写真。」と言われ、クリック一つで振り分けができるから簡単である。
 私よりずっと進行の早かったお姉さんはすでに元の姿に戻って写真選びも終わっており、一緒に選んでもらう。
 もっとも、あまりにも不機嫌顔の写真ばかりで、「比較的不機嫌ではない顔で写っている写真」という選定基準であっという間に選び終えた。
 「写真全部の入ったCDは1000元」と言われ、遊んでやろうと、お姉さんに呆れられながらそれも購入し、写真館を出たのは多分11時半くらいだったと思う。

 ホテルに迎えが来るのが13時だから、ごはんを食べてから帰ろうと中山駅に向かって歩き始めた。繁華街である中山駅周辺ならごはんを食べるところもたくさんあるだろうし、MRTを使うにも便利だからだ。
 最初、うっかり反対方向に歩き始めてしまったり、お化粧慣れしていない私はどうにも顔が突っ張っているような気がしつつ、のんびり歩く。
 しかし、「小籠包が食べたい」と目的ははっきりしているけれど、これが意外となかなかいい感じのお店がない。三越のイートインコーナーにも行ってみたけれど、何故かメニューに小籠包がない。

 時間も迫ってきたのでMRTで圓山駅まで戻り、悠々カードにチャージしたお金を払い戻ししてもらい、ホテルまでタクシーで戻った。
 ホテルのレストランも覗いたけれど、今ひとつピンと来ない。お腹が空いている訳じゃないし、空港で食べることにした。
 後でお姉さんが「変身写真館からすぐタクシーに乗ってぴゅっと鼎泰豐に行っちゃえば良かったね。」と言っていてなるほどと思った。まだまだ修業が足りない。

 でも、そうしてホテル内をうろうろしたおかげで、宋美齢氏に関する展示を見つけることができた。思っていたよりも地味かつ小規模で、廊下に彼女の写真のパネルを並べ、小さな飾り棚に、愛用の品がいくつか並んでいる。
 全体的に落ち着いた感じで、展示されていたものも高いものではあるのだろうけれど、派手とか金ピカという感じではない。意外と言ったら失礼だろうか。

 ホテルに迎えに来てくれた女性とともに松山空港に向かう。車に乗っているのは我々だけだ。道も空いていたし、30分もかからずに到着した。
 チェックインしてもらい、荷物を預け、「中に入ったら何もありません。出国する前の方がお店も食べるところもあります。」と教えてもらってお別れした。
 しかし、その「外の方があります。」というお店がない。台湾で最後に食べたものがサブウエイでは寂しい気がするし、台湾料理っぽいお店はあったけれど小籠包はメニューになさそうである。2階のセキュリティチェック入口前の春水堂のタピオカミルクティにはちょっと惹かれたけれど、とりあえずゴハンを食べたい。

 「外にないことは確実だからもう入っちゃおうか。」と相談し、試食したら餡にパイナップルを刻んだものが入っていて瑞々しく美味しかった何とか賞受賞という、パイナップルケーキをお土産に購入した後、セキュリティチェック、出国審査を抜けた。
 嘘じゃん! 中の方がお店があるじゃん! と思う。
 桃園空港よりは狭いだろうけれど、必要十分なお店はある。

水餃子 お姉さんが、真ん中辺りにあったお土産物屋さんの売り子の女の子に、2軒あったレストランのうちどっちが好き? と尋ねている。
 教えてもらった、出国審査から遠い方のお店で水餃子等々を食べる。これがなかなか美味しい。ビールも飲めば良かったなと思う。
 台湾ドルを使い切るべく、国立台湾歴史博物館のミュージアムショップでマグカップを買ったり、、機会があったら飲んでみたいと思っていた阿里山珈琲を発見して買ったり、もの凄い勢いでお買い物をした。
 散財もいいところである。

機内食 エバー航空190便は多分、定刻通りの16時に離陸した。もちろん帰りのキティジェットである。
 離陸して1時間くらいで機内食が出た。直前に水餃子など食べていたからとても入らない。ただ、水餃子を食べたときに思い出したのと、甘くない炭酸が飲みたくなったので、ビールをいただいた。
 20時前に羽田空港に到着した。
 キャリーケースもあるし、明日は出勤だし、満員電車に揺られるよりは楽だろうと、リムジンバスに乗ったお姉さんを見送ってから1時間以上も地元行きのバスをのんびり待ち、無事に帰宅した。

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