2014.11.03

北斗星旅行記の入口を作る

北斗星 ここは北斗星旅行記への入口である。

 1日目は旭川空港に飛んで、旭山動物園を見学したり、優佳良織体験をし、2日目は黒岳ロープウエーに乗って黄葉を楽しんだ後に札幌に向かい、北斗星に乗車して(しかも、ロイヤル!)3日目の朝帰ってきた。
 この旅程で名前をつけるとしたら、「北海道旅行記」や「旭川旅行記」ではなく、やっぱり北斗星旅行記なのである。

 以下の日程の日付部分をクリックすると、その日の旅行記に飛べるようになっている。

 1日目その1 2014年10月3日(金曜日)

 1日目その2 2014年10月3日(金曜日)

 2日目その1 2014年10月4日(土曜日)

 2・3日目 2014年10月4日(土曜日)・5日(日曜日)


 持ち物リスト(北斗星編)


 この1泊2日の旅行にかかった費用は、一人分約100000円だった。うち8割くらいは交通費である。
 ここには、交通費、ホテル代、食事代、入館料等が含まれているが、お土産代は含まれていない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.10.13

北斗星旅行記1日目を書く

 2014年10月3日(金曜日)から2泊2日半という感じで北海道に行って来た。
 目的は、ずばり、寝台特急北斗星である。
 それなのに、何故か行きは飛行機で旭川に飛び、旭川に宿泊しているのが我ながら謎である。

 1日目は、雨の中、旭山動物園を見学し、午後は北海道伝統美術工芸村に行って雪の美術館見学、優佳良織体験をするというまるで雨になることを見越していたかのような行程になった。
 長くなってしまったので、1日目の旅行記を2つに分けた。

 北斗星旅行記1日目その1はこちら。

 北斗星旅行記1日目その2はこちら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.10.05

無事、帰宅する(北斗星)

 2014年10月3日(金)から2泊3日で、寝台特急北斗星に乗る旅をしてきた。
 前々から乗りたかったのだけれど、人気があってチケットを押さえるのが大変という話を聞いて、チャレンジすることなく来てしまっていた。しかし、2015年度中の廃止も噂される中、これは今のうちに乗っておかなくてはと思ったのだ。
 幸い、上りのロイヤルと取ることができたところから、旅計画は始まった。

 3日の早い便で旭川空港に飛び、旭山動物園を見学し、北海道伝統美術工芸村の雪の美術館を見学し、優佳良織の体験をして、泊まりは当麻の宿、翌日は宿のプランで層雲峡黒岳まで紅葉を見に連れて行ってもらい、札幌に移動して札幌17時12分発の北斗星で今朝、上野駅に戻ってきた。

 ほとんど雨を求めて旅行したようになってしまったけれど、我ながら上手いこと強い雨を回避して旅程を組んであり、何より北斗星を満喫できた旅になった。満喫しすぎて、持参した文庫本などほとんど読まなかったくらいである。
 それにしても、北海道は寒い! 薄手のダウンジャケットを持って行って正解である。

 交通費だけでもの凄いことになったのでできれば考えたくないのだけれど、この2泊3日の旅行にかかった費用は、約100000円だった。ここには、交通費、ホテル代、食事代、入館料、体験料等が含まれているけれど、(自分用も含めて)お土産代は含まれていない。

 また、初日の万歩計は14665歩、2日目は7769歩、3日目に至っては1268だった。思ったよりも歩いていないなぁという印象である。

 一応出発前に作った持ち物リストは以下に。

続きを読む "無事、帰宅する(北斗星)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北斗星旅行記2・3日目

2014年10月4日(土曜日)

北斗星 17時前に北斗星がやってくるホームに上がった。
 私の部屋は9号車である。どうやら後方の車両らしく、入線してくる北斗星を撮影しようと人がどんどん集まってくる。流石だ。
 反対側のホームに回ってベストポジションを確保している方もいて、お仲間らしい方から「乗り遅れるなよ」と声をかけられている。気合いの入り方が違う。
 17時12分発なのに、入線が17時過ぎというのは、確かに意外だ。もっと早々と入線して乗車にも余裕があるものだと思っていのだけれど、ネットで結構ギリギリに入ってくると知って驚いたのだ。

入口 そんなに急いで乗車する必要もあるまいと、こんな写真などを撮る。
 そういえば、最後尾に近かったので車掌さんが待機しておられ、そこに恐らくは車内サービスの責任者の方だろう男性が挨拶にみえていた。毎日繰り返されている儀式なんだろうなぁと思う。同じ組み合わせになることも多いだろうに、多分、毎回ちゃんと挨拶をされるんだろう。
 ちょっといいものを見たような気分になる。

通路肘掛け椅子 通路は結構狭い。荷物を持ったり転がしたりしているとすれ違うのがちょっと大変なくらいだ。
 個室の扉は開いていて、お父さんとお嬢さんの親子連れが覗いていた。そりゃ見たいよねぇと思う。同じ車両にもう一つある同じタイプのお部屋はすでに扉が閉まっていたから、乗車されているのだろう。
 9号車は半分がロイヤル2部屋、もう半分はソロのお部屋になっている。
 ドアを入ると、部屋は一段高くなっていて、靴を脱ぐ場所がちゃんとあり、スリッパも用意されている。
 ライティングデスクのような場所があり、一人用の肘掛け椅子がそこにセットされている。この椅子が、結構、座り心地がいい。
 窓の下には、BGMを流せるボタンや時計(目覚まし機能付き)などがある。

 そうしてあちこち点検しているときに、車内放送があった。あぁ、これを全部ICレコーダーで録る人がいるというのも判るなぁと思う。内容が盛りだくさんで覚え切れないし、何とも旅情を感じさせる放送なのだ。
 青函トンネルに入る時刻、出る時刻も教えてくれる。
 そして、この写真に写っている画面はテレビが映る訳ではなく、DVDの放映があるらしいのだけれど、「本日は都合により中止いたします」というアナウンスが入った。上映されていても多分見なかったとは思うのだけれど、しかし残念である。
 また、JR北海道のグッズ販売は、販売数が少ないため19時26分の洞爺駅出発後にロビーカーで行いますとも言っていた。多分、フライングして車掌室にいらしても売りませんよ、という意味だと思われる。

ルームサービスお酒とおつまみ 発車の瞬間を窓から動画で録ったり、個室内のあれこれを見ていたら、発車してすぐ、ルームサービスセットが届いた。
 ウィスキーとワインとお茶とお水と氷である。
 早い! と思ったのだけれど、それは私がはしゃいできょろきょろうろうろしていたための錯覚で、すでに発車して20分も経過していた。
 お忙しいところをお願いして、エラソウに座っている写真を撮っていただいた。
 お部屋の中はかなり暖かかったので、氷が溶ける前にと早速ウィスキーの水割りを作り、札幌駅で買って来たチーズとともに頂く。我ながら、準備万端、抜かりない手配である。

 抜かりない手配を、回ってきた車掌さんに見られてしまうのは若干恥ずかしい。もっとも、車掌さんの方は慣れていて、全く興味も持っていないことがよく判る。
 乗車券と寝台特急券を見せ、カードキーをもらう。ついでに、カードキーの使い方も教えていただいた。

ベッド  この写真は窓側から通路側(というかドア側というか)に向いて撮っている。電車が写っているのは、その場所に鏡があるのだ。
 ベッドは予めここまでセットされていた。
 せっかく綺麗なシーツをくしゃくしゃにするのが忍びなかったのと、函館駅で停車しているときに車外からこの部屋の写真を撮ってやろうという野望があったので、なるべく綺麗に保つべく、函館駅まではベッドに座ったり寝転んだりすることはなかった。
 回転椅子の座り心地が良かったからということもある。

シャワートイレと洗面台 それにしても感心したのはシャワールーム兼トイレ兼洗面室である。
 これぞ日本人! というコンパクトさだ。洋式の便座も洗面台も収納式だし、奥の壁に付いている銀色の蓋はトイレットペーパー入れで、シャワーを浴びるときはこれらは閉めておく。
 シャワーは緑色のボタンを押すとお湯が出て、赤い色のボタンを押すと止まる。「お湯を出している時間」は10分で、タイマーが減って行く。
 ロイヤルを私は一人で占拠したけれど、この部屋はダブルベッド仕様にもできて2人で乗車することもできる。そのためか、シャワーもMAX10分を2回使うことができるのが嬉しい。

アメニティセット 18時前に、食堂の用意ができたこと、車内販売の開始、それからシャワーチケットが売り切れたことを知らせる放送が入った。
 私も夕食を予約したけれど、2回目19時40分からの回をなのでまだ余裕である。
 それにしても、ネットのアドバイスで「シャワーチケットは乗車後すぐに買いに行きましょう」というのがあったけれど、本当に売り切れてしまうんだなと思った。そして、そういえば、シャワーセットも販売していて、「北斗星」というネーム入りのタオルが含まれているらしく、お土産に買おうかと迷っていたことも思い出した。
 でも、ロイヤルにはこのアメニティセットがついてくるので、十分だと思い直す。

 そういえば、この頃から車内販売が何往復もしていたと思う。
 最初に来たときに声をかけて見せて貰ったのだけれど、なかなか迷うラインアップだ。売り子のお兄さんによると、北斗星のサブレが一番人気らしい。
 あまり引き留めてても悪いなぁと思っていると、「食堂車にも同じ商品を置いていますので、そちらでもお買い求めいただけます」と教えてくれ、「じゃあ、考えます」ということにした。
 こちらもストラップやお菓子、オモチャ系のグッズを販売していたけれど、結局、購入しなかった。やはり迷ったときには買っておくべきなのかも知れない。

月 私が乗り物に乗ると晴れる法則は最後まで健在で、札幌を出てすぐの辺りでピンクに染まる空を見ることができたし、登別辺りでは、綺麗な月を見ることができた。
 お部屋の電気を消して、ぼーっと月を眺める。
 写真は撮りそびれてしまったけれど、室蘭の辺りでは工場群の煌々と明るい姿を見ることもできる。
 夜は夜で、車窓もなかなか楽しい。
 子供のようだけれど、月がずっと「北斗星」に付いてきているように思える。

 そういえば、洞爺駅を出たら車内販売が始まるのだった。
 とりあえず行くだけ行ってみようと、列車が洞爺駅を出てすぐ食堂車を通り抜けてロビーカーに行ってみたところ、10人以上も列ができていて驚いた。
 みんなそんなに北斗星グッズが欲しかったのか!
 そして、もちろん列は後方車両からだけでなく、前方車両からもできている。
 販売しているのは年配の車掌さんで、ちょうど通りかかった若者の車掌さんに「いつもこんなに並ぶんですか?」と尋ねたところ、「いえ、今年になってこんなに並んでいるのは初めて見ました」という返事だった。
 この日は、鉄ちゃんが多く乗車している日だったんだろうか。

北斗星の小銭入れ 19時40分からの食事開始の放送も入ったのだけれど、いや、ここまで並んだら粘ってみようではないかとそのまま並び続ける。
 そうしている間にも、私の後ろに並ぶ人もいるし、諦めて戻る人もいる。
 かなりドキドキして待っていたところ、私の番になったときには、小銭入れが茶と黒と一つずつ、あとはコースターしか残っていなかった。
 ちなみに、この他には、キーホルダーや懐中時計などが販売されていた筈だ。
 せっかくなので、茶色の小銭入れを購入した。

 急いで食堂車「グランシャリオ」に行くと、どうやら私が最後のお客だったようだ。
 正確には、あと一つ空いているテーブルがあって、車内放送も何回かかかっていたのだけれど、そのテーブルにお客さんが来ることはなかったと思う。他人ごとながら、どうしたのだろう。
 ルームサービスで白ワインをいただいたし、フランス料理コースのメインの肉料理が牛フィレ肉のソテーだったので、赤ワインをいただくことにした。

 グランシャリオのメニューは、北斗星・カシオペア(食堂車)の歴史も書かれている。
 それによると、北斗星のデビューは青函トンネルの開業に併せた1988年3月13日で、運転開始と同時に食堂車「グランシャリオ(=北斗七星)」の営業も開始したそうだ。
 当時から、フランス料理と懐石御膳のメニューがあったらしい。

前菜 そんなメニューの説明を読んでいるうちに、オードブルの「帆立貝柱とサーモンのマリネ 紅白仕立て)が出てきた。
 うん、美味しそう。
 サーブしてくれるスタッフの方が本当に見事で、列車の揺れでぐらつくことはあっても、絶対にお皿も落とさず、お皿の水平を保ち、ワインの入ったグラスからワインが零れることもない。もう拍手したくなるくらいである。
 流石の北海道産(に違いない)の魚介は美味しい。

 寝台車に乗って、こんなにちゃんとしたお料理が食べられるなんて、やっぱり予約してよかったなぁと思う。食堂車がなくなってしまうかもというのは寂しい限りの話だ。
 もっとも、そう言いながら、私が寝台車を利用するのは産まれてから3回目だし、食堂車を利用したのは今回が初めてである。

魚料理肉料理

 お魚料理は、「牡丹海老と白身魚のワイン蒸し 赤ワイン風味のクリームソース」で、ちょっとばかしお魚がばさばさかなとも思ったけれど、ご愛敬の範囲である。そして、飲み物に赤ワインをいただいた私としては、お魚料理にも赤ワインが合うのが嬉しい。
 お肉料理は、牛フィレ肉のソテー 大地の野菜添え マスタードソースで、この付け合わせの野菜が凝っている。白い丸が月で黄色い三日月、オレンジの星と自然に見立ててあるのだ。可愛らしい盛りつけである。

デザート デザートも可愛らしく、マンゴーのムースの上にはチョコの北海道が乗っていて、ラズベリーのシャーベットにブドウがついている。
 もちろん、コーヒーもつく。
 お隣のテーブルに盛り上がってお酒をがんがん飲んでいる男性グループがいらしたので、こちらも安心して「最後の一人じゃないもん」とばかりにゆっくりと頂かせてもらった。
 食堂車で1時間かけてゆっくりお食事なんて、本当に有り難い。20時50分ころに席を立った。
 予約したときにあと少しで満席と言われたので、もしかしたら相席の可能性もあるかもと思っていたのだけれど、相席はやっていないようだった。2人席はほとんど一人客、4人席は2〜3人で利用している。ちなみに、女性は、カップルでいらしていた一人と、あと私だけだった。

食堂車 食事の後、ちょっとロビーカーを覗いてみようかと食堂車を通り抜けたとき、パブタイム開始前だったので当然のことながらまだ誰もおらず、それならいいかしらと写真を撮らせてもらった。
 誰もいないと寂しい。
 しかし、ロビーカーに行ってみると、そこはほぼ満員で、その満員のほとんどの人はパブタイム開始を待っている様子だ。くつろげる感じでもなかったので、早々に退散した。
 パブタイム開始の放送が入ったのは21時20分頃だったから、相当長く待った方もいただろうし、もしかして、時間切れで入れなかった人もいるんじゃないだろうか。

車窓から 函館駅に到着したのは21時39分だった。1〜2分の遅れだったらしい。
 まずはホームに降りて、当初予定どおり、窓の外から自分のお部屋A寝台個室ロイヤルを記念撮影する。
 このために、函館到着直前、お腹いっぱいでかったるい身体にムチ打って、撮影に耐えるよう部屋の中を超特急で片付けたのだ。
 札幌駅では、通路側のホームに列車が入ってくるので、この写真は撮れないというのがミソである。
 空いているソロやB寝台ではカーテンが開けたままだったので様子を見ることができたのだけれど、結構、空きが多いことに驚いた、ソロだったら、それほど苦労せずに特急券を取ることができそうである。

連結作業先頭 函館駅で進行方向が変わるので、今まで引っ張って来た機関車(で名称としては正しいんだろうか)を外し、これまで最後尾だったところに青函トンネル仕様の機関車(これも理解として正しいかどうか自信がない)を連結する。
 元気な青少年はホームの端から端まで走って両方の様子を見学し、写真に収めていたけれど、私にはそこまでの根性はない。
 近いということと、この青函トンネル仕様の機関車は青森でまた付け替えられてしまうので今しか見ることはできないという理由で、こちらの連結の様子を見ることにした。
 人がもぐって最後の仕上げをしていて、意外とアナログなやり方なんだなぁと思う。

 函館駅で停車時間を調整して遅れを取り戻したようだったのだけれど、途中、対向車が遅れているため止まりますというアナウンスが入った。
 どうせあとは寝るだけだし、上野到着後に用事がある訳ではないので遅れても構わないのだけれど、青函トンネル突入の瞬間を見たい私としては、できれば正確に走って貰いたいところである。
 しかし、青函トンネル突入は22時台なので、まだ時間がある。シャワーを浴びてベッドを作って備えることにした。

ベッドメイキング ドライヤーも備わっていたけれど風邪をひきそうな気もして髪を洗うのは止めにした。そうなると、10分というのは十分過ぎる時間である。半分近くの時間を余らすことになった。何だか勿体ない気がするのは単なる貧乏性だと思う。
 前にも書いたけれど、このお部屋は「一人用寝台」ではあるけれど、2人で利用することも可能である。そのため、ベッドの下にもう一枚ベッドが隠されていて、それを引き出してベッドを広くすることができる。
 もちろんそのようにセットして(その代わり、こうしてしまうと回転椅子は全く回転できなくなる)、広々と寝むことにする。

 ところで、少なくとも北海道側からの青函トンネル突入は本当に判りづらい。
 青函トンネル突入前に、いくつもいくつものトンネルを抜けるのだ。この際、車内放送でカウントダウンでもして欲しいくらいだけれど、「お寝みのお客様もいらっしゃいますので」車内放送は何時だったか忘れたけれどこの時点ですでに終了しており、福島駅到着まで休止している。
 何度も何度も「突入した!」、「何だ、違った(すぐにトンネルから出るので判る)」というのを繰り返した末、あんまり自身はないのだけれど、22時48分に北斗星は青函トンネルに突入した。
 気のせいか(気のせいだと思うのだけれど)、他のトンネル内部を走っているときとは、走行音が違っているような気がした。

青函トンネル通過中 トンネル走行中も飽かず窓の外を眺めて適当にシャッターを押していたところ、こんな写真を撮ることができた。
 今は停まらなくなってしまった(だから、見学することもできない)ナントカ海底駅の跡ではないだろうか。
 本当は、最深部もチェックしたくて、蛍光灯の色が変わると聞いていたのだけれど、全く判らなかった。ぼーっとしている間に通過してしまったものと思われる。
 徐行運転サービスを希望したい。
 23時半にはなっていなかったと思うのだけれど、列車が青函トンネルを出たと思しき辺りで、眠りについた。


2014年10月5日(日曜日)

 私は飛行機では絶対に眠れないのだけれど、電車には強い。
 北斗星は車両も古いし、線路の整備もよくないので眠れないという書き込みをネットで見たけれど、意外なくらい熟睡してしまった。青森停車も知らないし、仙台停車も知らない。
 隣の客室のノックの音で目が覚めたら6時だった。

ソファ仕様 朝のコーヒーと新聞を7時にお願いしてあったので、早々にベッドをソファ仕様に直した。
 お腹が空いたらイヤだなぁと思って7時にお願いしたのだけれど、これなら、8時にお願いして寝坊しまくるという手もあったなぁと思う。
 だけれど、6時25分に車内放送が再開され、やっぱり6時起床がいいところだと思い直した。流石に放送が入っても寝ているだけの強者ではない。
 現在、6分遅れだという。

朝食 6時半に食堂車の朝食営業開始のアナウンスが入った。上野到着が9時38分なので、朝の食堂車の営業時間は短い。きっと混んでいるのだろうなと様子を見に行くのは止めにした。
 その代わり、さっとシャワーを浴びて汗を流し(暖房を弱く入れておいたら、意外と暑かった)、さっぱりして待っていると、7時にコーヒーと新聞が配達された。
 昨日、北斗星に乗る前に駅構内で購入しておいたパンとともに朝食である。

 その後は、ソファに長々と寝そべって新聞を読み、持ってきたまま全然開かなかった文庫本を読み、ぼーっと窓の外を眺めているうちに、9時38分、ほぼ時間通りに北斗星は上野に到着した。
 目覚めたときから窓の外はずーっと雨である。上野に到着しても雨である。
 そして、撮り鉄の方々につられ、私も最後の撮影に勤しむ。

エンブレム北斗星

 こうして、2泊3日「北斗星の旅」は無事に終了したのだった。
 機会があったら、次はソロでいいので、天気のいい日に下り電車で旅してみたいものである。

 北斗星旅行記2日目その1 <-

 2014年11月3日記

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.10.04

北斗星旅行記2日目その1

2014年10月4日(土曜日)

 6時半くらいに目が覚めた。朝食を8時にお願いしてあったので、ちょっと早い。
 寝る直前にビールを飲んだのがいけなかったのか、2時間おきくらいに目が覚めてしまい、ちょっとぼんやりしている。

薔薇風呂露天風呂

 せっかくなので、もう一度薔薇風呂を堪能することにした。相変わらず貸切状態である。
 明るいところで見ると、入浴剤の色がかなり濃いことが判る。昨晩よく見えなかった分、特に露天風呂の緑色には驚いた。
 ちなみに、薔薇風呂の写真がソフトフォーカス風なのは、湯気のためである。

朝食 7時半前に部屋に戻り、大体の荷造りをしてしまって、8時から朝食である。
 和食の朝食で、昨日「予告」があったとおり、ふわふわの卵焼きがある。マヨネーズと鰹節がかかっているのがお好み焼きっぽい。せっかくの「味の濃い」卵だという話だったので、ちょっと勿体ないなぁと思う。
 焼き魚はほっけである。居酒屋で出てくるほっけは開いてあってその分薄いというイメージだけれど、肉厚のほっけにちょっとびっくりした。違う魚みたいである。
 私にしては珍しく、和食の朝食を完食した。

 朝食を食べ終わる頃には宿の方が何故かみなさんいなくなってしまい、宿のプランで紅葉を見に行く予定の私は出発時間を確認したかったのだけれど、聞く相手がいない。
 とりあえずチェックアウトの準備をしてしまおうと部屋に戻る。
 お天気は、ちょっと晴れ間が見えたりするものの、基本的にどんよりした曇り空で、降らないで欲しいなぁ、無理かなぁ、という感じだ。

 9時半くらいにチェックアウトし、そのまま、昨日迎えに来ていただいた車で黒岳ロープウエイに向かうことになった。おじさん曰く「テレビが綺麗だ綺麗だって言っているから、黒岳に行ってみよう」ということだ。時期によって行き先を変えてくれているのだと思う。
 もっとも、今年の紅葉は例年よりも1週間ほど早くて、黒岳周辺の紅葉はほぼ終盤という辺りらしい。

 この辺りが北限だという田んぼの中の道を走ったり、しばらくは「とにかくひたすら真っ直ぐ」な道を車は走って行く。車の運転はほとんどしないけれど、こういう道なら私にも運転できるかなぁと呟くと、こういう道こそ危ないんだというお話だった。
 居眠り運転の元だし、集中力を保つのが難しいらしい。
 その他諸々、ちょうど昨晩お世話になった3組のうち1組が親子連れだったこともあって子育て論があったり、政治論になったり、一家言ありかつそれを開陳することが好きな方らしい。

川と紅葉 しばらく走ると今度は山越えという感じの道になってきて、それに伴って標高も上がり、紅葉もちらほら見え始めた。
 しかし、それと同時にお天気がどんどん崩れだし、山の上の方が雲というか霧というか、真っ白に覆われ始めている様子に若干不安を覚える。
 できれば雨は降らないで欲しいなぁと思っているうちに、降り出した。やはり、天気予報は正確である。

 宿から走ること1時間、10時半くらいにロープウエー乗り場に着いたときには本格的な雨になっていた。
 標高が上がって寒くなっていたこともあり、荷物からレインパンツを引っ張り出して上から履き、フリースの上からウィンドブレーカーを着込んで雨と寒さ対策を万全にすると、おじさんが貸してくれた傘を持って車を飛び出した。
 「ここで待っているからゆっくり行ってらっしゃい」と言っていただいて、「どれくらいで戻って来ればいいですか?」と尋ねると、今日は北斗星で帰るという話をしてあったので12時くらいまでは大丈夫だよ、というお返事だった。

ロープウエー 流石にこのお天気ではお客さんも少ないけれど、ゼロという感じでもない。
 上の方を見上げると真っ白だけれど、ロープウエーから見下ろす紅葉は今が盛りのようだ。
 人が少ない分どこに動くのも楽勝だったので、右を見たり左を見たり、前方を見上げたり後方を見下ろしたり、窓ガラスが邪魔だよ、雨の水滴が邪魔だよと思いつつ、黄葉を楽しむ。

ロープウエーからロープウエーから

ロープウエーからロープウエーから

黒岳駅 こうして、ロープウエーからの眺めを楽しんで到着した5合目は、真っ白だった。
 どれくらい真っ白かというと、これくらい真っ白である。
 周りの景色なんて、本当に何一つ見えない。晴れていたら黒岳や赤岳、流星の滝や銀河の滝なども見えるらしいのだけれど、視界ゼロである。
 そして、5合目まで上がって来ると、もう木々はほとんど葉を落としていて、紅葉は終わっているようだ。
 どうせ晴れていても紅葉は見られなかったのだからと思い、こういうのがイソップ童話で学んだ「合理化」という奴だなと思ったりする。

 そして、寒い。
 黒岳駅にあった温度計は6度を指していた。もうほとんど真冬である。
 さらに上の方を目指すリフトが動いていて、2人くらい果敢に上を目指す方がいらしたけれど、雨の中、屋根もないリフトは辛すぎるし、何も見えないことはほぼ確実だったのでパスする。
 途中にあった資料館に入ってみると、そこには「さるのこしかけ」などのキノコがケースの中に並べられ、美しい写真の数々が壁に飾られていた。

 黒岳駅に戻り、あまりにも寒く手が冷たかったので自動販売機のココアを買って飲む。
 温かさが嬉しい。
 11時20分発のロープウエーで下に降りることにした。

ロープウエーからロープウエーから

ロープウエーからロープウエーから

ロープウエーからロープウエーから

 この後は、旭川駅まで送っていただく。
 帰り道になって何故か晴れだした空が恨めしい。もう少し粘っていたら日が射していたのかしら? などと考え、いやあの真っ白な状態から日が射すとはとても考えられないと思い返す。
 今回の旅は、久々に雨女の面目躍如、ほとんど雨を追いかけて旅をしているような感じになっている。我ながら可笑しい。

 旭山動物園でスープカレーを食べたのでお昼には旭川ラーメンでしょうか、と言ったところ、駅に向かう途中あさひかわラーメン村に寄ってくださったのだけれど、どのお店も大行列だ。
 おじさん曰く「観光客が多いんだよね」という話だ。ご自身はここに食べに来ることはまずないらしい。
 どれだけ待つか判らないし、だったら札幌まで行ってしまい、札幌駅の駅ビルにもラーメン村があるからそこで食べたらどうかというお勧めだった。確かに、札幌らーめん共和国という場所があるらしい。

 13時13分発のオホーツク4号もあるけれど、それよりは12時55分発のスーパーカムイ22号の方が車体が新しいから綺麗だし揺れないよということで、車を飛ばしてくださる。
 旭川駅に到着したのはギリギリで、お礼もそこそこにダッシュしてホームを目指したのだけれど、如何せん、ミラコロを引きずっているのでスピードが出ない。
 ギリギリのところで間に合わなかった。

 さて、13時13分発のオホーツク4号に乗るか、1時間待って次のスーパーカムイに乗るか迷ったのだけれど、オホーツク4号に乗っても札幌に到着するのは14時45分で、それではお腹が空きすぎる。
 旭川駅周辺は雨も降っていないようだったので、駅の近くにあるラーメン屋さんか、大雪地ビール館に行ってお昼ごはんを食べようと駅から出て少し歩いたところで、何故だか雨が降り出した。
 普通にボストンバッグを持っていたのだったら傘を差して歩いてしまうけれど、雨の中ミラコロを転がしながら歩くのは面倒である。またまた予定変更だ。笑えるほど雨に祟られている。

ラーメンとビール 駅の中に戻り、旭川観光物産情報センターの中にある軽食コーナーで旭川ラーメンをいただいた。
 券売機方式で、どうしてわざわざ「チャーシュー」のボタンがあるのだろうと思ったのだけれど、「旭川ラーメン」にはネギとメンマしか具が入っていなかったのだった。なるほど、そういうことだったのか。
 大雪地ビールもあったので、そのサイズ小と旭川ラーメンのしょうゆでお昼ごはんにした。占めて700円というお値段は多分安いのだと思う。

 もちろんサクっと食べ終わり、みどりの窓口に行って旭川発、札幌から北斗星に乗るのでその経路で東京都区内までの乗車券と、札幌までの自由席特急券を購入する。
 郵便局に行ってハガキを出す。郵便局以外に旭川駅にポストはないということだった。観光情報センターで聞いたら、郵便局が閉まっていたら駅にポストはないので、一番近いポストはここから見えるローソンだよ、ということだったので、郵便局が開いていてくれて助かった。

プリン 13時55分発のスーパーカムイ24号は意外と混んでいて、始発の旭川駅ですでに2席並びでの空席はないくらいだった。そして、途中駅で乗車する方も多く、割と早い内に満席になっていたと思う。
 窓の外を眺めていると、何故だか青空も見え、日も射してきているのが恨めしい。どうも私が乗り物に乗ると太陽が顔を出すことになっているようだ。
 旭川駅で購入した、スノークリスタルのプリンをおやつに食べる。ちょっと懐かしい感じのプリンで美味しい。

 札幌には15時20分に到着した。北斗星の発車まであと2時間弱である。
 とりあえず改札を出ようとしたら何故か引っかかった。いや、だって私、経路まで告げて切符を買ったのに! と窓口に行くと、旭川方面から札幌を経由して千歳方面に行く場合、札幌の少し手前の部分が経路として重なっており、その分をオマケしてくれている、札幌で途中下車したい場合はそのオマケが適用されないので料金がかかる、という話だった。
 納得だけれど、判りにくい。

 夕食は食堂車を予約してあるので調達する必要はない。
 雨が降っているので、「ちょっと観光」というのも面倒臭い。
 くどいようだけれど、お天気さえ良かったらJRタワー展望室に上ろうかと考えてもいたのだけれど、多分、ほとんど何も見えないだろう。

 ただ、展望室の入口フロアに札幌スタイルショップという、”札幌発の地域ブランド「札幌スタイル」認証製品を取り扱うオフィシャルショップ”があることを知っていたので、そちらには行ってみた。
 なかなかいい感じの品揃えだったけれど、思っていたよりも小さいコーナーで、かなり迷って結局何も買わなかった。

 そのまま駅ビルを渡り歩いていたら、根室花まるという回転寿司のお店が工事中なことに気がついた。ここでお昼ごはんを食べようかという計画もあって、目指してきていたらショックだったろうなぁと思う。
 なかなか思うようには行かないものである。しかしまぁ、我ながらギリギリでクリアしているよなぁとも思う。

 大丸を出てそろそろホームに向かおうかと歩いていたら、I.T.'S.インターナショナルの期間限定ショップが出ていて、ついフラフラと寄ってしまった。
 我ながら、ミラコロを転がして、札幌のデパートで何をやっているのか。
 でも、いい感じのVネックの薄手のセーターがあったので、ついつい購入してしまった。

 明日の朝食をどうしようか結構迷っていて、食堂車に行くことも考えたのだけれど、せっかくだからロイヤルの客室を堪能しようではないかと思い直し、駅構内のベーカリーショップで朝食用のパンを購入し、何だかもの凄い荷物になって北斗星がやってくるホームに上がった。

 北斗星旅行記1日目その2 <- -> 北斗星旅行記2・3日目

 2014年11月3日記

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.10.03

北斗星旅行記1日目その2

2014年10月3日(金曜日)

 北海道伝統美術工芸村までの送迎バスは14時に旭川ワシントンホテル前を出る。駅からワシントンホテルが見えたので余裕だと思っていたら、何と、駅から見えるワシントンホテルは「藤田ワシントンホテル」で、旭川ワシントンホテルは少し離れたところにあるのだ。
 慌てて探しまくり、何とか14時少し前にバスを見つけることができた。
 私が乗り込んだら出発したから、お待たせしてしまっていたらしい。申し訳ない。

雪の美術館 10分くらいでバスは北海道伝統美術工芸村に到着した。運転手さんに「帰りのバスには乗らないの?」と確認してもらったけれど、優佳良織体験を申し込んであるので、帰りの最終15時40分発には間に合わないのだ。
 体験は15時から申し込んであるので、その前に雪の美術館か国際染織美術館かどちらか一方だけなら見学する時間がある。ちょっと考えて、雪の美術館に行くことにした。

雪の美術館ロビー雪の美術館螺旋階段 雪の美術館は、館内の装飾がいずれも雪をモチーフとしているという話だ。
 ロビーは白で統一され、壁には優佳良織のタペストリーが飾られている。雪の結晶のモチーフも随所で使われている。
 螺旋階段も六角形になっていて雪の結晶をイメージさせる。階段の途中にも優佳良織の小さなタペストリーが飾られていた。
 いかにも女の子が好きそうな意匠である。実際、雪の美術館では結婚式もできるらしい。

氷の芸術氷の芸術 階段を降りると、マイナス15度に冷やされた中で氷の芸術が眠っていた。
 偶然にできあがったものではなく、デザイン画を描き、それに基いて作られたものだという。
 部屋の温度は15度で、温度差30度でも曇らないガラスも特別製だそうだ。しかし、ガラスの向こうはマイナス15度の世界な訳で、そこはことなく冷気が漂い出しているような気がする。
 寒い。
 でも、一切の色を廃した白い氷の世界は上品で好ましい。

雪の結晶の部屋 雪の結晶の写真で飾られた部屋は写真撮影スポットになっていて、次々と若い女の子たちがやってきては写真を撮っていた。
 どうやら、「アナと雪の女王」のイメージ、というのはこの部屋のことらしい。
 飛行機の小さなスクリーンでしか見ていないこともあって、私は今ひとつこの「アナと雪の女王のイメージ」がピンと来なかったけれど、フォトジェニックであることは間違いない。
 続いて、雪に関するお勉強ビデオが見られるお部屋があり、ミニシアターで雪に関する映像が流れている。

ホール あまり綺麗に写真が撮れなかったのだけれど、地下の一番奥にはチャペルとしても使えそうなホールがあり、天井には大きな青空の油絵が描かれていた。
 2万8000号だそうだ。想像もつかない大きさである。タイトルは「北の空」だそうだ。
 このホールを囲むように、スーベニアショップやカフェ、写真館なども並んでいる。写真館というのは、ドレスを選んで「お姫様」な写真を撮ってもらえるというコーナーである。女の子は好きそうだよなぁと思う。
 時間があったらこちらでランチかお茶でもと思っていたけれど、そんな余裕はどこにもない。

優佳良織の雪だるま 15時に優佳良織工芸館に行き、受付をお願いして体験料を支払う。
 工芸館のロビーに機織り機が一台置かれていて、まさかここじゃないよねと思っていると、担当の方がお迎えに来てくださった。体験は、別の建物(優佳良織を実際に制作している建物)で行うそうだ。
 雨がまた強くなっていたのでお話を聞くと、ここ数日、旭川では晴れていても突然にわか雨というお天気だったらしい。でも、今日明日で来た私は正しく「雨をめがけて」来たようなものだというのも、また本当らしい。

体験教室 3階にある教室に入ると、そこには体験用の織機がずらっと並べられていた。
 50台くらいだろうか。壮観である。
 そして、それぞれに異なる色の縦糸がすでにセットされていて、好きな織機(というか縦糸)を選んでくださいと言われる。
 優柔不断な私にはかなりの難問だけれど、担当の方(普段は織り子さんをしていらっしゃるそうだ)は、あっさりと「みなさんすぐに決められますよ」とおっしゃる。
 オレンジ系と白っぽいものとで迷い、生成りっぽい白を基調にピンクなど何色かまざった糸がセットされている織機を選んだ。

織始め 織始めの生成りの横糸は1cmくらいすでに織られていて、その続きから始める。
 初心者の私は、基本、平織りで、左から横糸(いわゆる「杼」だけど、体験なのでそこまで立派なものではない)を入れるときは1と3と書かれたペダルを押し、右から横糸を入れるときは2と4と書かれたペダルを押す。その繰り返しだ。
 横糸は、端っこの折り返しのところは丁寧に指で押さえ、そこから斜めに伸ばして筬で奥から手前に向けて押さえるのがポイントである。

 「派手に、クレージーキルトみたいに」と思ってまず最初の色替えで赤とピンクを組み合わせた糸を選んだ。
 色を変えるときには、前に織っていた横糸を1/3くらいだけ通してあとは上へ抜き、次の糸を同じ向きに端っこから斜めに入れて、筬で押さえる。それだけでほつれてこないから不思議だ。
 この2番目に入れた赤い糸がやけに派手に思えて、そこから先をついつい地味に押さえてしまう。

作成途中 せっかくならたくさん色替えをしようとか、できるだけ丁寧にやろうとか、そんなことを考えつつゆっくりゆっくり織っていたら、結局、長さ15cmほどのミニセンターができあがるまでに1時間近くかかってた。流石にここまでゆっくり作業をすると肩こりにもならない。
 左右対称にする場合、どの糸を使ったのか判らなくならないように、糸を切らずにそのままに置いておくのがポイントのようだ。
 最後は生成りの糸で端っこをかがるようにし、織機からハサミで切り離す。
 アイロンをかけて完成だ。

 織りながらお話をお聞きしたところによると、プロが織るときには締切があるし、製図があるし、ほとんど鬼気迫るようにして織るらしい。優佳良織は全て手作り(毛糸を紡ぎ、染め、織り、製品にするまで)で、かつ、すべて分業体制だそうだ。意外とシステマティックなんだなぁと思う。
 うーん、地味になったなぁ、もっと派手派手にするつもりだったのにと呟いていたら、「先生」から、「これは私は上品と言いますね」と言っていただけた。ありがとうございます、と思う。
 この体験をするために大洗からフェリーで北海道に来て、1時間半の体験をして、そのままフェリーでトンボ帰りをした若い女性もいたそうだ。ある種の聖地になっているのかしらと思う。

完成品 高校生の子などは、もの凄い勢いと集中力であっという間に織り上げてしまうらしい。
 「これだけ丁寧にやれば綺麗に仕上がるわね」とおっしゃっていたのは、多分、前半部分にアクセントがあって、言い換えると「随分トロかったわね」ということだろう。申し訳ない。
 しかし、ゆっくり作業した甲斐があって、前に織の体験教室に行ったときは端っこの処理が甘くて浮いてしまい、気になっていたのだけれど、今回はそんなこともなく我ながら綺麗に仕上がったので満足である。

 16時過ぎに体験が終わり、優佳良織工芸館に戻って見学する。体験料に工芸館の入場料も含まれているのだ。
 工芸館には、ほとんど「絵」のような作品がたくさん飾られている。
 タペストリーのようなものもあれば、お洋服に仕立てられているものもある。図柄としては、伝統的な紋様っぽいものあり、一枚の絵のように仕立てられたものあり(ミズバショウや、白鳥、流氷などが織り込まれている)、バラエティ豊かだ。
 中でも、薬師寺に納められたという幟が圧巻で、本当に大迫力である。
 展示数はそれほど多くないけれど、ゆっくり、ガラスなしで見られて良かった。
 糸を紡ぐ機械や、織機、毛糸などが展示されているのも面白い。

 工芸館には販売室も併設されていたけれど、如何せん、お高い。
 早々に退散し、受付で高砂台というバス停16時58分のバスがあると教えてもらい、そのバスで駅に戻ることにした。雨がかなり強く降っていたので、レインパンツを履き、バス停で待つことを考えてダウンジャケットを羽織って歩き始めた。
 ところが、バス停の時刻表に16時58分というバスが載っていない。うーん、これだと、結構な雨の中20分以上待つことになるなぁと思っていたら、17時前にちゃんとバスがやってきた。
 このバスというかバス停については、未だに謎である。

 一条7丁目というバス停が旭川駅最寄りだと運転手さんに教えてもらい、駅に戻った。
 18時15分発の電車まで時間があったので、友人に北海道土産を送り、妹と甥っ子へのプレゼントを探す。
 構内のカフェでお茶をしようかとも思ったけれど、お土産について考え始めるとなかなか厄介で、あっという間に1時間が過ぎてしまった。
 上川行きの1両編成の電車は、高校生で一杯だった。通学電車なのだろう。大体30分くらいかかることは調べてあったけれど、ここで乗り過ごしたらどうにもならないと、かなり緊張して電車に揺られた。

 当麻駅に着くと、本日の宿であるいちいの宿の方がお迎えに来てくださっていた。駅から宿までは車ですぐである。
 先にお風呂で温まりますかという質問に「とってもお腹が空いています!」と即答し、すぐにお食事にしていただいた。

前菜お刺身

 この日は、他に若いご夫婦が2組泊まっていたようだ。
 一組のご夫婦はだいぶ夕食が進んでいて、もう一組の方とはほぼ同時のスタートになった。
 前菜の牡丹海老も、お刺身も美味しい。ホッキ貝は冷凍ではなく生だという。そう言われると歯触りが違うような気がするのが私の単純なところだ。
 前菜の付け合わせのほおずきが甘酸っぱくて、意外な美味しさに驚いた。
 ご主人お勧めのイタリアワインの白とよく合っている。

ビーフシチュー パンをくりぬいてカニのクリームグラタンを入れたお料理が出て、黒毛和牛のビーフシチューが続いた。
 このお肉が本当に柔らかくてびっくりである。ご主人曰く「シチューにするようなお肉じゃない」そうで、そのお肉を5時間かけて大鍋で煮込んだというから、美味しいに決まっている。

天ぷらごはんとお味噌汁

 ここで和風に変わって熱々の天ぷらが出てきて(カニと海老と南瓜だった)、じゃこと野沢菜のごはんとカニの味噌汁と続く。
 お味噌汁にはインカのめざめというジャガイモが入っていて、この色のとおり、サツマイモかもという感じの甘さで驚く。
 ごはんの量もちょうど良くて、ぺろりと平らげてしまった。我ながら凄い食欲である。

 デザートはもちろん別腹で、旭山動物園と旭川空港(だったと思う)でしか食べられないというクレームブリュレが出てきた。
 思わず「プリンとの違いが今ひとつ判らなくて」と正直なことを言ってしまったところ、あっさり「クレームブリュレは卵の黄身しか使わない」と教えてくださった。なるほど、そういうことだったのかと思う。
 卵の味の濃いクレームブリュレは、プリンと違ってカラメルソースがない分、卵そのものの味がよく判る。
 食後にコーヒーかハーブティをいただいて、ご馳走様である。
 大満足の夕食だった。

 お食事のときに伺ったところでは、連泊の場合、2日目の夕食は牛と豚のしゃぶしゃぶで、3日目の夕食はステーキになるらしい。
 そちらもぜひいただいてみたいものである。
 また、クレームブリュレに使った卵で明日の朝食には卵焼きを出しますというお話で、そちらも楽しみだ。

お部屋 1時間かけたお夕食後は、お部屋で一休みである。
 このお部屋が広い。
 この写真だと判らないけれど、ベッドの足もとには、もう1台横向きにベッドを置けそうな空間がある。
 薔薇の生花が飾ってあり、ソファセットもあって快適だ。アジア大会の男子バレーボール決勝をテレビで見ながら、ソファセットに陣取って絵はがきを書いた。

 バレーボールは残念ながら負けてしまったけれど、その負けを見届けてからお風呂に行った。
 こちらの宿は温泉ではない代わりに、薔薇風呂が「売り」である。入浴剤の入った濃いめのピンクのお湯に、薔薇の花が60〜70輪も浮かべてある。
 このお風呂に貸し切り状態で浸かれるなんて優雅だ。
 露天風呂もあり、こちらは緑茶の湯になっているらしいけれど、暗くて判らない。空には雲が広がっているらしくて星は見えなかったけれど、雨は降っておらず、このまま明日までお天気が持ってくれればなぁと思う。
 何だかんだで1時間も薔薇のお風呂を堪能した。

サッポロクラシック 少し迷ったけれど、多分、飲む機会は今しかなかろうと、廊下にあった自動販売機でサッポロクラシックを購入して、お部屋で飲んだ。
 前は、「生ビールの缶ビールって変だろう!」と思っていたけれど、少し前にキリンビールの工場見学に行ったとき、「生」というのは酵母による発酵を止めるための加熱処理をしていない、という意味だと教わった。だから、缶ビールの生ビールももちろん「あり」である。
 でも、正直に言って、味はよく判らない。
 味はよく判らないけれど、流石にお風呂上がりのビールの効きはよく、朝が早かったこともあって、23時には就寝した。

 北斗星旅行記1日目その1 <- -> 北斗星旅行記2日目

 2014年10月13日記

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北斗星旅行記1日目その1

2014年10月3日(金曜日)

 旭川空港から旭山動物園に直行するバスは、この時期、1日一便しかなく、その出発は10時である。
 10時のバスに乗るためには、9時30分に旭川空港に到着するJAL便に乗るしかなく、そのJAL便は7時50分に羽田空港を離陸する。バスでの移動になるので、搭乗口には15分前くらいには到着したい。
 そこから逆算すると、我が家の最寄りのバス停から出る始発バスに乗っても間に合わない。いや、多分、順調に行けばギリギリで間に合うのだけれど、ミラコロを持って行くつもりなので、いざというときに走れない。それが不安だ。

 そんな訳で、4時半に起床し、準備を確認したところで電話してタクシーに迎えに来てもらう。
 前日夜に電話して確認したところ、予約は受け付けていないので当日電話してください、配車までは大体15分くらいを見てください、という話だった。
 実際は5分くらいでタクシーは到着し、乗ろうと思っていた電車の1本前、5時21分発に乗ることができた。
 そして、電車に乗ってから気がついた。suicaを忘れている。これでは、乗り換えのとき精算が必要になる。ギリギリにしなくて良かったと胸をなで下ろした。

羽田空港のラウンジ 羽田空港には6時40分くらいに到着できた。
 Webチェックインを済ませてあったので、そのままセキュリティチェックに向かう。ミラコロのポケットに空っぽの携帯マグを突っ込んでおいたら、係の方に「水筒を持っていますか?」「中を開けて見せてください」と言われた。国内線の場合、持ち込みは可能だけどチェックはされるのね、と学習する。
 朝食代わりにフルーチェを食べただけだったので、エアポートラウンジに向かう。
 早朝だけは簡単なパンが用意されると聞いていたので、朝ごはん代わりにいただいた。北海道仕様でヒートテックなど着て暑かったので、牛乳とアイスコーヒーでアイスカフェオレを作って飲む。美味しい。

 飛行機の中では飲み物サービスのとき以外瀑睡してしまい、旭川の気温は9度だという機長アナウンスが聞こえて来て目が覚めた。
 9度って、真冬の感覚である。
 しかも、9時25分に到着してみると、午前中は持つんじゃないかという私の期待に反してすでに雨が降り始めていた。寒さ倍増である。
 荷物からレインパンツとウィンドブレーカを引っ張り出して着込み、ロビーの券売機で旭山動物園行きのバスチケットを買う。

 10時発の旭山動物園行きのバスに乗ったのは10人くらいだった。所要35分ということだったけれど、ノンストップで快調に走ったおかげか、10分ほど早く到着した。有り難い。
 しかし、結構本格的に雨が降っている。バス停から旭山動物園の正門まで道路を渡ってすぐなのが有り難い。チケットを購入し、入場したすぐそばのコインロッカーにミラコロを預けた。
 傘の貸出もあったけれど、バス停からここまでの間に折りたたみ傘を広げてしまっていたので、そのまま使うことにする。

手乗り鴨フラミンゴ 入口で「もぐもぐタイム」のスケジュールを確認したところ、ホームページ記載のとおりの予定らしい。
 10時45分から始まるペンギンのもぐもぐタイムに間に合うようにぶらぶら歩き始める。入って右手すぐにフラミンゴがいる。フラミンゴといえば行川アイランドだよなぁと思い出す。なかなかピンクが鮮やかだ。
 金網で覆われた大きなケージのようなところが「ととりの村」で、その名のとおり鳥たちがいるらしい。
 水槽に水を張っているスタッフの方がいて、「何をしているんですか?」と聞いてみたら、親からはぐれてしまった鴨がいたのでスタッフで保護し、もう親元には戻せないので人に慣れさせる訓練をし、来園者に説明をするときに活躍して貰おうということになったというお話だった。
 「撫でても大丈夫?」と聞いたら「怒ると思います」という返事だったので、それは諦めてペンギン館に向かう。

ペンギン 雨の平日の午前中である。そんなに人もいるまいと思っていたけれどとんでもない。ペンギン館の前は、すでに黒山の人だかりとなっていた。びっくりである。
 途中、放送で「お時間に余裕のある方は午後の回を・・・」と言っていたから、そもそも、動物園は午前中の来園者が多いのかも知れない。
 隙間から見ようとしたり、後方にある踏み台に乗ったりしたけれど、雨で傘を差している人が多いのでなかなか上手く見えない。建物内に入ってみたところ、屋外の様子は判らないけれどペンギンは見られるし、放送も聞こえるのでそのままそこで見学することにした。

泳ぐペンギン ペンギンは、海が荒れ、餌が減っていて、あと50年くらいで野生のものは絶滅してしまうだろうと言われているそうだ。ちょっと驚く。
 旭山動物園には4種類のペンギンがいて、その中で一番大きいのが「王様ペンギン」だそうだ。これは「皇帝ペンギン」とは別のペンギンで、皇帝ペンギンよりはちょっと小さい。
 日本の動物園に多く飼育されているフンボルトペンギンは、実は、ペルーなどにいるペンギンなのだそうだ。地球のちょうど裏側だから日本と気候が似ていて、そのためにフンボルトペンギンは日本で飼育しやすいのだという。ペンギンといえば南極のイメージだけど、実際はそうではないらしい。
 そういえば、ガラパゴス諸島に行った方から、赤道直下のガラパゴスにもペンギンがいたというお話を聞いたばかりだなぁと思い出した。

羽が生え替わる 中に、もこもこした羽(というか、毛に見える)を生やしたペンギンがいて、病気? と思っていたら、ちょうど外にも同じようなペンギンがいたらしく、スタッフの方の説明があった。
 このペンギンは、ちょうど羽が生え替わる時期に当たっているそうだ。
 ペンギンの羽には防水性があって身体を守っているけれど、1年くらいでその防水性能が落ちてしまうので、年に1回生え替わるという。
 生え替わっている最中は防水機能がないためペンギンは水中に入ることができず、水中に入れないので餌を採ることもできず、生え替わりが終わるまで地上で何も食べずに過ごすという。
 何だか壮絶だ。

 説明が終わった後もペンギンの餌やりは続きますというアナウンスがあったけれど、この調子では11時からのホッキョクグマのもぐもぐタイムも混雑するに違いないと、早めにホッキョクグマ館に向かった。
 ところがすでに長蛇の列である。
 アナウンスによると、ホッキョクグマのもぐもぐタイムは3回に分けて行い、今並んでいる人は2回目にギリギリ入れるか、3回目になるかといった辺りらしい。
 とりあえず、屋根のあるところに並べたのでそのまま待つ。携帯マグのコーヒーの温かさが有り難い。
 何とか11時10分開始のもぐもぐタイム2回目に滑り込むことができた。

ホッキョクグマホッキョクグマ

 動物園で与えている餌はニシンなどのお魚だけれど、野生のホッキョクグマの餌は主にアザラシなんだそうだ。何だかホッキョクグマの獰猛さが突然生々しく迫ってくる感じがする。
 ホッキョクグマの顔が長いのは、息継ぎしやすくするためだそうだ。体型が全体として下ぶくれなのは、泳ぐためだという。
 ホッキョクグマは相当ゆっくりにしか泳ぐことができない一方で、ホッキョクグマの餌であるところのアザラシは相当に素早く、ホッキョクグマが海中で捕まえることはほぼできない。アザラシが、息継ぎのために陸地というか氷上に上がって来たところを待ち伏せして、それでようやく餌にありついているそうだ。
 地球温暖化で氷が溶けてきているので、ホッキョクグマの餌場は減少している。こちらも種の保存の危機なのだ。

ホッキョクグマホッキョクグマ もぐもぐタイムに出てきていたホッキョクグマも行ったり来たり泳いでいたけれど、外にいたこちらのホッキョクグマも左右に行ったり来たりを繰り返し、ときどき遠吠えのようなポーズを取っていた。
 やはり自然そのものの環境ではないから、ストレスがたまっているのかしらと思う。
 でも、見飽きない。うろうろする様子をずっと眺めてしまった。

アムールトラアムールトラ アザラシのもぐもぐタイムは11時30分からなので、少しだけ時間の余裕がある。
 そして、別に無理して特等席で見なくてもいいかしらと思い始めていたので、先にもうじゅう館に行った。
 とはいうものの、やっぱりココロはもぐもぐタイムに飛んでいたらしい。もうじゅう館には、ライオン、クロヒョウ、アムールヒョウ、ユキヒョウなどもいたらしいのに、私はヒグマとこのアムールトラしか見ていない。
 ライオンたちはどこにいたのだろう?
 しかし、このアムールトラは「流石、猫科の動物」という感じで、何だか仕草が可愛らしかった。顔も美人さんだと思う(メスかどうかは判らない)。

泳ぐアザラシ餌を貰うアザラシ

チューブを泳ぐアザラシ アザラシのもぐもぐタイムも大混雑で、地上にはとても居場所がなく、屋内から見学し、説明を聞くことにした。
 スタッフの方は「餌をもらうためにほとんど皆、上に上がっているのであまり泳がないかも知れません」と言っていたけれど、チューブを泳ぐアザラシも見られて満足である。
 アザラシの毛並みは、毛が生え替わってもずっと一生同じなのだそうだ。そして、一体一体全く同じ毛並みということはないらしい。もっとも、スタッフの方も毛並みで個体識別をしている訳ではなくて、顔で見分けをつけているという。
 「みなさんも、1日、ここでアザラシを観察していたら見分けが付くようになります」と言われた。
 しかし、残念ながら、1日アザラシを見ている時間はない。

 13時のバスで旭川駅に向かいたかったので、あと1時間半しかない。しかし、まだ正門に近い一角しか見ていない。
 そんな訳で、この後はもう本当に駆け足で回るようになってしまった。
 旭山動物園は展示に工夫が凝らされていて、説明などもかなり丁寧に張り出してあったりするので、じっくり読んだら相当楽しそうだけれど、それも敵わない。
 半日では全然時間が足らなかった。

オオカミエゾシカ

 もうじゅう館の隣に、オオカミの森とエゾシカの森がある。
 オオカミは木の下にうずくまって丸くなっていた。といっても、別に特に雨が苦手とか雨が嫌いという訳ではないらしい。
 お隣のエゾシカの森にいるエゾシカは、逆にいかにも「雨がイヤなんです」という風情で、屋根のあるところからなかなか出てこようとせず、夫婦でうずくまっていた。雨が小やみになると立派な角を持つ雄がその辺を歩き始める。
 雌を誘いに戻るのだけれど、雌の方はやけにつれない感じで、結局屋根のある場所にとっとと戻っていたのが可笑しい。

テナガザルチンパンジー タンチョウヅル、シマフクロウと北海道ならではという感じのする鳥を眺めた後、レッサーパンダを経て、チンパンジーの森に到達した。
 チンパンジーは外に出ていなかった。なかなか楽しそうな遊び道具が揃っていたのに残念である。しかし、子供のチンパンジーもいて、親にじゃれかかっているのが可愛い。
 オランウータンではなくテナガザルを見に行ってしまったのは、もの凄い声で叫び続けていたからだ。旭山動物園の中で一番ウルサかったのは、このテナガザルだと思う。ホエザルみたいな感じだ。
 でも、テナガザルだけあって、長い手足を活かして色々な「ワザ」を見せてくれるのが楽しい。いかにもアクロバットな動きを楽しんだ。

 ちょうどこの辺りで12時くらいになり、東門煮近かったので、モグモグテラスにお昼を食べに行こうかと一瞬迷ったけれど、その東門までは相当な急坂だ。
 しかも、その急坂を上って行く人が結構いる。正にお昼どきだし、この急坂を上がって行ってもの凄く混雑していたらきっとショックに違いない。混雑していたら時間を取られそうし、モグモグテラスはパスした。
 そして、お昼ごはんをどうしようと考えた結果、すぐ隣にいたはずのカピバラを見逃したのが心残りである。

 くもざる・かぴばら館からキリンやカバがいる辺りまでは、何というか裏道っぽい坂を下って行く。
 こども牧場などはあるものの、こちら側はあまり動物がいない。これならさる山経由で少し戻る感じでかば館やきりん舎に行った方が良かったかも知れない。
 どちらにしても、お天気さえ良ければ,下りの気持ちいい散歩道だと思う。

キリン キリンはどこだろう、場所が移ったとどこかの看板にあったけど道を間違えたか? と思った頃、きりんの顔が目に入る。
 キリンの首ではなくキリンの顔が目に入るのは、きりん舎が道路よりも深く掘られているからだ。もちろん、きりんと同じ高さの地面から見上げることもできる。
 キリンの顔が近い。
 その代わり足が見えていないので、その背の高さは実感できないけれど、何だか不思議な感じがする。

カバ お隣にあるかば館に入ると、水槽の中でかばがのんびり寝そべったり、ちょっと歩くような泳ぐような動作をしたりしていた。
 それにしてもデカイ。
 普段はあんまり気にしてないというか、意識していないけれど、カバって本当に大きい動物だ。
 身体の大きさに比較して随分と足が短く、そして華奢に感じられるのは、水中で過ごす時間が多いからなのかも知れない。

スープカレー キリンとカバを見た後は、西門を経由して、正門近くまで戻って来た。
 12時30分発のバスで旭川駅まで戻っても良かったけれど、何だかそれも慌ただしいし、お土産物も見たかったので、旭山動物園くらぶ正門shopでスープカレーを注文し、お隣の無料休憩所でいただくことにした。
 正門ショップのカレーうどんが評判だと聞いていたけれど、何だかとてもカレー「ライス」が食べたい気分だったのだ。

 休憩所は暖房も効いていて暖かかった。そして、空いている。
 食べ始めてすぐ、突然、雨が強くなった。ザーザー降りと言ってもいいくらいの雨である。
 少し離れたところで昼食をされていたご夫婦が「せっかく遠くから来たのにね」とおっしゃるので、「でも、屋根のある場所にいるときで良かったです。」とお返事する。
 本当に、外を歩いているときだったら、結構大変だったと思う。
 コーヒーも飲んでゆっくり温まった。

 雨足が弱くなったところで休憩所を出る。
 正門近くの売店でいくつかお土産を買い、13時のバスに間に合うようにロッカーから荷物を出してバス停に向かう。バスが時間どおりに来るのが有り難い。
 そして、道路も空いていて、旭川駅まで30分くらいで到着した。
 駅のコインロッカーにミラコロを預け、郵便局があったので、動物園で購入した絵はがきを出すべく切手を買う。切手も、持って来ようと思っていたのに忘れてしまったものの一つだ。
 
-> 北斗星旅行記1日目その2

 2014年10月13日記

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

**−旅行記の入口はこちら− | *100Q | *200309ケニアのその後 | *200309ケニアの始末 | *200409ペルーのその後 | *200409ペルーの始末 | *200409ペルーの支度 | *200501正月パスの始末 | *200501正月パスの支度 | *200503オーロラの始末 | *200503オーロラ(フィンランド)の始末 | *200503オーロラ(フィンランド)の支度 | *200503フィンランドのその後 | *200506初島のその後 | *200506初島の始末 | *200506初島の支度 | *200508アイスランドのその後 | *200508アイスランドの始末 | *200508アイスランドの支度 | *200604熊野古道のその後 | *200604熊野古道の始末 | *200604熊野古道の支度 | *200608モンゴルのその後 | *200608モンゴルの始末 | *200608モンゴルの支度 | *200608修善寺のその後 | *200608修善寺の始末 | *200608修善寺の支度 | *200705山寺のその後 | *200705山寺の始末 | *200705山寺の支度 | *200706日光のその後 | *200706日光の始末 | *200706日光の支度 | *200710立山・黒部のその後 | *200710立山・黒部の始末 | *200710立山・黒部の支度 | *200712エジプトのその後 | *200712エジプトの始末 | *200712エジプトの支度 | *200802伊勢志摩のその後 | *200802伊勢志摩の始末 | *200802伊勢志摩の支度 | *200805伊豆断食の始末 | *200805伊豆断食の支度 | *200805伊豆高原のその後 | *200808箱根のその後 | *200808箱根の始末 | *200808箱根の支度 | *200809オーロラ(ホワイトホース)の始末 | *200809オーロラ(ホワイトホース)の支度 | *200809カナダのその後 | *200902香港のその後 | *200902香港の始末 | *200902香港の支度 | *200903ハトヤホテルの始末 | *200903ハトヤホテルの支度 | *200906奥日光のその後 | *200906奥日光の始末 | *200906奥日光の支度 | *200907裏磐梯のその後 | *200907裏磐梯の始末 | *200907裏磐梯の支度 | *200908ベネズエラのその後 | *200908ベネズエラの始末 | *200908ベネズエラの支度 | *200911袋田の滝のその後 | *200911袋田の滝の始末 | *200911袋田の滝の支度 | *201001河口湖のその後 | *201001河口湖の始末 | *201001河口湖の支度 | *201002京都のその後 | *201002永平寺と京都の始末 | *201002永平寺と京都の支度 | *201002永平寺のその後 | *201005熱海のその後 | *201005熱海の始末 | *201005熱海の支度 | *201005箱根の始末 | *201005箱根の支度 | *201008奥日光の始末 | *201008奥日光の支度 | *201009ヨルダンとエジプトの始末 | *201009ヨルダンとエジプトの支度 | *201009ヨルダンのその後 | *201011日本平の始末 | *201102知床流氷のその後 | *201102知床流氷の始末 | *201102知床流氷の支度 | *201108白馬のその後 | *201108白馬の始末 | *201108白馬の支度 | *201109ウズベキスタンのその後 | *201109ウズベキスタンの始末 | *201109ウズベキスタンの支度 | *201110奥鬼怒のその後 | *201110奥鬼怒の始末 | *201110奥鬼怒の支度 | *201111鹿児島のその後 | *201111鹿児島の始末 | *201111鹿児島の支度 | *201112千倉のその後 | *201112千倉の始末 | *201112千倉の支度 | *201112大阪と京都の始末 | *201112大阪と京都の支度 | *201202蔵王のその後 | *201202蔵王の始末 | *201202蔵王の支度 | *201203オーロラ(イエローナイフ)の始末 | *201203オーロラ(イエローナイフ)の支度 | *201205ひたちなかの始末 | *201205ひたちなかの支度 | *201205姥湯温泉の始末 | *201205姥湯温泉の支度 | *201207月山・鳥海山の始末 | *201207月山・鳥海山の支度 | *201208甲府のその後 | *201208甲府の始末 | *201208甲府の支度 | *201212グアテマラのその後 | *201212ホンジュラスのその後 | *201212メキシコのその後 | *201212中米3ヶ国の始末 | *201212中米3ヶ国の支度 | *201302河津のその後 | *201302河津の始末 | *201302河津の支度 | *201303スパリゾートハワイアンズのその後 | *201303スパリゾートハワイアンズの始末 | *201303スパリゾートハワイアンズの支度 | *201304吉野山のその後 | *201304吉野山の始末 | *201304吉野山の支度 | *201306ハイダ・グアイ(カナダ)の始末 | *201306ハイダ・グアイ(カナダ)の支度 | *201307白馬の始末 | *201307白馬の支度 | *201310台湾のその後 | *201310台湾の始末 | *201310台湾の支度 | *201311那須のその後 | *201311那須の始末 | *201311那須の支度 | *201404三春のその後 | *201404三春の始末 | *201404三春の支度 | *201406勝浦のその後 | *201406勝浦の始末 | *201406勝浦の支度 | *201407奥日光の始末 | *201407奥日光の支度 | *201408ベトナムのその後 | *201408香港&クルーズの始末 | *201408香港&クルーズの支度 | *201410北斗星のその後 | *201410北斗星の始末 | *201410北斗星の支度 | *201501西伊豆の始末 | *201501西伊豆の支度 | *201503村杉温泉の始末 | *201503村杉温泉の支度 | *201505尾瀬のその後 | *201505尾瀬の始末 | *201505尾瀬の支度 | *201505熱海の始末 | *201505熱海の支度 | *201508カムチャツカのその後 | *201508カムチャツカの始末 | *201508カムチャツカの支度 | *201508能登のその後 | *201508能登の始末 | *201508能登の支度 | *201602草津温泉の始末 | *201602草津温泉の支度 | *旅の支度(国内) | *旅の支度(海外) | *試験の始末 | *試験の支度 | おすすめサイト | ウェブログ・ココログ関連 | グルメ・クッキング | ニュース | パソコン・インターネット | 学問・資格 | 心と体 | 携帯・デジカメ | 文化・芸術 | 旅行・地域 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 趣味 | 音楽