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2015.06.07

尾瀬日帰り旅行記その1

2012年5月30日(土曜日)

 今回の尾瀬旅行は新幹線を利用したツアーで、「日帰りだけど、尾瀬滞在6時間」という点が売りだ。
 日帰りのお出かけが「旅行」なのかは微妙なところだけれど、新幹線に乗って出かけたらそれはやっぱり「旅行」という感じがする。
 何しろ、朝だって早い。7時2分大宮発の上越新幹線に乗らなくてはならない。そのためには最寄り駅5時42分発の電車に乗らねばならず、駅まで行くバスの始発の前なので、タクシーを呼んで駅に向かった。

 前の日には、母と「朝ごはんを食べている時間はないよね」と言い合ったけれど、二人とも4時過ぎには起き出し、母は洗濯機を回して干すところまでやってしまったし、私も水筒のお茶を詰めがてら菓子パンと果物の簡単な朝食を用意して二人して食べる。
 どういうときでも「食べないで出かける」という選択肢は我々母子にはないみたいだ。
 大宮駅で新幹線乗り換え口に向かう途中で、おにぎりを2個(母と私で1個ずつ)を朝食として購入した。

 窓口で大宮駅までの運賃の精算と、新幹線ホームに入るための入場券を購入する。
 これらを新幹線の券売機で済ませることができるんだろうか。
 大体、新幹線の券売機はガラガラで、みどりの窓口には行列ができていることが多いので、いつか確認しようと思っている。

上毛高原駅 尾瀬には小型バスでしか行けないので、このツアーも22人が定員だそうだ。今回は、定員いっぱいの参加である。
 新幹線ホームで無事に添乗員さんとも出会え(今回は、東京発のツアーに大宮途中乗車で加わったのではなく、大宮発着のツアーに参加した)、MAXたにがわ401号に乗り込んだ。
 「上毛高原駅に着いたらすぐにバスに乗るので、お水等は買っておいてください、トイレには電車の中で行っておいてください」という案内があったので、7時半過ぎにお手洗いに行ったらもの凄い行列になっていた。ツアー1本は22人定員だけれど、クラブツーリズムだけでこの新幹線に4本のツアーが乗っているのだ。それは混む筈である。

谷川岳 本当にピーカンのいいお天気である。嬉しい。
 車窓からなのでボケボケだし反射もしてしまっているけれど、谷川岳もくっきりと見える。
 バスの中では、「歩くコース専属です」という添乗員さんから、尾瀬を歩くに当たっての注意事項が色々とあった。ストックでお花やその他の物を指し示してはいけない、前に行く人を抜くために木道の横に出るのはいいが戻るときには必ず一声かけること、木道を歩いているときに写真は撮らないこと(渋滞を起こす)、歩荷さんは70kgとか80kgの荷物を背負って集中して歩いているので声をかけてはいけない等である。
 もっと色々とあったけれど、私が覚えているのはこの4点くらいだ。申し訳ない。

 その他、尾瀬の地図とパンフレットが配布され、夕食のお弁当とお土産のアップルパイの案内と注文取りがあり(帰りに越後湯沢駅に到着するのは19時ころで、駅の売店等はほとんど閉まってしまっているという)、車窓から見える木々の名前やお花の名前、尾瀬で咲いているだろうお花の紹介などがあり、戸倉温泉等の紹介があり、井上食堂で本日のお弁当を積み込み、戸倉温泉から先、とてもじゃないけれど大型バスではすれ違えないようなつづら折りの山道を登って、9時半過ぎに鳩待峠の駐車場に到着した。

鳩待峠 鳩待峠到着後は自由ハイキングである。16時20分までに鳩待峠に戻ってくればいい。
 「尾瀬に6時間滞在」と歌っているツアーで、約7時間の滞在が約束されているのが有り難い。新幹線の時間によって前後することになるのだろうと思う。
 添乗員さんは「ご希望の方は一緒に歩きましょう」とも言ってくれたけれど、母と私はどう考えてもトロトロとしか歩けないので、準備運動をしているグループにこっそり混ざってふくらはぎや肩を伸ばした。
 9時40分出発である。

 最初は、大きめの石がごろごろしている階段を下る。
 昨日、雨が降ったそうで、余計に歩きにくい。一段一段の幅が一定ではなく、敷かれた石が平らではなく、水たまりがあり、流れているところもある。滑る。
 母にストックを渡し、ゆっくりゆっくり歩いて行く。
 20分くらい歩いたところで、河原にちょっと出られるような場所があり、休憩した。川と木々の向こうに至仏山がくっきりと見えていて清々しい。
 至仏山にもかなり雪が残っているけれど、この山の鼻までの道の端にも、結構雪が残っている。

至仏山

ミズバショウ木 コースタイム1時間と聞いていたけれど、1時間って結構長いなぁと思う。「山の鼻まで2.2km」という看板のところまで30分もかかった。鳩待峠から山の鼻までが3.3kmだそうなので、1/3の距離に30分をかけたことになる。
 しかし、木道や木の階段になると格段に歩きやすくなり、すっくと伸びた木や、群生する水芭蕉にも助けられ、気持ち良く歩ける。
 水芭蕉が群生しているところを見て「私、もう尾瀬に来た目的は達したかも」と口にしつつ進む。
 この日の最高気温は確か25度くらいで、歩いているうちに暑くなってきたので、長袖Tシャツの上に重ねていた長袖のシャツを脱いでリュックにしまう。

岩を回り込む木道 山の鼻が近づいてくると、大きな岩を木道が回り込んでいるところがある。
 母と私は鳩待峠出発後、ここまで45分かかっている。かなりゆっくり歩いてこの時間だ。山の鼻に着くまでに、意外と汗もかいたし、無理は禁物である。
 その後も、河原のようなところで休憩して持参したドライフルーツを食べたり、出発してちょうど1時間後に川上川(一級河川だそうだ)を渡ったり、鳩待峠から1時間10分かかって山の鼻に到着した。
 新幹線ではお腹が空かずにおにぎりも食べなかったので、まだ11時前だけれど、荷物を軽くするためにもここでお昼ごはんのお弁当を食べることにした。

舞茸弁当 山小屋の前に点在するベンチは、ほぼ満員である。陽向だけれどまぁいいかと腰をおろし、鳩待峠で配られた舞茸弁当を広げる。これにペットボトルのお茶がついている。
 舞茸弁当は結構味付けが濃い。汗をかいた後だし、その塩気が体に染み渡る感じがする。美味しい。普段はあまり食べきることのないお漬物まで含め、私は全部食べきった。母は少しごはんを残していたようだ。
 ゴミはもちろん持ち帰りである。
 デザートにドライフルーツを再び食べ、食休みをし、お手洗いも借りて(100円の協力料を支払う)、出発だ。

 鳩待峠から山の鼻まで意外と時間がかかった。だとすると、帰りもコースタイムの1時間20分では戻れない可能性が高い。帰りの上りを急ぐのは辛いので、余裕をみて集合の2時間前である14時20分には山の鼻を出発したい。
 後々のことを考え、片道40分の牛首分岐まで歩き、戻って来て1周40分だという植物研究見本園を歩こうという計画で、11時20分、山の鼻を出発した。

燧岳 出発してすぐ、前方に燧岳が見えた。
 それにしても、いいお天気である。
 このお天気だったら、添乗員さんがバスで言っていた「逆さ燧」も見られるんじゃないかと期待してしまう。
 歩き始めたばかりの辺りの木道は結構高さがあって、バランスを崩して落ちたらイヤだなぁと思う。
 木道の傍に咲いている水芭蕉は、もちろん歌のイメージ通りの可憐なものもあるけれど、どうにも大きい、グロテスクと言いたいような大きさの水芭蕉もあって複雑な気持ちである。
 雪がかなり残っている今の時期でこんな大きさだとすると、この先どこまで大きくなるのだろう。

水芭蕉 水芭蕉は、結構、木道の傍とか木道と木道の間で咲いている。
 健気といえば健気だけれど、如何せん、大きさがその可憐さを裏切る。
 「水芭蕉がこんなに大きいとは思わなかったよ」と母と呟きつつ、「可憐な大きさの水芭蕉はないかしら」と言いつつ歩く。しかし「写真渋滞を起こしてはいけない」という添乗員さんの教えが染みこんでいたので、あまり写真を撮ってもいられない。
 私にしては破格に写真が少ないのはそのためである。
 その分、いつもよりもテンポ良く歩いている。

至仏山

 前を見れば燧岳で、うっかり忘れそうになるけれど、振り返れば至仏山を見ることができる。
 これぞ尾瀬の景色だよと思う。
 前方に山、後方に山、水芭蕉が咲き、地糖があり、川が流れ、水がある。
 時々、気持ちのいい風が吹き抜けて行く。遠目に雪が残っているのが見える。

逆さ燧 途中、ベンチがあれば休み、水分補給し、飴なども口に入れ、ゆっくり歩いて30分、逆さ燧が見られるポイントに到着した。
 看板が出ていたか、木道に指示が出ていたか、場所はとても判りやすい。
 しかし、見えない。
 お天気としては正しく逆さ燧日和だけれど、どうも風が強くて水面が波立ち、燧岳の姿を映してくれない。しばらく粘って待ち構えたけれど風は止みそうにない。
 「帰りにもう1回チャレンジしましょう」と先に進むことにした。

牛首分岐 山の鼻を出発してちょうど1時間後、コースタイムを20分オーバーして牛首分岐に到着した。
 ここにはベンチがあって、左右に目をやると燧岳と至仏山を見ることができる。
 絶景だ。
 母は「竜宮小屋まで行きましょう」と言ったけれど、木道の堅さのせいか、私の膝がちょっと不安だったのと、「私は意外と疲れている」という自覚があったので、母を説得し、ここで一休みして景色を堪能し、引き返すことにした。

 -> 尾瀬日帰り旅行記その2

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