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2016.02.21

草津温泉旅行記2日目

2016年2月6日(土曜日)

 エアコンを付けっぱなしにして寝たはずが、何故か朝5時に目が覚めたときには止まっていた。
 といっても、エアコンとは別にオイルヒーターがあって、お部屋が寒かった訳ではない。
 そのまま二度寝を楽しみ、6時半に起き出した。母が「きっと空いているわよ。若い人は温泉にあまり入らないわよ。」と言ったとおり、朝の温泉も貸切だった。嬉しい。
 明るい中で温泉に入るのもいいものだ。

草津ホテル お部屋の窓からは草津ホテルが望める。
 青空が広がっているものの、同時に、風花のような雪も舞っている。不思議な眺めだ。
 宿の前の川は温泉が流れているので、川面から湯気が上がっている。何とも贅沢である。
 7時から図書コーナーのコーヒーマシンのスイッチを入れますというお話だったので、朝一番でコーヒーをいただき、お部屋でモーニングコーヒーとしゃれた。

朝食 8時に昨日夕食をいただいたレストランに行くと、すでに用意が調っていた。
 ごはんとお味噌汁、卵焼きは席に着いてから持ってきてくれる。
 ごはんのおともになるものがたくさんあって、とてもじゃないけれど軽めによそわれたごはんでは足りない。でもここでごはんまでお代わりしたら大変なことになると肝に銘じる。

 そして、何といっても、だし巻き卵が美味しい。
 ふわふわだ。
 お部屋に戻るときにちょうど板前さんがだし巻き卵を焼いていて、しばらく見入る。ガスの火はかなり強火だ。卵焼き器が銅製のようだったから、それで焦げたりせずに優しい火加減になるんだろうか。
 今回の宿を草津ホテル別館 綿の湯に決めた理由の一つがこの朝ごはん(特にだし巻き卵)だったので、満足だ。

足湯 チェックアウトは10時である。
 折角なので、チェックアウトまでの時間を利用して、宿の足湯に浸かった。今回の旅行ではタイツを履いてきたので、服を着替えてしまうと足湯に浸かるのはとんでもなく面倒臭い。事実上、外出着になってからでは足湯の利用ができないのだ。
 図書コーナーの先にガラスの引き戸があり、その先が足湯コーナーである。入口にはタオルも用意されている。図書コーナーから北欧のテキスタイルを特集した雑誌を選び、しばし、足湯に浸かりながら雑誌をめくって寛いだ。
 そうして足湯を楽しんでいる間、何度か、宿の軒先から氷柱が落ちる音が聞こえてかなり驚いた。下を覗いてみたら、人が出入りできる場所ではなかったので一安心だ。

 10時前に宿をチェックアウトし、片岡鶴太郎美術館の割引券をいただく。その関係が今ひとつよく判らないけれど、片岡鶴太郎美術館は草津ホテルの「隣接施設」で、草津ホテルまたは綿の湯の宿泊者は入館料950円が500円に割引してもらえるのだ。有り難い。
 荷物をフロントに預かってもらい、身軽になって宿の目の前にある美術館に入った。

 私の片岡鶴太郎作品のイメージは、墨のにじみを多用した日本画、というところだ。
 書もあるし、もちろん絵画も多いし、焼き物も多い。多芸な人なんだなぁと思う。
 お魚や花、果物の絵が多かった。収蔵作品が300点、展示作品が150点というから、特に今回の展示のために選んだというよりも、元々、題材として選ぶことが多いのだろうと思う。
 多いといえば、椿の花の絵や、椿の花をあしらった焼き物が多いのが印象的だった。季節柄ということもあるとは思うけれど、きっと思い入れの強い花なんだろうと思う。

 展示の最後に、2枚だけ「一緒に記念写真をどうぞ」という絵があった。
 1枚は梅(だったと思う)の木の絵、1枚は中国を旅した際に描いた風景画だ。なかなか洒落た演出だと思う。母とそれぞれに写真を撮ったし、他のお客さんも楽しそうに写真撮影をしていた。
 大体、同じときに美術館にいたお客さんが5〜6組という感じだったので、順番待ちをすることもなかった。
 そのままミュージアムショップに行くことができて、クリアファイルや絵はがき、片岡鶴太郎が香りを調合したというお香などを購入した。
 美術館にいたのは正味1時間というところだろうか。 

 宿に戻って預かってもらっていた荷物を受け取り、とりあえず湯畑に向かった。
 行く途中、匂いにつられて寺子屋本舗 草津店に立ち寄って、焼きたての「昔しょうゆ」というお煎餅を1枚買って母と半分こしたり、同じ寺子屋本舗が経営していると後で知ったごま福堂に立ち寄って杵つき金ごまや白胡麻はちみつなどを購入したり、頼朝というお漬物のお店で温泉たまごを2個買って店先で母と食べたり、ちちやで温泉饅頭をお土産に買ったり、食べ歩きを楽しんだ。
 寄り道する度に荷物が重くなるのは仕方がない。

湯滝 これぞ温泉街の醍醐味といった感じの食べ歩き&お土産探しをしつつ西の河原通りをぶらぶらし、湯畑に戻った。
 湯滝は相変わらずいい勢いで落ちており、青緑色のお湯からは湯気がもうもうと上がっている。
 そろそろお昼どきだ。
 13時54分長野原草津口発の草津32号の指定席を取ってあるので、13時5分草津温泉バスターミナル発のバスに乗りたい。
 母に「何が食べたい?」と聞いたところ「お蕎麦がいい。」という返事だ。うーん。ネットで美味しそうなお蕎麦屋さんを何軒か見つけてあったものの、どう考えても混雑しているだろう。

柏香亭 案の定、湯畑からすぐのところにある柏香亭に行ってみると、15人くらいの行列が出来ていた。
 多分、ここで並んで待ったら、13時5分発のバスに乗ることはできないだろう。母にそう言って「どうする? 待つ?」と聞いてみると、即答で「待とう。」と言われた。
 初詣のときでさえ行列するのを嫌がる母にしては、かなり珍しい回答である。
 そう言われてしまっては仕方がない。長野原草津口始発の次の特急に乗ることにして、大人しく行列の最後尾についた。

 しかし、この行列が長かった。
 相変わらず青空なのに雪がちらちらと舞っていて、とにかく寒い。宿の人が「今日は寒いですよ。」と言っていた通りである。
 そして、店内はそれほど広くないようで、行列は遅々として進まない。
 結局、お店に入るまでに11時50分から1時間かかった。もっと早めに行動するのが賢そうだ。

舞茸の天ぷらとお蕎麦 並んでいるときはお店の外から蕎麦打ちの様子が見えていたけれど、我々が店内に入ったときには既に蕎麦打ちは終わっていた。
 テーブル席とお座敷と、合わせて20人弱といったところだろうか。
 母と二人、もりそば(500円)と舞茸の天ぷら(600円)を頼む。舞茸の天ぷら蕎麦もあったけれど、冷たいお蕎麦の方が合いそうだ。

 注文を終えて改めて店内を見回してみると、日本人のお客は我々と二組だけのようで、他のテーブルからは中国語や韓国語が聞こえてきた。
 何だか凄いと思う。
 春節が近いという時期もあるとは思うけれど、改めて、草津温泉がこれほど外国人観光客に人気の観光地になっているとはと驚いた。

 やがて運ばれてきたお蕎麦も美味しく、舞茸もびっくりするくらい肉厚で衣がサクサクしていて美味しい。
 待った甲斐があるというものである。
 14時55分長野原草津口始発の臨時特急草津84号に乗るためには、13時50分草津温泉バスターミナル発のバスに乗る必要がある。14時12分草津温泉バスターミナル発のバスでも間に合うけれど、指定券を持っていないので自由席で帰ることになるし、2時間半を立ちっぱなしでは辛いので、早めに並んでおく方が安全である。

 13時半過ぎにお店を出て、草津温泉バスターミナルに向かう登り坂を急ぎ足で歩く。
 荷物も増えているし、お腹も一杯だし、後々まで母に「バスターミナルまでの道が一番キツかった。」と言われる羽目になった。申し訳ない。
 しかし、急いだお陰で13時50分発のバスに乗ることができた。
 長野原草津口駅に到着し、駅員さんに尋ねると「草津84号はもう入線していて、そろそろ乗車できますよ。」と言う。

特急草津 実際のところ、自由席車両まで行ってみると、ガラガラだった。
 発車までに5〜6組が乗り込んだくらいである。草津温泉に溢れていた若者や外国人観光客やその他の方々はどこへ行ってしまったのだろう。
 いずれにしても、私の読み間違いである。
 草津温泉では雪が舞っていたけれど、駅まで降りてくると真っ青な空が広がっている。雪も降っていない。

 車窓の景色を楽しもうなどと言い合ったものの、母も私も吾妻線を走っている間はほとんど寝てしまっていた。
 ちょっと勿体なかったかも知れない。
 17時半過ぎに上野に到着し、本日の夕ごはんとして駅弁を買い込んで帰宅した。

 草津温泉旅行記1日目 <-

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