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2016.12.24

京都旅行記(2016)2日目その2

2016年11月21日(月曜日)

京都一周トレイル 標識東山3-2を確認し、稲荷山を後にする。
 最初は鳥居の並ぶ土の道だったけれど、そのうち、車止めのチェーンが渡された場所があり、アスファルトの道路に変わった。そこから先は、伏見稲荷大社の境内ではないようだ。さらに少し歩くと、雑木林の中の道から、住宅地っぽい感じに変わる。
 途中、標識東山3-3があり、そこから荒神ヶ峰に登る道が延びているそうだったけれど、見逃してしまった。
 この辺りには、個人的なお塚も数多くあるらしかったけれど、それも見逃している。残念だ。下り坂で足もとだけ見ていたからかも知れない。

 11時40分、東山4の標識を確認したところで京都一周トレイルを外れ、東福寺に向かった。
 東福寺に向かう途中にある月輪南陵に立ち寄ろうと思っていた。
 ところが、「あら随分と大きな建物があって広い場所に着いた」と思ったらそこは東福寺で、結局、月輪南陵がどこにあるのか、見落としたのかルートを間違えたのか、辿り着くことができなかった。
 ちょっと残念である。
 引き返すには登り坂だし、そのまま六波羅門から東福寺に入った。

 凄い人出である。
 旗を持ったバスガイドさんを先頭にしたツアーの方々もたくさんいるし、「熱中症になるからお水を飲んで!」と旦那さんにペットボトルを差し出している年配の女性もいらっしゃる。
 確かに、11月とは思えない暖かさだ。
 そして、東福寺の紅葉が前日にかなりニュースで放映されていたし、たくさんの人出もむべなるかなという感じである。
 私も、東福寺は以前に来たことがあるので、そのまま通天橋・開山堂に向かった。拝観料400円を支払う。すでに行列だ。

 拝観受付を通ると、中は庭園である。
 紅葉が本当に綺麗だ。
 経蔵と紅葉のコントラストも綺麗だ。
 晴れてはいないものの、雨も降らず明るい曇り空だ。
 しばらくは、庭園に広がる赤と紅と朱と黄色と緑のコントラストを楽しんだ。

東福寺の紅葉東福寺の紅葉

東福寺の紅葉東福寺の紅葉

 2016年の紅葉の時期から、東福寺では、通天橋などの橋の上からの写真撮影を禁止している。
 ちょっと、いや、かなり残念である。
 来ている方もみなさんそれを知っていて、特に通天橋と紅葉を一緒に撮ることのできるスポットは大人気だった。順番待ちのようになっている。
 また、黄葉した木々の隣で写真を撮れるような場所も大人気で、こちらも順番待ちだ。

東福寺の紅葉

 通天橋から見下ろすと紅葉の向こうに臥雲橋が見える。
 そういえば、通天橋も臥雲橋も橋である。ここは、洗玉澗と呼ばれる渓谷で、その底を流れる川に橋が三つ渡されている。この二つの橋ともう一つ、偃月橋という橋があって、ただ偃月橋は確か公開されていなかったと思う。
 臥雲橋の辺りは、「紅葉」というよりも「黄葉」という感じだった。

 最後にもう一度、紅葉した葉の間から見える通天橋の写真を撮ってから、開山堂に行った。
 渓谷のさらに上の方にあるそこは、いただいたパンフレットによると、1280年に入定した聖一国師をお祀りした場所だそうだ。そして、聖一国師は、日本で初めて天皇から国師号を送られた禅僧だという。
 洗玉澗に植えられた三ツ葉楓は、この聖一国師が唐から伝えたものだそうだ。紅葉の景色の「大もと」になった人物と言えよう。

モノトーンのお庭緑のお庭

 ここまで上がって来ると、見事に紅葉の「こ」の字も見えない。見事である。
 そういえば、退蔵院の副住職の方が、京都のお庭は元々は「普遍」「不変」ということがテーマで1年中景色が変わらないことが尊ばれたという趣旨のお話をしていた。開山堂のお庭は正しく「不変」のお庭なんだろうと思う。
 人もまばらになって、ずっと「赤」を見続けてきた目には、木々の緑と白砂の白が優しい。
 市松模様が描かれていて、方丈の北のお庭と対になっているのかしらと考えた。

 開山堂から戻り、通天橋を渡る。思ったよりも混雑していない。「写真撮影はご遠慮ください」と何人も立ったガードマンの方が声を枯らしていて、それで、写真撮影をする人がほとんどいないし(ゼロではない)。
 そもそも「立ち止まってゆっくり眺める」雰囲気ではなくなっているのが残念だ。
 私も橋の上に長居してはいけない気がしてそそくさと歩いてしまった。勿体ないことをしたなぁと思う。「ゆっくり眺める」ことは禁止されていないのに、マヌケである。

 日下門から東福寺を一旦出て、東福寺駅に向かう途中、臥雲橋を渡る。
 ここから見上げる通天橋と紅葉も綺麗なのだけれど、残念ながらこちらの橋の上からの写真撮影も禁止されている。
 また、橋の上は左側通行になっていて、東福寺から駅に向かって歩くときは、通天橋とは逆の側を歩かなくてはならない。人の頭越しに見ることになる。
 こちらは本当に「道の一部」なので、通天橋よりもさらに「ゆっくり眺める」という感じではなかった。

帰り道 一方で、警備員さんたちが交通整理しているので絶対に迷わないだろう駅に向かう途中、こんな綺麗な紅葉を見ることができた。
 もしかして、東福寺の塔頭の一つだったんだろうか。よく判らない。
 道路に大きく張り出した木が見事に紅葉していて、ここで写真を撮っている人も大勢いた。
 もちろん、私もその一人だ。

 東福寺、滅茶滅茶混雑していたけれど行って良かったなぁと思いつつ、東福寺駅に戻った。
 参考にした本のコースタイムは2時間15分、私は寄り道したり割愛したり東福寺で紅葉を愛でたりして3時間半だから、まぁまぁの歩きになったのではないかと思う。
 13時2分発の電車で京都駅に戻った。

 まずは帰りの新幹線の指定席を確保する。指定席は、まだ結構空いているようだ。夕方くらいまでの間に満席になっている列車はない。
 ゆっくりお昼を食べてお土産を買ってと考え、余裕をみて15時36分発ののぞみの指定席を取った。2人席の窓側を確保する。

 スバコ・ジェイアール京都伊勢丹3Fにあるはしたてに行くと10人待ちくらいだった。
 その手前にある「中村籐吉京都駅店」がさらに凄い行列で、それを見ていたので「10人くらい」という気分になり、そのまま並んだ。12時過ぎくらいに入った方々がそろそろ食べ終わる頃だろうという読みもある。15〜20分くらいで入れたと思う。

はしたて 「はしたて」は京都和久傳の系列のお店らしい。
 初めてだし、ここは店名にもなっている「はしたて丼」かしらと思っていたら、お店のお姉さんが11月のお昼限定メニュー(1782円)をお勧めしてくれたので、そちらをお願いした。
 銀だら味噌焼き丼、きのこと九条葱煮麺、胡麻豆腐、お漬物というメニューだ。煮麺って聞いたことはあるけど食べるのは初めてだと思いつつ、ゆっくり美味しくいただいた。

 お店を出ると14時10分くらいだった。
 あとは伊勢丹でお土産を購入して帰るだけである。
 まずは定番で、「日本で一番小さい漬物屋」と呼び込みをしているお漬物屋さんに行った。看板が出ていたかもよく覚えていないけれど、楽味京都という名前のようだ。
 それほど京都に来ている訳ではないのに、来ると毎回ここでお漬物を買ってしまう。
 千枚漬けと半割ごま大根を購入する。

 中村籐吉本店の生茶ぜりいを売っているコーナーがあった。
 そのお隣に、カップに入ったわらび餅が売っていた。わらび餅がカップに入っているって珍しいと思ったら、売り子のお姉さんが「昨日は入っていなかったんです。明日も入荷がありません。」「とろっとしてスプーンでやっとすくえるくらいの柔らかさなんです。」「東福寺の近くにお店があるんですが、お店も不定期営業で、近所の方が”お店がやってなかったからこっちに買いに来たわ”っておっしゃるんですよ。」等々と一押しを語ってくれる。
 そう言われて、このわらび餅を作っているわらび庵に行ってみたいと思っていたんだわと思い出し、おやつ兼お土産に購入した。

 その他にももちろん色々と気になるものがある。
 だけれど、普段からお買い物をしつけていない私にはこの辺りが限界である。くたくたになってしまった。
 コインロッカーからミラコロを取り出して荷物を整理し、15時前にイノダコーヒのポルタ支点に行った。最初はアイスコーヒーをテイクアウトしようと思っていたけれど、テイクアウトできるような雰囲気ではない。新幹線の時間まで30分くらいあったし、新幹線改札口まで近そうだったので、店内に入った。

イノダコーヒ 迷わずアイスコーヒーを注文すると、お砂糖とミルクをどうするか聞かれた。
 確かイノダコーヒのコーヒーには最初からミルクと砂糖が入っていると利いたことがあるような気がする、しかしアイスコーヒーも同じなんだろうかと思いつつ、「そちらが普通なんですよね?」と妙な質問の仕方をすると、ウエイトレスのお姉さんが「はい、お勧めしております。」とにっこりするので、そちらでお願いした。
 甘くて苦い、アイスコーヒーだ。

 コーヒー豆はもうたくさん買っちゃったので買うのは諦め、15時36分発ののぞみに乗り込んだ。
 ほぼ満席である。
 帰りの新幹線でわらび餅をいただこうと思っていたけれど、アイスコーヒーでお腹がいっぱいになってしまい、がんばって歩き過ぎたせいかかなり眠くて、東京駅まで瀑睡した。

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