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2017.05.10

京都旅行記(2017)2日目

2017年4月8日(土曜日)

 6時に起床した。
 外を見ると雨が降っている。霧雨というよりは結構しっかりした降りだ。
 母に「お風呂に行く?」と聞いたところ、「温泉じゃないし、行かなくていい」という返事だったので、お布団でごろごろしながら、たらたらとテレビを見る。
 天気予報では、この雨は9時頃までに止むらしい。ぜひお願いしますと何かに祈る。
 
朝食 7時過ぎにレストランに行って朝食をいただいた。
 テーブルは結構埋まっている。お一人で泊まっている方も割といらっしゃるようだ。
 ごはんとお味噌汁はテーブルに付いてから供され、そのときにお豆腐のお鍋にも火が入れられる。昨夜のお豆腐料理に続き、今朝もお豆腐メインのごはんだ。

お豆腐 花園会館の朝食のポイントは、この手作り豆腐である。
 湯豆腐ではなく、器に入った豆乳を蒸すことで、できたてのお豆腐をいただくことができる。
 旅先で和食の朝食をいただくと、お箸が進み、ごはんが足りなくなることが多い。今回も、ごはんの進むおかずが多すぎて、おひつで出て来たごはんを軽く2膳いただいた。

 朝食後、お土産物のコーナーが開いていたので覗いた。
 お部屋に用意されていたチョコを母が気に入って購入している。習い事のお仲間へのお土産に持って行くと言う。
 妙心寺の宿坊だから、お線香やお鈴などの仏具も売られている。ちょっと迷ったけれど、我が家にはお線香も蝋燭も売るほどある。購入は自粛した。

 時々、外の様子を見ながらお部屋で食休みをする。
 母のリクエストで、今回の京都旅行の目玉はこれから行こうとしている原谷苑である。晴れて欲しいとまで贅沢なことは言わないけれど、雨は上がって欲しい。
 何とか雨も上がった8時50分頃、お部屋を出てチェックアウトした。
 フロントで、京都駅までのJR京都駅キャリーサービスをお願いし、原谷苑までの交通手段を相談し、タクシーを呼んでもらった。

 原谷苑は、母がツアーパンフレット等を眺めて「最近、ツアーにここが含まれていることが多いのよ」「桃源郷のように綺麗らしいのよ」と言い、ぜひ行きたいと言っていたところだ。
 以前はお身内だけで楽しんでいたところを、現在は、春と秋のシーズンのみ一般公開しているという。
 タクシーの運転手さんによると、昨日の時点で原谷苑の入園料は1200円、最高で1500円にまでなるそうだから、まだちょっと早いかなといった辺りらしい。
 原谷苑は我々が思っていたよりも山の中にあるようで、市街よりは開花も少し遅いと言う。

 花園会館からタクシーで10〜15分くらいで、原谷苑に到着した。
 まだ時間も早いし、それほど混雑していないようだ。入園料1200円を支払って、入園した。
 ちょっとしたおやつが売られていたり、桜等々の苗が販売されていたり、ごはん処もあったりする。
 桜だけではなく、季節のお花が色とりどり、華やかかつ爽やかに咲いている。枝垂れ桜は少し早いようだけれど、ソメイヨシノは満開だ。
 今朝までの雨でかなり滑りやすくなっているので、足もとに注意しつつ歩き回った。

原谷苑原谷苑

原谷苑原谷苑

原谷苑原谷苑

原谷苑原谷苑

原谷苑原谷苑

原谷苑原谷苑

原谷苑原谷苑

山桜 1時間半ほど原谷苑を歩き回って満喫し、後にした。
 そのまま、仁和寺に向かって歩き始める。
 下り坂だから楽だろうと思っていたら、これがかなり急な下り坂で、後になって足に来る結果となった。大人しく、バスかタクシーを使った方が良かったかも知れない。
 それでも、のんびり坂を下りて仁和寺に向かう途中、山桜やつつじ、椿などが道端に咲いているところを見ることができた。
 母も「ツアーだと、こういうところをのんびり歩くことはできない」と言っていたし、良しとしよう。

仁和寺 仁和寺の境内に入ると、昨年秋に来たときには無料だったエリアが、今回は有料になっていた。
 最初はそのことに気がつかず、拝観料を払った上で「で、どこに行けばいいんでしょう?」と係の方に聞いてしまったくらいだ。
 ソメイヨシノが満開である。綺麗だ。
 丈が低い木が多くて、絶好の記念写真スポットになっている。

仁和寺仁和寺 御室桜はまだまだ蕾で、1輪2輪咲いているかいないかといった感じだったけれど、満開のソメイヨシノやシダレザクラが楽しめた。
 11時過ぎから40分くらい仁和寺境内を散策し、次に、きぬかけの道を歩いて龍安寺に向かった。
 この「きぬかけの道」は優雅な名前だけれど、普通の車道脇の歩道を歩くことになる。しかも、仁和寺から龍安寺を目指すと微妙な登り坂が続く。名前ほど優雅に歩けないことだけは確かだ。

拝観受付の行列に並び、龍安寺に足を踏み入れた。
 何だかお腹が空いてしまったので、拝観の前に龍安寺境内にある西源院に向かう。こちらは、「七草湯豆腐」が有名なお店で、お昼頃に到着したら満席で、順番待ちになっていた。
 座敷に上がり、壁際に並べられた座布団に座って待つ。靴を脱ぐときに、母と私の靴のあまりの汚れように顔を見合わせてしまった。

西源院 西源院のメニューは、「七草湯豆腐」か「精進料理と七草湯豆腐」の2種類だ。
 20分ほどまって席(?)に通され、母と相談の結果、これらを一つずつ注文し、精進料理は二人でシェアすることにした。かなりお腹が空いていた筈が、座布団に落ち着いたら何だかお腹も落ち着いている。
 お庭を眺めながらお料理が来るのを待つ。
 この七輪はどうやら火は入っておらず、土鍋で温められた湯豆腐が運ばれてくるようだ。

湯豆腐 七草湯豆腐はその名のとおり、緑色の「七草」が綺麗な湯豆腐だ。
 これで二人前、たっぷりである。
 母は、「昨日のお豆腐よりも、このお豆腐の方が味が濃いと思う」と言っていた。
 一緒に供された出汁醤油が意外と濃い色と味をしていて、母と「何だか京都っぽくないね」と適当なことを言い合った。
 七草湯豆腐とごはんだけで充分だったかも知れない。精進料理を頼むとごはんがお櫃で出されるので、今回はお茶碗をもう一つもらって二人でいただいた。

鏡容池 お腹も一杯になったところで、鏡容池を通り、石庭のある方丈に向かう。
 昨年秋に来たときとは全く違うルートを通ったので、なかなか方丈に辿り着けずにあっちにうろうろ、こっちにうろうろしてしまった。あんなに判りやすいところにあるのにどうして迷うのか、我ながら不思議だ。

 実は龍安寺境内に入った辺りでカメラの電池がなくなってしまい、西源院でのお食事の写真以降は、iPadで撮影した。
 やっぱり、iPadでの写真撮影は上手く行かないなぁと思う。未だに使いこなせない。
 
石庭

 石庭の向こうでは、ソメイヨシノが咲いていた。シダレザクラはまだ蕾のようだ。
 相変わらず拝観客が多い。縁側部分は鈴なりの人だかりである。座る隙間はない。何となく順番待ちをしているような格好になる。
 外国人の方も多い。
 やっぱり、15個の石を1ヶ所から1度に見るのは難しい。というか、できない。
 座敷の中の1点から15個の石を全て見ることができるとも聞くけれど、残念ながら立入禁止である。

鏡容池 石庭とつくばい、そして鏡容池の端で咲くソメイヨシノを眺め、13時半頃、龍安寺を後にした。
 母は「あと1ヶ所くらい行けるかな」と元気だったけれど、私の方が明日からの仕事を考えるともう1ヶ所というのは体力的にというよりも気持ち的にキツイ。
 桜の時期の日曜の午後にバスに乗って京都駅に向かったら渋滞に捕まるに決まっている。ここから花園駅まで歩くのは遠いなぁと思いつつガイドブックを眺めていて閃いた。

 嵐電の龍安寺駅から撮影所前まで行き、そこでJRの太秦駅まで歩いて、京都駅に向かえばいいのだ。このコースを辿れば、昨日ライトアップを見ることの出来なかった「桜のトンネル」も通ることができる。
 若干道に迷いつつ住宅街の真ん中にあるといった龍安寺駅に何とか辿り着いた。
 ちょうどよく嵐電も来る。流石に桜のトンネルは有名らしく、運転席横のスペースに陣どっている方々も多い。
 やっぱり疲れが出て来た我々二人は椅子に腰掛け、窓から桜のトンネルを眺めた。桜のトンネルといってもかなり短い距離である。なるほど、これほどの短距離ならライトアップを楽しむために徐行しても運行にはあまり影響も出ないだろうと納得した。

 嵐電の撮影所前駅からJRの太秦駅までの道でまた迷った。
 「こっちにあるだろう」という方向に歩いたのが失敗の元である。方向は合っているけれど、最短距離(と思われる方向)を目指すと、「線路を越えて駅の出口に行く道」がないのだ。ずっと遠回りする羽目になった。
 太秦駅では電車まで時間があったので、窓口で新幹線の指定席を押さえた。多分、これから時間が経つに連れてどんどん混み合ってくる筈である。

 14時半過ぎに京都駅に到着して、お土産と新幹線車内で食べる夕ごはんの調達のため、まず伊勢丹の地下に行った。
 お漬物(千枚漬け、水茄子、半割大根のごま)一保堂茶舗の焙じ茶、マールブランシェのラングドゥシャ、昨年秋に来たときに購入して大ファンになったわらび庵のわらびもちなどなどを購入する。
 また、夕食用に柿千の柿の葉寿司を購入した。うちの母は「車内で食べる」というと、柿の葉寿司を選びたがる。食べやすいからだそうだ。

 お土産を購入し、キャリーサービスをお願いしていた荷物(ミラコロ)を受け取る。
 まずは荷物整理だ。重いものをミラコロに詰め込み、私の荷物を入れていたレスポのボストンバックを取り出して軽くてかさばるものを入れる。これで移動がだいぶ楽になる。
 最後にイノダコーヒでコーヒーを飲んで一休みしようかと思ってポルタ店に行くと行列になっていた。16時すぎののぞみに乗る身としてはちょっと無理そうである。
 近くにあった小川珈琲でテイクアウトした。

 16時2分発ののぞみに乗り、帰途についた。

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