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2020.03.29

カンボジア旅行記3日目その2

2020年1月1日(水曜日)

20200101_102338 アンコール・ワットの十字回廊に残る江戸時代の日本人の落書きを見学した後は階段を上り、第二回廊に向かう。
 連子窓は、算盤の玉を繋いだような形の柱を並べた窓で、装飾としての役割と、光と風を通すという役割と、その両方を備えているクメール建築の特徴の一つである。

 この連子窓を通して差した光が床に模様を作る様子、という写真を撮りたいなぁと何となく思っていたけれど、何故かその機会に恵まれなかった。
 壁に映っている影を光も、なかなか格好いいと思う。

20200101_103158320200101_103546 何故か連子窓に注目したのみで第二回廊は通り過ぎた。
 そのまま、10時半くらいに、第三回廊への階段を上るための列に並ぶ。
 第三回廊は入場制限を行っているため、順番待ちの列ができる。
 この階段が急なためか、帽子は禁止されている。帽子をリュックにしまうついでにカメラも仕舞っておく。これは手すりに捕まらないと上れない角度だ。70度だという。

 10分弱並んで階段を慎重に上る。
 ガイドさんは上らないらしく、自由見学だ。戻りの時刻を指定しなくていいのかと思う。
 アンコール・ワットの第3回廊中央祠堂の高さは65mで、シェリムアップではこれより高い建物は建ててはいけないことになっているそうだ。

 20200101_103740東方向は、ほぼ密林である。
 第二回廊、第一回廊のすぐ外まで木々が迫っていて、その先もずーっと木々が続いている。
 アンコール王朝の時代もこの景色だったのか、それとも家々が立ち並んでいたのか、どうなんだろうと思う。
 そして、アンコール・ワットは上から見ても迷路みたいだと思う。

20200101_10532320200101_104137 第三回廊にはデバターがたくさん残っていて、かつ凝った彫刻が施されている。
 窓の外、ぐっと回り込まなければ見えないようなところにもデバターがあって、多分、私が気がつかなかった綺麗なデバターが他にもたくさんあったんだろうなと思うとちょっと悔しい。
 何故、見落としているかというと、デバター達よりも、第3回廊から見える景色の方に気が行っていたからだ。

 西方向を見ると、西塔門から歩いて来た参道やその向こうまで見渡すことができる。
 逆光になるんじゃないかと思うのに、遠くには気球が上がりつつある様子も見える。
 例えばここに人々が集っていたら、相当「神」の気持ちになれたんじゃないかしらと思う。

20200101_105458 中央祠堂には、仏像が安置されていて、カンボジアの方が熱心にお参りしている様子が見えたので、何となく近寄りがたい。
 中央祠堂が建つ中庭のようなところにもほとんど入らなかったし、中央祠堂へ続く回廊に足を踏み入れもしなかった。
 中央祠堂には美人かつ保存状態の良いデバターが数多くあるそうなので、そうと知った今となってはちょっと残念である。
 やはり、ツアー旅行であっても下調べは重要だ。

 その代わり何をしていたかというと、第3回廊では、遠くと上を見上げてばかりいたた。
 それだけでもあっという間に時間が経ってしまい、ツアーメンバーの中で第3回廊から降りるのが最後になってしまった。
 お待たせして申し訳ない。
 そして、第3回廊から降りた後は、先ほど素通りした第2回廊に戻り、レリーフの見学を続けた。

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 第2回廊南面の一番東側は、レリーフが三層に分かれている。
 一番上が天国、真ん中が現在(現世?)、一番下が地獄である。
 何故かその隣では地獄がクローズアップされ、水牛にまたがり16本の剣を後光のように背負った閻魔様(冥界の王のヤーマ)が審判を行っているレリーフが現れる。
 その次に最後の「仕分け」が待っていて、顔が欠けてしまっている剣を持った誰かに指図され、本格的に地獄に落ちたり逆さづりにされたりしている人々が描かれている。

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 東面には、乳海攪拌が描かれている。
 「乳海攪拌」は、ガイドさんによると、「神と悪魔が協力し、蛇で(何かを)かき回すことによって不老不死の薬である「アムリタ」を得る」というお話であるらしい。
 真ん中にいる大亀に乗ったヴィシュヌ神の采配に従って左右から綱引きのように蛇を引っ張り合うことで、「攪拌」され、1000年かけてついには「アムリタ」ができあがったという。

 この綱引きの様子が40mにわたってレリーフに彫られている。
 左から引っ張っているのが悪魔チーム、右から引っ張っているのが神様チームである。
 そして、神様チームの最後方で力を振るっているのが、マハーバーラタでラーマ王子に協力したお猿の将軍であるハヌマーンだというところがややこしい。
 私の勝手な想像では、アンオール王朝の方々は多分このハヌマーンというキャラが好きで、ここに特別出演させてあげたのではないかと思う。

20200101_112150 アンコール・ワットの見学はこれで終了となり、3時間たっぷり見学してもやはり全然見切れていないということがよく分かる。
 しかし、そろそろ体力の限界でもある。
 そのままアンコール・ワットの東側に抜けると、裏側にはほとんど人がいなかった。静かなものである。

20200101_1129215 真東からだと中央祠堂と2本の尖塔しか見ることができなかったけれど、そのまま南側に回ると、オリジナルのナーガとともに中央祠堂と尖塔4本の5つとも見える角度があった。
 お化け煙突ではないけれど、色々と計算され尽くされた建築物なのだなぁと思う。

 バスに戻ったのが12時ちょうどくらいで、昼食の前に、昨日行きそびれてしまったアンコールクッキーに立ち寄ると説明があった。
 何というか、小綺麗かつ小洒落た感じの建物で、我々のようなツアー客でごった返している。凄い。
 定番かつお約束かしらと思い、アンコール・ワットの形を模したアンコールクッキーを購入した。
 この後すぐランチでなければ、アンコールクッキーが経営するカフェでマンゴースムージーを飲みたかった。それがちょっと残念である。

20200101_131350 25分一本勝負のお買い物タイムの後は、ソカ・アンコール・リゾートの中にある竹園という日本食レストランでランチである。
 畳のお部屋の個室に靴のまま入って良いと言われて、ツアーメンバー一同、相当にためらった。かなりの抵抗を感じる。

 お部屋は掘りごたつ式になっていて、足が楽なのが嬉しい。
 アンコール・ビールの生(4ドル)があると言われてそちらを頼み、最初に出てきたサラダと一緒に早速飲み始める。
 どんな鯖の味噌煮なんだろうと思っていたら、かなりちゃんとした和食、ちゃんとした鯖の味噌煮だ。
 海外で日本食をいただくこと自体あまりないとはいえ、海外で日本食をいただいて「美味しい」と思ったのは多分初めてだ。

 竹園を出発したのが13時45分くらいで、ホテルに戻り、次の観光への出発のため14時50分ロビー集合と案内があった。
 約1時間の休憩である。
 気分的には、昨日の20分休憩よりも忙しい。
 着替えて、メールチェックして、水筒の用意をして、午後の観光のために双眼鏡を荷物から出したらあっという間に時間になってしまった。
 着ていたタンクトップには今日も塩が吹いていた。

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