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2020.04.05

カンボジア旅行記4日目その1

2020年1月2日(木曜日)

 やはり旅先では上手く眠れず、2時間ずつ2回という感じの睡眠だった。
 4時半に起き出して、荷造りを始める。相変わらず手際が悪くて6時くらいまでかかる。
 今日は、一旦ホテルに戻るということはないので、500mlのペットボトルに麦茶を造、水筒にはコーン茶を入れて持って行くことにした。

20200102_061138 6時になったので、レストランに朝食を食べに行く。
 3回目の朝ごはんで、ガイドさんがお勧めした3種類の麺のうち三つ目に当たるライスヌードルの太麺というか平打ち麺のような麺を食べることができた。
 コンプリートである。
 食べ比べの結果、3種類の中では、初日のライスヌードルの細麺が一番好きだった。

 部屋に戻って荷造りの仕上げ等々をし、忘れ物がないかチェックして、7時15分に部屋を出てチェックアウトした。
 ロビーにガイドさんが一人でいたので、ガラ・ディナーでもらったランチチケットを進呈する。
 聞くと、ガイドさんのお誕生日は昨日だったのだそうで、「そうしたら1日遅れの誕生日プレゼントね」と笑った。

20200102_090559 バスに乗り込み、出発である。
 昨日、昼食をいただいた日本食レストランの竹園でお昼のお弁当を受け取った後、ベン・メリアに向かう。
 私はどうやら出発と同時に爆睡に入ったらしい。
 ガイドさんが、今日の道のり沿いの景色がカンボジアで一番好きだと言っていたのに、何だか申し訳ない気もするが、眠気には勝てない。
 バスの長距離移動の日は、ガイドさんから見えにくい死角の席に座るのがポイントだと思う。

 遺跡のお手洗いは水が流れないそうで、9時頃、遺跡の手前にあるレストランでトイレ休憩になった。
 バスの空調はオンかオフかしか選べず、車内がかなり冷えていた。フリースを膝掛け代わりにしていたくらいだ。外に出ると解凍されるような気がする。

 9時15分くらいからベン・メリアの見学開始である。
 ベン・メリアは世界遺産ではない。そのためかどうか、最近まで、アンコールパスは使えずに別料金の扱いになっていたそうだ。今はアンコールパスで見学することができる。
 また、世界遺産ではないため、整備が進んでいない(というよりも主要部分は崩壊している)ので足場が悪い。
 しかし、フランス映画撮影の際に足場を組んでいて、遺跡中央部はその足場に沿って歩きながらの見学になる。

 ベン・メリアは「花束の池」という意味だそうだ
 そして、アンコール・ワットと構造が似ていて、建立も僅かに早いくらいと考えられており、「東のアンコール・ワット」と呼ばれたり、アンコール・ワットのモデルになったとも言われている。

20200102_092251 遺跡中央部に向かう参道の手前に、2003年にドイツの協力で地雷撤去を始め、現在も処理が続いている旨の看板が立っていた。
 遺跡の見学ができるようになったのは、21世紀に入ってからだ。
 入口近くには、ドイツの協力で周辺の地雷を撤去したという看板が立っていた。

 参道の途中のテラスには、綺麗に残っているオリジナルのナーガがいる。
 参道の入口にあるナーガが崩壊しつつあって模様なども見えなくなっているのに比べると、ほぼ完璧な姿だ。
 頭も五つあるし、顔をアップにするとその完璧さがよく分かる。

20200102_0929493 第三回廊も崩れていて、崩れた石の間から木が生えてきている。
 タ・プロームは支えが入ったり人の手が入って現状維持をしようという意思が見えるのに対し、こちらは自然に任せようという風に感じられる。
 どちらも映画撮影を行っていたり、見学用の木道ができていたり、木々に侵食されていたりといった共通点があって、それなのに受ける印象が真逆というのが不思議だ。
 タ・プロームの木道が平面に設置されていたのに対し、ベン・メリアでは立体的に配置されていて、俯瞰して見下ろすような視点を持てる。

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 また、ベン・メリアはアンコール・ワットに比べて少し小さいからなのか、練習台だから装飾は簡便にしようという方針だったからか、そのような事情とは全く関係ないのか、窓の連子の数がベン・メリアは5本、アンコール・ワットは7本になっている。
 窓の左側の破風の中にはインドラ神が(多分)象に乗った姿で彫られている。
 また、乳海攪拌のレリーフが彫られた石が崩れ落ちていた。大体横1.2mくらいの長さで、アンコール・ワットのものとは大きさも精緻さも全く異なる。

20200102_09411620200102_094024 最後に、何故か真っ暗な通路を抜けて、第3回廊の外に出た。
 この光が差し込まない通路は、何のために作られてどうやって使われていたのか、分かっていないそうだ。
 お寺だし、善光寺の胎内巡りみたいなものかしらね、と思う。明るいところから急に暗いところに入ったので目が慣れず、思わず壁に触りながら歩いてしまったので余計にそう思うのかも知れない。

20200102_094424 第三回廊の外周に沿って戻る途中、西門から伸びる空中回廊があった。
 パプーオンのときよりは若干控えめに、ガイドさんが「写真、写真」と言う。
 のぞき込んで見たところ、パプーオンのように「遙か先まで回廊が続く」という感じには見えない。

20200102_095834220200102_0953102 第三回廊を外から見ると、来たときに見てきたよりもはっきりと木に侵食されている様子が分かった。
 結構な大木になっていて、この木が侵食している感じと、木道で上から眺める感じから、「天空の城ラピュタのモデル」という噂が生まれたんだろうなと思う。

 第三回廊の外周には、素朴ながら美人のデバターが綺麗に残っていたりして、もっとじっくり見たらあちこちにレリーフが残っていた筈で、遺跡見学を楽しむには下調べや知識が不可欠だわと改めて思った。

 10時くらいに見学を終え、バスに戻った。
 来るときに寄ったレストランに寄ってトイレ休憩を取り、次の遺跡に向かう。
 お昼ご飯は12時過ぎと言われていて、余りにもお腹が空いたので、持参していたマクロビクッキーをおやつに食べた。

20200102_121903 ガイドさんが「レストランの席が空いていたらそこを借りてお弁当を食べます。空いていなかったらバス車内で食べます」と言っていたところ、12時過ぎに到着したレストランは結構な混雑ぶりだった。
 レストランではお手洗いだけ借りて、配られたおにぎり弁当をバス車内でいただく。デザートのバナナ、冷えた水とおしぼりを配ってもらったのが嬉しい。
 おにぎりのごはんの炊き加減もちょうど良くて、美味しいお弁当だった。完食する。

 お昼を食べてお腹も落ち着いたところで、バスは、最後の見学先であるサンボープレイクックに向けて出発した。

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