ツァガンスムでの最後の晩餐は、ホルホグという羊肉の料理だった。
 その晩餐のため、乗馬のコーチもしてくれていた遊牧民の男の子たちが、朝から羊の解体をしていた。
 本当に血の一滴も流れず、見事なナイフ捌きで解体していた。