ホテルはナイル河畔にあった。
 朝、日の出前の時間にプールサイドに出て、のんびり「ナイルの朝」を眺めていたら、たくさん過ぎるくらいの気球が空に浮かんでいた。
 やはり眺めていた北欧から来たと思われるおじさまに「気球に乗ったかい? 僕たちは明日乗るんだ」と自慢され、ちょっと(かなり)悔しかった(笑)。