岩肌にやっと作られたような道を辿って(でも、高さはないので怖くはない)、こんなに並んで何を見るのだろう? と言い合っていたのだけれど、今から思うと、その道筋に彫られたこれらの絵を見るためだったのだろう。
 ナバテア人が刻んだ人や動物の姿である。