「Be Here Now」のDVDを見る
「Be Here Now」
作・演出 鴻上尚史
出演 大高洋夫/小須田康人/筧利夫/勝村政信
京晋佑/伊藤正宏/長野里美/山下裕子
筒井真理子/利根川祐子
1990年8月4日〜8月9日 近鉄劇場
1990年8月16日〜9月13日 シアターコクーン
「第三舞台VINTAGE BOX2」の古い方から3本目になる「Be Here Now」のDVDを見た。90年代に入ったからか、画質はかなり良くなっている。
第三舞台がシアターコクーンで公演したことがあるというのが意外だった。
ところで、純粋に英語の問題として「Be Here Now」というのはどういう意味なんだろう?
この場合の「Here」は「現世」なんだろうか。
見ている間中、「Be Here Now」は判りやすいお芝居だったんだな、と思っていた。
それが、ラストシーンで急転直下、全く訳が判らなくなった。何なんだ、一体。
勝手に伏線だと思っていた数々の台詞やシーンが、全く解決を示されないまま、逆に最後の数分間で混迷の限りを尽くして放り出されてしまった感じだ。思わず冒頭の大高さんのモノローグのシーンと最後の小須田さんのモノローグのシーンを繰り返し見てしまったくらいだ。
まだ聞いていないのだけれど、副音声を聞けばすっきり解決されるんだろうか。
<副音声を見終わってから追記>
副音声では、「Be Here Now」というお芝居についての話はほとんどなく、「第三舞台」という劇団についての話が多かった。
その中で、このお芝居は「劇団員のみフルメンバーで上演された最後の公演」としてファンの中で位置づけられているという話と、お芝居の枠組みとして女刑事は2人は実は必要なく1人でも十分だった、という話が印象に残った。
このDVDの副音声は、戸田山雅司氏、細川展裕氏、鴻上尚史氏、板垣恭一氏というメンバーで収録されていたのだけれど、4人の男性、しかも普段ほとんど声を聞いたことがない人ばかりだと、誰がしゃべっているのか識別できなかったりする。いっそのこと色分けして字幕を出すバージョンも作って欲しいと思ってしまった。
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