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「LAST SHOW」
作・演出 長塚圭史
出演 風間杜夫/永作博美/北村有起哉/中山祐一朗
市川しんぺー/古田新太
観劇日 2005年7月17日 午後2時開演
劇場 パルコ劇場 I列24番
料金 7500円
上演時間 2時間10分
感想は以下に。
そんなにたくさん見たわけじゃないのだけれど、長塚圭史作・演出のお芝居には物凄く苦手意識がある。
今回もどうしようかとかなり悩んだのだけれど、出演者と「最後の舞台」というチラシの惹句に負けて見に行った。
けれど、やっぱり苦手だった。
正直に言って、途中で出ようかと何度も考えた。
もちろんそれは「お芝居のできが酷い」という理由ではなくて、このお芝居が描いている暴力だったり理不尽さだったりの力が強すぎて、負けそうになったからだ。どんどん気分が悪くなってしまった。
でも、「お願いだからこれ以上はやめてくれ」というタイミングで暗転が入り、エスカレートしていた状況にインターバルが置かれる感じで、結局、最後まで見ることができた。
私は「どんなに酷いことをされても、どんなに酷いことを言われても、でもこの親がいなければ自分は生まれていなかったんだ」という想いを伝えたいんじゃないかという気がした。
そういう風に感じても、こういう描き方で見せなくちゃいけないんだろうか、これが本当にいわゆる「時代の空気」というものなんだろうか、という疑問は消えない。
やっぱり私は苦手だ。
私は苦手だけれど、「帰ってきた父」を演じる風間杜夫を始めとして、出演者はみな熱演。高いところでひとつにまとまって見せるべきことを見せているという感じがした。
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