「七人の恋人」を見る
大人計画 ウーマンリブVOL.9「七人の恋人」
劇作・脚本・演出・出演 宮藤官九郎
出演 阿部サダヲ/三宅弘城/少路勇介/星野源
尾美としのり/田辺誠一
観劇日 2005年10月16日 午後7時開演
劇場 本多劇場 補助2番
料金 5300円
上演時間 2時間
当日券で見に行ったのでその情報を。
午後7時開演の場合は同日の午後1時からぴあで電話予約が開始される。
電話を掛け続けること40分強、何とか電話がつながり、整理番号をもらうことができた。
午後5時45分に集合し、整理番号順に並んで待ち、午後6時から販売開始。チケットを購入する際、係の人が「今一番見やすいのはどこどこです」という形で席を案内というか指定される。
当日券もがんばってみるものだと思ったので、取り急ぎ。
ネタバレありの感想は以下に。
ウーマンリブにせよ、大人計画にせよ、抽選に申し込んでみるものの毎回外れ、一般発売初日に電話をかけ続けてもつながらないような気がして挑戦することも少なく、当日券に並ぶ根性もなくて、考えてみたら見たことがなかった。
まだ始まったばかりだし、日曜夜の公演なら競争率も低いだろうと思い、事前に電話で予約というシステムでもあったので、今回は当日券に挑戦した。生涯2度目の当日券での観劇である。
7本のオムニバスというかショートコント集。
「七人の恋人」というのは、そのうちの一本のタイトルでもあり全体のタイトルでもあるんだろう、多分。
ショートコントの間にギターとドラムの演奏が入ったり、ショートコントの中でリコーダー演奏があったり、ダンスがあったり、歌があったり、音楽の要素も多い。グループ魂のステージはこんな感じなんだろうか。未見なのでよく判らないけれども。
この面子からして面白くないわけがない。ずっと大笑いしていた。
7本のショートコントは、微妙なつながりがあるものもあり、全く違う世界のものもあり、ランダムというか万華鏡という感じだ。
その「微妙なつながり」は、田辺誠一が演じている「田辺君」というキャラが担う。確かにいじられキャラとしてこれほど秀逸な存在は他にない、という気がする。
7人で7本のショートコントだから、全部の役者さんが様々なキャラを演じる。それで全く混乱も違和感もないのは、7人の役者さん達も、演じた役もみんなキャラが立っていたからだろう、と思う。
どっちかというとゆるーく笑っていたのだけれど、考えてみたら凄いことだ。
薬師丸ひろ子の語りで進む最後のコント、そのラストシーンは「七人の恋人」がそれぞれ胸の第2ボタンを格好つけてむしりとり、床に置く。白い恋人を演じる田辺誠一だけはずっと持っていたカレーうどんの丼を「ごちそうさまでした」と置く。
床に置かれた第2ボタン、ものすごーく欲しかったのだけれど、じーっと眺めるだけで我慢した(笑)。
| 固定リンク
« 「ク・ナウカで夢幻能なオセロー」のチケットを予約する | トップページ | 「フィンランド放送交響楽団 Enjoy Classic! 2005〜名曲を1時間で楽しむおいしいコンサート〜」を聴く »
「*芝居」カテゴリの記事
- 「主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本」の抽選予約に申し込む(2024.09.08)
- 「バサラオ」を見る(2024.09.01)
- 「破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~」を見る(2024.08.25)
- 朝日のような夕日をつれて2024」を見る(2024.08.18)
- 「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」を見る(2024.08.12)
「*感想」カテゴリの記事
- 「バサラオ」を見る(2024.09.01)
- 「破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~」を見る(2024.08.25)
- 朝日のような夕日をつれて2024」を見る(2024.08.18)
- 「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」を見る(2024.08.12)
- 「正三角形」を見る(2024.08.11)
コメント