「TAP me crazy!」を見る
熊谷和徳 TAP me crazy!
出演 熊谷和徳
公演日 2005年10月25日 午後7時9分開演
劇場 パルコ劇場 F列15番
料金 5500円
上演時間 1時間45分
行く前は「私なんかが行ったらめちゃくちゃ場違いなんじゃなかろうか」と思っていたのだけれど、客席にはスーツ姿の人もいて(もちろん、明らかにタップをやっているんだろうなという人もいた)、自分としてはそんなに違和感を感じずに楽しめた。
開場が午後6時39分、開演が午後7時9分だったのだけれど、どうしてそんな中途半端な時刻だったのは謎のままだった。
出演は、熊谷和徳以外にも彼の仲間や、パーカッショニストやDJのゲストもいらっしゃったのだけれど、名前を聞き取れず覚えられなかったので、割愛する。
感想は以下に。
えんげきのページの一行レビューに「これはコンサートだ」という趣旨の書き込みがあったけれど、私もそう思った。だから「見る」というよりも「聴く」が正しいのかもしれない。カテゴリもそんなわけで「コンサート」にしてみた。
2005年6月に、紀尾井ホールでの「シリーズ「歌」〜こころ響き合うとき〜 VOL.5”リズム!リズム!リズム!” 〜音楽の息づかいを表現するアーティストたち〜」というコンサートで初めて熊谷和徳という人のタップダンスを見て、(そのときの感想はこちら。)今回が2回目だった。
タップというのは、前のめりで、自由なダンスなんだな、と思った。
何故「自由な」という感想が出てきたのかは自分でもよく判らないし、もしかしたら「タップダンス」ではなくて、「熊谷和徳のタップダンス」が自由なのかもしれない。それはよく判らない。
でも、特に、板の上に砂(なのか?)を撒いて踊った曲を見て聴いていたときにそう思った。それは照明のイメージからかもしれないけれど、アフリカのサバンナを表現しているように見えた。
照明もとても凝っていて楽しかった。
横からのスポット(というのだろうか?)を浴びて靴のひもを結び直しているだけなのに、こんなに絵になるのは何故? と思った。
通路に板を運んできたり、楽器として使っていたドラム缶(?)の上で踊ったり、そのドラム缶から火花が散ったり、大勢で踊ったり、一人だったり、とにかく色々なタップを見て聴けて、とても楽しかった。
タップで作り出される色々な音が本当に豊かで驚いた。
板の前に置かれたマイクがどれくらいの役割を果たしていたのだろう。前に聴いたときとは違う音のように思った。
小さいスペースでマイクなしのタップの肉声を聴きたいな、と思った。
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