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2006.01.28

「あしたのニュース」を見る

「あしたのニュース」ラッパ屋
作・演出 鈴木聡
出演 おかやまはじめ/木村靖司/福本伸一/弘中麻紀
    三鴨絵里子/岩橋道子/大草理乙子/熊川隆一
    宇納侑玖/岩本淳/武藤直樹/中野順一朗/ジュリ
観劇日 2006年1月28日 午後2時開演
劇場 シアタートップス K列8番
料金 4500円
上演時間 2時間

 まだ2006年は始まったばかりだけれど、でも今年のベストテンに入りそうな予感がする、そんなお芝居だった。

 ネタバレありの感想は以下に。

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「OUR HOUSE」の抽選予約に申し込む

「OUR HOUSE」
作 ティム・ファース
音楽 マッドネス
演出・翻訳 G2
出演 中川晃教/池田有希子/池田成志/坂元健児
     新納慎也/入絵加奈子/瀬戸カトリーヌ
     後藤ひろひと/香寿たつき/今井清隆  

2006年6月16日〜7月2日 新国立劇場中劇場
料金 S席 10000円 A席 8000円

 G2がミュージカルの演出を手がけるというのは初めてじゃなかっただろうか(あまり自信はないけれど)。
 少なくとも、私は見るのは初めてな気がする。というか、見たい。
 G2プロデュースの先行抽選予約に申し込んだ。

 G2プロデュースの公式Webサイトはこちら。

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2006.01.25

「第15回 奉納靖國神社 夜桜能」の抽選予約に申し込む

「第15回 奉納靖國神社 夜桜能」
第一夜
 火入れ式/舞囃子「高砂(たかさご)」宝生和英
 狂言「入間川(いるまがわ)」野村萬斎
 能「七人猩々(しちにんしょうじょう)」田崎隆三
第二夜
 火入れ式/舞囃子「熊野(ゆや)」梅若晋矢
 狂言「酢薑(すはじかみ)」野村萬・野村万蔵
 能「土蜘蛛(つちぐも)」さわ蟹 梅若六郎
第三夜
 火入れ式/舞囃子「忠度(ただのり)」近藤乾之助
 狂言「二人大名(ふたりだいみょう)」野村万作
 能「船弁慶(ふなべんけい)」小倉敏克・間狂言 野村萬斎

2006年4月4日〜4月6日 靖國神社能楽堂及び内苑
料金 SS席 11000円 S席 7500円 A席 4500円 B席(自由席) 3000円

 実は「夜桜能」と「薪能」って何が違うのだろう? もしかして逆に「夜桜能」と「薪能」の共通点は野外で夜に上演されるということだけなんだろうか?
 と思っているくらいよく判っていないのだけれど、「夜桜能」という響きはとても惹かれるものがある。
 抽選予約に申し込んだ。

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2006.01.24

「デイヴィッド・ジンマン指揮 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 with ヨーヨー・マ」の抽選予約に申し込む

「デイヴィッド・ジンマン指揮
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 with ヨーヨー・マ」
指揮 デイヴィッド・ジンマン
Aプログラム
 ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調「英雄」
 R.シュトラウス 交響詩「ドン・キホーテ」
Bプログラム
 ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調
 シューマン 交響曲第2番ハ長調
Cプログラム
 シューマン チェロ協奏曲イ短調
 マーラー 交響曲第1番ニ長調「巨人」

2006年6月10日〜6月12日 サントリーホール 大ホール
料金 S席 23000円 A席 19000円 B席 15000円 C席 11000円 D席 6000円

 10日はAプログラム、11日はBプログラム、12日はCプログラムが演奏される。
 「英雄」と「巨人」は聴いたことはあると思うのだけれど、「どんな曲?」という質問に答えられない。そうなると、どのプログラムを選べばいいのか迷ってしまう。
 抽選予約に申し込んだ。

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2006.01.22

「エキスポ」のチケットを予約する

「エキスポ」加藤健一事務所
作 中島淳彦
演出 久世龍之介
出演 加藤健一/畠中洋/新井康弘/加藤忍
    富本牧子/高橋真理(扉座)/さとうこうじ/横山利彦
    篠田剛(演劇集団キャラメルボックス)/浅野雅博(文学座)
    石坂史朗(扉座)/伊原農/有福正志/外波山文明(椿組)

2006年3月2日〜3月15日 本多劇場
料金 5000円

 もう一般発売日もとうに過ぎ、どうしようかと迷っていたのだけれど、やっぱり見たい。
 「作 中島淳彦」の舞台のチケットをつい最近取ったような記憶もあって、そのことに何となく背中を押されてチケットを予約した。
 加藤健一事務所の公式Webサイトはこちら。

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2006.01.21

「獅子を飼うー利休と秀吉ー」を見る

「獅子を飼うー利休と秀吉ー」ひょうご舞台芸術 第33回公演
作 山崎正和
演出 栗山民也
出演 平幹二朗/平淑恵/高橋長英/三木敏彦
    立川三貴/石田圭祐/渕野俊太/檀臣幸
    大鳥れい/坂東三津五郎 ほか
観劇日 2006年1月21日 午後2時開演 東京初日
劇場 サンシャイン劇場 1階19列12番
料金 5500円
上演時間 3時間(15分の休憩あり)

 今日の東京は未明から降り始めた雪にすっぽり覆われている。
 家族には「莫迦みたい」と言われつつ、かなり早めに家を出て見に行った。出かけてしまえば雪降りの中でもなんということはなく、いつもとほとんど変わらない時間で劇場に到着できた。
 雪のためガラガラかと思った客席はほぼ埋まっていた。

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2006.01.17

「ライフ・イン・ザ・シアター」の抽選予約に申し込む

「ライフ・イン・ザ・シアター」
作 デイヴィット・マメット
翻訳 小田島恒志
演出 ポール・ミラー
出演 市村正親/藤原竜也

2006年3月30日〜4月9日 シアター1010
料金 S席 9000円 A席 7000円

 市村正親と藤原竜也は今回が初共演なのだそうだ。何だか意外である。
 しかも、初共演で二人芝居となればぜひ見てみたい。この際、内容は全く想像がつかないけれども。
 この後、世田谷パブリックシアターでも公演があるようなのだけれど、まずはシアター1010での公演を狙ってみよう。抽選予約に申し込んだ。

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2006.01.15

「BIGGEST BIZ〜最後の決戦!ハドソン川を越えろ〜」を見る

AGAPE store #11「BIGGEST BIZ〜最後の決戦!ハドソン川を越えろ〜」
作・出演 後藤ひろひと
演出 G2
出演 松尾貴史/三上市朗/八十田勇一/松永玲子
    菅原永二/坂田聡/篠原ともえ/粟根まこと
観劇日 2006年1月15日 午後7時開演
劇場 本多劇場 H列2番
料金 5500円
上演時間 2時間15分

 カーテンコールの挨拶で松尾貴史が「「BIG BIZのカーテンコールでは、SMALL BIZ、SMALLER BIZ、SMALLEST BIZなんていう話もしましたね」と振り、後藤ひろひとが慌てて手を横に振っていた。やはりこれでシリーズ最終回ということなんだろう。残念。
 出演者全員がほとんどのアンケートに目を通しているとも言っていたから、「SMALL BIZを待っています」と書いてくれば良かった。

 同じくカーテンコールで篠原ともえが「今日はロビーで売っているパンフレットに1冊だけみんなでサインをしました」と言っていた。劇場が明るくなり、幸運な購入者が「てっきり印刷だと思っていました」と言って笑いを誘っていた。
 パンフレット1500円、開演前に買っていれば私にもチャンスがあったのに、と思いつつ、そのまま買わないで帰ってきてしまった(笑)。

 ネタバレありの感想は以下に。

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「時の男」を見る

リリパットアーミーII 「時の男」〜匂うがごとく今盛りなり
作・演出・出演 わかぎゑふ
出演 生田朗子/及川直紀/朝深大介/野田晋市
    千田訓子/吉田憲章/上田宏/米倉啓
    谷川未佳/濱崎大介/祖父江伸如/上田宏
    橋本陽介/よしもとあさり (以上、リリパットアーミーⅡ)
    橋田雄一郎(転球劇場)/中道裕子(らくーがき)
    朝比奈慶/高倉良文(ネコ脱出) /森崎正弘(MousePiece‐ree)
    岡田朋也(KURUKURU ON PARADE)
    笠原浩夫(Studio Life)※東京公演のみ
観劇日 2006年1月15日 午後2時開演(千秋楽)
劇場 サンシャイン劇場 1階18列4番
料金 4300円
上演時間 2時間45分

 リリパットアーミーIIのお芝居は、久しぶりに見た。しかも、次に東京に来るのは来年のことらしい。
 カーテンコールでのわかぎさんの挨拶によると、大阪に劇場が少ないので、東京と合わせて劇場を確保することが難しいからなのだそうだ。残念。大阪公演だけのお芝居が2回あるから、友人も住んでいることだし、大阪まで見に行ってしまおうか、と考えた。

 上演中にわかぎさんが「35歳以上の役者のアドリブが千秋楽の芝居を長引かせるんじゃ!」と叫んでいたとおり、開演前に「2時間15分」とアナウンスされていた上演時間は30分延びていた。
 パンフレット(1500円)を買うと役者さんのサインをもらえるのはいつものとおり。今日はわかぎさんと生田さんでかなり惹かれたけれど、午後6時から別のお芝居を見る予定だったので泣く泣く諦めた。サインを諦めたので、ついでにパンフレットも諦めて買わずじまい。リリパットアーミーIIのパンフレットは内容が濃くて好きなのだけれど、今回はつい「1500円は高い」と思ってしまった。

 もう全く問題はないと思うけれど、ネタバレありの感想は以下に。

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2006.01.14

「東海道四谷怪談」の抽選予約に申し込む

コクーン歌舞伎「東海道四谷怪談」
演出 串田和美
出演 中村勘三郎/中村扇雀/中村橋之助/坂東弥十郎
    中村七之助/片岡亀蔵/坂東新悟/笹野高史

2006年3月18日〜4月24日 シアターコクーン
料金 1等平場席・1等椅子席 13000円 2等席 8500円 3等席 4500円

 1994年に第1回コクーン歌舞伎で上演されたものの再演だそうだ。
 「北番」「南番」があり、三角屋敷・小仏小平内」を含めて新しい演出で上演されるのが「北番」、初演時に近い演出で上演されるのが「南番」だそうである。
 昨年のコクーン歌舞伎「桜姫」には、襲名直後の中村勘三郎は出演していなかったし、多分チケット争奪はもの凄いことになるだろう。
 ともかくもダメ元で抽選予約に申し込んだ。

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2006.01.11

「十二夜」の講座とチケットを予約する

「十二夜」
作 ウィリアム・シェイクスピア
翻訳 小田島雄志
脚本・演出・出演 山崎清介
出演 伊沢磨紀/福井貴一/円城寺あや/佐藤誓
    植本潤/戸谷昌弘/土屋良太/大内めぐみ

2006年3月7日〜3月19日 新国立劇場小劇場
料金 A席 5250円 B席 3150円

 いつもは夏に上演されている「子どものためのシェイクスピア」シリーズが、新国立劇場で3月に上演される。
 今回は「子どものための」という枕詞もついていないし、主催は「新国立劇場」だ。

 そのためなのか、この「十二夜」を題材にした講座が朝日カルチャーセンターに用意されていた。翻訳の小田島氏と演出の山崎氏による90分の対談である。
 前に、山崎氏と翻訳の松岡和子氏のアフタートークを見たことがあり、お話自体はとても難しかったのだけれどでも楽しかった。今回はもっと濃いお話が聞けそうでとても楽しみである。
 この講座は、事前の対談だけ(会員3150円、一般3670円)の申し込みもできるし、講座と観劇チケット(A席)とセットで申し込むこともできる。確認したら土曜日のチケットもまだ用意できるということだったので、セットで申し込んだ。

 「十二夜」の公式ページはこちら。

 朝日カルチャーセンター2006年1月期、演劇・バレエ関連の講座紹介はこちら。

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2006.01.08

「とってもゴースト」を見る

「とってもゴースト」音楽座ミュージカル
演出 ワームホールプロジェクト
脚本 ワームホールプロジェクト・横山由和
音楽 八幡茂
出演
入江ユキ 鈴木ほのか
かたまり様 鳥居かほり
光司 安中淳也
ガイド 広田勇二
    中村桃花/久積絵夢/清田和美/西岡由布子
    間地まどか/荒川ゆかり/中野祥子/長尾純子
    新木りえ/平木寛子/兼崎ひろみ/磯貝麗奈
    富永友紀/藤田将範/佐藤伸行/五十嵐進
    饗庭大輔/楢原潤也/渡辺修也/新木啓介
    萩原弘雄/山合大輔
観劇日 2006年1月8日 午後1時開演
劇場 東京芸術劇場中ホール P列23番
料金 9870円
上演時間 2時間45分(15分の休憩あり)

 劇場に表示された上演時間は2時間半だったけれど、カーテンコールなども入れると劇場を出られたのは上記の時間だった。
 出演者の顔写真やコメント、音楽座ミュージカルのこれまでの舞台の紹介が載った結構立派なパンフレットが無料で配布される。また、ダブルキャストが何役かあるため、「本日の配役表」がロビーに置かれていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2006.01.07

「白鳥の湖」を見る

レニングラード国立バレエ−ムソルグスキー記念−「白鳥の湖」
音楽 P.チャイコフスキー
振付 M.プティパ、L.イワノフ
改訂演出:N.ボヤルチコフ 
出演 オデット/オディール オリガ・ステパノワ
    ジークフリード アルチョム・プハチョフ
    ロットバルト キリル・ミャスニコフ
    家庭教師 アンドレイ・ブレグバーゼ 外
指揮 アンドレイ・アニハーノフ
管弦楽 レニングラード国立歌劇場管弦楽団
観劇日 2006年1月7日 午後5時30分開演
劇場 東京国際フォーラム ホールA 2階8列56番
料金 6500円(優待価格)
上演時間 3時間(20分・15分の休憩あり)

 このチケットの定価はもっと高かった筈なのだけれど、どうして優待価格のチケットが手に入ったのか全く記憶にない。おまけに、このブログにも何も書き残していない。

 ところで、昨年末にお招ばれした結婚式の引き出物はカタログ式だった。散々悩んだ末に選んだ双眼鏡が昨日届いた。
 今日の会場である東京国際フォーラムのホールAはかなり大きな劇場だし、席は2階だ。いい機会なので、双眼鏡の使い初めをすることにした。

 感想は以下に。

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2006.01.06

「贋作・罪と罰」を見る

「贋作・罪と罰」NODA・MAP
作・演出・出演 野田秀樹
出演 松たか子/古田新太/段田安則/宇梶剛士
    美波/マギー/右近健一/小松和重/
    村岡希美/中村まこと/進藤健太郎
観劇日 2006年1月6日 午後7時開演
劇場 シアターコクーン XA列14番
料金 9000円
上演時間 2時間10分

 開演前にパンフレット(1000円)を購入し、ぱらぱらとめくりながら開演を待った。
 2回目の観劇だったのだけれど、1回目は通常の客席側の割と遠めのところから、今回は通常は舞台であるところにしつらえられた客席で、舞台上の役者さんと視線の高さがほぼ同じところからだった。
 それだけでも、かなり印象が違う。

 ネタバレありの感想は以下に。

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「びっくり箱−姉妹編−」のチケットを予約する

「びっくり箱−姉妹編−」
原作 向田邦子
脚本 中島淳彦
演出 福島三郎 
出演 沢口靖子/永島敏行/佐藤重幸(TEAM NACS)
    小宮孝泰/草村礼子/琵琶弓子/余 貴美子

2006年4月11日〜4月23日 紀伊國屋ホール
料金 6800円

 原作は向田邦子の母と娘の恋愛模様を描いた短編なのだそうだ。それを、余貴美子と沢口靖子の姉妹に置き換えて上演されるらしい。だから「姉妹編」というわけだ。
 楽天チケットで2006年1月6日19時から24時まで限定で先行発売されていたので、チケットを予約した。

 「びっくり箱−姉妹編−」の公式ページはこちら。

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2006.01.04

「決闘!高田馬場」の抽選予約に申し込む

PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」
作・演出 三谷幸喜
出演 市川染五郎/市川亀治郎/中村勘太郎
    市川高麗蔵/松本錦吾/澤村宗之助/市村萬次郎

2006年3月2日〜3月26日 パルコ劇場
料金 12000円

 「決闘! 高田馬場」というのはどういう話なのだろう。赤穂浪士の堀部ナントカという人が、赤穂藩に仕官する前、決闘の場所である高田馬場までかなり長い距離を走って行って勝ってしまったという話があったと思うのだけれど(ところどころに記憶違いがある可能性が高い)、それだろうか。
 本当に本当にダメもとだけれど、歌舞伎なんてほとんど見たことがないのだけれど、このお芝居はかなり見たい。
 パルコ劇場の先行予約で申し込んだ。

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2006.01.01

「2005年の5本」を選ぶ

 Niftyでパソコン通信をやっていた頃、FSTAGEというフォーラムで「年間ベストテン」という企画があった。
 私が参加したのは最後の何回かだけだったけれど、持ち点が決められていて(10点だったかな)、持ち点全部を気に入った1作品に投票してもいいし、1点ずつ10作品に投票してもよいというルールだったように記憶している。
 思い切りの悪い私は、概ね、5作品に2点ずつ投票することが多かった。

 そういうわけで、2005年を振り返って、私の「2005年の5本」を選んでみることにした。

「近代能楽集 卒塔婆小町/弱法師」
 @彩の国さいたま芸術劇場大ホール 2005.6.4観劇
 2005年の5本を選ぶのに、これは外せない、という気がした。「違う空間」と「違う空気」を感じさせる、濃密で凝縮された舞台だったと思う。

「水平線ホテル」
 劇団M.O.P@紀伊國屋サザンシアター 2005.7.24観劇
 ウエルメイドに作り込まれて完璧に調整された楽しめるお芝居だった。ラストシーンで「楽しい」お芝居を一瞬にして「考えろ」というお芝居にしていたのが見事だけど、最後まで「楽しい」で行って欲しかった気もする。

「ウィンズロウ・ボーイ」
 自転車キンクリートSTORE@俳優座劇場 2005.9.18観劇
 テレンス・ラティガン三部作はどれもかっちりと充実したお芝居で大好きだったのだけれど、1本を選ぶとすれば「ウィンズロウ・ボーイ」を選ぶ。理由は単純で、私が法廷物が好きだからである。

「ク・ナウカで夢幻能なオセロー」
 ク・ナウカ@東京国立博物館 2005.11.12観劇
 これまで何回か見たク・ナウカは「一生懸命背伸びして拝見させていただきました」という感じだったのだけれど、今回は素直に「力強くていいものを見た」と思えた。

「アトムへの伝言」
 劇団扉座@紀伊國屋サザンシアター 2005.12.3観劇
 久しぶりに見た扉座は、とても楽しくて涙もので「何か」を考えなくちゃいけなくて、その後がとても気になるお芝居だった。

 自分で言うのも何だけれど、あまり私らしくない5本のような気がする。
 ここに挙げた5本以外で特に迷ったお芝居はこんな感じである。こっちの5本の方が私らしかったかもしれない(笑)。

「なにわバタフライ」@パルコ劇場 2005.1.15観劇
「お願い」ラック・システム@ザ・スズナリ 2005.3.26観劇
「キャンディーズ」G2プロデュース@本多劇場 2005.4.2観劇
「審判」加藤健一事務所@本多劇場 2005.10.8観劇
「翼をくださいっ!さらばYS-11」ギンギラ太陽's@パルコ劇場 2005.10.9観劇

 今年もたくさんの楽しいお芝居を見られますように!

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