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2006.09.08

「モンゴル音楽祭2006−天空の響き」を聴く

ジンギスハーン モンゴル統一800年 日本におけるモンゴル年
「モンゴル音楽祭2006−天空の響き」
曲目
 「馬の走り方」馬頭琴 バトザヤ
 「きれいなヘルレン河」 歌 ネルグイ
 「竹の口琴と鉄の口琴」 口琴 ヤグワン
 「イエブン河の流れ」 縦笛 ヤグワン
 「モンゴル民族の伝統メロディ」 三味線 アマルサナー
 「窓にはりつく蚊」 合奏
 「お椀の踊り」 踊り エンヘゲレル
 「モンゴルの草原」 歌 トプシントゥクス・ムンフシュル
 「心のゴビ」合奏
  −休憩−
 「テムジンのアリア オペラ・ジンギスハーンより」歌 トプシントゥクス
 「ハバネラ オペラ・カルメンより」歌 ムンフシュル
 「戦勝の兵士に捧げるお酒」踊り エンヘゲレル
 「大嫌い」歌 ナラン
 「母の歌」歌 ナラン
 「オランハス」合奏
 「ジンギスハーンの2頭の駿馬」歌 ネルグイ
 「アブガイという白い山」ホーミー ヤグワン
 「アルタイ賛歌」合奏
 「渡り鳥」歌 全員
  −アンコール−
 日本民謡 ネルグイ
 モンゴル民謡「草原の四季」 全員
公演日 2006年9月8日 午後7時開演
場所 かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール 14列19番
料金 4000円
上演時間 1時間50分(15分間の休憩あり)

 このコンサートのことは、2006年夏にモンゴル旅行に行く前、友人に「復習としていかがですか」と教えてもらっていた。
 仕事も大丈夫そうだったので、当日券で聴きに行って来た。

 まず完売ということはないだろうとは思っていたけれど、客席は、全体で3割も入っているかどうかという辺りだったと思う。
 ウランバートルで聴いた民族音楽コンサートはいわゆる伝統楽器で伝統音楽が演奏されていたのだけれど、このコンサートではオペラやポップス音楽もプログラムに含まれていて、バラエティに富んでいた。
 でも、全体的に雰囲気としては似ていたように思う。

 司会進行をモンゴルからの留学生の女性が務めていたこともあり、アットホームな感じのコンサートだった。
 ホーミーが1曲しかなかったのは残念だ。倍音もあまり響いていなかったように感じた。
 その代わり、ウランバートルでは聴くことができなかった口琴が聴けたり、お椀に(多分)アイラグを満たしてそれをこぼさないように、頭の上に載せたりして踊るお正月の踊りが見られたりして、楽しかった。
 何故オペラが曲目に含まれているのだろうと思ったのだけれど、「1990年の民主化まではロシアと仲がよくて、国の方針もあり、オペラは日本よりも盛んだった」という説明に納得した。

 「窓にはりつく蚊」という曲が、タイトルから想像されるのとは全く違った、哀愁の漂う曲調で、今回演奏された曲目の中では一番好きだった。

 客席に何人かのモンゴル人力士が来ていたのだけれど、プログラムの最後「渡り鳥」という曲では、白鵬関と安馬関が舞台上に上がり一緒に歌っていた。

 アンコールの2曲目は、歌手の方も日本語で歌い、「客席のみなさんも一緒に歌いましょう」という趣向だった。短い歌なのだけれど、なかなか哀愁の漂う渋い節回しで、一緒に歌うのはなかなか難しかったけれど、何だか楽しくなった。

 モンゴルから帰国して間がないということもあって、興味深い楽しめるコンサートだった。

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