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「プライベート・ライヴズ」パルコ・プロデュース
作 ノエル・カワード
台本 飯島早苗
演出 山田和也
出演 葛山信吾/久世星佳/西川浩幸/ともさと衣
観劇日 2006年9月23日 午後7時開演
劇場 青山円形劇場 Gブロック38番
料金 7000円
上演時間 2時間25分(20分間の休憩あり)
登場人物は5人。俳優さんも5人出演されていたのだけれど、あとお一人のお名前が判らない。パンフレットを購入すれば確認できたのだろうか。パルコ劇場の公式サイト内の「プライベート・ライヴズ」のページにも4人のお名前しかなかった。
感想は以下に。
この回は記録用(テレビ放映やDVD発売の予定はないと張り紙があった)のビデオ撮影が入っていた。完全な円形に舞台を使っているのにそのカメラが1台しか入っていない。どうしてだろうと思っていたのだけれど、お芝居を見終わって納得した。
そのカメラと通路を挟んだ反対側にいた私がほとんど「正面から見ている」という感覚で舞台を見ることができてしまった。きっと、私がいた席と対角線上の席にいた方は「背面から見ている」というもどかしい感じで見ていたのではなかろうか。
円形劇場でセットを作って固定させてお芝居をするなら、回り舞台にしないと辛いんじゃないかな、と思った。
新婚夫婦2組が隣り合わせたパリ郊外のリゾートホテルが一幕の舞台だ。
葛山信吾演じるエリオットとともさと衣演じるシビルのカップルは、シビルだけがやけに盛り上がっている。一方の久世星佳演じるアマンダと西川浩幸演じるビクターのカップルもやっぱりビクターが1人で感極まっている。
で、このエリオットとアマンダが元夫婦、という設定だ。
一幕の最後には、この2人、手に手を取って逃亡してしまう。
元々のシビルという女性の設定がそうなのだろうけど、ともさと衣は甲高い声で女の子っぽい台詞を女の子っぽい調子でしゃべる。
一方のビクターを演じた西川浩幸は、演じている役よりも役者本人が前面に出ている感じがする。
二幕と三幕は、手に手を取って逃亡したエリオットとアマンダのパリの家が舞台だ。
最初のうちこそラブラブの2人だったけれど、雰囲気はどんどん険悪になってゆく。多分、以前に結婚していて離婚した経過もこのとおりだったんだろう、という感じだ。
険悪になった雰囲気は、とうとうつかみ合いのとっくみあいの殴り合いの喧嘩にまで発展する。
その派手な喧嘩の真っ最中に、ビクターとシビルが2人を探し当ててやってくる。ここまでが二幕だ。
だけど、思い返してみても、この2人の激しい喧嘩が一体どんなきっかけで始まったのか、覚えていない。多分、もの凄く些細なことがきっかけだったんだろうというイメージは残っているのだけれど、具体的に何だったのかどうしても思い出せない。
その大げんかの翌朝、改めて顔を合わせた4人。その場をさらにかき回すメイドが5人目の登場人物だ。
最初はエリオットとアマンダはそれぞれの相手から逃げだそうとするのだけれど、そういうわけにも行かず、話し合いが始まろうとするけれど決して始まらないし、見せてもらえない。
気がつくと、シビルとビクターが大げんかを始めていて、エリオットとアマンダは何だかなし崩しに仲直りしているように見える。
そこで、幕だ。
見ていて楽しかったしドキドキしたしイライラもしてかなり集中して見ていたつもりなのだけれど、結局どういう結末のお芝居だったのか、何だかよく判らなかった。
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