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2007.02.28

「犬は鎖につなぐべからず」の抽選予約に申し込む

ナイロン100℃ 30th SESSION「犬は鎖につなぐべからず~岸田國士一幕劇コレクション~」
作 岸田國士
潤色・構成・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
和総監修 豆千代
振付 井手茂太
出演 松永玲子/みのすけ/村岡希美/長田奈麻
    新谷真弓/安澤千草/廣川三憲/藤田秀世
    植木夏十/大山鎬則/吉増裕士/杉山薫
    眼鏡太郎/廻飛雄/柚木幹斗/緒川たまき
    大河内浩/植本潤/松野有里巳/萩原聖人

2007年5月10日〜6月3日 青山円形劇場
料金 6000円

 岸田國士戯曲賞という賞の存在は知っているけれど、岸田國士が戯曲家かなのかどうかすら、確かには知らなかった。多分、岸田國士作のお芝居を見たこともないと思う。
 でも、知らないなりに、きっと作・岸田國士、演出・ケラリーノ・サンドロヴィッチというのは異色の組み合わせなのだろうなT、思われる。
 青山円形劇場の広いとは言えない舞台に、これだけの出演者がしかも和装で出てきたら、それは凄い迫力に違いない。
 抽選予約に申し込んだ。

 ナイロン100℃の公式Webサイトはこちら。

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2007.02.27

「オルセー美術館展」に行く

 2007年1月27日から4月8日まで、上野の東京都美術館で開催されている「オルセー美術館展」に行って来た。当日券(大人)は1500円である。
 できたばかりの国立新美術館とどちらに行こうか迷ったのだけれど、迷っていたら友人に「国立新美術館は、火曜日は休みだったと思う」と教えてもらった。感謝!

 まだ1ヶ月以上続くし、平日の午後だし、それなりに余裕で見られるのではないかと期待していたのだけれど、オルセー美術館の人気というのは凄い。
 流石に門外やチケット売り場で行列することはなかったけれど、入場制限が行われていて、館内に入ってから会場の入口まで30分以上も並んだ。
 並んでいるときに周りを見渡したら、「3月2日まで」の招待券を持っている方が目について、やられた! と思った。「今週金曜日までに行かなくちゃ」という方で混んでいるのだろう。

 ポスターにもなっている、エドゥワール・マネ作の「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」はやはり大人気だった。でも、この絵の前で「どこにすみれのブーケが描かれているんだろう?」と思ったのは私だけだろうか。じーっと真正面からみて、多分、胸元だろうと結論した。
 同じくポスター(いや、こちらはチラシか?)になっている、フィンセント・ファン・ゴッホ(と表記されていた)作の「アルルのゴッホの寝室」の前もやはり人だかりになっていた。
 それから、アンリ・ファンタン=ラトゥールの「バティニョールのアトリエ」とあともう1枚あったと思うのだけれど、印象派の画家達が一堂に会した場面を描いた絵が人気で、「誰が描かれている」ということをメモしている方を見かけた。

 印象に残ったのは、エドガー・ドガが妹の顔を鉛筆でスケッチした「ルネ・ドガ」が丁寧で美しく、マネの風景画は珍しいんじゃないかと思った「ブローニュ港の月光」は暗くて大胆なところが意外だった。
 ゴッホの「アルルのダンスホール」は、言われてみればちょっとゴーギャンっぽい感じもした。
 そのポール・ゴーギャンの「黄色いキリストのある自画像」と「黄色い積みわら」とあともう1枚の前は人波が途切れなくてなかなか見られなかったけれど、ちょうど2階に続く階段の上から、たくさんの人の頭越しにゆっくり見ることができた。
 ピエール・オーギュスト・ルノワールは女性の肖像画というイメージが強いので、ルノワールの描いた「絵筆を持つクロード・モネ」は、やっぱり男性を描いてもこんなに柔らかい絵になるのね、と思った。近くに「ベルト・モリゾーの肖像」があって、どちらも着ている服は黒(だと思う)だったので、随分と対照的に黒い服を着た人物を描くのだな、と思った。

 エドワード・スタイケンの月光の下で撮った写真はどれも陰影が濃くて美しかったし、エルス・タールマンの「エッフェル塔に向かう4人の男」という写真は映画のワンシーンのようだった。
 オルセー美術館と写真というのが意外な組み合わせだった。

 それから、何故か作者名が「インド会社」になっている、黒檀の書棚(というよりも飾り棚っぽかった)が不思議な感じだった。

 あまりにも混雑していたので、後半の特に「5 幻想の世界へ」と銘打たれたコーナーはかなり素通りになってしまったのが残念だ。
 1時間半くらい見て、ミュージアム・ショップもゆっくり見るには混みすぎていたので気に入った絵の葉書だけ買い、帰途についた。
 気がつけば、8ヶ月振りの美術館で、人混みにはかなり疲れたけどでも楽しかった。
  
オルセー美術館展
 東京都美術館 2007年1月27日〜4月8日
 東京都美術館の公式Webサイトはこちら。
 オルセー美術館展の公式Webサイトはこちら。

【2007年3月1日追記】
 2月28日に、オルセー美術館展は入場者が20万人を超えたそうだ。
 1日平均7000人の入場者があるらしい。混んでいた筈だ・・・。

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2007.02.25

「コンフィダント・絆」の抽選予約に申し込む

「コンフィダント・絆」
作・演出 三谷幸喜
出演 中井貴一/寺脇康文/相島一之
    堀内敬子/生瀬勝久

2007年4月9日〜5月6日 パルコ劇場
料金 9000円

 このところお芝居に行くともらうチラシをつらつら見るに、2007年の三谷幸喜はかなり舞台作品が多い予定なのではないだろうか。
 とても楽しみだけれど、激しいチケット争奪戦がほとんど確定的に予測される。このお芝居だって、三谷幸喜の作・演出にこの出演者陣。豪華すぎる。
 とにかく、ダメもとで抽選予約に申し込んだ。

 パルコ劇場の公式Webサイト内、「コンフィダント・絆」のページはこちら。

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2007.02.24

「仇討物語 でんでん虫」を見る

「仇討物語 でんでん虫」コント55号 40周年プラス1
脚本 秋房子/詩村博史/白石雄大
演出 萩本欽一
出演 萩本欽一/坂上二郎 
    田中美佐子/佐藤B作/山口良一/あめくみちこ
    佐渡稔/大森ヒロシ/市瀬理都子/山本ふじこ
    逸見太郎/伽代子/平手舞/佐藤あつし
    三宅祐輔
観劇日 2007年2月24日 午前11時開演
劇場 明治座 1階1列38番
料金 12000円
上演時間 3時間45分(30分間・30分間の休憩あり) 

 田中美佐子ははしのえみと、山口良一は風見しんごと、それぞれWキャストが組まれていて、実は、今日行ってみて、舞台に山口良一が登場して初めて、どちらの回に当たっているのか知った。

 明治座のお芝居なので、ロビーでは、職人さんが凧の説明をしていたり、人形焼きが売っていたり、ブティックがあったり、アイスクリームが売られていたり、きんつばが作られていたり、楽しい。
 はとバスなどのコースにも組み入れられていることを初めて知った。客席に、東京のガイドブックを開いている人もいて、なるほどと思った。

 そういえば、午前中に始まるお芝居を見たのは初めてのことかも知れない。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2007.02.20

「劇的リーディング~旅する編~」のチケットを予約する

「劇的リーディング~旅する編~」―小さな本から広がる劇的世界の旅―
企画・構成・演出 土井美和子
ピアノ・作曲 園田優
出演 平田満/竹下明子
上演予定作品 モンゴル紀行(司馬遼太郎)/海辺のカフカ(村上春樹)ほか

2007年4月4日〜4月6日 赤坂区民センター 区民ホール
料金 3500円(前売) 4000円(当日)

 ぴあの案内では、上演予定作品が、「ゴルフと遊園地(江國香織)/猫町(萩原朔太郎)/使いみちのない風景(村上春樹)/夢の果て~十七の物語~(安房直子)/他」となっているところに一抹の不安を感じる。私は、Kissポート財団の案内する上記上演予定作品に惹かれたのだ。
 いずれにしても、旅をテーマにした平田満と竹下明子の2人によるリーディングだなんて、魅力的だし、何て贅沢なんだろうと思う。
 チケットを予約した。

 Kissポート財団の公式Webサイト内、「劇的リーディング~旅する編~」のページはこちら。

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2007.02.17

「私はだれでしょう」を見る

「私はだれでしょう」こまつ座
作 井上ひさし
演出 栗山民也
音楽 宇野誠一郎
美術 石井強司
振付 井手茂太
出演 川平慈英/佐々木蔵之介/浅野ゆう子/梅沢昌代
    大鷹明良/北村有起哉/前田亜季/朴勝哲(p)
観劇日 2007年2月17日 午後1時30分開演
劇場 紀伊國屋サザンシアター 10列13番
料金 6300円
上演時間 3時間20分(15分間の休憩あり)

 
 初日が二度に渡って延期された公演で、2回目の延期で持っていたチケットが引っかかり、こまつ座に電話して振り替えてもらった。「とうとう見られる」という感じだ。そして、見ることができて本当に良かったと思う。客席は満員だ。それなのに、こんなにいい席(前方のほぼ中央)で見られて有り難い。
 ロビーにはお花がたくさん飾られていた。パンフレット(過去の公演のものも含む)、井上ひさしの著作本、佐々木蔵之介のサイン入りDVDなどが販売されていた。パンフレットはかなり迷ったけれど、購入しなかった。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2007.02.14

「ジューゴ」の抽選予約に申し込む

「ジューゴ」TEAM発砲・B・ZIN 15周年記念&解散公演 
作・演出・出演 きだつよし
出演 平野勲人/工藤潤矢/小林愛/武藤晃子
    西ノ園達大/森貞文則/伊波銀治
    福田千亜紀/大橋夢能

2007年4月13日〜4月29日 本多劇場
料金 4500円

 TEAM発砲・B・ZINは、この公演をもって解散するのだそうだ。
 確か一度見たことがあるのだけれど、その後、チケットが取れなかったりで見ていない。今にして思えば勿体ないことをしてしまった。解散公演となればぜひ見たい。
 抽選予約に申し込んだ。

 TEAM発砲・B・ZINの公式Webサイトはこちら。

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2007.02.11

「地獄でございます」を見る

MONO 第34回公演 「地獄でございます」
作・演出・出演 土田英生
出演 水沼健/奥村泰彦/尾方宣久/金替康博
観劇日 2007年2月11日 午後2時開演
劇場 三鷹市芸術文化センター 星のホール G列8番
料金 3000円
上演時間 1時間40分

 昨日見に行った「「地獄八景・・浮世百景」」に引き続く、個人的な地獄シリーズの第二弾だ。第三弾の予定はない。
 三鷹市芸術文化センターに行ったのは久しぶりだ。まず、北口に出るべきか南口に出るべきかで迷い、駅前の通りをまっすぐに歩き始めて「まだ右折しなくていいんだっけ」と迷い(曲がり角にはちゃんと看板が出ている)、「何分くらいで到着したっけ? 間に合うかな」と心配して早足になってしまった。私の足で20分くらいだった。

 ロビーではパンフレット(500円)や、土田英生の著書などが販売されていた。

 ネタばれありの感想は以下に。

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2007.02.10

「地獄八景・・浮世百景」を見る

「地獄八景・・浮世百景」北九州芸術劇場Produce
監修 桂米朝
脚本 東野ひろあき
演出 G2
出演 佐藤アツヒロ/高橋由美子/山内圭哉/松永玲子
    小松利昌/出口結美子/桂吉坊/市川笑也
    桂吉弥/升毅/松尾貴史
観劇日 2007年2月10日 午後4時開演
劇場 世田谷パブリックシアター 1階G列20番
料金 4500円
上演時間 2時間25分
 
 プレビュー公演だから、午後4時という、珍しい開演時間だったのだろうか。
 ロビーではパンフレット(1500円)も売られ、DVDの予約も受付が始まっていた。そういう面では、本公演と違いはなかったのじゃないだろうか。

 ネタバレありの感想は以下に。

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「妻の家族」のチケットを予約する

「妻の家族」ラッパ屋
作・演出 鈴木聡
出演 木村靖司/おかやまはじめ/福本伸一/弘中麻紀
    岩橋道子/三鴨絵里子/俵木藤汰/大草理乙子
    宇納佑/熊川隆一/岩本淳/中野順一朗

2007年3月24日〜4月1日 紀伊國屋ホール
料金 4500円

 先行発売に気がつかず、一般発売初日の今日、チケットを予約した。
 ラッパ屋の公演は久しぶりじゃないかと思ってサイトを確認したら、2006年1月の「あしたのニュース」以来1年ぶりの本公演のようだ。シアタートップスの空間にぎゅっと詰まった感じのセットというのが私のラッパ屋のイメージなのだけれど、紀伊國屋ホールではどんな風に見えるのだろう。前の方の席が取れたし、とても楽しみだ。

 ラッパ屋の公式Webサイトはこちら。

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2007.02.04

「コリオレイナス」を見る

「コリオレイナス」彩の国シェイクスピア・シリーズ第16弾
作 W・シェイクスピア
翻訳 松岡和子
演出 蜷川幸雄
出演 唐沢寿明/白石加代子/勝村政信/香寿たつき
    吉田鋼太郎/瑳川哲朗/原康義/大友龍三郎
    手塚秀彰/小田豊/冨岡弘/大川浩樹
    小林正寛/高瀬哲朗/高橋礼恵/樋浦勉
    鈴木豊/清家栄一/塚本幸男/新川將人
    二反田雅澄/福田潔/井面猛志/篠原正志
    鍛冶直人/高山春夫/北川勝博/星智也
    KAI/田村真/角田明彦/藤沼剛
    梶原美樹/泉裕/川崎誠一郎/川崎誠司
    原田琢磨/石田佳央/杉浦大介
    前橋聖丈・桐山和己(ダブルキャスト)
観劇日 2007年2月3日 午後1時開演
劇場 彩の国さいたま芸術劇場大ホール 1階O列29番
料金 9000円
上演時間 3時間25分(15分の休憩あり)
 
 ロビーではパンフレット(1500円、だったと思う)やTシャツ、「エレンディラ」のチケットなどが販売されていた。
 シアターガイドの上演時間情報のページでは休憩が20分と書いてあったように記憶しているのだけれど、実際は15分だった。開演前もそうだったけれど、女性率がとても高くてお手洗いは大混雑だった。日本の劇場に女性客が多いというのはこの先かなり長い間変わりそうにない傾向なのだから、設計段階から考慮してくれればいいのにと思う。

 感想は以下に。

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2007.02.03

「エレンディラ」のチケットを予約する

「エレンディラ」
原作 ガルシア・マルケス
脚本 坂手洋二
演出 蜷川幸雄
音楽 マイケル・ナイマン
出演 中川晃教/美波/品川徹/石井愃一
    松下砂稚子/立石涼子/國村隼/瑳川哲朗/他

2007年8月9日〜9月2日 彩の国さいたま芸術劇場大ホール
料金 S席 12000円

 今日、彩の国さいたま芸術劇場に「コリオレイナス」を見に行ったら(感想は別途)、ロビーで「エレンディラ」のチケットが販売されていた。「一番早いチケット予約」「座席表を見ながら買えます」という呼び声につられ、ついフラフラとチケットを予約してしまった。
 予約したS席が12000円なのは確かなのだけれど、その他の席の値段等は不明だ(表示してあったような気もするけれど、覚えていない)。ちなみに、チケット代金は現金か1週間以内の振込ということで、チケットは5月に郵送されるそうだ。
 劇場で配られた「エレンディラ」の仮チラシには上演期間も書いてなくて、確認するためにインターネットで検索してみたら、昨年秋に蜷川幸雄演出で上演予定だったのだけれど会場の関係で延期された公演だということが判った。
 いずれにしても、とても楽しみだ。

 私が読んだ公演延期に関する記事はこちら。

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