「新宿御苑」に行く
「新宿御苑」
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友人とおしゃべりしていたら、「お花見したいねぇ」「お花見するならどこかな」「私、新宿御苑くらいしか判らない」「新宿御苑って行ったことない。閉門が早いでしょ」「4時くらいだったかな。職場が新宿御苑の近くだった頃はお昼にお弁当持ってお花見に行ったよ」「行ってみようか」という流れになった。
お天気はいいし善は急げということで、昨日、新宿御苑に行って来た。
ソメイヨシノは満開の木もあればまだまだという木もあって、真ん中にある芝生の広場の周りは少し寂しい。その広場の周りのソメイヨシノが満開になると、広場に花吹雪が舞って、それはそれは美しいのだそうだ。
それでも、芝生の広場はシートを広げたりのんびりと春を楽しんでいる人がたくさんいる。
でも、池に張り出したソメイヨシノは薄青く薄白く薄紅に咲き、水面に鏡のように映る姿は風情がある。歩道を歩いていると、顔の高さに咲いている枝もある。近づけると、桜餅のような(正確に言うと、桜の葉の)香りが少しだけ匂うようだ。
匂いといえば、こぶしの花は、咲き始めは甘い香りなのに、開いた花からは何故かソーセージのような匂いがしていた。友人も大笑いして「確かにソーセージの匂いだ」と言っていたから、私の錯覚ではないと思う。謎だ。
桜の木の隣に赤い椿の木が並んでいて、「清楚さと妖艶さが隣り合わせだ」とは友人の弁。その固そうなつぼみを小さくてカラフルな小鳥がついばんで食べ散らかしている。
オオシマザクラも、新緑のような緑の葉に隠れるように白が濃い花を咲かせている。緑色の小さくて固い実をつけている枝もある。
しだれ桜の濃いピンクもあともう一息、というところである。
でも、一番印象に残ったのはゲンペイモモだ。
どういう自然のいたずらなのかあるいは品種改良のゆきつくところなのか、一本の木なのに、濃いピンクと白と白にピンクの斑が入って薄い桃色に見える花と大きく分けると三色の花が咲き誇っていた。
不思議だ。そして、とても綺麗だ。
のんびりお散歩し、ベンチで休憩し、入場料200円では申し訳ないくらいに春を堪能した。
夏になればオオシマザクラの実も赤く色づき、消毒がどうなっているのか一抹の不安はあるけれど、食べられるようになる筈だ。
薔薇の花が咲く頃にまた来てみようと、公園を後にした。
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