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2007.05.31

「ロマンス」の抽選予約に申し込む

「ロマンス」こまつ座&シス・カンパニー
作 井上ひさし
演出 栗山民也
出演 大竹しのぶ/松たか子/段田安則/生瀬勝久
    井上芳雄/木場勝己

2007年8月3日〜9月30日 世田谷パブリックシアター
料金 S席 8400円 A席 6300円

 「オセロー」とは逆に意外なくらい上演期間が長い。
 でも、この豪華な出演者陣に井上ひさし作、栗田民也演出のお芝居となれば、チケット争奪戦も激しいことだろう。上演期間が長いのは有り難いことだ。
 前回でちょっと懲りたので、なるべく後半の日程で抽選予約に申し込んだ。

 シス・カンパニーの公式Webサイト内、「ロマンス」のページはこちら。
 こまつ座の公式Webサイト内、「ロマンス」のページはこちら。

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2007.05.30

「オセロー」の抽選予約に申し込む

「オセロー」彩の国シェイクスピア・シリーズ第18弾
作 W.シェイクスピア
演出 蜷川幸雄
出演 吉田鋼太郎/蒼井優/高橋洋/馬渕英俚可
    山口馬木也/壤晴彦/鈴木豊/他

2007年10月4日〜10月21日 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
料金 S席 9000円 A席 7000円 B席 5000円

 意外にも上演期間が短いのは、蒼井優のスケジュールの関係だろうかなどと考えてしまう。2週間強というのは、この作品で演出、出演者陣から考えるとかなり短いのではないだろうか。
 「オセロー」は、国立博物館で見たク・ナウカの公演がとても印象に残っている。こちらもぜひ見たい。
 抽選予約に申し込んだ。

 埼玉県芸術文化振興財団の公式Webサイト内、「オセロー」のページはこちら。

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2007.05.28

「久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ コンサートツアー2007」の抽選予約に申し込む

「久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ コンサートツアー2007」
出演者 久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ
ゲスト 林正子(ソプラノ)

2007年8月7日 墨田トリフォニーホール
2007年8月8日 東京芸術劇場 大ホール
料金 S席 8400円 A席 7350円 B席 6300円

 久石譲がコンサートを開くのは久しぶりではないだろうか。
 抽選予約に申し込んだ。

 久石譲の公式Webサイトはこちら。

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2007.05.27

「女子十二楽坊2007 世界巡迴音楽会」の抽選予約に申し込む

「女子十二楽坊 2007 世界巡迴音楽会」
演奏 女子十二楽坊

2007年9月16日〜9月17日 渋谷C.C.Lemonホール
料金 6800円

 そういえば、女子十二楽坊も一時の勢いが落ち着いてきたように思うけれどどうだろう。
 昨日だったか一昨日だったか、著作権侵害で訴えられていた裁判で負けたというニュースも読んだように思うけれど、それはこのコンサートに何か影響があるんだろうか。
 一度、生で聴いてみたいと思っていたので、抽選予約に申し込んだ。

 女子十二楽坊の公式Webサイトはこちら。(開くといきなり彼女たちの歌が始まるので注意!)

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2007.05.25

「犬顔家の一族の陰謀」の抽選予約に申し込む

劇団☆新感線 2007年夏休みチャンピオン祭り
 「犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート」
作・演出 いのうえひでのり
出演 古田新太/宮藤官九郎/勝地涼/橋本じゅん
    高田聖子/小松和重/粟根まこと/逆木圭一郎
    右近健一/河野まさと/村木よし子/インディ高橋
    山本カナコ/礒野慎吾/吉田メタル/中谷さとみ
    保坂エマ/村木仁/川原正嗣/前田悟
    池田成志/木野花

2007年8月11日〜9月9日 サンシャイン劇場
料金 S席 9500円 A席 8000円

 いわゆる「ネタもの」のお芝居は久しぶりだ。
 これは見たい。チケット争奪戦も激しそうだけど、見たい。
 出演者陣も無駄に(失礼)豪華である。
 抽選予約に申し込んだ。

 劇団☆新感線の公式Webサイトはこちら。

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2007.05.24

「ラスト・ラフ The Last Laugh」の抽選予約に申し込む

「ラスト・ラフ The Last Laugh」
作 三谷幸喜
脚色 リチャード・ハリス
演出 ボブ・トムソン
出演 マーティン・フリーマン/ロジャー・ロイド・パック

2007年7月11日〜7月22日 パルコ劇場
料金 8400円

 三谷幸喜がを英語訳用に書き直した「笑の大学 International Version」の英語での上演である。
 1996年と1998年に日本語版が上演されていて、どちらかは見ているのだけれど、どちらを見たのか記憶が定かでない。多分、青山円形劇場での初演を見ていて、再演ではいきなり人気が急上昇してチケットが取れずに見られなかったような気がする。

 ところで、日本語字幕が付くとはいえ、日本語版の初演を見ているとはいえ、英語で上演されるお芝居である。
 三谷幸喜の脚本で言葉が理解できないというのは致命的なんじゃないか、英語で言われたってきっと何ひとつ判らず、字幕にばっかり集中して芝居を見られなかったりするんだぞと思いつつ、つい、抽選予約に申し込んでしまった。

 パルコ劇場の公式Webサイト内、「ラスト・ラフ The Last Laugh」のページはこちら。

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2007.05.20

「藪原検校」を見る

「藪原検校」
作 井上ひさし
演出 蜷川幸雄
音楽 宇崎竜童
出演 古田新太/田中裕子/段田安則/六平直政
    梅沢昌代/山本龍二/神保共子/壤晴彦
    松田洋治/景山仁美
ギター演奏 赤崎郁洋
観劇日 2007年5月19日(土曜日) 午後6時開演
劇場 シアターコクーン 1階XC列1番
料金 9000円
上演時間 2時間15分(15分間の休憩あり)

 ロビーで売られていたTシャツ(2000円)が実は今も気になっている。栗色・浅黄色など、日本の色で染められ、後ろ姿(だったと思う)の薮原検校の姿が白で目立たないように描かれている。買うべきだったか。
 パンフレット(1500円)や手ぬぐいなども売られていた。
 また出演者らの関連するDVDや書籍なども売られていて、物販のコーナーは混雑していた。

 ネタバレありの感想は以下に。

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「−ホノルル美術館所蔵品より−大正シック」に行く

 2007年4月14日から7月1日まで、東京都庭園美術館で開催されている「−ホノルル美術館所蔵品より−大正シック」のチケットを友人にいただき(ありがとう!)、行って来た。

 昨日の土曜日(2007.5.19)の午後に行ったのだけれど、館内に入ると意外と人がいて、展示室に3〜5人くらいずつという感じだった。
 これくらいの人数だと、監視の方の視線を集中して感じることもなく、でもゆっくり見られてちょうど良い。

 ホノルル美術館に所蔵されている作品の中から、ホノルル美術館の学芸員の方が選んだ大正時代から昭和初期にかけての作品が集められているそうだ。
 2002年にホノルルで開催され、その後アメリカ合衆国内各地を回って、日本にやってきたそうだ。5年がかりで回って来たということだろうか。

 絵について何も知らない私が見ると「浮世絵寄り−竹久夢二寄り」の絵が集められているという印象だ。
 鷺娘の掛け軸(だったと思う)があるかと思えば、洋装で揺り椅子に腰掛けた女性の絵がある。
 この「T夫人」という絵は、モデルになった女性の写真も横に掛けられていて、写真の部屋は和室なのに、絵のバックは洋室なのが何だか可笑しかった。
 この揺り椅子をイメージした椅子が3階のウィンターガーデンに置かれていて、「ウィンターガーデンでだけは写真を撮ってもかまいません、椅子に座って記念撮影はどうですかという張り紙もある。入口で教えておいてくれたらいいのに、と(カメラを持ってもいないのに)思ってしまった。

 その他、印象に残った絵は山川秀峰の「三人の姉妹」と武藤嘉門の「日光」という絵だ。
 どちらも和装の女性が描かれているのだけれど、「三人の姉妹」の方は日立の創設者の令嬢方だそうで、そのうちの1人がカメラを持っている。最初は小さなバッグを持っているのかと思ったのだけれど、近寄ってよくよく見てみるとどう見てもフォルムがカメラだ。大正時代からこんなコンパクトなカメラがあったのね、若い女性が普通に(ではないかも知れないけど)持っていたのね、と驚いた。
 「日光」の方は、東照宮を観光している和装の女性2人が描かれていて、そのうちの1人が「みざる いわざる きかざる」にカメラを向けている絵だ。記念写真ではなくて「さる」だけを撮りたいのね、と思って、やっぱり何だか可笑しかった。

 一方で、「七夕」と題された絵では、女の子が身を清めるために髪を洗い、もう1人の女の子が井戸をのぞき込んでいる。のぞき込んでいる井戸の向こうに笹が見えて七夕だと判るのだけれど、そういえば前に時代小説を読んでいて、江戸時代には七夕には井戸さらいをする習慣があったのだと読んだなと思い出した。
 この習慣は大正時代まで続いていたのだろうか。それとも「見なくなってしまった風習」を描いたのだろうか。

 大正時代の絵がそうなのか、ホノルル美術館学芸員の方々の選択基準がそうだったのか、女性を描いた絵ばかりだ。
 それに、女流画家が多いのも意外だった。男性の画家も、どことなく女性っぽさを感じさせる名前(雅号というべきか)をつけている。

 絵と共に着物も何点か展示されていて、大胆なデザインのものが多いのにびっくりした。
 なかでも、ミロの絵のような柄の着物と、エメラルドグリーンの地に大きくショッキングピンクと蛍光イエローと白の大きな(20cmくらいはあったと思う)のハートが重なるように一面に描いてある羽織があって、「これ、着てたの? 誰が?」と思ってしまった。
 着物も(多分)全てが女性のものだった。袷よりも単衣が多かったのは、ホノルル美術館所蔵だからだろうか?

 庭園美術館は、美術館自体を見るのも楽しい。
 前回行ったときと比べて、今回新しく浴室が公開されていた。かなり広いのだけれどユニット式になっていて、バスタブとシャワーと洋式トイレと洗面台が同じスペースに納められていたのが意外だった。

 のんびりゆっくりできて楽しかった。
  
 東京都庭園美術館の「−ホノルル美術館所蔵品より−大正シック」のページはこちら。

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検索窓を設置する

 ここのところ、こんなことばっかりやっているような気がしつつ、再び検索窓を変更してみた。サイドバーのプロフィールの下に設置してある。
 今回は、サイト内検索専用の、ブログパーツガーデンで紹介されていたものだ。

 考えてみたら、ここのブログでwww全体を検索する必要は(恐らく)全くないし、高速だし、サイドバーにすっきり納まるし、当面はこれで行こうと思う。

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2007.05.19

たばこと塩の博物館に行く

 2007年4月21日から5月20日まで、たばこと塩の博物館で開催されている「雲の上で暮らす アンデス・ヒマラヤ・チベット 山本紀夫写真展」に、開催期間終了ぎりぎりになってやっと行ってきた。

 結論からいうと、1階エントランスホールで開催されていた写真展はこぢんまりとしていて、期待していたような感じではなかった。
 でも、そもそもたばこと塩の博物館の入館料は100円だし、開催されていた企画展の「風俗画と肉筆浮世絵~館蔵肉筆画の精華~」も何だか楽しかったので、行った甲斐は十分にあった。

 写真展自体も、アンデスのジャガイモやトウモロコシ、女の子達や織物の様子、マラスの塩田など、ペルーを旅行したときに見たものと見なかったものの写真があって、懐かしい感じがした。
 チベットの写真もヒマラヤの写真も含めて、写真にある空は嘘のように青が濃くて、標高が高い場所なんだな、という感じがひしひしとする。

 浮世絵の企画展は、博物館で所蔵している作品の展示ということで、写真撮影もOK(ただし、フラッシュは禁止)だった。思ったよりも混んでいて、屏風絵や巻物をゆっくりじっくり見たり、慎重に写真を撮っている人がたくさんいて、何だか、展示作品よりも展示作品を見ている人たちを見ているのが楽しかった。

 常設展示の塩のコーナーでは、結晶が顕微鏡で見られたり、塩の作り方がジオラマで表現されたり、1トン(2トンだったかも)の岩石の塊が展示してある。
 1階にビデオなのかフィルムなのか映像が見られる機械が3台置いてあり、そこで見た、サハラ砂漠のど真ん中で塩を作るために50日かけて往復しているキャラバンと、それに同行した日本人のご夫婦の映像が印象に残った。
 サハラ砂漠のど真ん中での塩造り、その場所に向かうラクダのキャラバン。実態は激しく辛いものだと思うけど、ここだけ聞くと、いかにもロマンだ。

 同じく常設展示のたばこのコーナーでは、いかにも昭和時代な感じのたばこ屋の店先が再現されているのが懐かしい。今、どこを探しても10円しか使えない赤い公衆電話は見つからないだろう。
 たばこの葉を本当に細かく細かく刻むのは日本独特の方法らしく、それに伴ってキセルなども独特の形と意匠で進化したという説明が面白かった。

 各国の塩(ボリビアのウユニ塩湖の塩にかなり惹かれたのだけれど、この間いただいたモンゴルの塩もまだたくさんあるので自粛した)などなどが売られている売店もあり、のんびり見学できた。

 国立民族学博物館の公式Webサイト内、「雲の上で暮らす アンデス・ヒマラヤ・チベット 山本紀夫写真展」のページはこちら。
 たばこと塩の博物館の公式Webサイトはこちら。

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2007.05.12

「血の婚礼」を見る

「血の婚礼」
原作 フェデリコ・ガルシア・ロルカ
台本・構成・演出 白井晃
音楽・出演 渡辺香津美
出演 森山未來/ソニン/浅見れいな/岡田浩暉
    新納慎也/尾上紫/池谷のぶえ/陰山泰
    根岸季衣/江波杏子
観劇日 2007年5月11日(金曜日) 午後7時開演
劇場 東京グローブ座 2階B列12番
料金 9000円
上演時間 1時間55分

 もっと観客の年齢層が低いのかと思っていたら、女性が圧倒的に多いものの意外と落ち着いた年齢の方も多くてちょっと驚いた。
 2階席だったからか、オペラグラスの所持率が高い。

 ロビーではパルコ劇場での再演が決まった「レインマン」のチケットが販売されていた。
 パンフレットは1300円、ポスターは大700円、小500円だった。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2007.05.09

「ヴェニスの商人」の抽選予約に申し込む

「ヴェニスの商人」
作 ウィリアム・シェイクスピア
演出 グレゴリー・ドーラン
美術 マイケル・ヴェイル
出演 市村正親/藤原竜也/寺島しのぶ /京野ことみ
    佐藤仁美/団時朗/西岡徳馬/他

2007年8月17日〜9月30日 天王洲 銀河劇場
料金 S席 10500円 A席 8400円

 1ヶ月を超える期間上演されるお芝居というのは、劇団四季や東宝ミュージカルを除くと実はとても少ないのではないだろうか。
 「ヴェニスの商人」というお芝居は、多分、「子どものためのシェイクスピア」シリーズで見たことがあるだけのような気がする。この「ヴェニスの商人」はどんな感じの「ヴェニスの商人」なんだろう?
 やけに魅力的な出演者陣といい(特に、結婚したばかりの寺島しのぶと、舞台では新感線でしか拝見したことのない佐藤仁美が気になる)、ぜひ見てみたい。
 抽選予約に申し込んだ。

 天王洲銀河劇場の公式Webサイト内、「ヴェニスの商人」のページはこちら。

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2007.05.08

検索窓を設置する

 2006年末に、このブログのサイドバーにYahoo!の検索窓を設置した。
 何となく気分を変えたくなって、ブログ記事のトップにGoogleの検索窓を設置してみた。
 本文にHTMLを書くと、<br>のタグなしでも、普通に改行すると表示結果も改行されてしまう。そのことに気がつくまで、散々、試行錯誤してしまった。

 どちらが使いやすいだろう。
 多分、私の使用頻度が誰より高いと思うので、しばらく使ってみてどちらの検索窓にするか決めようと思う。

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2007.05.05

「ひばり」のテレビ放映を見る

「ひばり」
作 ジャン・アヌイ
翻訳 岩切正一郎
演出 蜷川幸雄
出演 松たか子/橋本さとし/山崎一/壤晴彦
    小島聖/月影瞳/松下砂稚子/品川徹
    二瓶鮫一/塾一久/稲葉良子/横田栄司
    益岡徹
2007年2月7日〜2月28日 シアターコクーン

 2007年3月25日にNHK教育で放映された、舞台「ひばり」を録画しておいたものを、やっと今日になって見た。

 感想としては、やっぱり生の舞台で見たかった、ということに尽きる。
 劇場の3時間と、家のテレビで見ている3時間とはここまで時間の流れ方が違うものかと驚いてしまう。

 ジャンヌ・ダルクという名前は知っているけれど、よくよく思い返してみれば、フランス軍の先頭に立って闘って敵を追い払い、最後は魔女の烙印を押されて火刑に処せられたということしか知らない。
 ジャンヌ・ダルクって誰と闘ったんだっけ?
 いつの時代の人だっけ?

 その程度の知識で見ていたので、まず裁判の場で、橋本さとし演じるナントカ公爵と益岡徹演じるナントカ司教がどうして対立しているのかが判らず、二瓶鮫一演じる異端審問官と呼ばれる人の役割が判らず、判らないまま「格好いい声だよなぁ」と聞き惚れてしまった。
 格好いい声といえば、山崎一演じるシャルル王太子の愛人役の小島聖の声も艶っぽくて良かった。

 それでも、やっぱりこの舞台は「ジャンヌ・ダルク」一人勝ちの舞台で、つまりジャンヌ・ダルクを演じる松たか子一人勝ちの舞台だ。
 圧倒的な台詞の量で、正面を向いて、15歳そこそこの少女から一体何歳まで演じたのかはこれまた知識が足りなくて判らなかったのだけれど、くるくると動く瞳で少女を演じ、落ちくぼんだような隈の浮き出た目で闘う女を演じ、低く抑えた声で天使ミカエルの声を演じる。「迫力」の一言だ。

 それでも、松たか子が演じるジャンヌ・ダルクは決して迷わない宗教的確信だけに裏打ちされた人ではなく、時に迷い恐怖する普通の人間に見える。
 勇気を出す方法は先に恐がれるだけ恐がってしまい、「もう私は全身で恐がってしまったのだからもう怖くない」と思うことだ、と言う。私には実践できそうにないけれど(それに、先回りしてまだ起こっていないことを恐がることが勇気に繋がるというのも今ひとつピンと来ないけれど)、「聖女」っぽくなくて「人間」っぽい感じがする。

 彼女の「説得」を、やっぱり生で直に聞きたかったと思った。

 ラストシーンが火刑の場面ではなく、恐らくジャンヌ・ダルクが一番誇らしかっただろうシャルル王太子の戴冠式の場面だったのも、この場面を演じさせてやってくれと元部下が現れるのも、何だかよい感じだった。

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2007.05.04

「ダージリン フェスティバル 2007 ジャパン」に行く

「ダージリン フェスティバル 2007 ジャパン」
2007年5月3日〜5月5日 品川インターシティホール
「ダージリン フェスティバル 2007 ジャパン」に関するWebサイトはこちら。

 招待券配布の最終日に滑り込みで電話して5月5日17時から18時の時間指定のチケットを入手していたのだけれど、気が変わって今日行って来た。優先入場はできないけれど、一般として入場することができるのだ。
 午前中の段階では、主催している「世界のお茶専門店 ルピシア」のWebサイトで「お待ちいただかずに入場していただいています」という案内が出ていたのだけれど、私が到着した16時過ぎには30分待ちになっていた。
 品川駅からの道筋にはずっと看板が出ているし、スタッフの方々の応対も丁寧だし、無料のイベントであまり文句も言えない。
 
 中に入るとまず説明のミニパンフレットとチケットを交換し、会場限定のお茶やカップなどの割引販売があり、ダージリンの様子を映し出すビデオが流れ、プレゼントの引換えコーナーがある。
 その奥が、ダージリン・ファーストフラッシュの試飲及び販売会場だ。
 入場制限がされているだけのことはあって、そこそこ余裕を持ってお茶を選び紙コップに入れて並べられたお茶を飲むことができる。クッキーがあちこちに籠に入れられてサービスされている。
 このクッキーを試飲用の紙コップに詰めて持ち歩いている人が結構いて、「みんな慣れているのね」と思ったことだった。

 会場内は混雑していたけれど、飲みたいと思ったお茶まで辿り着けないということはない。
 販売方法も、紅茶の一覧に欲しい数量を書き込み、それをキャッシャーまで持って行くというやり方だ。この一覧表とみにパンフレットに試飲してみた感想も書き込めるしチェックできるので、ストレスも少なくてなかなか良いシステムだと思う。何より飲み比べるのが楽しい。

 お茶は生産地別に集められ、農園(銘柄)の看板が出て、その下に試飲用紙コップがお盆に並べられている。
 「今入りました」の声につられて最初は本当に適当に何も考えずに飲む。
 一つだけ判ったことは、やっぱり高いお茶は違うということだ。
 「これ美味しい」と思ったお茶は軒並みお高くて、私の舌と鼻って意外と確かだわと自己満足に浸ったのだけれど、紅茶が喉を通った後の鼻に抜ける香りが違う。その香りがあることで渋みを渋みと感じなくなるように思う。
 ちなみに、私が一番「美味しい」と思ったのは、「ゴパルダラ・ワンダーティー」だった。

 もっとも、私は家ではもっぱらミルクティーだし、ダージリンを淹れると家族には「何だか中国茶みたい」と今ひとつ不評なので、「どっしりした」と分類されている中からそこそこのお値段の「ピュグリ」と「シンジェル」を購入することにした。

 その他、会場内で今年の日本茶の新茶などなどを購入し、品川駅を挟んで反対側にあるルピシア高輪店での買い物が10%引きになるチケットが「プレゼント」の中に入っていたので、そちらにも出かけて行って買おうと思っていたティーバッグなどを購入し、「うーん、散財した」と思いながら帰宅の途についたのだった。

 会場滞在時間は45分だった。
 楽しかった。また来年も開催されたら行ってみようと思う。今度は、優先入場の時間を選べるように早めに招待券を手に入れよう。

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映画「モンゴリアン・ピンポン」を見る

「モンゴリアン・ピンポン」
監督 ニン・ハオ
脚本 シウ・エナ/ガオ・ジェングオ/ニン・ハオ
出演 フルツァビリゲ/ダワー/ゲリバン/ユーデンノリブ
    バデマ/ウリン/デウゲマ/ジン
    ラオウ/ブヘビリゲ/サランゴォ/ジリム/他
2005年 中国(内モンゴル) 105分 モンゴル語

 映画「モンゴリアン・ピンポン」の公式Webサイトはこちら。

 ほぼ1年振りに映画館で映画を見た。
 しかも、「招待券が当たったから」という理由だ。もちろん、見たかったから招待券にも応募したのだけれど、こういったものの運にとことん見放されている私が当たったということは、もしかして応募者が少なかったんだろうか。

 「モンゴリアン・ピンポン」は、渋谷のシアターイメージフォーラムで2007年4月28日から公開されている。
 13時30分の回を目指し10分前に到着したのだけれど、小さな(100席弱ではないだろうか)映画館にお客さんはちらほら、20人くらいだったのではないだろうか。
 明日(2007年5月5日)の18時30分の回の前にホーミーと馬頭琴のミニコンサートがあることは知っていて、きっと混むだろうとわざわざ避けたのだけれど、やっぱり明日見ることにすれば良かったかとちょっと後悔した。

 予告編が30分弱も続くとは思わなくて、途中で時計を確認してしまった。
 
 500円で販売されていたパンフレットを購入すれば良かったとちょっと後悔している。

 多分ネタバレの感想は以下に。

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2007.05.03

「コンフィダント・絆」を見る

「コンフィダント・絆」
作・演出 三谷幸喜
出演 中井貴一/寺脇康文/相島一之
    堀内敬子/生瀬勝久
観劇日 2007年5月2日(水曜日) 午後7時開演
劇場 パルコ劇場 K列11番
料金 9000円
上演時間 2時間50分(15分間の休憩あり)

 私の席から見える範囲で2席ずつ2ヶ所の空席があった。何て勿体ない!
 客席は、やけに芸能人率が高かった。私の目なのであまり当てにならないけれど、観月ありさと佐々木蔵之介と妻夫木聡がいた、と思う。こういう方々は、開演直前の客席が暗くなるかならないかというタイミングで席に着くことが多いので、却ってとても目立つ。

 久しぶりに舞台を見てパンフレット(1500円)を購入してしまった。(でも、まだ読んでいない。)

 パンフレットの知識なし、ネタバレありの感想は以下に。

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