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2007.06.30

「国盗人」を見る

「国盗人」−W.シェイクスピア「リチャード三世」より
作 河合祥一郎
演出・出演 野村萬斎
衣裳 コシノジュンコ
出演 白石加代子/石田幸雄/大森博史/今井朋彦
    山野史人/小美濃利明/月崎晴夫/じゅんじゅん
    すがぽん/坂根泰士/土山鉱史/平原テツ
    盛隆二/大竹えり/大城桂/荻原もみぢ
    黒川深雪/福留律子
観劇日 2007年6月29日(金曜日) 午後7時開演
劇場 世田谷パブリックシアター M列1番
料金 7000円
上演時間 3時間(20分間の休憩あり)

 もの凄く久しぶりに、「誰かとお芝居を見に行く」ということをした。
 久しく忘れていたけれど、こういうのも楽しいわ、と再認識した。

 ロビーではパンフレット(1000円)や、野村萬斎出演作のDVDのほか、野村萬斎演じる悪三郎家の家紋をつけたてぬぐいも売られていて、かなり惹かれたのだけれどやめておいた。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2007.06.27

「木曜組曲」のDVDを購入する

 恩田陸が台本を書くという、演劇集団キャラメルボックスのチャレンジシアター「猫と針」のチケットが取れなかったことにショックを受けて、つい、DVDを衝動買いしてしまった。

 恩田陸原作で映画になった「木曜組曲」である。

 確か、原作の台詞をかなり活かして脚本が作られているという話を聞いたことがあるように思う。
 「木曜組曲」だって、一軒の家、それもおしゃべりで回想されるシーンを除けば、ほぼ六角形のリビングルームで女達がしゃべっているシーンで構成されているのだから、舞台劇に向いているのではないかという気もする。
 どんな映画になっているのだろう。
 2003年の公開当時から気になっていたのだけれど、あまり映画を見に行かない私は何となく行きそびれ、そのままになっていた。
 届くのが楽しみだ。

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2007.06.24

「サムシング・スイート」を見る

「サムシング・スイート」
作 中谷まゆみ
演出 板垣恭一
出演 星野真里/辺見えみり/山崎樹範
    井端珠里/金子昇
観劇日 2007年6月23日(土曜日) 午後3時開演
劇場 パルコ劇場 Z列15番
料金 6800円
上演時間 2時間

 ついパンフレット(1200円)を買ってしまった。
 今回はストライクじゃなかったけど、やっぱり作・中谷まゆみ、演出・板垣恭一のコンビは好きだ。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2007.06.23

「ロシア絵画の神髄」展に行く

 この間行った江戸東京博物館で開催されている「ロシア皇帝の至宝展 世界遺産クレムリンの奇跡」つながりということで、2007年4月28日から7月8日まで東京都美術館で開催されている「ロシア絵画の神髄 初公開 サンクトペテルブルク 国立ロシア美術館展」に行って来た。

 12時30分という中途半端な時間に入場したせいか、待ち時間なし、見ている人もそれほど多くなく、待たずに好きな絵を見ることができるけれど、全く人がいなくて展示室に私一人ということもない、ほどほどのよい感じだった。

 「ロシア絵画」と言われても全くピンと来ていなかったのだけれど、実際に目にしてもやっぱりピンと来なかった。申し訳ないことである。
 印象としては、肖像画が多くて、全身を描いたものは何故か足が途中で切れていたりするのが不思議だったこと、ことさらに何でもない風を装っている(という風に私の目には見えた)風景画が多かったこと、10代の女性の肖像画が結構あったのだけれど目の下に隈があったりして10代には見えないなと思ったこと、海の絵の中で「アイヤ岬の嵐」と「天地創造」が気になったのだけれどそういえばどこの海を描いたのだろうと思ったこと、という感じだった。

 「ロシア皇帝の至宝展」と時代的に重なる部分もあるし、もちろん地域的には重なっているのだから、タイアップみたいなことをすればいいのに、(「ロシア皇帝の至宝展」がすでに終了しているためかもしれないけれど)そういった気配が全くないのが何だか不思議な感じだった。

 あと、丁寧な解説が加えられているのだけれど、「**が表現されている」という感じの紹介が多くて、絵に全く造詣のない私はいちいち「私には感じられないぞ」と突っ込んでしまった。
 もちろん、これは見ている私の側の問題なのだけれども、初心者に優しくないようにも思う。

 国立ロシア美術館を紹介する映像も流されていて、その映像で紹介される「代表的な絵画」のうち今回の展覧会に来ていた絵は、「墓地の孤児たち」と「虐げられたユダヤの少年」くらいだったように思う(もちろん、私のあやふやな記憶力で捉えられた範囲では、ということである)。
 もっと代表的な「神髄」があるんじゃないかという気がした。

 国立ロシア美術館は元々はミハイロフスキー宮殿だったそうで、ニコライ2世が命じて美術館とし、ロシア初の国立美術館としたのだそうだ。
 その豪奢な雰囲気の中で見たいな、という風にも思った。
   
 「ロシア絵画の神髄」展の公式Webサイトはこちら。

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2007.06.21

「シェイクスピア・ソナタ」の抽選予約に申し込む

「シェイクスピア・ソナタ」シアターナインス
作・演出・出演 岩松了
出演 松本幸四郎/高橋克実/緒川たまき/松本紀保
    長谷川博己/豊原功補/伊藤蘭

2007年8月30日〜9月26日 パルコ劇場
料金 9000円

 シアターナインスの公演自体、もしかしたら久しぶりなのではないだろうか。
 シアターナインスは、九代目松本幸四郎(だから「ナインス」)一家が結成した演劇企画集団である、と思う。
 シアターナインスの岩松了作・演出作品は、「夏ホテル」以来ではないだろうか。実は「夏ホテル」がちょっと苦手なタイプのお芝居だったような記憶があるので、不安だったりもするけれど、この出演者陣を見たら、舞台も見たくなるというものだ。
 抽選予約に申し込んだ。

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2007.06.18

「猫と針」の抽選予約に申し込む

「猫と針」演劇集団キャラメルボックス
作 恩田陸
演出 横内謙介
出演 岡田達也/坂口理恵/前田綾
    石原善暢/久保田浩

2007年8月22日〜9月9日 俳優座劇場
料金 5800円

 そういえば、この6月で私はキャラメルボックスのサポーターズクラブを退会したのだった。
 今までは毎公演のお知らせが届いていたのだけれど、これからは自力で収集しないと情報が入ってこない。
 この「チャレンジシアター」と銘打たれた公演も、たまたま別のお芝居のチケットを探していて気がついた。

 恩田陸の著作はほぼ全て読んでいる筈なのだけれど、「猫と針」は聞いたことがない。雑誌等で発表された小説かしらと思ったら、恩田陸自身が戯曲を書き下ろすそうだ。
 「木曜組曲」も、映画化に当たって台詞はほぼ小説のままだったと聞いているし、これはぜひ見たい。
 抽選予約に申し込んだ。

 演劇集団キャラメルボックスの公式Webサイト内、「猫と針」のページはこちら。

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2007.06.17

「宝塚BOYS」を見る

「宝塚BOYS」
原作 辻則彦
脚本 中島淳彦
演出 鈴木裕美
出演 葛山信吾/吉野圭吾/柳家花緑/三宅弘城
    佐藤重幸/須賀貴匡/猪野学/山路和弘
    初風諄
観劇日 2007年6月16日(土曜日) 午後5時30分開演
劇場 ル・テアトル銀座 12列1番
料金 8500円
上演時間 3時間10分(15分間の休憩あり)

 キャンセル待ちをしてやっと手に入れたチケットだ。本当に見られて良かったと思う。
 久しぶりにパンフレット(1600円)も購入してしまった。DVDの予約も受け付けていて、少し迷ったけれど、とりあえず今回は自粛した。でも、発売されたら買ってしまうかも。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2007.06.16

「ロシア皇帝の至宝展」に行く

 2007年3月20日から6月17日まで、江戸東京博物館で開催されている「ロシア皇帝の至宝展 世界遺産クレムリンの奇跡」のチケットを職場の先輩にいただき(感謝!)、行って来た。

 私の感覚からすると、「ロシア皇帝の至宝」というのはかなり地味な存在だったのだけれど、明日が最終日という土曜日に行ったせいもあるのだろうけれど、かなりの人出だった。
 両国駅から歩いて行く間に同じ方向に歩く人、向こうから帰ってくる人がいる。駐車場に何台も観光バスが停まっている。チケット売り場は(もの凄くアバウトな推定)30人くらいが並んでいる。
 嫌な予感はしていたのだけれど、入ってみたら、案の定大混雑している。

 入口近くでは係の方が「先に進みますと空いています。順番に見ようとするとお時間がかかります。」とアナウンスしていた。上野動物園のパンダとか、できたばかりの頃の葛西臨海水族園を思い出した。
 ちなみに、実際のところは、先に進んでも混雑していた。

 クレムリンが何なのか、実は知らなかったのだけれど、要するに宮殿と聖堂との集まりが「クレムリン」なのらしい。
 歴代ロシア皇帝のお宝と、ロシア正教のお宝とが集められているようだ。
 「イコン」「メダイヨン」「オクラド」などなど、耳慣れない言葉で説明されるものがたくさんある。
 きらびやかで貴石がふんだんに使われていて、「権力と富の集中」が実感できる。
 ここにこれだけ集められていたら、国の他の場所に富のあるはずがない、という感じだ。実際はエルミタージュ美術館とかにもたくさんお宝があるのだろうけれど、でも、そういう印象である。

 戴冠式の場面を描いた絵で、よく毛皮のマントに黒い点(というよりも長い)が散らしてあるけれど、あれは実はオコジョの毛皮を継いであって、あの黒い点ひとつひとつがオコジョの尻尾だということを初めて知ってしまった。
 一体、何頭のオコジョの毛皮から作られているのか。考えてみると気持ちが悪い。

 「銀に金メッキ」というお皿やひしゃくやカップなどが多くて、もちろん精緻な細工は美しいのだけれど、意外だった。
 実用品だったから全部金というわけにはいかなかったのか、細工を際だたせるために違う材質のものを使った方が映えたのか、ロシアでは実は金は「権力と富の集中」をもってしても希少品だったからなのか、その辺りはよく判らなかった。

 この「ロシア皇帝の至宝展」の惹句には「至宝クレムリンエッグ、日本初公開」と書かれている。
 「クレムリンエッグ」は、もの凄く端折って説明すると、ロシア皇帝の誰かがお后に贈った品で、当時の最高の職人に作らせたイースターエッグの豪華版、だ。
 豪華だった。
 でも、チラシやポスターや絵はがきではクレムリンエッグの「エッグ」の部分は白く写っているのだけれど、実物は青みがかっていて、実物の方が美しかったと思う。どうしてあんなに白っぽく写ってしまった写真を使っているのか、謎だった。

 ウスペンスキー大聖堂のVR映像も迫力があったし、豪奢な気分になれる展示の数々だった。

 もっと早く、できれば平日に行って、のんびりゆっくり見られればもっと楽しかったに違いない。惜しい。
   
 江戸東京博物館の公式Webサイト内、「ロシア皇帝の至宝展」のページはこちら。
 「ロシア皇帝の至宝展」の公式Webサイトはこちら。

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「憑神」の抽選予約に申し込む

「憑神」
原作 浅田次郎
脚本・演出 G2
出演 中村橋之助/鈴木杏/升毅/デビット伊東
    葛山信吾/藤谷美紀/秋本奈緒美/野川由美子
    螢雪次朗/笠原浩夫/初嶺麿代/福田転球
    大月秀幸/及川直紀/小松利昌/中村橋弥
    関秀人/園岡新太郎/陰山泰/コング桑田

2007年9月4日〜9月26日 新橋演舞場
料金 1等桟敷席 13650円 1等席 12600円 2等席 8400円
    3階A席 4200円 3階B席 2520円

 このブログに書くのも久しぶりだ。
 ここのところ、芝居も見ていないし、チケットにチャレンジもしていなかった。

 正直に言うと、同じ新橋演舞場で上演された「魔界転生」はあまり好みの感じではなかったので、近い世界になるんじゃないかという感じのするこの「憑神」は迷ったところだ。
 ほぼ同じ時期に映画化されているというのも、私にとってはあまりプラス要因ではない。
 でも、気になる。
 G2プロデュースWebサイトの抽選予約に申し込んだ。

 G2プロデュースの公式Webサイト内、「憑神」のページはこちら。

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2007.06.03

「ツグノフの森」を見る

G2produce & 三鷹市芸術文化センター presents「ツグノフの森」
作・演出 G2
出演:片桐仁/坂田聡/福田転球/杉浦理史
    権藤昌宏/水野顕子/岩橋道子/久ヶ沢徹
観劇日 2007年6月2日(土曜日) 午後6時開演
劇場 三鷹市芸術文化センター 星のホール B列7番
料金 4500円
上演時間 2時間25分

 ロビーでパンフレット(1000〜1500円くらいだったと思う)や、上演台本(800円)、G2プロデュースのDVDなどが販売されていた。

 行くときに電車を乗り過ごして慌てて戻った私は、三鷹駅からもの凄くがんばって歩いて、何とか15分で劇場にたどり着いた。普通のペースで歩いていたら徒歩20分はかかると思う。

 確か追加公演が設定されていたと思うけれど、席はほぼ満席。「ほぼ」なので完全に満席でないのが勿体ない。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2007.06.01

「国盗人」のチケットを確保してもらう

「国盗人」−W.シェイクスピア「リチャード三世」より
作 河合祥一郎
演出・出演 野村萬斎
衣裳 コシノジュンコ
出演 白石加代子/石田幸雄/大森博史/今井朋彦
    山野史人/小美濃利明/月崎晴夫/じゅんじゅん
    すがぽん/坂根泰士/土山鉱史/平原テツ
    盛隆二/大竹えり/大城桂/荻原もみぢ
    黒川深雪/福留律子

2007年6月22日〜7月14日 世田谷パブリックシアター
料金 S席 7000円 A席 5000円 学生S席 3500円 学生A席 2500円

 迷った末に取らなかったチケットなのだけれど、友人から「行かない?」と声をかけてもらった。
 そうなるとやっぱり見てみようかと思えてくるから不思議だ。お願いすることにした。
 人にチケットを取ってもらってお芝居を見るなんて、一体、何年ぶりだろう。

 世田谷パブリックシアターの公式Webサイト内、「国盗人」のページはこちら。

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