「女子十二楽坊2007 世界巡迴音楽会」を聴く
「女子十二楽坊 2007 世界巡迴音楽会」
演奏 女子十二楽坊
ゲスト ジョルジア・フマンティ
楊玲楊晶
公演日 2007年9月16日(日曜日)午後5時30分開演
場所 C.C.レモンホール 1階12列29番
料金 6800円
曲目リストが(多分)配布されず、聴いただけで曲名を特定できるほど聴き込んでいないし、そもそもアルバムは「敦煌」だけしか持っていないし、パンフレットは購入しなかったので、演奏された曲目は割愛する。
でも、日本のヒット曲をカバーした曲は、アンコールも含めて一曲も演奏されなかったと思う。その点はとても好感が持てる。
女子十二楽坊は当初は12人だったような記憶があるのだけれど、現在のメンバーは13人のようだ。もしかして、メンバーがどんどん入れ替わってゆくモーニング娘。のようなシステムなんだろうかと思ったけれど、よく判らない。
ブルーのドレスを着て登場し、日本語を少し、中国語に通訳がついてMCも入る。
ストレート・ロングの黒髪というイメージが強かったのだけれど、それは昔のことのようで、このまま渋谷の街にとけ込めそうな容姿の女の子たちだ。
照明がガチャガチャしていてちょっとうるさい。ソロパートでは必ず奏者に照明が当たり、それ以外にもほとんど意味もなく(という風に見える)照明が次々と変化してチカチカするくらいだ。
もっと「音楽」をシンプルに前面に出した方が彼女たちの魅力が出ると思う。しかも、微妙に照明と音楽が合っていなかった。
開演前に男性用お手洗いにも行列ができていて驚いたのだけれど、客席も結構な割合で男性がいる。一曲ごとにかけ声がかかったりして、ほとんどアイドルの親衛隊のような感じである。最後にメンバーの一人一人が紹介されたときにはそこだけやけに盛り上がっていて、ステージ上では苦笑と照れ笑いとが半々な感じでメンバーが笑い、礼をしていた。
前半は、3曲くらい演奏したところでゲストが登場し、ジョルジア・フマンティとは一曲共演したけれど、楊玲楊晶という双子の少女歌手(に見えたけど、実は20代だったりするのかもという気もする)のコーナーになってしまい、私としては消化不良気味だった。
でも、後半になって、赤いドレスに着替えたメンバーが、ソロやデュオで何組かが次々と演奏する。
それぞれの楽器の「音」が聴けて楽しい。
そしてまた全員が揃っての演奏が3〜5曲ある。後半は何人かがマイクをつけ、いかにも「可憐」な声で歌も歌われる。ここまで来て、やっと「コンサートを堪能した!」という気分になれた。
そしてアンコール曲が演奏され、ここまで休憩なしでジャスト2時間のステージだった。
楽しかったけど、「また次も絶対に行こう」という感じではなかった。何故だろう。
会場でCD等を購入すると先着順で握手会に参加できるということで、その列がロビーの外まで長く伸びていた。CD購入はちょっと考えたのだけれど、握手会に参加したい人の熱気に押されて諦めることにした。
男性ファンだけでなく、年配の女性もかなり並んでいて、ちょっと驚いた。
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