録画した福祉ネットワーク「まっくらな世界へようこそ」を見る
NHK教育で放映されている「福祉ネットワーク」という番組でダイアログ・イン・ザ・ダークが取り上げられた回が、2008年3月5日の午後8時から再放送された。
タイトルは、「まっくらな世界へようこそ」である。
録画しておいたこの番組を、今日になって見ることができた。
赤坂メディアアート展「ダイアログ・イン・ザ・ダーク 2007 東京」は、旧赤坂小学校の体育館で開催され、私も2007年11月3日に友人に連れて行ってもらい、とても新鮮な感覚で楽しめたことを覚えている。
同時に、この後の展開が難しいのだろうなと思ったことも覚えている。
番組では、パックンマックンの2人の体験の様子と、この展覧会を始めたドイツのアンドレアス・ハイネッケ博士のインタビューとで構成されていた。
パックンマックンの2人が参加した回のアテンドが、私が去年に行ったときのアテンドの方と同じ方だったのが何となく嬉しい。彼はアテンド歴5年のベテランの方だったのだそうだ。そして、大枠はもちろん一緒だけれど、少しずつ体験した内容が違っているのが楽しい。
ちなみに、テレビカメラが入ってももちろん会場は真っ暗で、テレビの画像は終始真っ暗である。カメラマンは一体どうやって歩き、何にカメラを向けていたのか謎だけれど、テレビ画面としては、しゃべっている人の声を色分けして、しゃべった内容を画面いっぱいを使ってテロップのように流していた。判りやすい。
アンドレアス・ハイネッケ博士のインタビューで印象に残ったのは、この「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は目の見えない方に働く場所を提供することが重要な目的の一つであるということと、目が見えることによって差別が生まれる、見えない世界だからこそ平等になれる(言葉は正確ではないかもしれない)という言葉だった。
見えてしまうから差別が生まれる、という風になると少し悲しいような怖いような気がする。
私は「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というこの催しをただ楽しんだけれど、やっぱり、この先にどう展開するのか、何を目指すのか、どんどんバランスを取ることが難しくなって行ってしまうのかなという感じを受けた。
2008年3月5日(水曜日)午後8時から
NHK教育 福祉ネットワーク「まっくらな世界へようこそ」
NHKの公式サイト内、番組のページはこちら。
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