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2008.06.29

「混じりあうこと、消えること」を見る

「混じりあうこと、消えること」小劇場3作品連続公演 シリーズ・同時代Vol.2
作 前田司郎
演出 白井晃
出演 國村隼/南果歩/橋爪遼/初音映莉子
観劇日 2008年6月28日(土曜日)午後1時開演
劇場 新国立劇場小劇場 D2列14番
料金 5250円
上演時間 1時間25分

 終演後にシアタートークがあり、1時間くらいの予定だということだったのだけれど、20分くらいはオーバーしていたと思う。
 かなりの人数がそのまま客席に残っており、司会を務めた元NHKアナウンサーの堀尾正明氏は「みんな、判らなかったんですよ、腑に落ちたいんですよ」と何度も言っていた。
 確かに、シアタートーク終了後、パンフレット(800円)と台本(400円)の売場には列ができていたし、客席からの質問でも「判りませんでした」という発言が多かった。

 シアタートークの内容はネタバレになってしまうので、以下に譲るけれど、それにしても堀尾正明氏のインタビューというか司会はあまり上手とはいえないものだったと思う。
 主役の筈の作家と演出家の発言を、司会者が発言を被せて奪い取ってしまうのはどうかと思ってしまった。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2008.06.28

「サド侯爵夫人」の抽選予約に申し込む

「サド侯爵夫人」「女方:篠井英介×演出:鈴木勝秀」シリーズ
作 三島由紀夫
演出 鈴木勝秀
出演 篠井英介/石井正則/小林高鹿/山本芳樹
    天宮良/加納幸和
2008年10月17日~10月26日 東京グローブ座
料金 S席 8000円 A席 4800円

 「サド侯爵夫人」の舞台は前に見たことがあって、何だかひたすら暗い、ドレスの女性達がたくさん出てくるお芝居だったという印象が残っている。
 それなのに、出演者陣が男性ばかりなのは何故なのだろう。
 私の記憶はどこかで思い切りバイアスがかかっているのだろうか。
 いずれにしても、気になる出演者陣である。

 抽選予約に申し込んだ。

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2008.06.25

「阿片と拳銃」の抽選予約に申し込む

「阿片と拳銃」劇団M.O.P. 第43回公演
作・演出 マキノノゾミ
出演(予定) キムラ緑子/三上市朗/小市慢太郎/林英世
     酒井高陽/木下政治/奥田達士/他
2008年8月6日~8月18日 紀伊國屋ホール
料金 5500円

 劇団M.O.P. は解散までのカウントダウンに入っている。
 あと残り3公演。こうなったら、見逃すわけにはいかない。

 抽選予約に申し込んだ。

 劇団M.O.P. の公式Webサイトはこちら。

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2008.06.23

「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM」を見る

北九州芸術劇場 Presents「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM」~THEじゃなくてAなのが素敵~
原作 ウィリアム・シェークスピア
翻訳・演出 G2
出演 山内圭哉/竹下宏太郎/神田沙也加/樹里咲穂
    菜月チョビ/藤田記子/小松利昌/出口結美子
    権藤昌弘/新谷真弓/植本潤/コング桑田/陰山泰
観劇日 2008年6月22日(日曜日)午後1時開演
劇場 東京芸術劇場中ホール Q列20番
料金 5800円
上演時間 2時間15分

 東京初日だということに、行ってから気がついた。
 もっとも、すでに北九州で2日、大阪で3日の公演が終了している。劇場は変わっているわけだけれど、特別に「東京初日だから」ということはなかったような気がする。

 ロビーではパンフレット(1200円)や、G2プロデュースのDVDが販売されていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2008.06.22

「王様とおばさん」を見る

「王様とおばさん」
脚本・演出 福島三郎
出演 宮本信子/布施明/羽野晶紀/宮地雅子/東山義久
    本間剛/大内めぐみ/土居裕子/山路和弘 
観劇日 2008年6月21日(土曜日)午後5時30分開演
劇場 ル・テアトル銀座 8列24番
料金 8400円
上演時間 3時間(15分間の休憩あり)

 フラについて語られているだろうパンフレットはかなり気になったのだけれど、1600円だったので断念した。ロビーでは他に、この公演のDVD予約も始まっていたようだった。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2008.06.21

「怪談牡丹燈籠」の抽選予約に申し込む

「怪談牡丹燈籠」花組芝居
原作 三遊亭円朝
演出・出演 加納幸和
出演 水下きよし/原川浩明/溝口健二/山下禎啓
    桂憲一/八代進一/大井靖彦/北沢洋
    横道毅/嶋倉雷象/各務立基/松原綾央
    磯村智彦/小林大介/美斉津恵友/堀越涼
    谷山知宏/丸川敬之/二瓶拓也(予定)
2008年9月3日~9月15日 あうるすぽっと
料金 5800円

 怪談の時期には少し遅いような気もするけれど、夏といえば怪談である。

 抽選予約に申し込んだ。

 花組芝居の公式Webサイト「電脳版 花組芝居」はこちら。

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2008.06.18

「ベントラー・ベントラー・ベントラー」の抽選予約に申し込む

Piper 10周年記念公演第2弾!!「ベントラー・ベントラー・ベントラー」
作・演出 後藤ひろひと(Piper)
出演 Piper(川下大洋/後藤ひろひと/山内圭哉/竹下宏太郎/腹筋善之介)
    楠見薫・平田敦子/平山あや/松尾貴史
2008年10月8日~10月19日 全労済スペースゼロ
料金 6500円

 チラシに曰く、
「優秀なキャスト&スタッフを総動員して無駄に使う毎度お騒がせなPiperは去年に引き続き今年も唱える「10周年」。一体こいつらいつまで10周年を祝うのか? Piperを見ずしてPiperは語れない! なるべく見逃すな!!」
だそうである。

 こう言われてしまっては、ぜひとも見逃したくない。

 抽選予約に申し込んだ。

 Piperの公式Webサイトはこちら。

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2008.06.17

「闇に咲く花」の抽選予約に申し込む

「闇に咲く花」こまつ座
作 井上ひさし
演出 栗山民也
出演 石母田史朗/浅野雅博/辻萬長/小林隆
    石田圭祐/北川響/水村直也(g)/増子倭文江
    山本道子/藤本喜久子/井上薫/高島玲/眞中幸子
2008年8月15日~8月31日 紀伊國屋サザンシアター
料金 5250円

 私は見逃しているのだけれど、これまでに初演、再演と2回上演されているお芝居のようだ。
 ぜひ見てみたい。

 抽選予約に申し込んだ。

 こまつ座の公式Webサイトはこちら。
 (ただし、これを書いた今日現在、本公演についての情報は未掲載のようだった。)

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2008.06.16

「悪夢のエレベーター」の抽選予約に申し込む

「悪夢のエレベーター」
原作・脚本 木下半太
演出 ダンカン
出演 吹越満/片桐仁/中村友也/高橋真唯
2008年9月12日~9月23日 シアタートラム
料金 6000円

 悪夢のエレベーターというタイトルで、出演者の名前が吹越満、片桐仁と続くと、私の苦手なタイプのお芝居なのではないかという不安はある。
 でも、同時にやっぱり見てみたいという気持ちが強い。

 抽選予約に申し込んだ。

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2008.06.15

「春子ブックセンター」を見る

「春子ブックセンター」イオン化粧品 シアターBRAVA! プロデュース
脚本 宮藤官九郎 
演出・脚色 鈴木おさむ
出演 友近/木村明浩(バッファロー吾郎)/福田転球
    金子さやか/平田敦子/加藤啓/伊藤修子
    金成公信(ハローバイバイ) /竹若元博(バッファロー吾郎)
    なだぎ武(ザ・プラン9) /星野真里/ルー大柴
観劇日 2008年6月14日(土曜日)午後2時開演
劇場 東京芸術劇場中ホール R列11番
料金 7500円
上演時間 2時間15分

 ロビーではパンフレットやTシャツが販売されていたけれど、値段などなどはチェックしそびれてしまった。しかし、公演期間4日間で元が取れるほど売れるのだろうか?
 お笑い事情に疎い私には全く判らないけれど、この出演者陣は公演期間の短さを補って余りある勢いとパワーの持ち主たちということだろうか。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2008.06.11

「私生活(PRIVATE LIVES )」の抽選予約に申し込む

「私生活(PRIVATE LIVES )」
原作 ノエル・カワード
演出 ジョン・ケアード
出演 内野聖陽/寺島しのぶ/中嶋朋子/橋本じゅん
2008年10月3日~10月31日 シアタークリエ
料金 10500円

 何て魅力的な出演者陣なのでしょう。
 ここまで「揃って」いて「穴がない」って、相当に大変なことなのではなかろうか。
 しかも、どうもタイトルは違っていたような気がするのだけれど、チラシなどのストーリーを見ると、私はこの舞台を見たことがあるような気がする。そのかすかな記憶からすると、このお芝居では「拮抗している」ということが重要なポイントだと思う。

 ところで、抽選予約に申し込んでから気がついたけれど、出演者陣だけでなく、お値段も相当にいいのが悩ましい。

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2008.06.10

「オールドノリタケと懐かしの洋食器」展に行く

 先週の土曜日(2008年6月7日)、2008年4月17日から6月15日まで、東京都庭園美術館で開催されている「世界に誇る和製テーブルウェア オールドノリタケと懐かしの洋食器」展に行って来た。

 会期もあと残すところ1週間という2008年6月7日だったためか、梅雨の晴れ間の週末だったためか、適度に混雑していて却ってゆっくり見ることができた。

 「オールドノリタケ」という言葉は割とよく聞く言葉だと思うのだけれど、こういう呼び方をされるようになったのは割と最近(ここ十数年だったか数十年だったか、この違いは大きいのだけれどどちらだったか覚えていない)のことなのだそうだ。
 しかも、「オールドノリタケ」と呼ばれる食器群の定義も実は曖昧らしい。

 この辺りは、図説で拾い読みしただけなので(重さに負けて購入しなかった)かなりうろ覚えの怪しい記憶なので、雰囲気だけで書いてしまうけれど。
 ノリタケというのはそもそも地名からとったブランド名で、だとすると、日本陶器という会社が食器の製作から装飾までを一手に行うようになり、今の名古屋市中村区則武に工場が作られた後の時代のものが「オールドノリタケ」と称されるべきなのだろう。
 しかし、今、コレクターなどに珍重されている華やかな装飾の食器群は、日本陶器が食器製作のみを行い、装飾を森村組という別会社が行っていた時代のものがほとんどらしい。
 なかなか複雑な世界のようである。

 そういった学問的な背景はともかくとして、金を多用し、金の代わりにラスターという真珠貝の内側のような光沢を出した食器群を見ていると、かなり心豊かになれる。
 緊張してしまってとてもじゃないけれど、ここに出品されていたティーセットでお茶を飲んだり、花瓶に花を生けたりはできなさそうだけれど、眺めるだけで眼福というものである。

 「黄色と黒」というカラーを使った絵柄が意外と目に付く。
 やはり阪神タイガースを例に出すまでもなく、インパクトのある組み合わせであることは間違いないだろう。
 いわゆる「蒔絵」のような絢爛豪華なものから、意外なくらいシンプルなものまで、昭和初期にはティーセットとお茶のセットに同じ絵柄が使われるものがあったり、とにかく楽しい。

 「セロリ・ディッシュ」なるものがいくつか展示されていたのも可笑しい。展示されていたということは、そういうものが作られて売られて使われていたということなのだろう。細長い形のお皿と、しょうゆ皿のような小皿5枚(6枚だったかも)のセットである。
 実は、最初に見たセロリ・ディッシュには本当にセロリの絵が描かれていたので、セロリの絵が描かれているからセロリ・ディッシュという名前が付けられたのだろうと考えていた。
 それが、全くデザインも絵柄も違う、細長い形のお皿としょうゆ皿のような小皿のセットにも「セロリ・ディッシュ」と書かれていて、セロリと(推定)マヨネーズを供するためのお皿なのだと納得したりした。

 カップの底などに書かれているマークの変遷の一覧が廊下に張り出してあったりして、その後で気がついたのだけれど、作品の名前や製造者、所有者などが書かれたカードにもそのマークが印刷されている。
 何だか気になって、もう1回順路を戻って、そのカードや、たまにひっくり返して置かれていて見えるようになっている、カップの底のマークを見直してしまった。

 たくさんの食器の中で気に入ったベスト3がある。
 一番は、やはり、大倉陶園の「白地ティーセット」である。白地に臙脂で太めにラインが入っているだけのデザインなのだけれど、姿とのバランスといい、白地の白さといい、シンプルでかつ「いいもの」という雰囲気が伝わってくる。もし全出展作品の中でひとつくれるというのなら、絶対にこのセットを希望すると思う。

 あとの2つは私の中でどちらを2番目にするかはかなり微妙である。
 ひとつは、深川製磁という会社の花鳥文のティーセットである。「オールドノリタケ」と呼ばれるものよりももう少しだけ古い時代のものらしい。ブルーを基調にして、ティーポットもティーカップも全面を埋めるように絵柄が描き込まれている。その濃淡のついたハンドメイド感もいい。
 もう一つは日本陶器のレース文のティーセットである。濃紺の地にエンボスのようにレースの文様が浮き上がり、そこに花などが飾られ、模様の方は金で描かれている。繊細さの極みといったところだ。このティーセットは、「オールドノリタケと懐かしの洋食器」展のチラシにも写真が載っている。実物の方がずっと繊細で美しい。

 私が気に入った品々が絵はがきになっていなかったのがとても残念である。

 結局、館内だけで1時間半を費やしてしまった。
 もしかしたら、万が一に、一生に1セットくらいは手が届くかもと思える分、真剣に見てしまったし、楽しかった。
  
 東京都庭園美術館の公式Webサイト内、「世界に誇る和製テーブルウェア オールドノリタケと懐かしの洋食器」のページはこちら。

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2008.06.08

「喜劇 俺たちに品格はない」を見る

伊東四朗一座 ~帰ってきた座長奮闘公演~「喜劇 俺たちに品格はない」
作 妹尾匡夫
演出 伊東四朗/三宅裕司
出演 伊東四朗/三宅裕司/戸田恵子/渡辺正行
    ラサール石井/小倉久寛/春風亭昇太/東貴博
    坂田鉄平/河本千明
観劇日 2008年6月7日(土曜日)午後7時開演
劇場 本多劇場 O列21番
料金 7000円
上演時間 2時間25分

 大盛況だった。
 ロビーでは、パンフレット(1300円)や、Tシャツ、エコバッグ(最近、これを劇場ロビーでの物販で見かけることが多くなったように思う)、出演者陣のDVD作品などが販売されていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2008.06.07

「から騒ぎ」の抽選予約に申し込む

「から騒ぎ」彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾
作 W.シェイクスピア
翻訳 松岡和子
演出 蜷川幸雄
出演 小出恵介/高橋一生/長谷川博己/月川悠貴
    吉田鋼太郎/瑳川哲朗/岡田正/ほか
2008年10月7日~10月23日 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
料金 S席 9000円 A席 7000円 B席 5000円

 この公演も、見るからにチケット争奪戦が激しそうである。
 抽選予約に申し込んだ。

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2008.06.04

「表と裏と、その向こう」のチケットを購入する

「表と裏と、その向こう」イキウメ
作・演出 前川知大
出演 浜田信也/盛隆二/岩本幸子/森下創
    緒方健児/西牟田恵/内田慈/安井順平
2008年7月2日~7月6日 紀伊國屋ホール
料金 3500円

 この「イキウメという劇団は、前回見た「眠りのともだち」が楽しかったし、久しぶりに西牟田恵が舞台に立つ姿を見られるのも嬉しい。
 7月初旬に旅行をしたいと思っていたのだけれど、ちょうど仕事が入ってしまい、週末がぽっかり空いたところにすっぽりスケジュールも合致したので、今日、チケットを購入した。
 意外と前方の席が取れたのが嬉しい。
 でも、もっとたくさんの観客に見て欲しい劇団だとも思う。

 イキウメの公式Webサイトはこちら。

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