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2008.11.30

「Paradise Prince(パラダイス プリンス)」を見る

宝塚宙組公演 Musical entertainment 「Paradise Prince(パラダイス プリンス)」
作・演出 植田景子
グランド・レビュー「ダンシング・フォー・ユー」
作・演出 中村一徳
観劇日 2008年11月27日(木曜日)午後6時30分開演
劇場 東京宝塚劇場 1階16列22番
料金 8000円
上演時間 3時間(30分の休憩あり)

 宝塚劇場には改装前後を通じて初めて入った。
 流石にグッズ売場が充実している。店内に入らなかったので、ラインアップやお値段などの詳細は不明である。

 客席はやっぱりほとんどが女性だったけれど、以前から見ている人は「前はもっと男性は少なくて、客席に男性がいると周りから視線が集中するくらいだった」と言う。
 いずれにしても、宝塚は舞台上も客席も女性の世界らしい。

 感想は以下に。

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「KAZUMASA ODA TOUR 2008 きっと またいつか 今日も どこかで FINAL」を聴く

明治安田生命 Presents
「KAZUMASA ODA TOUR 2008 きっと またいつか
    今日も どこかで FINAL」
出演 小田和正
公演日 2008年11月26日(水曜日)午後6時30分開演
場所 東京ドーム 1塁側2階10列350番
料金 8400円

 妹の強力なプッシュと出資により、母と2人で小田和正の東京ドームコンサートに行って来た。
 妹は熱烈なファンで、コンサートもしょっちゅう行っているし、DVDも何枚も持っているし、車に乗るときには大抵小田和正をかけている。
 今回も、「行かなくちゃ勿体ない」「このコンサートに行って小田さんの良さが判らなかったら人間じゃない」「他の人のコンサートにはもう行けなくなる。小田さんのサービス精神がすごい」と絶賛(とちょっと脅迫)され、その勢いはほとんど宗教に近いノリだった。

 そんなわけで、「もの凄いファンというわけでもないのにコンサートに行っていいんだろうか」と一抹の不安を抱えつつ、東京ドームに向かった。
 開演20分前に到着したのに、入口からして並ぶ大混雑である。
 席に着くと、アリーナ席に座っている人や、ステージに張り付くスタッフの姿が小さく見える。
 メインステージの後方にかなり大きな画面が設置されているのだけれど、ステージ上の柱(のようなもの)に遮られてしまい、あまりよく見えない。
 やはりドームでのコンサートというのはなかなか大変らしい。

 私は多分東京ドームで行われるコンサートに行ったのは初めてで(野球を見に行ったこともないけれど、らん展を見に行ったことはある)、もっと音響が酷くて変に響いたりするのじゃないかと心配していたのだけれど、小田和正という人の声質と声量と発声のよさのためなのか、ある程度は反響を計算して設計されているのか、少なくとも歌声は完全に届く。
 また、この高音が半端ではなく響くし澄んでいるのが驚きである。
 確か、小田和正という人は還暦ではなかったろうか。

 アリーナに作られた三角形の通路(高くなっている)を移動して、手を振ったり、握手したり、マイクを差し出して一緒に歌ったり、「どうも〜」と客席からかかる声にいちいち答えたり、「ファンサービスここにあり」といった光景が展開される。
 妹によると、いつものコンサートではもっと軽快に走り回るそうなのだけれど、ご本人の告白によるとゲネプロで自転車を飛ばしていて転び、腰を強かに打ってとても走れる状態ではないのだという。
 でも、しつこいようだけれど、特に高音域の伸びは健在である。

 オフコース全盛の頃、友人がオフコースのファンだったこともあってかなり聴いていたつもりだったのだけれど、このコンサートで「昔の曲です」と歌われた曲のほとんどを知らなかったのは結構ショックだった。
 ベスト盤に近い曲目リストだったと思うのだけれど、それでもサビだけ判った曲も含めて、知っていた曲は半分くらいだったのではなかろうか。
 「昔のヒット曲」に抵抗を示す歌手も多いような印象があるのだけれど、小田和正の場合は「ファンが喜んでくれるなら」というスタンスのように見受けられた。

 開始直後のMCで、「ドームってどれくらい声が届いているのかが判らなくて、ペース配分が判らない」と言っていたけれど、妹からの受け売りの知識によると、小田和正は小さな会場で好んでコンサートを行い、ドームなどの大きな会場でコンサートを行うことはほとんどしないのだそうだ。
 それで自ら歩き回って、ファンのそばに行こうとしているのだという。

 でも、そこで「そば」を味わえるのはアリーナ席にいる人だけだよな、アリーナ席も含めて全席同一の値段だったらしいからクジ運にえらく左右されるよな、でもコアなファンでアリーナを固めるよりは抽選でランダムに席が決まる方が公平なのかもしれない、などと余計なことを考える。
 しかし、2階席がどうしてもアリーナ席や1階席の熱狂から遠く離れ、ちょっと冷静に眺めてしまうのは事実であるし、手拍子なども起こりにくい。これはどうしようもないことだろう。

 8時くらいに「今は6回裏くらいかな」というMCが入って、その曲が終わったところで初めて小田和正は休憩である。
 そして、ステージから姿を消している間、「ご当地紀行」と銘打って、このツアーで訪れた各地で撮影したビデオが次々と映し出される。
 なるほど、こうやって時間を埋めるのねと思ったことだった。

 後半の始まりは、流石に耳慣れたアップテンポな曲を並べてきた。
 ミーハーと言われようと、やはり「ラブストーリーは突然に」が流れてきたときには鳥肌が立つようだったし、泣きたい気持ちになった。
 歌の力、声の力というのは恐ろしい。あとは、記憶の力かも。

 自転車でしたたかに腰を打ったと告白しつつ、自転車に乗り片手にマイクを持って歌いつつ場内を一周する。
 スタッフが10人近く一緒に周り、転倒しないように、客席からの乱入がないように細心の注意を払っている。

 後半は本当に「畳みかける」という感じで曲が続き、タイトルは知らないけれどメロディーに聞き覚えのある歌が何だか懐かしかった。
 歌っているときの声は確実に届くのだけれど、MCのしゃべっている声はぼそぼそっとなって聞こえないときも多い。コアじゃないファンの希望としては、電光掲示板で歌詞だけでなくタイトルも示してくれると嬉しい。

 コンサートの最後は、「いつもこの曲で終わっている」という、「今日も どこかで」だった。
 このコンサートツアーのタイトルにもなっている。
 この頃にはもう、足をひきずっていて、段差のあるところでは「よいしょっ」とか「えいやっ」とかのかけ声が聞こえてきそうな感じで上り下りしていた。
 それでもアンコールを呼ぶファンってどうなのよ、という感じがしなくもない。

 でも、当の小田和正本人は「申し訳なくて」「できる限りのことはさせてもらいます」と、ギター1本で予定外のアンコール曲を歌ったり(画面に歌詞が出なかったので「用意していなかった曲なのだな」と判った)、3回くらいはアンコールに応えて出てきただろうか。

 ここは出資者に敬意を払わねばとアンコールの最後まで堪能し、3時間30分近い時間を楽しんだ。

 意外と知っている曲が少なかったのだけれど、それでも意外なくらい楽しめた。

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2008.11.29

「ブラジル」の抽選予約に申し込む

ラッパ屋 第34回公演「ブラジル」
脚本・演出 鈴木聡
出演 福本伸一/おかやまはじめ/木村靖司/弘中麻紀
    岩橋道子/三鴨絵里子/土屋裕一(*pnish*)
    中野順一朗/武藤直樹/岩本淳/俵木藤汰
    熊川隆一/大草理乙子
2009年1月17日~1月25日 紀伊國屋ホール
料金 4800円

 ラッパ屋の本公演は久しぶりな気がする。
 「表裏源内蛙合戦」に福本伸一と木村靖司が出演していたし、今日見てきた「月の輝く夜に」に三鴨絵里子が出演していたので、何となくラッパ屋に馴染んでいた気もしていたのだけれど、それは本当に気のせいだろう。

 シアタートップスのあの狭い空間にぎゅっと詰まった舞台とお芝居が見られないのは残念だけれど、でもやはりラッパ屋のお芝居は好きである。
 来年からは少し本数を減らそうと思っていたのに、つい、抽選予約に申し込んでしまった。

 ラッパ屋の公式Webサイトはこちら。

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「友達」を見る

「友達」
作 安部公房
演出 岡田利規
出演 小林十市/麿赤兒/若松武史/木野花
    今井朋彦/剱持たまき/加藤啓/ともさと衣
    柄本時生/呉キリコ/塩田倫/泉陽二
    麻生絵里子/有山尚宏
観劇日 2008年11月24日(月曜日)午後2時開演(千秋楽)
劇場 シアタートラム C列1番
料金 5000円
上演時間 2時間10分

 ロビーでパンフレットを販売していたと思うのだけれど、記憶が定かではない。
 千秋楽だったけれど、「いかにも千秋楽」という感じではないところが却って好印象である。

 ネタバレありの感想は以下に。

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「表裏源内蛙合戦」を見る

「表裏源内蛙合戦」
作 井上ひさし
演出 蜷川幸雄
音楽 朝比奈尚行
出演 上川隆也/勝村政信/高岡早紀/豊原功補
    篠原ともえ/高橋努/大石継太/立石凉子
    六平直政/他
観劇日 2008年11月22日(土曜日)午後0時30分開演
劇場 シアターコクーン 1階RB列16番
料金 9500円
上演時間 4時間5分(20分の休憩あり)

 この芝居を見て帰宅したらネットワークにつなげなくなっていたので、1週間振りに感想を書くことになった。
 こういうときに限って色々と見ているので、何とか早めに感想を書く予定である。

 パンフレットや平賀源内に関する書籍、出演者の過去の出演作品のDVDなどが販売されていたのだけれど、詳細は忘れてしまった。

 ネタバレありの感想は(簡単に)以下に。

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2008.11.18

「ヨーヨー・マ チェロ・リサイタル 」を聴く

「ヨーヨー・マ チェロ・リサイタル 」
演奏 ヨーヨー・マ(vc)/キャサリン・ストット(Pf)
曲目 シューベルト :アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D821
    ショスタコーヴィチ :チェロ・ソナタ ニ短調 op.40
    ピアソラ :ル・グラン・タンゴ
      休憩
    ジスモンチ :ボーダス・ヂ・プラタ(銀婚式)〜クアトロ・カントス(4つの歌)
    フランク :ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロ用編曲版)
      アンコール 
    ガーシュウィン :プレリュード
    エルガー :愛の挨拶
    サン=サーンス :白鳥
公演日 2008年11月16日(日曜日)午後7時開演
場所 サントリーホール 2階PB列37番
料金 10000円
公演時間 2時間10分

 一昨日の日曜日に、ヨーヨー・マのチェロとキャサリン・ストットピアノのリサイタルに行って来た。
 たった2人で演奏するたった2台の楽器が、びっくりするくらい何層にも聴こえる瞬間がある。

 ところで、このコンサートのチケットは5段階で、S、A、B、C、Dだった。
 きっと舞台後ろの席がD席なのだろうと考えてC席のチケットを取ったのだけれど、これが舞台後方の席だった。
 一体、D席というのはどの辺りの席なのだろう?

 舞台後方の席は、確かに演奏者からは近く、ピアニストの指もピアノに映ったものがばっちり見えるし、ヨーヨー・マがチェロを演奏するときに意外と背もたれに体重をかけていることや、2人が息を合わせている様子などもよく見えて楽しい。
 演奏が激しくなると、ヨーヨー・マは椅子ごと5cmくらいは跳んでいたようにも見える。
 でも、やっぱりチェロの音もピアノの音も前に向かって響くようにできているのであって、どうしても後ろから聞いていると籠もっているように聞こえる。
 コンサートの後半に行くに従って、音が冴えてきたように感じられたから、席のせいではなくお二人の演奏ももしかしたら前半はあまり調子が良くなかったのかもしれないと思ったりもするのだけれど、それが確認できないのが寂しい。

 1曲目は優しい感じの曲調だったので、穏やかで少し籠もったような音も似つかわしいように感じられて気にならなかった。
 いったん、舞台袖に下がるキャサリン・ストットの表情がかなり硬く見えて、それで、やっぱりあまり調子が上がっていないのかなと思ったくらいである。

 2曲目に、少し激しい感じの曲調になると、やはり、何となく音に冴えがなくて随分と籠もっているように感じられた。
 全く何の根拠もないのだけれど、本当はもっとキレがいいはずなのに、という気がする。

 3曲目のピアソラは、この曲が収められたCDを持っていることもあって、私にとってはかなり馴染み深い曲である。そのためもあると思うし、ほとんどピアノとチェロで闘っているかのような音のぶつけあいがあって、それで何だかすっきりした気がした。

 休憩は20分間。

 後半に入って、2曲とも「聴かせどころ」のはっきりした(と感じられる)曲だったこともあると思うのだけれど、音の伸びがよくなって、すっとした冴えのある音が聴けるようになったと思う。
 音がクリアになったというのが正しいのだろうか。幕が1枚取れたかのようである。
 2人の椅子は予めセットされているのだけれど、その位置も心なしか近くなり、ヨーヨー・マがかなりキャサリン・ストットに近づいて呼吸を図ろうとし、かなりピアノの方を向いて演奏していることもあって、チェロを弾く弦がキャサリン・ストットにぶつかるんじゃないかと何度もヒヤっとしたくらいである。

 アンコール3曲は、小品を優雅にちょっとサロン風に演奏されて、耳になじみのある曲だったこともあって、ちょっとほっこりとして嬉しかった。
 日曜夜の公演だったせいか、ぱらぱらと帰り始める人もいたのだけれど、大拍手が鳴り止まず、3曲目のアンコールのときには流石にヨーヨー・マが首に手を当てて「死んじゃうよ」というジェスチャーをしたせいか、客席の1/4から1/3くらいがスタンディング・オーベイションとなり、終演となった。

 何だかんだ言っても、暖かい雰囲気の楽しいコンサートだった。

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2008.11.16

「昭和島ウォーカー」を見る

「昭和島ウォーカー」
作・演出 上田誠
出演 井ノ原快彦/京野ことみ/松本まりか/粟根まこと
    福田転球/中山祐一朗/石田剛太/酒井善史
    諏訪雅/土佐和成/中川晴樹/永野宗典/本多力 
観劇日 2008年11月15日(土曜日)午後6時開演
劇場 東京グローブ座 2階B列47番
料金 8500円
上演時間 2時間10分

 ロビーではパンフレット(2000円)が販売されていた。

 客席の女性率がびっくりするほど高い。流石ジャニーズ事務所である。
 でも、私がいたのが2階席だったからか、意外なくらい観劇マナーが良くてほっとした。

 それにしても、2階席の、しかもサイドでかなり舞台に対して斜めになる席がS席として販売されていることに納得がゆかない。
 一体、A席とB席はどこにあったのか、明らかにしてもらいたいものである。

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2008.11.06

「ワーニャおじさん」の先行予約に申し込む

華のん企画プロデュース「ワーニャおじさん」
原作 アントン・チェーホフ
英訳 マイケル・フレイン
翻訳 小田島雄志
脚本・演出 山崎清介
出演 木場勝己/伊沢磨紀/松本紀保/柴田義之
    戸谷昌弘/小須田康人/楠侑子
2009年2月19日~3月1日 あうるすぽっと
料金 5000円

 「子どものためのシェイクスピア」シリーズは大好きである。
 「チェーホフ」シリーズの第1作である「チェーホフ短編集」もやっぱり大好きだった。
 となれば、シリーズ第2作の「ワーニャおじさん」だって見たいに決まっている。
 それにしても「あうるすぽっと」という劇場は、できたばかりなのに、どうしてこう私好みの演目が次々にかかるのだろう? それが経営的な成功につながっているのかどうかはともかくとして、ぜひ、その秘密を知りたいという気持ちになる。

 先行予約に申し込んだ。

 華のん企画の公式Webサイトはこちら。

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2008.11.03

「ゴンチチ30th Anniversary TOUR 2008 -Very Special Ordinary Days-」を聴く

「ゴンチチ30th Anniversary TOUR 2008 -Very Special Ordinary Days-」
演奏 ゴンチチ
共演 青柳誠(Pf & Key)/南部昌江(Key)/渡辺等(B)/楠均(Ds) /清水靖晃(sax)
ゲスト 吉野友加(アイリッシュハープ)
    RACHAEL DADD(ボーカル)
公演日 2008年11月2日(日曜日)午後5時30分開演
場所 オーチャードホール 1階15列25番
料金 6500円

 デビュー25周年ではなく、結成30周年を記念したCD「VSOD」を8月にリリースし、その後全国ツアーを敢行しているゴンチチの、オーチャードホールでのコンサートである。

 やっぱり、相変わらず楽しい。
 私はこの言葉を余り好まないのだけれど、でも「癒し」という言葉が頭に浮かぶ。
 実は、ゆったりおっとりした曲よりも、アップテンポの曲の方が多いくらいなのだけれど、でもガチャガチャと騒がしいのではなく気持ちの良い速さと激しさだと思う。

 このコンサートは二部構成で、一部はいわゆる「これまでの代表曲」「気に入っている曲」が演奏されていたように思う。
 曲目を覚えていようとがんばったのだけれどあっさりと挫折し、実はほとんど覚えていない。
 一曲目のタイトルに「夏」が入っていたこと、ホーンセクションが加わったこともあって最初の3曲はかなりアップテンポの曲を揃えてきていたこと、それがとても楽しかったことは覚えている。
 あと、「課外授業」「放課後の教室」と学校シリーズがあったことも覚えている。

 実は最初の3曲では、かなり照明を派手に使っていて、でも(私に果てしなくリズム感がないのかも知れないのだけれど)それがどうも曲のリズムと微妙にずれているような気がして、お尻がむずむずしてしまった。
 今思い返してもやっぱり微妙にずれていたと思う。手動ではなくて、予めインプットしてあったタイミングで照明を切り替えていたのかなと思ったりした。

 ゴンチチお二方のMCも非常に楽しい。
 チチ松村が主にしゃべっているのはいつものとおりだし、その声としゃべり方がいい感じだし、突然に堰を切ったようにしゃべりだし、しゃべりたいだけしゃべると唐突にマイクを押しやってギターの調弦を始めてしまうゴンザレス三上もいい味出しているとしか評しようがない。

 二部は、最新CD「VSOD」からの曲が演奏された。
 私はこのCDを聴いたことがなかったので、初めて聴く曲ばかりだったのだけれど、それでものんびりと懐かしさに浸れるのが不思議である。
 不思議といえば、客席の人々がほとんど直立不動で聴いていたのが不思議だった。チチ松村があんなに揺れていて、ゴンザレス三上があんなに勢いよく足でリズムを取っているのだから、もうちょっとリラックスしてもいいのにと思ってしまう。

 そして、二部は舞台後方にスクリーンが設置された。
 曲に合わせた映像作品が流されたり、ゴンチチのお二人やゲストがアップで映されたりする。
 ゴンザレス三上のコレクション(妙な牛のマスコットだったり、ストラップだったり)がアップで映されたときには笑ってしまった。

 CDにも参加しているアイリッシュハープの吉野友加と、イギリスの歌手であるRACHAEL DADDも登場し、演奏する。
 アイリッシュハープという楽器は初めて見たように思う。高音の綺麗な楽器なのだけれど、音そのものよりも演奏している吉野友加の優雅すぎる手元に見入ってしまった。
 RACHAEL DADDは、CDに入っているという「たんぽぽ」という曲のときは抑え気味だったのか、自分の曲である「ケーキを食べながらお墓を掘る」(というタイトルだったと思うのだけれど、自信はない)を歌っているときの方がやはりパワー全開という感じで楽しそうだった。
 彼女が歌っている間、ゴンザレス三上は下を向いて手を組んで照明の影に沈もうとし、チチ松村は彼女の方を向いて身を乗り出さんばかりにして聴いている。そのギャップも何だか面白い。

 ゴンチチのコンサートは、やっぱり、ゴンチチのお二人はもちろんのこと、演奏している全員が楽しそうだからこんなにリラックスできるんだなと思う。

 コンサートの最後はいつも演奏するという「マイ・フェイバリット・シングス」でお開きとなった。
 (この曲の紹介のとき、「サウンド・オブ・ミュージック」というミュージカルで歌われた、と言われて「ドレミの歌か?」と思ったのはきっと私だけに違いない。)

 アンコールで「まだどのCDにも入っていない」という「スリー・スィート・ブーン」という曲と、あともう1曲、タイトルを忘れてしまったけれどラストにサックスのソロが入る曲が演奏されて、本当にお開きになった。

 CDや、Tシャツなどのグッズを購入するとお二人のサインがいただけるということだったのだけれど、かなりの行列ができていたので諦め、家に帰ってからネットで「VSOD」のCDを購入した。

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2008.11.02

「幸せ最高ありがとうマジで!」を見る

「幸せ最高ありがとうマジで!」
作・演出 本谷有希子
出演 永作博美/近藤公園/前田亜季
    吉本菜穂子/広岡由里子/梶原善  
観劇日 2008年11月1日(土曜日)午後7時開演
劇場 パルコ劇場 K列30番
料金 7000円
上演時間 2時間

 ロビーでは、パンフレット(1500円)やポスター(500円)が販売されていた。
 土曜の夜公演なのにちらほらと空席があるのが意外だった。

 ネタバレありの感想は以下に。

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「学おじさん」を見る

「学おじさん」
作・演出 水谷龍二
出演 伊東四朗/平田満/片桐はいり/馬渕英俚可
    森本亮治/飯田基祐/吉田麻起子
観劇日 2008年11月1日(土曜日)午後2時開演
劇場 本多劇場 M列23番
料金 6500円
上演時間 1時間50分

 休日の昼公演でもチラホラと空席があるのが意外だった。勿体ないことである。
 値引きしたリピータチケットの販売も行われていたようだ。

 配られたちらし(でいいのだろうか)に写真付きで役名と役者さんのお名前が紹介されていたので満足し、パンフレットのお値段はチェックしそびれた。

 ネタバレありの感想は以下に。

 

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