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2010.06.29

210000アクセス達成!

 今日(2010年6月29日)の昼間、どなたかが記念すべき210000アクセス目を踏んでくださった。

 これまでの経過は以下のとおりである。
 開始 2005年1月8日
 10000アクセス 2005年5月17日
 20000アクセス 2005年9月12日
 30000アクセス 2005年12月26日
 40000アクセス 2006年4月15日
 50000アクセス 2006年7月23日
 60000アクセス 2006年11月25日
 70000アクセス 2007年4月25日
 80000アクセス 2007年8月3日
 90000アクセス 2007年10月19日
100000アクセス 2008年1月20日
110000アクセス 2008年4月10日
120000アクセス 2008年7月4日
130000アクセス 2008年9月20日
140000アクセス 2008年12月1日
150000アクセス 2009年3月10日
160000アクセス 2009年6月14日
170000アクセス 2009年9月15日
180000アクセス 2009年11月27日
190000アクセス 2010年2月20日
200000アクセス 2010年4月26日
210000アクセス 2010年6月29日

 200000アクセスから210000アクセスまで2ヶ月と3日というのは出来すぎである。
 それだけたくさんの方に読んでいただいていると思うと、ちょっと緊張する。

 ただ自分が見たお芝居の感想を書いているだけのこのブログに、遊びに来ていただいて、読んでいただいてくださっている方々のおかげです。ありがとうございます。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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2010.06.26

「フラガール」のDVDを見る

「フラガール」
監督 李相日
出演:松雪泰子/豊川悦司/蒼井優/山崎静代/岸部一徳/富司純子他
日本映画
2006年劇場公開

 ひょんなことから常磐ハワイアンセンター(スパリゾート・ハワイアンズ)の話になり、職場のお姉さんにこの「フラガール」のDVDをお借りして早速見た。

 映画が公開された頃、テレビで宣伝していたことは何となく覚えていて、舞台化されたときにも見ようかどうしようか迷い、結局チケットを取らなかったので、ずっと気にはなっていたのだ。

 炭鉱の衰退でリストラが相次ぎ、その雇用対策と閉山間際の炭鉱の町の再生を目指して、石炭を掘るときに噴き出す温泉を活用して「常磐ハワイアンセンター」を設立しようと会社が動き出す。
 「東北にハワイを」のキャッチフレーズで準備が進むハワイアンセンターの目玉は、炭鉱の娘たちが踊るフラダンスのショーである。

 基本的に、松雪泰子演じる東京からやってきたフラダンスの「先生」である平山まどかが、最初は敬遠しつつも家族が炭鉱での職を失い、「自分たちがやるしかない」と集まってきた炭鉱の娘たちにフラダンスを教え、「プロ」を育てていく。
 その過程を描いた映画である。

 蒼井優演じる紀美子は、炭鉱で働く母に「母ちゃんみたいになりたくない!」と言って家を飛び出してまで「フラガール」になろうとするし、彼女をフラガールに誘った徳永えり演じる親友の早苗は、しかし、父親が夕張の炭鉱に職を変えるのに従って北海道に去って行ってしまう。
 最初にフラガールを募集したときに応じたのは、彼女たち2人と、常磐ハワイアンセンターで事務を担当している(ように見えた)池津祥子演じる初子だけである。
 そういえば、フラガールの募集に「独身の女性に限る」と書いてあったのは、労基法違反なんじゃないかという気もするけれど、何しろ昭和40年代の話である。
 そこに、しずちゃん演じる小百合が父親に連れられてやってきて、フラガールは4人からスタートする。

 いかにも「不本意な都落ち」という風情を漂わせていた「先生」も、次第に熱心に教えるようになり、炭鉱でリストラが進むにつれて「父ちゃんが馘首になったから私ががんばるしかない」とフラガールの候補生も増えてくる。
 一方、紀美子はずっとフラの練習場となった学校の体育館のようなところに泊まり込んでいるし、早苗は炭鉱を馘首になった父親と弟妹とともに夕張に去って行く。
 オープン間近のハワイアンセンターを宣伝するために、フラガールたちは各地でフラのショーを行うが、その最中に炭鉱で事故が起き、小百合の父親が巻き込まれる。小百合は「踊る」ことを選ぶが、そのために父親の死に目に遭うことができない。

 炭鉱の町自体も、ハワイアンセンターに積極的に「乗り換える」人々と、炭鉱を「守ろう」とする人々と、大きく割れてしまっている。

 「先生」のまどかも、母親の借金の返済に苦しみ、取り立て屋から追われているようだ。

 そんな数々の試練を乗り越え、何よりフラのレッスンに必死に取り組み、そして、ハワイアンセンターのオープンの日を迎える。

 クライマックスは、そのオープン初日のフラのショーである。

 紀美子が本気になるきっかけとなったのは、まどかが踊る激しいフラだった。
 その振付をそのままに紀美子が舞台で踊るために練習しているところを、富司純子演じる紀美子の母が見て、「人を楽しませる仕事があってもいい」と思う契機となる。
 そして、ラストシーンのフラのショーで、紀美子がそのフラを完璧に踊りこなすところで幕となる。
 そういう小さな「仕掛け」が効いているところがいい。

 また、フラガールの候補生が集まったところで、まどかは彼女たちにフラの振付にはひとつひとつ意味があることを伝える。
 そして、彼女たちに黙ってまどかが炭鉱の町を去ろうと電車に乗っているとき、紀美子たちはフラでまどかに気持ちを伝える。
 そういう色々なことが呼応しているのを見ると、物語の本筋は本筋として、いいなあ、と思う。

 泣けて、笑えて、思わず乗り出してフラのショーを見てしまう。
 そんな、楽しくていい映画だった。
 どうして今まで見ようとしなかったんだと、かなり後悔した。でも、遅ればせながらだけれど、見てよかったと思う。

 お借りしたDVDはスペシャルエディションで、本編ディスクの他にメイキング他が収録されたディスクが2枚付いている。
 そちらを見るのも楽しみである。

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2010.06.22

「LOVE LETTERS ラヴ・レターズ」を見る

20th Anniversary Special「LOVE LETTERS ラヴ・レターズ」
作 A.R.ガーニー
訳・演出 青井陽治
出演 松尾スズキ/大竹しのぶ
観劇日 2010年6月21日(月曜日)午後7時開演
劇場 パルコ劇場 N列29番
上演時間 1時間50分(15分の休憩あり)
料金 5000円

 20周年ということで、ロビーでは記念パンフレットが販売されていたらしいのだけれど、中味や値段はチェックしそびれてしまった。

 ロビーの壁面には、これまで出演したカップルの写真が飾られていた。
 なかなか楽しい企画だと思う。
 男優の衣装にスーツが多いのは必然だとして、女優の衣装に白が多かったのが意外でもあり、納得できるなという風にも思えた。

 ネタバレありの感想は以下に。

続きを読む "「LOVE LETTERS ラヴ・レターズ」を見る"

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2010.06.19

「広島に原爆を落とす日」の抽選予約に申し込む

「広島に原爆を落とす日」
作 つかこうへい
演出 岡村俊一
監修 杉田成道
出演 筧利夫/仲間リサ/リア・ディゾン/大口兼悟
    馬場徹/武田義晴/山本亨/山口紗弥加ほか
2010年8月6日~8月22日 シアターコクーン
料金 S席 9500円 A席 7500円 コクーンシート 5000円

 「広島に原爆を落とす日」は今回が4回目の上演になるのだそうだ。
 確か、ヒロイン役の緒川たまきを見た記憶があると思ってネットで検索したら、1998年に稲垣吾郎主演で舞台化されていたことが判った。そうか、それを見ていたのか。

 僅かな記憶でもかなり痛い(褒めている方の使い方で)お芝居だったと思う。

 今回、登場人物の名前も変えてあるし、ストーリーも小説版に基づいているということで、きっとかなり違う雰囲気の芝居になることだろう。
 主演の稲垣吾郎と筧利夫だって、私の感じからすると、対極に近い位置にいる役者さんである。

 抽選予約に申し込んだ。

 「広島に原爆を落とす日」の公式Webサイトはこちら。

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2010.06.14

「罪と、罪なき罪」を見る

リリパットアーミーII「罪と、罪なき罪」
作・演出・出演 わかぎゑふ
出演 コング桑田/野田晋市/千田訓子/上田宏/谷川未佳
    祖父江伸如/美津乃あわ/福井千夏/曾我廼家八十吉
    八代進一(花組芝居)/粟根まこと(劇団☆新感線)
    森崎昌弘(Mouce Piece-ree)/橋本太輔(Zsystem)
    や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)/茂山宗彦/柊巴
    浅野彰一(あさの@しょーいち堂)/山下明里/西岡香奈子
観劇日 2010年6月12日(土曜日)午後7時開演
劇場 座・高円寺1 G列3番
上演時間 2時間40分 
料金 4500円

 ロビーでは、パンフレット(1000円)、何やら12日の昼間にイベントがあったようでそちらの「テキスト」と銘打った25年の記録が1000円、、TシャツやDVD等々が販売されていた。

 この日のサインは、兄弟を演じた八代進一と上田宏の2人だった。

 ところで、この日のチケットを持っていれば16時からのイベントに参加OKだったことを、今頃になってWebサイトを見に行って知った。かなりショックである。

 ネタバレありの感想は以下に。

 玉造小劇店の公式Webサイトはこちら。

続きを読む "「罪と、罪なき罪」を見る"

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2010.06.13

「赤羽末吉展」に行く

 昨日(2010年6月12日)、2010年5月12日から7月11日まで、練馬のちひろ美術館で開催されている「生誕100年 赤羽末吉展〜絵本は舞台だ!」に行ってきた。
 併せて、ちひろ美術館では2〜3ヶ月ごとに常設展の絵も掛け替えているそうで、今現在開催されている「ちひろの雨」も見てきた。
 入館料は大人800円で、サイトのアンケートに答えるとその最後の画面がそのまま100円割引券になっていた。

 実は、「ちひろ美術館」に行ったのも初めてである。
 中野から移動したので、荻窪駅から石神井公園域のバスに乗り、上井草駅入り口まで15分ほど、そこからのんびり歩いて7〜8分という場所にあった。
 バス停から美術館までは電柱に案内がずっと出ているので迷わずに行けた。

 ちひろ美術館は、いわさきちひろの自宅を元にしているのだそうで、だから練馬の住宅地の真ん中に周りの住宅に溶け込んだように建っているのだと納得した。

 展示室は4室あって、うち2室で「ちひろの雨」が、もう2室で「赤羽末吉展」が開催されていた。

 赤羽末吉といわれてもピンと来なかったりするのだけれど、「スーホの白い馬」や「かさじぞう」おおきなおおきなおいも」といった絵本のタイトルを聞けばピンと来る。
 とは言いつつも、私はこの「赤羽末吉展」に行くまで「スーホの白い馬」を描いたのが赤羽末吉という人だとは知らなかったし、「おおきなおおきなおいもの絵本は子供の頃に持っていたと思うのだけれど、「スーホの白い馬」の絵を描いた人と同じ人が描いたものだとは知らなかった。

 ちひろ美術館は、1998年に赤羽末吉の全遺作約6900点の寄贈を受け、作品の調査・研究を進めてきたのだそうで、今回は、「かさじぞう」や「つるにょうぼう」といった日本の民話を「再話」した絵本はもちろん、「ほしになったりゅうのきば」といった中国の民話というのか伝承というのか、そういったお話に取材した絵本の原画が展示され、そのそばには「絵本」そのものも置かれて自由に見ることができる、という趣向になっていた。
 併せて、アトリエの様子も再現してあったのが面白い。

 絵本と原画を並べて見ていて思ったのは、絵本というのは開いた状態で構想されているのだな、ということだった。
 私はどちらかというと「開いた絵本の右側、左側」という感じで真ん中で分割して見ることが多かったので(絵本の中には、左側が文字で右側が絵、というように完全に分割しているものもあるような気がする)、横長に1枚の絵として考えられていることが判って、少し驚いた。

 赤羽末吉は、絵本を描き始めてしばらくするまでアメリカ大使館文化交換曲の職につき、また、舞台美術の仕事もしていたということで、絵本の設計図などを見ていると漫画のコマ割りを想像させる。
 この展覧会のサブタイトルが「絵本は舞台だ!」になっているのも、そういう発想で構想された絵本が多いからということの表れなんだろう。

 「スーホの白い馬」の絵本の「絵」が、赤羽末吉が満州にいたときに旅行したりした場所の記憶やスケッチなどが元になっているというのも意外だった。
 赤羽末吉自身が「モンゴルの景色はまっすぐに続く地平線だ」というような趣旨のことを書いていると読んで納得もした。
 確かに、それなら絵本の横長の画面を一つの絵として考えた方が地平線が強調されるよ、というのと、もうちょっとモンゴルは乾燥していないと思うなと呟きつつもやはりそこにある空気が本物であるからこそ、この絵本が今でもたくさんの人に愛されているのだなと思う。

 一方の「ちひろの雨」も、原画と元になった絵本とが両方展示されていて面白い。
 もちろん「絵本」の形にはなっていない絵も多数展示されていたのだけれど、私にとっては「原画」と「絵本」の関係を見られたのが面白かった。
 「ひさの星」という絵本は今でも持っている絵本の一冊なので(もちろん、「スーホの白い馬」も)、その絵本と原画とに同時に出会えるというのは嬉しかった。

 いわさきちひろの絵は、水彩で、その「水」のにじみやぼかしがポイントだと思う。
 印刷された絵本になってしまうとどうしてもその辺りがのっぺりとしてしまうので、紙に描かれたふくらんだ感じの絵が見られるのは嬉しい。
 また、その「紙」にも色々と気を使っていることが判った。

 絵本がたくさん置かれていた図書室などもかなり気になったのだけれど、カフェでお茶をし、ミュージアムショップで少しお買い物をしたら、あっという間に閉館の5時になってしまった。

 ちひろ美術館は、規模はそれほど大きくないのだけれど、説明もしっかりしているし、照明がかなり落とされていて保存にも気を使っていることが判る。
 ちひろのアトリエを再現した部屋なども、細部に気を使っていることが判って、その「誠実に」という感じが(少し、前面に出すぎている感じもするけれど)快い。
 なかなか居心地の良い場所で、面白い美術展だった。

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2010.06.12

「流れ姉妹~たつことかつこ~再演」のチケットを購入する

「流れ姉妹~たつことかつこ~再演」真心一座 身も心も
脚本 千葉雅子
演出 河原雅彦
出演 松重豊(初代ゲストラバー)/粟根まこと(初代ゲストレイパー)
    千葉雅子/村岡希美/坂田聡/河原雅彦
    市川しんぺー/政岡泰志/伊達暁/信川清順
2010年8月19日~8月28日 TOKYO FMホール
料金 6500円

 初演は見ているし、何故かストーリーも覚えているし、千葉雅子が牛にまたがった姿も鮮明に覚えている。
 再演は見なくてもいいかなー、と思っていたのだけれど、ついうっかり、チケットを購入してしまった。

 しかし、チケットを購入してから気がついたのだけれど、市川しんぺーは初演に出ていただろうか?
 出ていなかったような気がする。

 その後の展開を知った上で見る「第1章」は味わい深いかも知れないと今は思っている。

 真心一座の公式Webサイトはこちら。

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2010.06.09

「ジョージ・ウィンストン ソロ ピアノ コンサート」を聴く

ジョージ・ウィンストン ソロ ピアノ コンサート
演奏 ジョージ・ウィンストン
曲目(当日、配布されたプログラムより。変更があった可能性あり。) 1曲目は判らなかった・・・
    NEW ORLEANS SHALL RISE AGAIN #4
RAIN    
IT WAS A SHORT SUMMER CHARLIE BROWN / WOODSTOCK
    WOODW
    CAT 6 MOUSE
    LONGING
    HAWAIIAN SLACK KEY GUITAR PIECE(ギター)
  休憩
    FRAGRANT FIELDS
    BEVERLY
    PIXIE or PIXIE #6
    HARMONICA PIECE(ハーモニカ)
    VARIATIONS ON THE KANON BY PACHELBEL
    RIDERS ON THE STORM
    SOLO GUITAR PIECE(ギター)
公演日 2006年6月8日(火曜日) 午後7時開演
場所 サントリーホール 2階4列27番
料金 6000円

 今年(2010年)の来日コンサートはこの1回だけだったようだ。
 にも関わらず、客席にかなり余裕があったのが淋しい。

 ロビーでは、4月に出たばかりのCD(LOVE WILL COME - THE MUSIC OF VINCE GUARALDI Vol.2)等の他、日本での発売予定はないという楽譜集が販売されていた。
 楽譜にはかなり心惹かれるものがあったのだけれど、2940円と割と高額だったことと、もう20年以上ピアノに触っていない私が譜面を見て弾くことはあるまいと冷静に判断し、購入を見送った。 

 ジョージ・ウィンストンは、相変わらずの、長袖シャツとジーンズ、靴下(靴を履いていない)というスタイルだった。Tシャツではなく、ダンガリーシャツのような襟付きのシャツだったのが変化かも知れない。
 しかし、ジョージ・ウィンストンという人は本当に見た目が変わらない。
 多分、最初にCDを聴いたのが学生の頃で、コンサートにはかなり後になってから行ったけれど、それでも15年くらい前ではあると思う。15年前と見た目は変わっていないのではなかろうか。

 演奏する曲目はジョージ・ウィンストン本人がマイクを使って紹介する。
 だから、曲目の変更も判る筈だったのだけれど、日本語で言うときと、英語で言うときとがあって、語学力に激しく欠ける私にとってはそれだけで聞き取りが10倍くらい難しくなる。あっさりと諦めた。
 少し(多分、1ヶ月くらい)待てば、ジョージ・ウィンストンの公式Webサイト(英語)で、セットリストが紹介されるようなので、そちらを待とうと思う。

 2階席だったけれど、上手よりだったので、ジョージ・ウィンストンがピアノを弾いている手元がよく見えた。
 手を低めに這わせたり、叩きつけるようにしたり、手前に滑らすように押さえたり、様々な弾き方をしているのが判って面白い。

 1台のピアノを1人で演奏しているのに、何重にも音が広がって重なって聞こえるところがいいと思う。
 CDはやはりスタンダードにというのか、大人しめに弾いている感じで、コンサートになると「ゴツゴツした」感じの演奏をしているように思う。
 派手といえば派手なんだろう。
 装飾も増えるし、時々「勢いよく叩きすぎてミスタッチしたかな?」と思うような音がしていることもある。
 でも、それが「生」という感じもするし、感情が入って強い音で弾かれるピアノの音を音響のいいコンサートホールで聴くのは贅沢だなとも思う。

 やはり日本では「LONGING」が一番有名な曲で、コンサートには必ずと言っていい感じで弾かれていると思うのだけれど、「箱根の森美術館」でのイメージとはかなり違う曲のように聞こえる。
 それが楽しい。

 「ゴツゴツした」ジョージ・ウィンストンが本来のジョージ・ウィンストンなのかもとも思わせる、楽しいコンサートだった。

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2010.06.07

「W〜ダブル」の抽選予約に申し込む

「W〜ダブル」
作 ロベール・トマ
演出・上演台本 G2
出演 橋本さとし/中越典子/堀内敬子
    コング桑田/山西惇/他
2010年8月17日~8月29日 ル・テアトル銀座
料金 7000円

 G2演出作品は好きだけど、G2作の作品は苦手なことが多い、ような気がする。
 でも、この出演者陣は激しく魅力的である。ミュージカルなんだろうか?

 抽選予約に申し込んだ。

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2010.06.06

「佐倉義民傳」を見る

コクーン歌舞伎「佐倉義民傳」
演出 串田和美
出演 中村勘三郎/中村橋之助/中村七之助/笹野高史
    片岡亀蔵/坂東彌十郎/中村扇雀
観劇日 2010年6月5(土曜日)午後5時開演
劇場 シアターコクーン 2階D列27番
上演時間 3時間5分(15分の休憩あり) 
料金 13500円

 ロビーでは、パンフレット(1800円、だったような気がする)の他、歌舞伎座に並んでいた(と思われる)お店がいくつか屋台のような感じで並び、かつ「佐倉義民傳」のオリジナルグッズ(ペンやTシャツ、うちわなど)が販売されていた。

 また、コクーン歌舞伎のときだけは客席内での飲食がOKとなるので、カフェのメニューも充実し、「肉巻きおにぎり」や「富士宮やきそば」などまで売られていた。いつにも増して大混雑していた。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2010.06.05

「ポンペイ展」に行く

 昨日(2010年6月4日)、2010年3月20日から6月13日まで、横浜美術館で開催されている「ポンペイ展 世界遺産 古代ローマ文明の奇跡」に、職場のお姉さんと3人で仕事を抜け出して行って来た。

 会期末も近いし、平日とはいえ週末の午後に行ったせいか、そこそこの混雑だった。
 それでも、チケット売場にほとんど人は並んでおらず(2番目で買えた)、展示室に入ってからも、少し待てばすべての展示品を最前列でゆっくり観ることができた。
 周りがガランとした中で見るのも淋しいものなので、ちょうどいい感じだったと思う。

 実は、私は最初に「ポンペイに行こうよ」と言われたときに「ん? 何それ? どっかのレストラン?」と返したくらいに、訳が判っていない。
 そういうわけなので、行く前に公式サイトを覗いて勉強したところ、こういう風に説明があった。

**********

 西暦79年8月24日。イタリア南部、カンパニア地方にそびえるヴェスヴィオ山が大噴火しました。ポンペイやエルコラーノなど周辺の街々は、一昼夜にして 火山灰の下に埋没し、当時の姿を残したまま、およそ1700年の眠りにつきます。

 中略

 本展覧会では、ナポリ国立考古学博物館の全面的な協力のもと、ポンペイからの出土品を中心に、日本初公開を含む壁画、彫刻、工芸品、日用品など約250点を紹介します。家々を飾った色鮮やかなフレスコ画をはじめとして、イタリア国外へは初出品となる約60点の銀食器群、ポンペイの郊外にある別荘から出土した浴槽および給湯システム、その床面を飾っていたモザイク画の展示は、本展 の見どころのひとつ です。豪華な宝飾品、 凝った意匠の家具や調度 などからは、当時の富裕者たちの生活水準の高さがうかがえ、生きることを楽しむ古代ローマ人の姿が浮かび上がります。

**********

 なるほど。
 絵画展や彫刻展というよりも「出土品展」なのね、と納得した。

 紀元1世紀というと、カリギュラとかネロとか、かなりイメージの悪い皇帝が続いた時代のようだ。
 ネロ帝の死後は混乱期が続いたという。
 そういう時代でも、ローマからそこそこ離れた場所にあったからなのか、ポンペイの人々の生活は余裕があるように、どちらかというとあり過ぎるようにさえ見えた。
 皇帝は皇帝として、交易で栄えたポンペイの街は安定し裕福だったということなんだろうか。

 正直に言って、「これ」という興味がないまま行ってしまったので、見ていて面白いけれど、これといった感想が浮かばない。
 超有名人ではないだろう人の大理石像を見て「これって等身大かしら」「ローマ人って体格良かったのかなぁ」「昔なんだから今より栄養状態は良くないだろうし、もっと小柄だったんじゃないかしら」「でも大理石像が造られるくらいの人なんだから、逆に栄養状態は相当によかったと考えるべきか」などと愚にも付かないことを考えて口に出してしまう。
 一緒に行ったお姉様方はさぞ閉口していたに違いない。申し訳ない限りである。

 信仰と銘打たれたコーナーには、ウェヌス像に代表される、いわゆるローマ神話の神々の像が並んでいる。その他、ポンペイ土着の神様であろうラル(家の守り神)や、ゲニウス(家族の守り神)も祀られていたようである。
 あら、キリスト教ではないのねー、と思う。
 ネロがキリスト教を嫌った時代の直後だからなのか、ローマ帝国で広まったキリスト教はそもそも土着の宗教に寛大だったのか(唯一絶対神を説く宗教が他の宗教に寛大だとも思えないけれど)、ローマ帝国自体の中央統制が行き届いていなくて地方都市だったろうポンペイには到達していなかったのか。
 いずれにしても、キリスト教色が一切ないのが意外だった。
 恐らくキリスト教色がない像やフレスコ画だけを持ってきたとは思えないから、ポンペイの街自体にキリスト教は影響を及ぼしていなかったと考えるべきなんだろう。

 それはそれとして、ウェヌス像ってどうしてヴィーナスって表記してくれないのかしら、とか、いくつかあったウェヌス像を見つつ、ミロのヴィーナスのポーズもこれと同じだったのかしら、などなどと考える。
 やはりどうも私の持つ感想は本質からかなり外れているような気がする。

 娯楽のコーナーが充実しているのは、かなり納得がゆく。
 裕福な貴族が暮らす裕福な街で、人口10000人と推定されているのに20000人収容の競技場があり、剣闘が人気のある競技だったというのだから、そりゃあ「狂乱」とか「爛熟」とかいう言葉が似合う様子だったに違いない。
 青銅の短剣もあったし、鉄の農機具(これは別のコーナー)もあったから、鉄はきっと貴重品だったんだろうな、その鉄を剣闘に回すところまでの余裕はなかったんだな、などと思う。

 装身具のコーナーで一際光っていたのは、やたらと太い金のネックレスである。
 幸運の印だという車輪のアイテムが付き、ペンダントトップはクロワッサンよりもさらに「輪」に近いのに説明板が「三日月型」と言い張るものが付いている。
 でも、チェーンの部分がとにかく豪華なので、車輪も三日月も小さく(多分、直径が2cmとか2.5cmとかだったと思う)、ちゃちく見えてしまうのが惜しいところである。
 財産となるのはチェーン部分で、ペンダントトップなどは「護符」だったのかなと思う。

 一般家庭の壁を飾っていたというフレスコ画は、やっぱり、公共の場に飾られていたというフレスコ画よりは小さいし(しかし、壁に直接描かれていたわけだから、小さいというのも何だか変な気もする)、こう言っては何だけれど、稚拙に見えるものもある。
 しかし、一番謎だったのは、どう見ても器に1cmくらいの白い点々が描かれているようにしか見えない絵の説明板に「空豆かひよこ豆が盛られている」とキッパリと書いてあったことである。
 枝になっている果実の説明には(木も葉も描かれていたにも関わらず)「桃と思われる果実が」とか「桃かりんごだと思われる」などと曖昧に書いてあったのに、本当に謎である。
 少なくとも、「空豆かひよこ豆」とまで断言できるほど鮮やかには描かれていないと思う。
 「きっと、別の資料から特定できたのよ」と言われたのだけれど、私は、この当時のポンペイでは豆は空豆かひよこ豆しかなかったんじゃないかと睨んでいる。
 私的には、ポンペイ展最大の謎である。

 家具調度のコーナーで光っていたのは、イルカのモザイク画と、浴室を再現した展示である。
 イルカのモザイク画は、どう見てもイルカには見えない。これは、モザイク画以外のいるかもイルカには見えなかったから、モザイク画の問題ではない。
 クノッソスのいるかは、もっと写実的にイルカだったぞ、あっちの方が古いんじゃないのか、などと思う。
 それか、あのモザイク画がイルカを模していると思ったのは後世の誤解で(モザイク画なのだから、これはイルカの絵であると説明があったとは思えない)、本当は別のものを描いたんじゃないかとすら考えたくなる。

 浴室は、本当に浴室である。
 湯船があって、お湯を貯めるタンクがあって、お湯を温めるボイラーがあって、青銅製の蛇口がある。
 実際のところ蛇口の仕組みがどうなっているのかはよく判らなかったのだけれど、しかし、蛇口があるというのが凄いではないか。
 そして、ローマ時代には、シャワーではなく、水浴びでもなく、お風呂だったんだなと思ったら、何だかローマ人に親近感が湧いたのだった。
 火山の爆発で埋まってしまった街なのだから、もしかして、ポンペイでは温泉があったりしたのだろうか。

 そして、生産活動のコーナーで鉄器を見て、何故かぐうたらなイメージがあるキューピッド(ここでは「クピド」と表記されている)が働いている絵も見る。
 このポンペイ展で見たキューピッドの絵は、どれも結構大人のキューピッドで、3頭身ではなく6頭身くらいにはなっていて、今ひとつ可愛げがない。しかし、働いているのだから、エライ。
 キューピッドがかくれんぼをしている絵があって、その絵のキューピッドは例外的に可愛かった。

 「饗宴」と名付けられたコーナーの白眉は銀器の食卓セットである。
 4つずつ揃っているのを見て、この頃はあまり大きなホームパーティはせず、小さく友人たちで集まるパーティが主だったのか、それともこの家は家族4人で大人2人と子供2人だから杯は2つしかないのだろうかとか、でも普段使い用に銀器というのは贅沢すぎるんじゃないかとか(磨くのも大変である)、色々考える。
 考えるけれど、もちろん、答えは出ない。

 あと、家具調度のコーナーだったか饗宴のコーナーだったか忘れたけれど、テーブルなどなどの足が必ずライオンの足になっているのが、ちょっと怖かった。
 小さかったり大きかったりするとデフォルメされている感があって特にどうとも思わないのだけれど、「ライオンってこれくらいのサイズだろうな」という大きさのものを見ると、何だか迫力があり過ぎてコワイのである。

 これは、その後の「憩いの庭園」コーナーにあった、噴水の足などについても同じことを考えた。
 それにしても、ローマ時代の庭園はかなり発達していたらしく、噴水も色々なパターンがあって面白かった。どうせなら水を噴き上げているところを見たかったなと思う。

 そんなこんなで1時間30分くらい、ポンペイ展を満喫し、横浜美術館のコレクション展も眺めて帰って来たのだった。
 やはり、よく判らないなりに、生活に密着した展示物は楽しい。会期も残り少ないけれど、お勧めである。
 でも、1400円はちょっと高い。

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2010.06.04

「さらば八月のうた」の抽選予約に申し込む

劇団M.O.P.最終公演「さらば八月のうた」
作・演出・出演 マキノノゾミ
出演 キムラ緑子/三上市朗/小市慢太郎/林英世
    酒井高陽/木下政治/奥田達士/勝平ともこ
    白木三保/岡村宏懇/友久航/塩湯真弓
    永滝元太郎/美輝明希/塩釜明子/神農直隆
2010年8月4日~8月16日 紀伊國屋ホール
料金 5500円

 ついに劇団M.O.P.の最終公演である。
 タイトルもそれに相応しく、劇団M.O.P.らしく、格好良い。
 これは観たい。

 抽選予約に申し込んだ。

 劇団M.O.P.の公式Webサイトはこちら。

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2010.06.03

「スリー・ベルズ」の抽選予約に申し込む

PARCO PRODUCE「スリー・ベルズ」~聖夜に起こった3つのふしぎな事件~
作・演出・出演 後藤ひろひと
出演 音尾琢真(TEAM NACS)/団時朗/岡田浩暉
    石丸謙二郎/ウーイェイよしたか/ちすん
    佐戸井けん太/明星真由美/真寿美/水野直浩
2010年8月10日~8月21日 パルコ劇場
料金 7500円

 どうして真夏にクリスマスの話なんだと思いつつ、何だかんだと「大王」の作・演出作品には絶対の信頼があったりする。

 抽選予約に申し込んだ。

 パルコ劇場の公式Webサイト内、「スリー・ベルズ」のページはこちら。

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2010.06.02

「Rockapella」を聴く

「Rockapella」
出演 Rockapella
    Steven Dorian(Vocals / Tenor)
    Jeff Thacher(Vocals / Percussion)
    John K Brown(Vocals / Tenor)
    George Baldi(Vocals / Bass)
    Scott Leonard(Vocals / High Tenor)
公演日 2010年6月2日午後7時開演
場所 Billboard Live TOKYO 4C11番
料金 6000円(ワンドリンク付き)

 昨年、一昨年と職場のお姉さんに声をかけていただき、米国のアカペラグループである「Rockapella」のライブに行って来た。
 今年は、メンバーが1人変更になった(ケヴィンが抜けて、スティーブンが加入した)ということで、三度、足を運んで聴いてきた。

 今回は、初めて、Billboard Live TOKYOのカジュアル席を利用した。
 自由席はかなりステージと近くてある意味「緊張」するので、3階席から見下ろす感じになるカジュアル席は逆にリラックスできた。
 ライティングも綺麗に見えるし、これはこれでお勧めである。
 ワンドリンク付き(逆に言うと、食事をすることはほとんど想定されていない)というのも気楽である。

 メンバーが最初、全員スーツ姿で登場したのにまず驚いた。
 全員が揃ってスーツというのは初めて見たような気がする。

 スコットは(確か)以前にディズニーランドでショーに出演していたことがあるそうで、日本語も上手いとは言わないけれど、簡単なMCをほぼ日本語でこなしてしまう。
 そのせいもあって、歌は全て英語だけれど、「置いてきぼり」感はない。

 今回は、8月に新しいCDが出るためか、新メンバーが加入したためか、聞き覚えのある曲は2曲あったかなかったかくらいだった。
 私が知っているくらい超ド級に有名なスタンダードナンバーはセットリストに入っていなかったと思う。

 けれど、ジェフの驚異的な「口だけで表現するパーカッション」の超絶技巧はもちろん健在だし、低音を担当するジョージがメインボーカルを取る機会が増えていたのは嬉しい。
 ここはやはり、ケヴィンが抜けてスティーブンが入ったことが影響しているのだろう。
 一緒に行ったお姉さんも、ケヴィンが抜けたこともあって、ジョンの歌が抜きん出て感じられるようになったという感想を言っていた。
 とはいうものの、やはり美しいハーモニーは健在だし、ところどころでマイクなしで聴かせてくれたアカペラも繊細な感じでとてもよかった。

 一方で、これがメンバー変更の影響なのか、そもそも私の記憶違いなのかも定かでないのだけれど、今回のステージでは、ダンスのシーンが多くなっていたように思う。
 あれ、この人たちこんなに踊ったっけ? と聴いている間も何回も思ったくらいだ。
 微妙に不揃いなダンスが逆に個性を表していて、それを上から見下ろす感じになるので、フォーメーションも楽しめて、これはこれでなかなか楽しかった。

 また、通常は2ndステージでやられることが多いという「客いじり」も今回はあって、フロアの中央で踊ったり、ステージに上げて椅子に座らせた回りで情熱的(?)に歌い踊るなどというシーンもあり、私は初めて見たので、これまたメンバーの茶目っ気が感じられて楽しかった。

 トータルで1時間半、とても楽しめるライブだった。

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