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2010.07.31

「黙阿弥オペラ」を見る

「黙阿弥オペラ」こまつ座
作 井上ひさし
演出 栗山民也
出演 藤原竜也/北村有起哉/大鷹明良/松田洋治
     朴勝哲/熊谷真実/内田慈/吉田鋼太郎
観劇日 2010年7月30日(金曜日)午後6時30分開演
劇場 紀伊國屋サザンシアター 21列24番
上演時間 3時間30分(15分の休憩あり) 
料金 9450円

 この公演は、今年4月9日に亡くなられた井上ひさし氏の追悼公演である。

 ロビーでは、パンフレット(1500円、だったと思う。舞台写真が載せられたバージョンと、稽古場写真が載せられたバージョンと2種類が販売されていた)やTシャツ、ストラップなどが販売されていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

 こまつ座の公式Webサイト内、「黙阿弥オペラ」のページはこちら。

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2010.07.27

「表に出ろいっ!」の抽選予約に申し込む

NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」
作・演出 野田秀樹
出演 中村勘三郎/野田秀樹/他
2010年9月5日~9月28日 東京芸術劇場小ホール1
料金 7500円

 中村勘三郎と野田秀樹の二人芝居かと思っていたら、この2人を両親に娘役をオーディションで選び、家族3人の物語になるようだ。
 どうせなら、日替わりで中村勘三郎と野田秀樹が夫と妻の役を両方演じていただきたい!

 これまたチケット争奪が激しいのだろうと思いつつ、抽選予約に申し込んだ。

 東京芸術劇場の公式Webサイト内、「表に出ろいっ!」のページはこちら。

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2010.07.24

「お気に召すまま」を見る

子供のためのシェイクスピア「お気に召すまま」
作:ウィリアム・シェイクスピア ~小田島雄志翻訳による~
脚本・演出・出演 山崎清介
出演者 伊沢磨紀/福井貴一/戸谷昌弘/若松力
    大内めぐみ/加藤記生/北川響/高島玲
観劇日 2010年7月24日(土曜日)午後1時開演
劇場 あうるすぽっと C列1番
上演時間 2時間30分(15分の休憩あり)
料金 4800円

 ロビーでは、パンフレット(900円)の他、シェイクスピア人形のストラップ(800円)や、25周年記念のTシャツ(2500円)が販売されていた。
 また、これまでの「子どものためのシェイクスピア」シリーズ上演作品のチラシやポスター、舞台写真などが飾られていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

 華のん企画の公式Webサイトはこちら。

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2010.07.18

「エネミイ」を見る

「エネミイ」
作 蓬莱竜太
演出 鈴木裕美
出演 高橋一生/高橋由美子/梅沢昌代/粕谷吉洋
    高橋長英/林隆三/瑳川哲朗
観劇日 2010年7月17日(土曜日)午後6時開演
劇場 新国立劇場小劇場 D4列7番
上演時間 2時間35分(15分の休憩あり)
料金 5250円

 ロビーではパンフレット(800円)の他、「時代背景を理解する助けになる書物」がかなり充実したラインアップで並べられて販売されていた。

 開演前の注意事項でスタッフが「携帯電話はマナーモードに設定した上で電源をお切りください」と言っていて、隣の席にいた女性が「電源切るだけじゃ、ダメなんだね。順番があるんだね。」と言っていたのがおかしかったけどもっともだった。
 電源を切るならマナーモードにする必要はないような気もする。
 万が一電源を切り忘れたときに傷が浅いようにという趣旨なんだろうか。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2010.07.17

「ザ・キャラクター」を見る(2回目)

NODA・MAP 第15回公演「ザ・キャラクター」
作・演出 野田秀樹
出演 宮沢りえ/古田新太/藤井隆/美波
    池内博之/チョウソンハ/田中哲司
    銀粉蝶/野田秀樹/橋爪功 ほか
観劇日 2010年7月3日(土曜日)午後7時開演
劇場 東京芸術劇場中劇場 S列33番
上演時間 2時間15分
料金 9500円

 2回目の観劇である。
 ネタバレありの感想は以下に。

 1回目の感想はこちら。

 NODA・MAPの公式Webサイト内、「ザ・キャラクター」のページはこちら。

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2010.07.14

「じゃじゃ馬馴らし」の抽選予約に申し込む

彩の国シェイクスピア・シリーズ第23弾「じゃじゃ馬馴らし」
作:W.シェイクスピア
演出 蜷川幸雄
翻訳 松岡和子
出演 市川亀治郎/筧利夫/山本裕典/月川悠貴
    磯部勉/原康義/廣田高志/横田栄司
    妹尾正文/岡田正/清家栄一/飯田邦博
    宮田幸輝/田島優成/川口覚/石橋直人/荻野貴継
2010年10月14日~10月30日 彩の国さいたま芸術劇場
料金 S席 9000円 A席 7000円 B席 5000円

 筧利夫が蜷川作品初出演をいうのは意外である。
 オールメールシリーズということで、まさか筧利夫が・・・と思ったら、やはり彼は男役だった。何となく安堵したような、でも女役を見てみたかったような、複雑な気分である。

 メインとなる姉妹を市川亀治郎と月川悠貴が演じるのであれば、意外性はないけれど、安定感は抜群であろう。
 見てみたい。

 抽選予約に申し込んだ。

 彩の国さいたま芸術劇場の公式Webサイト内、「じゃじゃ馬馴らし」のページはこちら。

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2010.07.11

「ファウストの悲劇」を見る

「ファウストの悲劇」
作 クリストファ・マーロウ
演出 蜷川幸雄
出演 野村萬斎/勝村政信/若村麻由美/長塚圭史
    たかお鷹/横田栄司/斎藤洋介/大門伍朗
    マメ山田/日野利彦/大川ヒロキ/二反田雅澄
    清家栄一/星智也/大林素子/時田光洋
    木場勝己/白井晃
観劇日 2010年7月10日(土曜日)午後7時開演
劇場 シアターコクーン F列21番
上演時間 2時間55分(20分の休憩あり)
料金 9500円

 ロビーでは、パンフレット(1800円)のほか、「ファウスト」の文庫本などの関連書籍、出演者の過去の出演作品のDVDなどが販売されていた。

 カフェコーナーで相変わらず富士宮焼きそばが売られていたのが不思議だった。コクーン歌舞伎限定のメニューかと思っていたら、そうではなかったらしい。
 しかし、今回はもちろん客席内飲食禁止である。

 休憩時間に劇場のスタッフに劇場内の温度を上げてほしいとお願いしている人がいたのだけれど(全く同感、本当に寒かった)、スタッフの回答は「今回の公演では舞台機構上、温度を上げることができないんです」ということだった。
 薄手の長袖にガーゼ地のストールを巻いても寒かったので、ちゃんとした上着があった方がいいかも知れない。

 シアターコクーンの公式Webサイト内、「ファウストの悲劇」のページはこちら。

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2010.07.07

「今の私をカバンにつめて」の抽選予約に申し込む

ミュージカル「今の私をカバンにつめて」
脚本・作詞 グレッチェン・クライヤー
音楽 ナンシ-・フォード
翻訳・上演台本 三谷幸喜
演出 G2
出演 戸田恵子/入絵加奈子/麻生かほ里/植木豪(Pani Crew)/石黒賢
2010年9月25日~10月11日 青山円形劇場
料金 7500円

 青山円形劇場のサイトに行って9月のスケジュールを見たら、このミュージカルの上映期間に「調整中」の文字があったのだけれど、大丈夫なんだろうか。

 三谷幸喜の台本とG2の演出という組み合わせは、正直に言って、想像がつかない。どんな感じになるのだろう。

 いずれにしても、青山円形劇場という小さな劇場だし、公演期間も長くはないし、きっとチケット争いは熾烈だろうなと思いつつ、抽選予約に申し込んだ。

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2010.07.05

「シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~」に行く

 今日(2010年7月5日)、2010年7月3日から10月11日まで、東京芸術大学大学美術館で開催されている、「シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~」に行ってきた。
 本来は月曜休館だけれど、限定公開の抽選に当たったのだ。

 日付と時間も指定だったのだけれど、流石に無料なためか、入口には列ができ(テントで屋根が作られていて助かった)、中もかなりの人だったけれど、少し待てば最前列で見られるくらいの混雑具合だった。

 芸大美術館には初めて行った。上野駅から歩いたのだけれど、鶯谷駅からの方が近いような気もするくらいの場所にある。
 そういえば、東京芸術大学の構内にも初めて足を踏み入れてしまった。

 長い傘は持ち込み禁止で傘立てが用意され、中にはコインロッカーもあったのだけれど入場したときには気づかず荷物を持ち歩いたら肩が疲れてしまった。
 せっかく無料で入場できたしということで、滅多に借りない音声ガイド(500円)を借りた。
 通常バージョンと、DAIGOが解説する特別バージョンとが用意され、多少迷いはしたのだけれど、通常バージョンを選択した。
 解説されるのは21作品(だったと思う)である。

 この展覧会のコンセプトは、1900年代初頭に始まるロシア・アヴァンギャルドの歴史とシャガールとの密接な関係を描き出す、というところにあるようだ。
 シャガールが故郷である旧ロシア帝国のヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)に愛着を感じ、晩年までその絵に取り込んでいたことはどうも有名な話らしいのだけれど、あまり、シャガールとロシアの画家たちを並んで展示したり並んで論じたりということはされたことがなかったらしい。
 それは、シャガールが生前から「大家」としての地位を確立していて、単独での展覧会が開催されることが多かったためなんじゃないかとも思うけれど、その生前のシャガールがロシアの画家の絵と並べて展示されることを願っていたということだから、まずは、その願いが叶ってよし、というところだろう。

 今回、展示作品のほとんどはパリのポンピドー・センターが所蔵する作品で、それは、シャガールの死後に遺族が寄贈した作品や生前作家本人が寄贈した代表作が中心となっているのだそうだ。
 本人が最後まで手元に残していた作品ということだから、少なくとも、本人にとって、それがプラス方向であれマイナス方向であれ、思い入れが強い作品であることは間違いないだろう。
 それにしては、最初の展示室「第1章 ロシアのネオ・プリミティヴィスム」に展示されていたシャガール作品の来歴に「代物弁済」と書かれたものがいくつかあったのが気になる。
 代物弁済???
 シャガールはそんなにお金に困っていた時期があったということなんだろうか。

 そして、この部屋に展示されていたシャガールの絵は、いわゆる「シャガールらしい」絵ではなく、パッと見て、セザンヌっぽいな、ゴッホっぽいな、という印象を受ける絵だったのに驚いた。
 習作ということなのか、シャガールらしい絵に辿り着く前の試行錯誤ということなのか、シャガールの絵は最初からシャガールっぽかったのだと思っていたので、ちょっと意外だった。

 「第2章 形と光 -ロシアの芸術家たちとキュビスム」の一角にあった、「ロシアとロバとその他のものに」という作品は、やはり印象深い。
 イヤホンガイドが言っていたのだけれど、描かれている人間の頭が体から離れているのは、ロシアで夢見がちと言っていたか夢想している人と言っていたか、そういう人のことを「頭が飛び立っている」と表現することを彷彿とさせるという。
 不気味な描き方をするなーと漠然と思っていたのだけれど、そういう背景があったのかと、初めて納得した。

 芸大美術館は変わった構造をしていて、ここまでの2室は地下2階にあり、後半の展示は3階の展示室に行くことになる。
 1階はロビー、2階はカフェとショップである。
 動線としてどうなんだろうというのと、最後まで見てから気になった絵まで逆流するということをよくやる私としては、この戻りにくい構造はあまり嬉しくなかった。

 「第3章 ロシアへの帰郷」の部屋にある絵は、ぞっこんだったという(という言い方も古いとは思うけれど)妻のベラと自分とを題材とした絵が目立つ。
 これまたイヤホンガイドの受け売りだと、シャガールが描くまで、恋人同士が例えば抱き合ったりという絵が描かれることはなかったのだそうだ。
 そもそも恋人同士を題材とすることがなかったのか、恋人同士が抱き合っている絵なんてはしたないという考えだったのか、その辺りは判らない。

 順路としては最後になるのだけれど、次の「第4章 シャガール独自の世界へ」になってくると、私の知っているシャガールが増えてくる。
 1940年代、ユダヤ人であったがために、避暑に出かけたロシアでの長期滞在を余儀なくされ、さらに、アメリカに亡命し、その亡命先のアメリカで感染症が素で妻のベラが亡くなってしまう。
 しばらく絵を描けなかったシャガールが、筆を執って描いた絵にはベラが描かれ、そして絵の全体が濃いブルーに沈んでおり、画面の上方に描かれた恋人たちや軽業師は「砕け散った幸福」を表しているのだというのだから、病は深い。
 それが、ヴァヴァという女性と再婚すると、再び画面は白く、黄色く、赤く、明るくなるのだから、シャガールという人も、ある意味、判りやすい男性である。
 明るくなり、横顔が溶け合った恋人同士の絵を見て、何だか、ベラがかわいそうなような気もしてしまったのだった。

 ところで、この展覧会で私が一番好きだった展示は、「第5章 歌劇「魔笛」の舞台美術」である。
 ニューヨークのメトロポリタン劇場の移設に伴うこけら落としに上演されたオペラの「魔笛」の舞台美術と衣装を80歳になろうとするシャガールが手がけたのだという。
 確か、今もこの劇場にはシャガールの大きな絵が飾られていたのではなかっただろうか。
 その背景のや舞台衣装のスケッチ画がたくさん展示されていて楽しかった。
 その部屋の一角では低く魔笛が流されていたのもいい感じである。
 シャガールの絵を元に舞台衣装のパターンを起こした人は相当に優秀だったに違いない、としげしげとそのデザイン画を眺めてしまった。

 モーツァルトの「魔笛」は、台本を書いたシカネーダーともどもフリーメーソンに所属していた(のは確定情報でいいのだろうか)こともあって、あちこちに、ユダヤの考えが散りばめられているのだという。
 例えば、ユダヤでは、「3」という数字が世界を表すとされていて、椰子の木や柱の数などにその「3」が取り入れられているという。
 シャガールもユダヤ人なのだから、フリーメーソンの考えに造詣が深くても不思議はあるまいと思ったのだけれど、実は、シャガールはフリーメーソンの考え方にほとんど興味関心を持っていなかったらしい。
 というか、そもそも、フリーメーソンがユダヤ的であるという私のイメージがそもそも正確ではないようだ。
 それはともかくとして、シャガールは「魔笛」というオペラを読み込み、エジプトを舞台にしたこのオペラを自由な発想で、でもその根本は違えることなく、舞台美術として立体化したと言えると思う。
 このオペラ公演そのものも大成功だったようだ。

 一通り見るのに、1時間半くらいかかっただろうか。

 一番最後に展示されていたのは、シャガール90歳のときの作品だという「イカルスの墜落」だった。
 エーゲ海に落ちたとされるイカルスも、シャガールの絵では、シャガールの故郷であるロシアの村に墜落しようとしている。
 翼を形作った蝋を溶かしてしまった太陽が、空と同じ白で描かれており、村は赤や青で彩色されているのに絵全体が白っぽい印象なのが意外だった。
 子供が太陽を描くときに赤で描くのは、日本など少数の国らしいけれど(黄色や白で描くことが多いらしい)、それと同じことなのかしらとぼんやり思ったのだった。

 やっぱりシャガールの絵は好きだと再認識した展覧会だった。

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2010.07.04

「ザ・キャラクター」を見る

NODA・MAP 第15回公演「ザ・キャラクター」
作・演出 野田秀樹
出演 宮沢りえ/古田新太/藤井隆/美波
    池内博之/チョウソンハ/田中哲司
    銀粉蝶/野田秀樹/橋爪功 ほか
観劇日 2010年7月3日(土曜日)午後7時開演
劇場 東京芸術劇場中劇場 R列29番
上演時間 2時間15分
料金 9500円

 ロビーではパンフレット(1000円)の他、野田秀樹の著作本などが販売されていた。
 パンフレットの見本を置いていないところが惜しい。見本を置いたからといって、パンフレットの売り上げが落ちるとも思えないのだけれど、セコイという印象だけが残ってしまうと思うのだけれどどうだろう。

 ネタバレありの感想は以下に。

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2010.07.03

「鋼鉄番長」の抽選予約に申し込む

2010年劇団☆新感線三十周年興行【秋】豊年漫作チャンピオンまつり「鋼鉄番長」
作・演出 いのうえひでのり
出演 橋本じゅん/坂井真紀/池田成志/高田聖子
    粟根まこと/田辺誠一/古田新太
    右近健一/逆木圭一郎/河野まさと/村木よし子
    インディ高橋/山本カナコ/礒野慎吾/吉田メタル
    中谷さとみ/保坂エマ/村木仁/川原正嗣/前田悟 ほか
2010年10月4日~11月7日 サンシャイン劇場
料金 S席 10500円 A席 8500円

 劇団☆新感線に「お祭りをやります!」と言われたら、それは行きたいに決まっている。
 私が劇団☆新感線を見始めたきっかけは、何しろ「秋味」なのである。

 チケット代が高くなったなー、と思いつつ、抽選予約に申し込んだ。

 「鋼鉄番長」の公式Webサイトはこちら。

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