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2013.10.31

「ヨーヨー・マ チェロ・リサイタル」を聴く

「ヨーヨー・マ チェロ・リサイタル 」
演奏 ヨーヨー・マ(vc)
曲目 ヒンデミット: 無伴奏チェロ・ソナタ
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010
グラス: オービット
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
チャオ・チーピン: 草原の夏
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012
       アンコール
    カザルス編:鳥の歌
公演日 2013年10月29日(火曜日)午後7時開演
場所 サントリーホール 1階13列28番
料金 19000円
公演時間 2時間30分(20分の休憩あり)

 ほとんど「命の洗濯」の感じで、ヨーヨー・マのチェロ・リサイタルに行って来た。
 28日にバッハの無伴奏チェロソナタの1番から3番までとその他3曲、29日に同じく無伴奏チェロソナタの4番から6番までとその他3曲という構成である。
 ヨーヨー・マが日本でバッハの無伴奏チェロ・ソナタを全曲演奏するのは7年ぶりらしい。
 その7年前には確か2日とも行っているし、その前にも1日2公演の形で1番から6番まで通しで演奏したコンサートにも行った記憶がある。
 要するにミーハーなファンなのだ。

 今回は、バッハの無伴奏チェロ・ソナタだけでなく、その他の曲も3曲含めて構成されていた。
 そういえば、CDを聴きこんでおけば良かったのだけれどそういう準備を全くしていなかったので、「えーと、いつこの曲が終わったんですか?」と戸惑ってしまった。要するに拍手のタイミングを計るのに、周りの人の様子を窺うという体たらくである。そんな人間がコンサート会場にいていいのかと思う。
 しかし、間違いなく、かなりささくれていた心情が、コンサートが終わって帰るときにはだいぶスッキリしていたのは確かなのである。

 ヒンデミット作曲の無伴奏チェロ・ソナタが始まったとき、あれ? と思った。
 私の貧しい耳で聞く限り、何となくチェロの音が響いていないような気がしたのだ。緊張感が漂っているというか、硬質な音であるように感じた。
 もちろん、曲自体がそういう硬質な音を要求していたのかも知れないし、私が(さっきも書いたけれど)かなりささくれ立っていたのでこちらの体調でそう聴こえたのかも知れない。
 そんな訳で、私としては、かなり緊張感の漂うコンサートの始まりになった。

 無伴奏チェロ・ソナタの4番を聴いているときも、始まりの緊張感を引きずっていたような気がする。
 ちょっと見てみたら、前回に聴いたときも同じ感想を持っているので、これは「そういう曲」なのかも知れないのだけれど、時々、高音ですっぽ抜けたような感じの音が混ざるような気がして、それがちょっと気になった。
 しかし、この4番という曲は、ライナーノートによると超絶技巧を求められる曲だそうで、ステージ上というよりも客席に漂う緊張感は、そういう「クラシックを知る」方々が醸し出していたのかも知れない。

 すでに記憶も定かでないのだけれど、次に演奏されたグラス作曲のオービットと、無伴奏チェロ・ソナタの5番との境目が判らなかったのは私だけなんだろうか。
 気のせいか、客席からも前者に対する拍手が起きなかったような気がする。
 もちろん、ヨーヨー・マ自身が、その2曲の間を意図的に短くして切れ目なく演奏していたという可能性もあると思う。
 私などは、配られたプログラムでは5番を先に演奏することになっていて、それは間違いですという張り紙があったのだけれど、あの張り紙はやっぱり嘘で5番を先に演奏したのか? と思っていたくらいだ。
 繰り返すけれど、情けない聴衆で非常に申し訳ない。

 ここで休憩が20分入る。
 後半は、チャオ・チーピン作曲の「草原の夏」からだ。これが、凄くよかった。
 シルクロード組曲の第2曲であるというこの曲は、ホーミーのようで、ホーミーとは逆に低音を鳴らして高音でメロディを奏でる。その高温の響き方がすごく良くて、思わず頭上を仰いで見回してしまったくらいだ。もちろん音が見える訳ではないのだけれど、広がっている音が見えるんじゃないかと思ってしまったくらいだった。

 引き続いて演奏された6番もその「いい響き」をそのまま受け継ぎ、5番の低音を重く響かせていたのとは打って変わって、高めの音を広げていく感じで、リサイタルが進むにつれて会場が温まり、楽器も温まり、演奏も温まって行ったように感じた。
 休憩後の2曲は、物凄く気持ちよく聴けて、ほぐれた〜という感じがした。

 翌日のNHKニュースでも報じていたけれど、アンコールに登場したヨーヨー・マの手には、東日本大震災の津波で流された住宅の柱などを使って東京のバイオリン製作家が作った弦楽器があった。
 裏側にプリント(だと思う)された、岩手県陸前高田市の海岸で津波に流されずに1本だけ残った「奇跡の一本松」を見せ、英語でスピーチをしたけれど、残念ながら私にはちゃんと理解できない。しかし、このチェロで鎮魂のために演奏しますという趣旨のことを言っていたことは判ったし、何より、語るとき、演奏しているときの真摯な姿勢と表情が印象的だった。

 アンコールで演奏された曲は、カザルス編曲の「鳥の歌」である。
 これも高音を響かせて、演奏された全7曲のうち、この曲が演奏されているときだけ、頭が痺れるような感覚があった。

 いいリサイタルだった。
 行って良かった。

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2013.10.30

「TRIBES(トライブス)」のチケットを予約する

「TRIBES(トライブス)」
作 ニーナ・レイン
翻訳・台本 木内宏昌
演出 熊林弘高
出演 田中圭/中泉英雄/大谷亮介
    中嶋朋子/中村美貴/鷲尾真知子
2014年1月13日~1月26日 新国立劇場小劇場
料金 A席 6500円 B席 4000円

 特に女優陣がかなり魅力的だと思う。
 チケットを先行予約で入手した。

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2013.10.27

「SONG WRITERS」 を見る

「SONG WRITERS」
脚本・作詞・音楽プロデュース 森雪之丞
演出 岸谷五朗
作曲 KO-ICHIRO(Skoop On Somebody)/さかいゆう
    杉本雄治(WEAVER)/中川晃教/福田裕彦
出演 屋良朝幸/中川晃教/島袋寛子/泉見洋平
    藤林美沙/植原卓也/平野良/コング桑田/武田真治/他
観劇日 2013年10月25日(金曜日)午後6時30分開演
劇場 シアタークリエ 12列19番
料金 10500円
上演時間 2時間30分(20分の休憩)

 ロビーでは、パンフレット(1500円、だったと思う)やTシャツなどが販売されていた。
 そういえば、シアタークリエは客席内への飲食物持ち込み可だった。珍しいと思う。

 ネタバレありの感想は以下に。

 東宝の公式Webサイト内、 「SONG WRITERS」 のページはこちら。

続きを読む "「SONG WRITERS」 を見る"

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2013.10.26

「ONE」 の抽選予約に申し込む

TEAM NACS SOLO PROJECT 戸次重幸一人舞台「ONE」
脚本・演出・出演 戸次重幸
2014年1月23日~1月29日 紀伊國屋ホール
料金 4500円

 これはちょっと見てみたい。
 抽選予約に申し込んだ。

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2013.10.23

520000アクセス達成!

 昨日(2013年10月22日)、どなたかが520000アクセス目を踏んでくださった。
 また、1ヶ月かからずに10000アクセスに達している。驚いた。人気のあるお芝居をこの間、かなり見たということだと思う。

 開始 2005年1月8日
 10000アクセス 2005年5月17日
 50000アクセス 2006年7月23日
100000アクセス 2008年1月20日
150000アクセス 2009年3月10日
200000アクセス 2010年4月26日
250000アクセス 2011年2月6日
300000アクセス 2011年10月25日
350000アクセス 2012年6月12日
400000アクセス 2012年12月6日
450000アクセス 2013年4月28日

460000アクセス 2013年5月15日
470000アクセス 2013年6月8日
480000アクセス 2013年7月12日
490000アクセス 2013年8月10日
500000アクセス 2013年9月11日

510000アクセス 2013年10月5日
520000アクセス 2013年10月22日

 このブログにお越しいただきましてありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いいたします。

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2013.10.22

「声」の抽選予約に申し込む

「声」
作 ジャン・コクトー
翻訳 徐賀世子
演出 三谷幸喜
出演 鈴木京香
2013年12月16日~12月26日 スパイラルホール
料金 5000円

 これもまたダメ元全開という感じもしつつ、抽選予約に申し込んだ。

 シス・カンパニーの公式Webサイト内、「声」のページはこちら。

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2013.10.14

「ロスト・イン・ヨンカーズ」を見る

パルコ劇場40周年記念公演 パルコ・プロデュース公演「ロスト・イン・ヨンカーズ」
作 ニール・サイモン
上演台本・演出 三谷幸喜
出演 中谷美紀/松岡昌宏/小林隆/浅利陽介
    入江甚儀/長野里美/草笛光子
観劇日 2013年10月13日(日曜日)午後1時開演
劇場 パルコ劇場 D列5番
料金 8500円
上演時間 3時間10分(15分の休憩)

 ロビーではパンフレット(1800円)やポスターが販売されていた。

 こんなにもお花に溢れたパルコ劇場ロビーを見るのは久しぶりだったような気がする。

 ネタバレありの感想は以下に。

 「ロスト・イン・ヨンカーズ」の公式Webサイトはこちら。

続きを読む "「ロスト・イン・ヨンカーズ」を見る"

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2013.10.13

「無休電車」 を見る

劇団鹿殺し充電前公演「無休電車」
作・出演 丸尾丸一郎
演出・出演 菜月チョビ
出演 オレノグラフィティ/山岸門人/橘輝/傳田うに
    円山チカ/坂本けこ美/山口加菜/鷺沼恵美子
    浅野康之/近藤茶/峰ゆとり/有田杏子
    越田岬/福田転球/岡田達也/美津乃あわ
音楽 入交星士×オレノグラフィティ
観劇日 2013年10月12日(土曜日)午後2時開演
劇場 青山円形劇場 Aブロック21番
料金 4900円
上演時間 2時間10分

 ロビーでは、Tシャツ等のグッズがたくさん販売されていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

 劇団鹿殺しの公式Webサイトはこちら。

続きを読む "「無休電車」 を見る"

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2013.10.12

「ア・ラ・カルト2 ~役者と音楽家のいるレストラン」 のチケットを予約する

「ア・ラ・カルト2 ~役者と音楽家のいるレストラン」
役者 高泉淳子/山本光洋/本多愛也/中山祐一朗
音楽家 中西俊博(vn)/クリス・シルバースタイン(b)/竹中俊二(g)/林正樹(p)
日替わりゲスト 池田鉄洋/篠井英介/春風亭昇太/ROLLY
2013年12月6日~12月26日 青山円形劇場
料金 6500円

 青山円形劇場の閉鎖が本決まりになったようで(いつの間に?!)、レストラン ア・ラ・カルトのクリスマスも今年で最後ということになったそうだ。
 残念。
 であれば、行かなくては。

 劇場の優先予約に申込み、チケットを確保した。

 来年、別の場所で新装開店されることを切に願っている。

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2013.10.09

「十二夜」 を見る

Dステ 14th「十二夜」
原作 ウィリアム・シェイクスピア
演出・上演台本 青木豪
出演 碓井将大/三上真史/池岡亮介/荒井敦史
    加治将樹/鈴木裕樹/陣内将/山田悠介
    近江陽一郎/山口賢貴/坪倉由幸(我が家)
    ミッキー・カーチス
観劇日 2013年10月8日(火曜日)午後7時開演
劇場 紀伊國屋ホール S列9番
料金 7000円
上演時間 2時間20分(アフタートークショー含む)

 紀伊國屋ホールのロビーが、グッズを買う人で溢れていて驚いた。
 驚きすぎて、何を売っていたのかチェックしそびれた。この公演のDVDの予約のテーブルが混雑していた、ように思う。

 ネタバレありの感想は以下に。

 「十二夜」 の公式Webサイトははこちら。

続きを読む "「十二夜」 を見る"

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2013.10.07

「一郎ちゃんがいく。」 の抽選予約に申し込む

「一郎ちゃんがいく。」
脚本・演出 わかぎゑふ
出演 升毅/三浦理恵子/近江谷太朗/粟根まこと(東京公演のみ)
    土屋裕一/平野良/岩崎大/谷山知宏
    升ノゾミ/加治将樹/広瀬諒人/月岡弘一/牧野舞
2014年1月22日~1月30日 青山円形劇場
料金 6500円

 「一郎ちゃんがいく。」、久しぶりである。見たい。
 抽選予約に申し込んだ。

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2013.10.06

510000アクセス達成!

 昨日(2013年10月5日)、どなたかが510000アクセス目を踏んでくださった。
 また、1ヶ月かからずに10000アクセスに達している。驚いた。

 開始 2005年1月8日
 10000アクセス 2005年5月17日
 50000アクセス 2006年7月23日
100000アクセス 2008年1月20日
150000アクセス 2009年3月10日
200000アクセス 2010年4月26日
250000アクセス 2011年2月6日
300000アクセス 2011年10月25日
350000アクセス 2012年6月12日
400000アクセス 2012年12月6日
450000アクセス 2013年4月28日

460000アクセス 2013年5月15日
470000アクセス 2013年6月8日
480000アクセス 2013年7月12日
490000アクセス 2013年8月10日
500000アクセス 2013年9月11日

510000アクセス 2013年10月5日

 このブログにお越しいただきましてありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いいたします。

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2013.10.05

「それからのブンとフン」を見る

こまつ座&ホリプロ公演 音楽劇「それからのブンとフン」
作 井上ひさし
演出 栗山民也
演奏 朴勝哲
出演 市村正親 /小池栄子/新妻聖子/山西惇
    久保酎吉/橋本じゅん/さとうこうじ/吉田メタル
    辰巳智秋/飯野めぐみ/保可南/あべこ / 他
観劇日 2013年10月5日(木曜日)午後0時開演
劇場 天王洲銀河劇場 1階F列34番
料金 9800円
上演時間 2時間40分(15分の休憩あり)

 ロビーではパンフレット等が販売されていた。
 ネタバレありの感想は以下に。

 ホリプロの公式Webサイト内、「それからのブンとフン」のページはこちら。

続きを読む "「それからのブンとフン」を見る"

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2013.10.03

「TRUE WEST ~本物の西部~」を見る

「TRUE WEST ~本物の西部~」
作 サム・シェパード 
演出 スコット・エリオット
出演:内野聖陽/音尾琢真/菅原大吉/吉村実子
観劇日 2013年10月3日(木曜日)午後2時開演
劇場 世田谷パブリックシアター 2階B列22番
料金 8500円
上演時間 2時間10分(15分の休憩あり)

 ロビーではパンフレット(1200円、だったと思う)等が販売されていた。
 終演後のバックステージツアーにも参加したので、そちらも合わせ、ネタバレありの感想は以下に。

 世田谷パブリックシアターの公式Webサイト内、「TRUE WEST ~本物の西部~」のページはこちら。

続きを読む "「TRUE WEST ~本物の西部~」を見る"

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2013.10.02

「十二夜」 のチケットを購入する

Dステ 14th「十二夜」
原作 ウィリアム・シェイクスピア
演出・上演台本 青木豪
出演 碓井将大/三上真史/池岡亮介/荒井敦史
    加治将樹/鈴木裕樹/陣内将/山田悠介
    近江陽一郎/山口賢貴/坪倉由幸(我が家)
    ミッキー・カーチス
2013年10月4日~10月13日 紀伊國屋ホール
料金 7000円

 見ようかどうか迷いつつチケットを取っていなかったのだけれど、彩の国とは違うオールメールシリーズを見るのも楽しそうだと思い直し、チケットを購入した。

 「十二夜」 の公式Webサイトははこちら。

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