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2017.12.30

2017年の5本を選ぶ

 2017年の観劇は12月16日の「髑髏城の七人 season月 下弦の月」で完走となった。
 今年見たお芝居は43本44公演だ。
 昨年より4公演4本減っている。実はもっと減っているような気がしていたので、自分でもちょっと驚いた。
 私、意外とちゃんと見ている。

 「2017年の5本」は、珍しく迷うことなく即決だった。

「ザ・空気」@東京芸術劇場 シアターイースト 2017.1.21
 永井愛の書く戯曲は、いつも正確に「時代の分岐点」を衝き、警鐘を鳴らしている。
 考えなくてはならないことを教えてくれる。
 そして、その芝居は常に「芝居」として成立し、上質だ。こんな凄いことは他にないと思う。

「陥没」@シアターコクーン 2017.2.5
 今年は随分とケラリーノ・サンドロヴィッチの芝居を見たような気がする。
 「ちょっと、まってください」と迷ったけれど、ケラさんらしさは「陥没」により色濃く出ていたと思う。
 分かりにくいことを分かりにくいままに提示することは、しんどいことだと思う。

「天の敵」@東京芸術劇場 シアターイースト 2017.6.3
 女優さん二人が退団してしまったのは寂しいけれど、やっぱり私にとってイキウメの舞台は鉄板だ。
 今年は、前川作品をイキウメではない場所で上演されることも多かった。
 来年は、劇団の新作を見たい。

「イヌの仇討ち」 @紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 2017.7.15
 井上ひさしが、吉良上野介の側から描いた「忠臣蔵」のその仇討ちの日である。
 面白くない訳がない。

「髑髏城の七人 season鳥」@IHIステージアラウンド東京 2017.8.13 2017.8.26
 今年は、客席が回る「IHIステージアラウンド東京」が開場し、こけら落とし公演として「髑髏城の七人」が花鳥風月の4パターン上演されている。
 髑髏城の七人は大好きだし、今のところすべてのパターンを見ている中で一番好きなのはseason鳥だ。
 2回見た。進化していた。

 今年前半に見た芝居に集中した理由は、自分でもよく判らない。
 4月に異動して本当にへとへとになったので、後半になるにつれ、こちらの感度が下がったのかも知れない。

 「2017年の5本」を選ぶとき、ほとんど即決だったけれど、敢えて挙げるとすると、以下の4本と迷った。

 「子午線の祀り」 」@世田谷パブリックシアター 2017.7.1
 「プライムたちの夜」@新国立劇場小劇場 2017.11.11
 「ちょっと、まってください」 @ 本多劇場 2017.11.25
 「欲望という名の電車」@ザ・スズナリ 2017.12.9

 来年もまた楽しいお芝居に出会えますように!

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2017.12.24

「隣の芝生も」のチケットを購入する

MONO「隣の芝生も」
作・演出 土田英生
出演 水沼健/奥村泰彦/尾方宣久/金替康博/土田英生
    石丸奈菜美/大村わたる/高橋明日香/立川 茜/渡辺啓太
2018年3月15日~3月21日 座・高円寺1
料金 4200円
 
 MONOの前作はかなり面白かった。今回も見たい。
 チケットを購入した。

 MONOの公式WEBサイトはこちら。

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2017.12.23

1090000アクセス達成!

 昨日(2017年12月22日)、どなたかが1090000アクセス目を踏んでくださった。
 今年は観劇本数がだいぶ減っているので、アクセス数も落ち着いている。
 これまでの経過は以下のとおりである。

 開始 2005年1月8日
 10000アクセス 2005年5月17日
 50000アクセス 2006年7月23日
100000アクセス 2008年1月20日
200000アクセス 2010年4月26日
300000アクセス 2011年10月25日
400000アクセス 2012年12月6日
500000アクセス 2013年9月11日
600000アクセス 2014年3月20日
700000アクセス 2014年9月29日
800000アクセス 2015年6月29日
900000アクセス 2016年3月29日
1000000アクセス 2017年2月17日

1010000アクセス 2017年3月21日
1020000アクセス 2017年4月30日
1030000アクセス 2017年5月31日
1040000アクセス 2017年7月4日
1050000アクセス 2017年8月4日

1060000アクセス 2017年9月4日
1070000アクセス 2017年10月10日
1080000アクセス 2017年11月13日
1090000アクセス 2017年12月22日

 こうして続けていられるのは、遊びに来て、読んでくださる方のおかげです。
 ありがとうございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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2017.12.16

「髑髏城の七人」 Season月 下弦の月を見る

劇団☆新感線「髑髏城の七人」 Season月 下弦の月
作 中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演  宮野真守/鈴木拡樹/廣瀬智紀/木村了
    松岡広大/中村まこと/羽野晶紀/千葉哲也 ほか
観劇日 2017年12月16日(土曜日)午後0時30分開演
劇場 IHIステージアラウンド東京
料金 13000円
上演時間 3時間50分(20分の休憩あり)
 
 花鳥風月の4シーズンの「髑髏城の七人」のうち、4シーズン目の「月」の「下弦の月」を見た。
 今回、初めて空席を見たような気がする。当日券も販売されていたようだ。

 ロビーではパンフレット(3000円)を始めとして、たくさんのグッズが販売されていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

 「髑髏城の七人」 Season月の公式Webサイトはこちら。

続きを読む "「髑髏城の七人」 Season月 下弦の月を見る"

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2017.12.10

「欲望という名の電車」 を見る

「欲望という名の電車」
作 テネシー・ウィリアムズ
翻訳 小田島恒志
演出 フィリップ・ブリーン
美術 マックス・ジョーンズ
出演 大竹しのぶ/北村一輝/鈴木杏/藤岡正明
    少路勇介/粟野史浩/明星真由美/上原奈美
    深見由真/石賀和輝/真那胡敬二/西尾まり
観劇日 2017年12月9日(土曜日)午後1時30分開演
劇場 シアターコクーン
料金  10500円
上演時間 3時間17分(20分の休憩あり)

 3時間17分という上演時間は、劇場ロビーに張り出してあったのを尊重した。実際はもう少しだけ短かったと思う。
 この妙に刻んだ上演(予定)時間に何か意味があるのかは、よく判らなかった。

 ロビーではパンフレット等が販売されていたけれどチェックしそびれてしまった。

 ネタバレありの感想は以下に。

 BUNKAMURAの公式Webサイト内「欲望という名の電車」のページはこちら。

続きを読む "「欲望という名の電車」 を見る"

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2017.12.09

「ヒッキー・ソトニデテミターノ」のチケットを購入する

ハイバイ「ヒッキー・ソトニデテミターノ」
作・演出 岩井秀人
出演 岩井秀人/平原テツ/田村健太郎
    チャン・リーメイ/能島瑞穂/高橋周平
    藤谷理子/猪股俊明/古舘寛治
2018年2月9日~2月22日 東京芸術劇場シアターイースト
料金 4000円
 
 来年の1月2月は見たいお芝居が目白押しで困ってしまう。
 でも、ハイバイも見たい。
 チケットを購入した。

 ハイバイの公式WEBサイトはこちら。

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2017.12.04

「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」の抽選予約に申し込む

「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」
作 中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演者 天海祐希/福士誠治/竜星涼/清水くるみ
    三宅弘城/山本亨/梶原善/古田新太 他
2018年3月17日~5月31日 IHIステージアラウンド東京
料金 S席 13000円 サイド席 12500円
 
 目指せ! コンプリート!
 抽選予約に申し込んだ。

 「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」の公式WEBサイトはこちら。

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2017.12.03

「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に行く

 2017年12月、東京都美術館で2018年1月8日まで開催されているゴッホ展 巡りゆく日本の夢に行って来た。
 西洋美術館で開催されている「北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」と、科学博物館で開催されている「アンデス文明展」とどれに行こうか決めずに出掛け、西洋美術館のチケット売場に行列ができていたのでそのまま東京都美術館まで行った。
 ゴッホ展のチケット売場も行列ができていたけれど、建物の中で待てるところが有り難い。
 入口には「大変混雑しています」の貼り紙があったけれど、少し待てば絵と1対1で向き合えるくらいの混雑具合だった。

 今回の「ゴッホ展」は、主に日本の浮世絵との対比で展示がされている。
 世界を巡って最後にはゴッホ美術館でも同じテーマで開催されるそうだ。何だか不思議な感じがする。

 一番最初に展示されていたのは、ゴッホの自画像だった。
 自画像は、日本云々ということではなく、この美術展における「自己紹介」のような感じだと思う。
 この自画像が不思議で、恐らくは照明の具合だと思うのだけれど、1点だけ、右目に光が入っているように見える立ち位置があって、それが面白かった。
 あれ? と思って左右に少しずつずれて立って見ると、その光は消えてしまったから、やはり多分、照明によるのだと思う。
 展示としては失敗なのかも知れないけれど、ちょっと楽しい気分になった。

 そして、いきなり、このゴッホ展のちらしにも描かれている「花魁 淫齋英泉による」の登場である。
 淫齋英泉の名前は、少し前にNHKで放映されたドラマ「眩」でもその原作小説でも目にしていたので、何だか勝手に親しみを感じる。
 淫齋英泉が描いた花魁と、ゴッホが描いた花魁とは、ぱっと見たときの印象が大分違う。
 ゴッホが描いた花魁は、背景がまず色鮮やかで描き込まれているけれど、淫齋英泉の絵には背景はほぼない。
 そして、振り返る向きが違う。

 何故、花魁を振り向かせる向きを逆にしたんだろう、というのが最初に感じた疑問だった。
 本当にこの浮世絵をモデルにしたのかしらまで思ったけれど、向き意外のポーズの取り方や、花魁が来ている着物の柄などは同じだ。
 もっとも、浮世絵の花魁の着物にはきっぱりと「竜」と判る柄が描かれているけれど、ゴッホの花魁の着物はあまり竜っぽく見えない。竜だというよりも、着物の柄だと捉えられていたんじゃないかしらという感じがした。
 いずれにしても、こういう直接にモデルとなった絵と見比べられるのは楽しい。
 一番、判りやすい例である。

 これが、植物をズームアップして描いたとか、そういう話になってくると「ほんっとうに、それが浮世絵の影響だったの?」と単純な私は疑わしく思えてしまう。
 地平線や水平線を高い位置に置いて描くこととか、平面に捉えて陰影を付けないこととか、手前に大きな木や枝を描いて遠近を強調することとか、それらは本当にゴッホが「浮世絵から」影響を受けて始めたことなのかしらと疑い深くじーっと見てしまう。
 何だかこじつけくさいなぁと思いつつ、でも、「ちょっとやってみよう」と思い立って描いてみた、ということもあっていいよなと思う。ゴッホ自身が浮世絵を400枚も所蔵していたというから、たまに出してきて眺めたり、部屋の壁に飾ったりしたこともあっただろう。

 連作という描き方も浮世絵の影響だという解説がされていた。
 富嶽三十六景とか、役者絵のシリーズとか、確かに浮世絵は同じテーマでいくつも作品が描かれていることが多い。
 ゴッホが、オリーブの木の林などの絵を、角度等々を変えて描いたのはその延長ではないかといった説明のされ方をしていた。

 ゴッホ自身が手紙などで書いているとはいえ、「アルル=日本=桃源郷」みたいな解釈もちょっと眉唾だよなぁと勝手に思ってしまう。
 風景として似ていないじゃないかと思う。
 もっとも、「こういうモノを描くこともありなんだ」とか、そういう自由度みたいな枷を外すような役割を遠い異国の絵がもたらしたということはありそうな気もする。
 ゴッホが持っていた「日本」のイメージは、多分、当時の日本とだいぶ違う訳だけれど、それは現代だって同じだ。

 いわゆる「ゴッホらしい」有名な作品というのは、実は来ていない。
 例えば「ひまわり」とか、「アイリス」とか、「画面全部が黄色!」「画面全部が青!」みたいな作品群ではなく、もうちょっと穏やかな画風の絵が多い、ような気がする。
 それは「日本の影響」という切り口から選んだ結果なんだろうか。
 中では「寝室」と題された、アルルでゴッホ自身が暮らした部屋を描いた絵が「ゴッホ!」と私のようなモノ知らずでもすぐに特定できる絵だったと思う。
 やはりそこでも「陰影がない」ことが強調されていたと思う。

 「水夫と恋人」という絵は、実際は橋のかかった川沿いの道を二人が歩いている、という大きな絵(そのスケッチと色指定の紙が残っている)の、その「水夫と恋人」の二人がいる部分だけを切り取って残されている、という不思議な来歴の絵である。
 不思議な来歴の絵というよりは、どうして大きな風景画の一部、人間が二人描かれている部分だけ、切り取って今に残されているのか、その経緯は不明だそうだ。
 この「一部だけ」を見ても、原色が大胆に配された絵だったんだろうなということが判る。
 その絵全体を復元するという試みが今行われているそうだ。
 面白い試みだと思うし、復元途中の絵が展示されていてそれも興味深かったけれど、でも、復元はしなくていいんじゃないかなぁとも思った。

 正直に言って、遠近法とか、陰影とか、よく判らない。
 この絵が平面的に描かれているのかどうか、よーく考えると何を持って判断すればいいのか自分が判っていないことが判る。
 それで「そうかなぁ?」としげしてと見てしまうことが多かった。

 このゴッホ展では、ゴッホの死後に日本の画家たちが、ゴッホの最期のときまで世話をしていたガシェというお医者さんの家に行ったり(そこで残された芳名帳が今回展示されている)、テオのお墓と並べられたゴッホのお墓にお参りしたりしていたそうだ。
 ガシェの家を訪ねた折の映像が残されていたりして、考えたらゴッホが活躍していたのは19世紀も終わり頃なんだよなと改めて思ったりした。

 ゴッホの絵と浮世絵、並べて展示されていて、それを見比べるのも楽しい。
 そして、混雑している割に、意外とゴッホの絵と向き合える。
 ガラスに入っていない絵がいくつもあるのも嬉しい。(そのためか、会場の温度は21度に設定されていて、ちょっと涼しく感じる。)

 たっぷり1時間半、たっぷりのゴッホの絵を楽しんだ。

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2017.12.02

「岸 リトラル」の抽選予約に申し込む

「岸 リトラル」
作 ワジディ・ムワワド
翻訳 藤井慎太郎
演出 上村聡史
出演 岡本健一/亀田佳明/栗田桃子/小柳友
    鈴木勝大/佐川和正/大谷亮介/中嶋朋子
2018年2月20日~3月11日 シアタートラム
料金 6800円
 
 サイトに書かれたストーリーを読んでみたら、ちょっと面白そうだ。
 抽選予約に申し込んだ。

 世田谷パブリックシアターの公式WEBサイト内、「岸 リトラル」 のページはこちら。

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