「ファイナルファンタジーと天野喜孝の世界展」に行く
2018年8月、池袋のサンシャインシティで2018年9月2日まで開催されているファイナルファンタジーと天野喜孝の世界展に行って来た。
池袋でお姉様方とランチをした後で「さてどうしましょう」という話をしていたら「天野喜孝の展覧会がやっているから行きたい」というお話が出てきて、早速、サンシャインシティに向かった。
「天野喜孝展」と言われ、私の中には田中芳樹のアルスラーン戦記やマヴァール年代記(いずれも角川文庫版)の挿絵の方ね、というイメージしかなかったのだけれど、行ってみたら、FFの世界がメインだった。
ファイナルファンタジーというか、ファミコンに始まるゲーム機の世界にハマったことのない私は、FFと言われても名前は知っているものの、どんなゲームなのかさえ知らないし、登場するキャラクターも知らない。
そもそも、天野喜孝とファイナルファンタジーの関係も判らないよと思っていたら、イメージキャラやパッケージのデザインを担当されていた。
写真撮影が全面的にOKという珍しい展覧会で、スマホで撮りまくっているひとが多かった。
とはいっても、額のガラスが反射してしまい、上手く撮るのは難しい。
思い切って近寄って、アクリル絵の具の筆のタッチにポイントを絞って撮るのが正解かも知れない。
会場の最後に、フォトスポットがあった。こちらは額がないので、反射がない。かなり大きなイラストなので、横に立って(顔よりも人が小さいくらい)写真撮影をすることも可能である。
それはともかく、まず楽しかったのは、天野喜孝のキャリアの最初である(らしい)、ガッチャマンやみなしごハッチ、ヤッターマンのイラスト原画やパネルが展示されていたことだ。
ガッチャマンなどなどを担当されていたとは知らなかった。
そして、15歳のときからこの世界に入ったのだそうだ。驚きである。
ここだけは「懐かしい」と言える自分が嬉しいのと同時に、時の流れから置いて行かれているよなぁと思う。
あとは、ほぼファイナルファンタジーの世界だ。
ティナというキャラが一押しされているらしい、という印象だったけれど、それは私が何となく気に入ったから目に付いたというだけかも知れない。
景色というか、背景っぽい感じのイラストも何点かあって、その中で「砂漠の城」と題されたイメージ画があって、そのイラストがちょっと欲しかった。
イメージ映像が動くお部屋などもあり、そこでは若干、寄ったような心持ちになった。
何だかんだ、ファイナルファンタジーを全く知らない私でも意外と堪能し楽しめた。
ファイナルファンタジーの世界を少しでも知っていればもっと楽しめると思うし、どっぷりとハマっている方だったらさらに楽しめると思う。
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