« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »

2018.10.28

「フェルメール展」に行く

ェルメール展 2018年10月、上野の森美術館で2019年2月3日まで開催されているフェルメール展に行って来た。
 ここしばらくフェルメールの絵が日本に来ていないなぁと思っていたら、一気に10作品である。

 途中で1作品の入替(「赤い帽子の娘」が12月20日まで、「取り持ち女」が1月9日から)が予定されており、また、大阪にしか来ない作品(「恋文」)もあるので、今回見られたのは8作品である。
 それにしても破格だ。

 大混雑が予想されたからだと思うけれど、今回の上野の森美術館でのフェルメール展は運営に色々と工夫がされていた。
 判りやすいところで、時間指定チケットの導入、絵画作品の隣に説明板を置くことはせずに全員に冊子を配付、希望者全員に無料の音声ガイド貸し出しなどである。

 当日券はないのかなぁと思っていたら、販売されていた。ただ、私が行った時点ではすぐに入れるチケットは売り切れていて、少し後の時間を指定したチケットしかない模様だった。
 また、時間指定チケットで指定されている時間は90分間で、その間だったらいつ入ってもOKである。見ていた感じでは、指定された時間の早いうち30分ほどの間だと待ち時間20分、30分を過ぎた頃から待ち時間が減り始め、1時間後だとほとんど待たずに入場可能という辺りのようだった。
 私は13時からのチケットを持っていて、13時45分に行ったら10分待ちの表示だったけれど、もう少し早く入れたと思う。

 入場して驚いたのは、その人の多さである。
 時間指定チケットなのに!そして、入ってすぐのお部屋にはフェルメールはいないのに、絵の周りを三重四重となって人が連なっている。
 まともに見ていったらフェルメールにたどり着く頃には私の体力は尽きていると思い、聖ルカ組合の会員たちを描いた絵と、「手紙を書く男」と「手紙を読む女」がセットになっている絵だけ見て(画家の名前もチェックしていない体たらくで申し訳ない限りだ)、フェルメール・ルームに直行した。

 フェルメールの絵だけ8点を集めた部屋がある。
 実は、こういう展示は珍しいような気がする。そして、確かにフェルメール自身だって、自分の絵だけが飾られた部屋というのは見たことがなかっただろうなと思う。
 壁の色は紺である。フェルメールの絵のように、白い壁に飾ってある方が当時の絵の飾り方に近いんじゃないかしらと思う。実際に画家たちだって、白い壁に飾られるものと思って絵を描いたのではなかろうか。

 横長の部屋の短辺の向かい合う壁に入って右側は「マルタとマリアの家のキリスト」があり、左側には「牛乳を注ぐ女」がある。
 入口側の壁には絵は飾られておらず、入った正面に向かって右(「マルタとマリアの家のキリスト」に近い方から)、「ワイングラス」「リュートを調弦する女」「真珠の首飾りの女」「手紙を書く女」「手紙を書く婦人と召使い」「赤い帽子の娘」の順に並んでいる。

 贅沢だなぁと思いつつ、このフェルメールの部屋で1時間ばかりうろうろした。
 最初は、「マルタとマリアの家のキリスト」から順番に最前列でじりじりと進みながら見る。
 これが実は意外とライトが反射して見にくかったりする。
 そして、気のせいか、絵に向かって右側から見るよりも、左側から見た方が落ち着いて見えるように感じられた。理由はよく分からない。

 その後は、人垣の後ろからもう一度順番に見て行った。
 今回のフェルメール展では、通常よりも高い位置に絵が展示されているそうだ。人垣ができることを想定してのことらしい。
 実際、私は身長が高いこともあって、少しじっとしていると絵の全体が人の頭などなどに隠れずに見える時間が割とすぐにやってくる感じだった。

 やはり「牛乳を注ぐ女」は別格という感じだった。
 鮮やかさが違う。

 フェルメール・ルームでフェルメールを1時間余り堪能し、満足してフェルメール・ルームを後にした。 
 あと2作品を見に大阪にも行きたいものだと思っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.10.26

「ヘンリー五世」の抽選予約に申し込む

「ヘンリー五世」
作 W. シェイクスピア
翻訳  松岡和子
演出  吉田鋼太郎
出演 松坂桃李/吉田鋼太郎/溝端淳平/横田栄司
    中河内雅貴/河内大和/間宮啓行/廣田高志
    原慎一郎/出光秀一郎/坪内守/松本こうせい
    長谷川志/鈴木彰紀/竪山隼太/堀源起
    續木淳平/髙橋英希/橋本好弘/大河原啓介、
    岩倉弘樹/谷畑聡/齋藤慎平/杉本政志
    山田隼平/松尾竜兵/橋倉靖彦/河村岳司
    沢海陽子/悠木つかさ/宮崎夢子
2019年2月8日~2月24日 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
料金 S席 9500円 A席 7500円 B席 5500円

 もの凄く正直に言うと、ヘンリー五世という舞台は本当にただひたすらヘンリー五世の格好良さを前面に押し出して彼が成功まで一直線に進む物語という印象が強くて、そんなに面白くないよね、と思っている。
 しかし、違うかも知れない。

 抽選予約に申し込んだ。

 彩の国さいたま芸術劇場の公式Webサイト内、「ヘンリー五世」のページはこちら。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018.10.21

「メタルマクベス disk 2」を見る

「メタルマクベス disk 2」
作 宮藤官九郎
演出 いのうえひでのり
音楽 岡崎司
振付&ステージング 川崎悦子
出演 尾上松也/大原櫻子/原嘉孝
    浅利陽介/高田聖子/河野まさと
    村木よし子/岡本健一/木場勝己 ほか
観劇日 2018年10月20日(土曜日)午後0時30分開演
劇場 IHIステージアラウンド東京
上演時間 4時間5分(20分の休憩あり)
料金 13500円
 
 ロビーではパンフレットほか、様々なグッズが販売されていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

 「メタルマクベス disk 2」の公式Webサイトはこちら。

続きを読む "「メタルマクベス disk 2」を見る"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.10.14

「ゲゲゲの先生へ」を見る

「ゲゲゲの先生へ」
原案 水木しげる
脚本・演出 前川知大
出演 佐々木蔵之介/松雪泰子/水田航生/水上京香
    手塚とおる/池谷のぶえ/浜田信也/盛隆二
     森下創/大窪人衛/ 白石加代子
観劇日 2018年10月13日(土曜日)午後1時開演
劇場 東京芸術劇場プレイハウス
上演時間 2時間
料金 8000円
 
 ロビーではパンフレット(1300円、だったと思う)に行列が出来ていた。

 ネタバレありの感想は以下に。

 東京芸術劇場の公式Webサイト内、「ゲゲゲの先生へ」のページはこちら。

続きを読む "「ゲゲゲの先生へ」を見る"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2018.10.13

「ア・ラ・カルト」の抽選予約に申し込む

移動レストラン「ア・ラ・カルト」
演出 吉澤耕一 
台本 高泉淳子 
音楽監督 中西俊博
出演 高泉淳子/山本光洋/中山祐一朗/采澤靖起 
音楽家 中西俊博(vl)/竹中俊二(g)
    パトリック・ヌジェ(acc)
    ブレント・ナッシー(b)
日替わりゲスト 尾上菊之丞/篠井英介/春風亭昇太/高橋源一郎
    舘形比呂一/レ・ロマネスク TOBI/ROLLY 
2018年12月14日~12月26日 東京芸術劇場シアターイースト
料金 7500円

 昨年の横浜には行っていないので2年ぶりのア・ラ・カルトになるし、ぜひ見たい。

 抽選予約に申し込んだ。

 移動レストラン「ア・ラ・カルト」の公式Webサイトはこちら。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018.10.10

1170000アクセス達成!

 昨日、どなたかが1170000アクセス目を踏んでくださった。
 これまでの経過は以下のとおりである。

 開始 2005年1月8日
 10000アクセス 2005年5月17日
 50000アクセス 2006年7月23日
100000アクセス 2008年1月20日
200000アクセス 2010年4月26日
300000アクセス 2011年10月25日
400000アクセス 2012年12月6日
500000アクセス 2013年9月11日
600000アクセス 2014年3月20日
700000アクセス 2014年9月29日
800000アクセス 2015年6月29日
900000アクセス 2016年3月29日
1000000アクセス 2017年2月17日
1100000アクセス 2018年1月28日

1110000アクセス 2018年3月7日
1120000アクセス 2018年4月19日
1130000アクセス 2018年5月22日
1140000アクセス 2018年6月20日
1150000アクセス 2018年7月26日

1160000アクセス 2018年9月3日
1170000アクセス 2018年10月9日

 相変わらず観劇ペースが落ちているのにこうして続けていられるのは、遊びに来て、読んでくださる方のおかげです。
 ありがとうございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018.10.09

「プラトーノフ」の抽選予約に申し込む

「プラトーノフ」
作 アントン・チェーホフ
翻訳 目黒条
演出 森新太郎
出演 藤原竜也/高岡早紀/比嘉愛未/前田亜紀
    中別府葵/近藤公園/尾関陸/小林正寛
    佐藤誓/石田圭祐/浅利陽介/神保悟志
    西岡徳馬 ほか
2019年2月1日~2月17日 東京芸術劇場プレイハウス
料金 S席 9800円 サイドシート 7000円

 タイムテーブル的に何だかとても長そうである。
 しかし、チェーホフの処女作と聞いたら一度は見てみたい。

 抽選予約に申し込んだ。

 ホリプロの公式Webサイト内、「プラトーノフ」のページはこちら。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018.10.07

「母と暮せば」を見る

こまつ座「母と暮せば」
原案・原作 井上ひさし
作 畑澤聖悟
演出 栗山民也
出演 富田靖子/松下洸平
観劇日 2018年10月6日(土曜日)午後2時開演
劇場 紀伊國屋ホール
上演時間 1時間25分
 
 映画は見ていないので、映画との違いを逆に意識して見てしまったかも知れない。
 終演後、劇作家の畑澤聖悟さんとこまつ座主宰の井上麻矢さんのアフタートークがあった。

 ネタバレありの感想は以下に。

 こまつ座の公式Webサイトはこちら。

続きを読む "「母と暮せば」を見る"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2018.10.01

「スカイライト」のチケットを予約する

新国立劇場演劇「スカイライト」
作 デイヴィッド・ヘア
翻訳 浦辺千鶴
演出 小川絵梨子
出演 蒼井優/葉山奨之/浅野雅博
2018年12月1日~12月24日 新国立劇場小劇場
料金 A席 6480円 B席 3240円
 
 これはなかなか見てみたい三人芝居である。
 チケットを購入した。

 新国立劇場の公式Webサイト内、「スカイライト」のページはこちら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »