2018年の5本を選ぶ
2018年の観劇は12月22日の「ア・ラ・カルト」で完走となった。
今年見たお芝居は45本だ。意外と多かったなという感想だ。昨年より、2公演1本増えた。(昨年は1公演で2回見たお芝居が1本あった。)
今年は、チケットを取ったのに観に行くことができなかった芝居が数本ある。来年は、確実に観に行くようにしたいと思う。
そういう意味も込め、2019年は年50本ペースに戻したい。
「2018年の5本」は、それほど迷うことなく「王道」な5本となった。
昨年の5本と似た感じになって、自分でも驚いた。というか、己の冒険心のなさに「何だかなぁ」という気持ちになった。
しかし、王道には王道たる理由と、王道なればこその良さがある。
「TERROR テロ」@紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 2018.1.27
緊迫感溢れる法廷もののお芝居だった。判決は、観客の投票によって決まる。
多分、どちらの判決が出ても衝撃的だったのだろうなと思う。私が観たときは「無罪」判決が出て、これは「有罪」判決の芝居も観てみたいと思った。
原作も読んでみたいと思い購入したけれど、まだ読み始めることもできていないのが情けない。
「百年の秘密」@本多劇場 2018.4.8
KERAさんのお芝居を「面白い」と思えるようになったなんて、私も成長したのだなぁと思う。
もっとも、この「百年の秘密」は、多分、比較的「分かりやすい」お芝居だったと思う。でも、何が「分かりやすかった」のかは説明できない。やっぱり分かりにくいのか。
女二人の百年を超える物語である。
「図書館的人生 Vol.4 襲ってくるもの」@東京芸術劇場 シアターイースト 2018.5.26
今年もやはりイキウメの舞台は鉄板だ。しかも、久々の劇団の新作である。
客演の俳優さんたちを活かした、一見クールに見せてヒリヒリする物語を見せてもらった。
「父と暮らせば」@俳優座劇場 2018.6.16
井上ひさし作のお芝居は、今年も「シャンハイ・ムーン」「たいこどんどん」、この「父と暮らせば」、「夢の裂け目」「母と暮らせば」(正確には井上ひさし「作」ではないけれども)5本観ている。
その中で、やはり「父と暮らせば」を選びたい。
山崎一と伊勢佳世の父娘が、これまでの父娘とはちょっと違う空気感を醸し出していた。
「メタルマクベス disk3」@IHIステージアラウンド東京 2018.12.1
客席が回る「IHIステージアラウンド東京」が開場して2年目、これまで上演された公演はコンプリートしている。
3本とも観た「メタルマクベス」の中で、このdisk3がやはり頭一つ抜けて印象に残っている。
「髑髏城の七人」からこちら、映像的にも客席の動き的にも音響的にも進化し続けている、のかも知れない。
「2018年の5本」を選ぶとき、ほとんど即決だったけれど、敢えて挙げるとすると、以下の3本と迷った。
「隣の芝生も」 」@座・高円寺1 2018.3.17
「赤道の下のマクベス」@新国立劇場小劇場 2018.3.21
「修道女たち」@本多劇場 2018.11.3
来年もまた楽しいお芝居に出会えますように!
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