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2018.12.30

2018年の5本を選ぶ

 2018年の観劇は12月22日の「ア・ラ・カルト」で完走となった。
 今年見たお芝居は45本だ。意外と多かったなという感想だ。昨年より、2公演1本増えた。(昨年は1公演で2回見たお芝居が1本あった。)
 今年は、チケットを取ったのに観に行くことができなかった芝居が数本ある。来年は、確実に観に行くようにしたいと思う。
 そういう意味も込め、2019年は年50本ペースに戻したい。

 「2018年の5本」は、それほど迷うことなく「王道」な5本となった。
 昨年の5本と似た感じになって、自分でも驚いた。というか、己の冒険心のなさに「何だかなぁ」という気持ちになった。

 しかし、王道には王道たる理由と、王道なればこその良さがある。

「TERROR テロ」@紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 2018.1.27
 緊迫感溢れる法廷もののお芝居だった。判決は、観客の投票によって決まる。
 多分、どちらの判決が出ても衝撃的だったのだろうなと思う。私が観たときは「無罪」判決が出て、これは「有罪」判決の芝居も観てみたいと思った。
 原作も読んでみたいと思い購入したけれど、まだ読み始めることもできていないのが情けない。

「百年の秘密」@本多劇場 2018.4.8
 KERAさんのお芝居を「面白い」と思えるようになったなんて、私も成長したのだなぁと思う。
 もっとも、この「百年の秘密」は、多分、比較的「分かりやすい」お芝居だったと思う。でも、何が「分かりやすかった」のかは説明できない。やっぱり分かりにくいのか。
 女二人の百年を超える物語である。

「図書館的人生 Vol.4 襲ってくるもの」@東京芸術劇場 シアターイースト 2018.5.26
 今年もやはりイキウメの舞台は鉄板だ。しかも、久々の劇団の新作である。
 客演の俳優さんたちを活かした、一見クールに見せてヒリヒリする物語を見せてもらった。

「父と暮らせば」@俳優座劇場 2018.6.16
 井上ひさし作のお芝居は、今年も「シャンハイ・ムーン」「たいこどんどん」、この「父と暮らせば」、「夢の裂け目」「母と暮らせば」(正確には井上ひさし「作」ではないけれども)5本観ている。
 その中で、やはり「父と暮らせば」を選びたい。
 山崎一と伊勢佳世の父娘が、これまでの父娘とはちょっと違う空気感を醸し出していた。

「メタルマクベス disk3」@IHIステージアラウンド東京 2018.12.1
 客席が回る「IHIステージアラウンド東京」が開場して2年目、これまで上演された公演はコンプリートしている。
 3本とも観た「メタルマクベス」の中で、このdisk3がやはり頭一つ抜けて印象に残っている。
 「髑髏城の七人」からこちら、映像的にも客席の動き的にも音響的にも進化し続けている、のかも知れない。

 「2018年の5本」を選ぶとき、ほとんど即決だったけれど、敢えて挙げるとすると、以下の3本と迷った。

 「隣の芝生も」 」@座・高円寺1 2018.3.17
 「赤道の下のマクベス」@新国立劇場小劇場 2018.3.21
 「修道女たち」@本多劇場 2018.11.3

 来年もまた楽しいお芝居に出会えますように!

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2018.12.24

「怪獣たちの宴」の抽選予約に申し込む

コント集団カジャラ 第4回公演「怪獣たちの宴」
作・演出 小林賢太郎
出演 なだぎ武/竹井亮介/小林健一
    加藤啓/辻本耕志/小林賢太郎
2019年4月2日~4月14日 世田谷パブリックシアター
料金 7500円
 
 生で小林賢太郎を見てみたい。
 抽選予約に申し込んだ。

 小林賢太郎の公式Webサイト内、「怪獣たちの宴」のページはこちら。

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2018.12.23

「はなにら」のチケットを予約する

MONO「はなにら」
作・演出 土田英生
出演 水沼健/奥村泰彦/尾方宣久
    金替康博/土田英生/石丸奈菜美
    高橋明日香/立川茜/渡辺啓太
2019年3月2日~3月10日 吉祥寺シアター
料金 4200円
 
 MONOに若者が加わって、ちょっとテイストも変わった気がする。
 チケットを予約した。

 MONOの公式Webサイトはこちら。

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2018.12.22

「ア・ラ・カルト」を見る

移動レストラン「ア・ラ・カルト」
演出 吉澤耕一 
台本 高泉淳子 
音楽監督 中西俊博
出演 高泉淳子/山本光洋/中山祐一朗/采澤靖起 
音楽家 中西俊博(vl)/竹中俊二(g)
    パトリック・ヌジェ(acc)
    ブレント・ナッシー(b)
ゲスト 尾上菊之丞
観劇日 2018年12月22日(土曜日)午後2時開演
劇場 東京芸術劇場シアターイースト
上演時間 3時間(15分の休憩あり)
料金 7500円

 ロビーでは、30周年記念パンフレットや、高泉淳子のCD(大吟醸のお酒つき)などなどが販売されていた。
 休憩時間のワイン販売ももちろんある。

 ネタバレありの感想は以下に。

 移動レストラン「ア・ラ・カルト」の公式Webサイトはこちら。

続きを読む "「ア・ラ・カルト」を見る"

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2018.12.20

「クラッシャー女中」の抽選予約に申し込む

M&Oplaysプロデュース「クラッシャー女中」
作・演出 根本宗子
出演 麻生久美子/中村倫也/趣里/佐藤真弓
    根本宗子/田村健太郎/西田尚美
2019年3月22日~4月14日 本多劇場
料金 7000円
 
 ちょっと面白そうである。
 抽選予約に申し込んだ。

 M&Oplaysプロデュース内、「クラッシャー女中」の特設Webサイトはこちら。

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2018.12.19

東京都交響楽団 第869回定期演奏会

東京都交響楽団 第869回定期演奏会
指揮 アラン・ギルバート
チェロ ターニャ・テツラフ
ヴィオラ 鈴木学
曲目 R.シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》op.35
    ビゼー:『カルメン』組曲より
    (アラン・ギルバート・セレクション)
     前奏曲(闘牛士)/第1幕への序奏
     アラゴネーズ/間奏曲/ハバネラ/闘牛士の歌
     密輸入者の行進/ジプシーの踊り
    リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34
公演日 2018年12月18日(火曜日)午後2時開演
場所 東京芸術劇場コンサートホール
公演時間 1時間50分(20分の休憩あり)

 コンサートを聴きに行ったのは本当に久しぶりだったらしい。
 実はあまり音楽を聴くことがないので、知っている曲も少ない。
 今回の曲目でいうと、カルメン組曲は知っていたけれど、あとの2曲はどちらも多分初めて聴いた曲だったと思う。
 やっぱり知っている曲の方が楽しく聴けるけれど、演奏しているオーケストラとしてはやはりポピュラーな曲しか演奏しない(できない)というのは喜ばしいことではないんだろうなという気がした。

 交響詩 ドン・キホーテは、チェロとヴィオラのソリストがいて、その掛け合いが楽しい。
 しかしながら、ドン・キホーテというタイトルは知っているけれど、読んだこともなければ大まかなストーリーも知らないので、実は「ここがあのシーンを表しているんだな」というような感想も浮かばないのがかなり残念である。
 ドン・キホーテといえば風車につり上げられるシーンが思い浮かぶけれど、曲を聴いているときはうっかり忘れていた。曲目解説を読んだら、やはりこのシーンをイメージした箇所があったみたいで、ちゃんと意識して聴きたかった! と思う。
 今回のスパニッシュ・プログラムの中では、多分、一番スペインっぽくない曲調だったんじゃないかと思う。

 カルメンは、とにかく指揮のアラン・ギルバートが楽しそうに振っていたのが楽しかった。
 とにかく楽しそうに振っていて、釣られるようにしてオーケストラも楽しそうに演奏していたような気がする。指揮者もオーケストラも、うっかりスイングしちゃいそうな感じすらあった。
 そして、聴いている私としても、唯一「知っている!」お馴染みのフレーズがこれでもかと続いた時間で、やっぱりこっちの方が楽しい! と思う。
 恐らくは、組曲の中でも特にポピュラリティのある曲を選んでいたのだと思う。
 終演後、ついつい口ずさんでしまったくらいだ。

 最後のスペイン奇想曲も、それなら印象が薄かったのかというとそんなことはない。
 こちらもスペイン風の舞曲・民謡・舞曲・民謡・舞曲という構成になっていて、初めて聴いたのに不思議と懐かしい、近しい感じがした。
 私が「スペインっぽい」と思うのは、「哀愁漂う」曲調のときらしい。
 この曲が楽しいのは、1曲目と3曲目の舞曲が同じ曲で、でも3曲目の方が半音高くなっていて、演奏する楽器の構成も異なっているというところだと思う。
 私の耳では「1曲目と3曲目では半音違う」ということは判らないけれど、何となく3曲目の方が明るく軽い感じがした。
 5曲目の舞曲が盛り上がり切って終わるのもいい感じである。

 特に2曲目と3曲目のときに感じたのだけれど、アラン・ギルバートさんという指揮者は、演奏の始めにためというものがほとんどない。
 スタスタと現れ、指揮台に立って客席に一礼し、振り向いてすぐタクトを振り始める、くらいのためのなさだ。
 何となく、コンマスと目を合わせ、最初の一音を出す楽器奏者と目を合わせ、息を合わせて始めるという感じだと思っていたので、その素早い始まりに「おぉ!」と思った。

 音楽もオーケストラもいいなぁと思った。

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2018.12.16

「ロミオとジュリエット」を見る

M&Oplaysプロデュース 「ロミオとジュリエット」
作 W・シェイクスピア
翻訳 松岡和子
演出 宮藤官九郎
出演 三宅弘城/森川葵/勝地涼/皆川猿時
    小柳友/阿部力/今野浩喜/よーかいくん
    篠原悠伸/安藤玉恵/池津祥子
    大堀こういち/田口トモロヲ
観劇日 2018年12月15日(土曜日)午後7時開演
劇場 本多劇場
上演時間 2時間20分
料金 7500円

 ロビーではパンフレット等が販売されていた。
 ネタバレありの感想は以下に。

 M&Oplaysの公式Webサイトはこちら。

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2018.12.09

「民衆の敵」を見る

「民衆の敵」
作 ヘンリック・イプセン
翻訳 広田敦郎
演出 ジョナサン・マンビィ
出演 堤真一/安蘭けい/谷原章介
    大西礼芳/赤楚衛二/外山誠二
    大鷹明良/木場勝己/段田安則
観劇日 2018年12月8日(土曜日)午後0時30分開演
劇場 シアターコクーン
上演時間 2時間15分
料金 10500円
 
 シアターガイドのホームページの更新が終了してしまったため(運営会社が経営不振のため業務停止となったためだそうだ)、上演時間をまとめてくれていたページも更新されなくなり、正直、難儀している。
 雑誌の復刊を含め、再開を希望!

 ロビーではパンフレット等が販売されていた。

 上演開始の時刻が早かったため、長編なのかと戦々恐々としていたところ、その理由は上演時間の長さではなく、主人公一家の子供達が重要な役どころを担ってラストシーンにも登場するからのようだ。

 ネタバレありの感想は以下に。

 シアターコクーンの公式Webサイト内、「民衆の敵」のページはこちら。

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2018.12.02

「メタルマクベス disk 3」を見る

「メタルマクベス disk 3」
作 宮藤官九郎
演出 いのうえひでのり
音楽 岡崎司
振付&ステージング 川崎悦子
出演 浦井健治/長澤まさみ/高杉真宙
    柳下大/峯村リエ/粟根まこと
    右近健一/橋本じゅん/ラサール石井 ほか
観劇日 2018年12月1日(土曜日)午後0時30分開演
劇場 IHIステージアラウンド東京
上演時間 4時間(20分の休憩あり)
料金 13500円
 
 IHIステージアラウンド東京のこけら落とし公演「髑髏城の七人 花」に始まり、これまで上演されたすべてのお芝居を観ていることになる。
 この後、IHIステージアラウンド東京での公演予定を知りたいところだ。

 ネタバレありの感想は以下に。

 「メタルマクベス disk 3」の公式Webサイトはこちら。

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2018.12.01

「奇跡の人」のチケットを予約する

「奇跡の人」
作 ウィリアム・ギブソン
翻訳 常田景子
演出 森新太郎
出演 高畑充希/鈴木梨央/江口のりこ
    須賀健太/久保田磨希/青山勝
    増子倭文江/原康義/益岡徹 他
2019年4月13日~4月29日 東京芸術劇場プレイハウス
料金 S席 9000円
 
 実は見よう見ようと思っていてまだ見たことがない。
 チケットを予約した。

 ホリプロオンラインチケットの公式Webサイト内、「奇跡の人」のページはこちら。

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