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2020.04.12

「紅の豚」のDVDを見る

「紅の豚」
監督 宮崎駿
声の出演 森山周一郎/加藤登紀子/桂三枝/上条恒彦
    岡村明美/大塚明夫/関弘子 他
日本映画
1992年劇場公開

 久々にDVDを見てみようと思い立ち、「紅の豚」を見た。
 かなり久しぶりで、でも、意外とストーリーや登場人物の台詞を覚えていて、楽しかった。

 1920年代のイタリアやアドリア海を舞台に、元はイタリア空軍のパイロットで、今は豚になって飛行艇を駆使して用心棒稼業で暮らしているポルコ・ロッソが主人公の物語である。

 エンタメ上等! という印象が強くあったところ、今回見てみたら、意外と「主張」がストレートに語られていて驚いた。

 けれど、このアニメの要諦は、ポルコ・ロッソではなく、マダム・ジーナ(演じているのは加藤登紀子である)の歌声と、空賊達に囲まれて啖呵を切った後のフィオの「身体が震えてきた」「怖かった」と少女の顔を見せるシーンにあると思う。

 ラストシーンは、ポルコ・ロッソとそのライバルであるカーチスが、フィオとポルコ・ロッソが払うべきフィオの工房への飛行艇修理代金とを争った後、そこへ乗り込んできたイタリア空軍を攪乱すべく飛び立った、その数年後のフィオの述懐である。
 数年後の、フィオとジーナ、ポルコ・ロッソの姿が画面に登場することはない。

 やっぱり楽しい。
 そして、久しぶりに見返すと色々な発見があって楽しい。
 他の宮崎駿作品も見返してみようと思った。

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