「ジャージー・ボーイズ イン コンサート」を聴く
「ジャージー・ボーイズ」
脚本 マーシャル・ブリックマン、リック・エリス
音楽 ボブ・ゴーデイオ
詞 ボブ・クルー
翻訳 小田島恒志
訳詞 高橋亜子
演出 藤田俊太郎
出演 中川晃教/尾上右近・藤岡正明
矢崎広・東啓介/spi・大山真志
加藤潤一・法月康平/畠中洋
綿引さやか/小此木まり/遠藤瑠美子
大音智海/白石拓也/山野靖博/若松渓太
観劇日 2020年8月3日(月曜日)午後1時30分開演
劇場 帝国劇場
上演時間 2時間
料金 13500円
公演中止になったジャージー・ボーイズがコンサートとして復活したので、帝国劇場に聴きに行った。
帝国劇場でも感染対策は万全で、入口でのサーモグラフィのチェック、チケットは各自でちぎる、その後アルコール消毒をして入場、ロビーでの飲食物やグッズはなし(と思ったけど、サイトを見ると限定販売はあった模様)、連絡先の登録、座席は一つ置き、退場もブロックごと等々が行われていた。
ミュージカルの舞台も見ていないし、よく考えたら(考えなくても)フォーシーズンズというグループのことも全く知らなかった。
というか、いわゆる「洋楽」を聴いたことがほとんどない。
今回のコンサートで「聴いたことがある」と思った曲も2曲か3曲しかないという体たらくである。
何だか申し訳ない。
そんなないない尽くしで見に行った私でも、十分に楽しいコンサートだった。
流石である。
ミュージカルの流れに沿って、役者さんたちが台詞の一部をしゃべったり状況説明をしてくれたりして、ミュージカルの流れに沿って楽曲が並べられ、歌われている。
配信のために撮影している映像を舞台奥のスクリーンにも映してくれたのでオペラグラス等がなくても表情を見ることができる。
そのスクリーンには、LIVEの映像だけでなく、前回公演なのか、今回公演のゲネプロなのか、ミュージカルのワンシーンかと思われる映像も時折流されて、それも楽しいし嬉しい。
サービス精神満点、かつ、かなりの親切設計である。
2時間休憩なしのコンサートだから、出演者の皆さんにとっては相当にハードだろうと想像する。
ダブルキャストの両チームから総出演していて、しかし、フランキー・ヴァリを演じる中川晃教は両方のチームに出演しているから、コンサートでも出ずっぱりのイメージが強い。
しかも、概ねハイトーンで歌っている。
しっかりしたケアや訓練の賜だと思うけれど、それにしてもタフな喉である。
客席にはリピーターが多いのか、ペンライトを持っている人も多いし、ジャージー・ボーイズのオリジナルグッズらしきペンライト(ペンの形ではないけれども)を手に持ち、要所要所で振っている。
ステージ上でも手拍子を求めたり、ペンライトを振るよう求めたりしている。
この辺りの一体感の演出はミュージカルではできない。コンサートならではだ。
それにしても、歌が上手い人というのは素晴らしい。
気持ち良いハーモニーを聴けて、楽曲を知らない私でも楽しめた。
いつかミュージカルもぜひ見たいと思う。
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