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2020.08.15

「五右衛門ロック」のDVDを見る

「五右衛門ロック」
作 中島かずき
演出 井上ひでのり
作詞 森雪之丞
出演 古田新太/松雪泰子/森山未來/江口洋介
    川平慈英/濱田マリ/橋本じゅん
    高田聖子/粟根まこと/北大路欣也 ほか
2008年 新宿コマ劇場で収録

 観劇を再開したものの、なかなかチケットが確保できなかったり、確保できたものの諸々の事情があって見送らざるを得なかったりしている。
 それならば自宅で鑑賞できるDVDをこの機会に! とえいやっと「五右衛門ロック」のシリーズ3本を一気に購入した。
 そのうちの1本である。

 もう12年の前のことながら、コマ劇場で見たことは覚えている。(感想もここに書いている。)
 でも、ストーリーも出演者もすっかり忘れ果てていて、DVDを見て唖然とした。
 幕開けの真砂のお竜のシーンは覚えていて、だから松雪泰子が出演していたことも覚えていたものの、あとはほとんど初見のドラマを見るような気持ちで見た。

 今はもうなくなってしまったコマ劇場を見られるのも嬉しい。
 コマ劇場といえば、三重の回り舞台がポイントで、でもあまりにも回り舞台が使われていなかったので「この映像はもしかしてコマ劇場じゃなくて大阪の劇場で撮影したのか?」と途中で首をひねったけれど、島が沈むシーンで「やっぱりコマ劇場だったよ!」と思い出した。
 回り舞台のこの潔い使い方がいいと思う。

 タタラの島にある「月晶石」を狙う五右衛門に、スペインの証人、タタラ島の前王朝の生き残りも返り咲きを狙い、現王であるクガイを母の敵と狙うその息子が登場し、ルパン三世の銭形警部のごとく五右衛門を狙う侍がいて、五右衛門をたき付けた峰不二子ばりの真砂のお竜がいて、五右衛門が伊賀忍であったときに戦った相手がクガイで、クガイから五右衛門を庇って死んだと思っていた女がタタラの島で生き抜いていて、もう因縁のてんこ盛りである。

 だから面白い。

 歌も踊りも殺陣も満載で、見どころしかない展開が続き、息つく暇もない。

 やっぱり舞台は生だよ、とは思う。
 でも、生の舞台がなかなか見られない今、DVDという存在は有難い。

 せっかくなので、そのうち、コメンタリー編も見てやろうじゃないかと思っている。

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