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「薔薇とサムライ 五右衛門ロックⅡ」
作 中島かずき
演出 井上ひでのり
作詞 森雪之丞
出演 古田新太/天海祐希/浦井健治/山本太郎
神田沙也加/森奈みはる/橋本じゅん
高田聖子/粟根まこと/藤木孝 ほか
2010年収録
観劇を再開したものの、なかなかチケットが確保できなかったり、確保できたものの諸々の事情があって見送らざるを得なかったりしている。
それならば自宅で鑑賞できるDVDをこの機会に! とえいやっと「五右衛門ロック」のシリーズ3本を一気に購入した。
その2本目である。
もう10年も前のことながら、見たことは覚えている。(感想もこことここに書いている。)
ストーリーも何となく覚えていて、少なくともラストシーンは記憶どおりだった。赤坂ACTシアターで見たことは忘れていたし、この映像が赤坂ACTシアターで撮影したものか、大阪公演を撮影したものかは判断つかなかったところが怪しい記憶力である。
もうこれは天海祐希にオスカルの格好をさせたかったんだよね、ということに尽きる。
大体、登場シーンでは黒髪の海賊だったのに、小国の女王様に祭り上げられて、上手いこと悪辣な大臣に載せられて海賊退治に出かけるときには何故か金髪にオスカル風の衣装になっていて、どうして髪の色まで変えるんだよ! とDVDの画面にツッコミを入れてしまった。
ドレス姿も見せるし、十字に磔になっているときには金髪のショートカットだったし、天海祐希七変化が見どころであることは間違いない。
それにしても、アップで見てしみじみと天海祐希って美人だなぁと思う。
美人なのは知っていたけれど、何というか、「格好いい」というイメージの方が強かったので、こんなに綺麗な人だったのねと改めて惚れ惚れと見てしまった。
古田新太の五右衛門が格好いいのはもちろんである。
もしかして「髑髏城の七人」の捨之介よりも、「五右衛門ロック」の五右衛門の方が格好いいんじゃないかしら、と思ったくらい格好いい。
やたらとモテているのも許す、という感じだ。
この「薔薇とサムライ」でも陰謀万歳で、どんでん返しが続き、息つく暇もない展開である。
面白い。
退屈している暇がない。
五右衛門を追っている「銭形警部」キャラがいるのも、その「銭形警部」が何だかんだ五右衛門に惚れていていざというときには五右衛門を助ける側に回ってしまうのもお約束で、お約束を守りつつもやっぱり意外な展開が続く。
トータル197分を堪能した。
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