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Riverdance Japan 2024
Lead Dancer Anna Mai Fitzpatrick/Brandon Asazawa
公演日 2024年5月18日(土曜日)午後1時開演
劇場 TOKYO DOME CITY HALL
上演時間 2時間5分(20分間の休憩あり)
料金 12000円
会場内ではグッズ販売が一切なかった。ネット販売もされていない模様なのが謎だ。
感想は以下に。
前日に「River Dance見に行くんだ!」と友人に言ったら「川のダンス?」と言われてしまい、その通りなんだけどそうじゃない、と思ったものの、上手く説明できなかった。
River DanceはRiver Danceである。
20年くらい前に公演を観た記憶だけれど、DVDのみでリアルでは見ていないような気もする。その辺りの記憶が曖昧だ。
しかし、今での時折りRiver DanceのCDは聴いていて、そちらのプレスは1995年だった。やはり20年くらい前である。
そのCDと曲や曲順がほぼ変わっていなかった(だろう)ことに驚いた。
実際は若干の変更が入っているようだし、編曲や楽器編成が変わっているらしいけれど、印象というか感想としては「ずっとオリジナルの形を守って続けているんだ!」という驚きの方が大きい。
「River Danceとは」というところは今回の日本ツアーのサイトやRiver Danceのサイトを見るとして、改めて「何ぞや」と聞かれたら、上半身は微動だにせず下半身の動きだけで見せるアイリッシュダンスがメイン、タップダンスやフラメンコなどもそこに加わる、音楽はケルト音楽に源を持つ曲を使用、バイオリン、パーカッション、バグパイプっぽい楽器やクラリネットのような息を吹き込んで鳴らす楽器で演奏、歌も入る、2時間の歌と音楽と踊りの公演、ということになるだろうか。
やはりちゃんと説明できていない。
ダンサー個々人の技量ももちろんだけれど、全体のフォーメーションというかステージングも見たいと思い、意図的に第2バルコニー席の舞台に向かって右手の席を購入したら、見事に同じブロックの同じ列に座っていたのは私一人だった。
どうしてこんなに空いているの?! と思ったら、やはりアリーナ席や第1バルコニー席の方が人気だったらしい。
アリーナ席からは少し舞台を見上げるような感じだったので、足技を間近に見られて迫力があったかも知れない。
しかし、アリーナ席は段差がないし、第1バルコニーはそれほど高さがないので、やはり第2バルコニーから見るのが、少し遠くはあるものの舞台全体を見渡せて正解だったと思う。
群舞のときはもちろんのこと、二人や四人で踊るときも、インストゥルメンタルのパートでも、かなり舞台を広く使っていたし、舞台の背景に自然の風景を映しだして動かしていることも多かったので、そこはシンプルな背景の方がダンスが際立って良かったのではないかと思いつつ、それらも含めた舞台全体を見渡せるのは楽しいことだ。
恐らく20年前に見たときよりも編成が縮小されている。
日本ツアー仕様なのかと思ったけれど、本サイトを見るとそもそもRiver Danceというカンパニー自体が以前よりも縮小されているようだ。若干、迫力が減じていることは否めない。
また、音楽も現代的なアレンジが加えられているという。
やはり初めて見たときのインパクトには敵わない。それはこちらの気持ちの問題もあるから当然といえば当然のことだ。
しかし、一糸乱れぬ揃い切ったダンスはやはり圧巻だ。
息を呑んで見てしまう。
様々な超絶技巧を取り込んだダンスが披露される中、アイリッシュダンスのパートがやはりこの公演の中心だと思う。
タップダンスがメインの、ウエストサイドストーリーのようなシーンが入る。
そこで、演出だったのかアドリブだったのか、メインダンサーの3人がそれぞれ観客の拍手に負けて「特別だよ」という雰囲気を醸し出しつつ踊ってくれたダンスが圧巻だった。
いや、凄い。
そして、楽しそうに踊っているのもいい。
フィナーレは撮影可という案内が予めあり、スマホの画面が光っていたけれど、拍手と手拍子と楽しむのに忙しくて撮影している暇はなかった。
それくらい楽しかった。
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