2014.05.04

「和を愉しむ金曜日 ~見て、聴いて、香り、味わう~」に行く

知的好奇心旺盛な女性のための『夜の女子塾』プロジェクト
 和を愉しむ金曜日 ~見て、聴いて、香り、味わう~
落語入門編 堀口順子(「花実の咲くまで」著者)、近藤主税(出版社勤務)
新茶入門編 うおがし銘茶茶の実倶楽部店長 樋口皓平
講演日 2014年5月2日(金)19時
会場 うおがし銘茶築地新店『茶の実倶楽部』

 2014年のGWには特に予定も入れていなかったのだけれど、それも少し寂しいような気がして、e+主催のイベントに行って来た。

 参加者を二手に分け、前後半で場所を入れ替え、落語入門編と新茶入門編を入れ替わって楽しむというやり方だ。
 受付の段階で振り分けられ、私は「先に落語入門」になった。

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2011.12.06

公開講座「ウズベキスタン・スザニ刺繍の世界」に行く

スザニ刺繍麗澤オープンカレッジ「ウズベキスタン・スザニ刺繍の世界」
講師 金丸良子 麗澤大学外国語学部教授
講演日 2011年11月26日(土)午前10時から
場所 麗澤大学生涯教育プラザ1階

 少し前のことになるけれど、麗澤オープンカレッジで開催された 「ウズベキスタン・スザニ刺繍の世界」という展示及び講演に行ってきた。

 展示は、講師の金丸教授がウズベキスタンで購入してきたスザニを中心とした内容になっていた。
 その他、マルギランのアトラス織りや、リシタンの陶器、ウズベキスタンの民族衣装なども展示されている。こういう広い(というほど広くはなかったけれど)場所で見ると、私が購入したものなどは非常に大人しくかつ平凡で、濃い地に大胆な刺繍が施された作品に目を奪われる。

 講演は、ウズベキスタンやスザニ刺繍についてというよりも、金丸教授がウズベキスタンに興味を持った経緯や、その底にある学問手法や思いについての話がから始まった。
 金丸教授の専門は中国で、しかし漢民族の生活に入り込むということは非常に難しかったため、ベトナムから中国南部に暮らすミャオ族の研究を行っていたのだそうだ。
 その流れで、2010年以降ウィグル族の研究を始めたという。

 金丸教授曰く、中国研究で一番怖いのはのめり込みすぎてしまうことで、相手が大きすぎるためにこちらはフル回転せざるを得なくなり、結果として「騙された」ということになりがちである、それを避けるための一つの方法として、中国内外のあちこちと比較することでバランスを取ることである。
 ウズベキスタンに目を向けたのも、この「バランスをとる」ためという意味もあったらしい。

スザニ刺繍 ウズベキスタンに何回も行かれていて、そのときのスライドを映しながらの解説があった。
 スザニを買うときには、バザールではゆっくり見られないので、店を出している人の自宅や倉庫に連れて行ってもらうといいとおっしゃる。今回、展示されていた作品もそうして買い集めたものだそうだ。
 アフガニスタンから中国にかけてザクロの図柄が多く用いられているのは、子孫繁栄のシンボルと考えられているからだという。

 その他、印象に残っている話は(私のメモなので、あまり正確ではないかも知れないけれど)、以下のとおりである。

・カメラ・フィーを支払えば博物館等々での写真が撮り放題になるというのは、ロシアと同じやり方である。
・アトラス織りのS字の模様はヘビを表しており、魔除けの意味がある。
・マルギランの織物工房は、ホータンのそれよりも機械化が進んでいた。
・フェルガナ地方に行くためにはカムチック峠のトンネルを抜けるしか道がないので、そこがテロに狙われやすい。
・最近、ウズベキスタンに出かけた際に、ウズベク人から「(自分たちは)ロシア語で世界とつながっている」「ロシア語を学ばなければ国際化はできない」という言葉を聞いた。中央アジア全体で、最近、ロシア語回帰が進んでいるように思われる。
・ウイグル人とウズベク人の違いは、ラグメンを箸で食べるかフォークで食べるかの違いである。
・サマルカンド・シルクペーパーの工房を訪れた際、漉いた紙をザクロの皮で染めていた。

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2006.01.11

「十二夜」の講座とチケットを予約する

「十二夜」
作 ウィリアム・シェイクスピア
翻訳 小田島雄志
脚本・演出・出演 山崎清介
出演 伊沢磨紀/福井貴一/円城寺あや/佐藤誓
    植本潤/戸谷昌弘/土屋良太/大内めぐみ

2006年3月7日〜3月19日 新国立劇場小劇場
料金 A席 5250円 B席 3150円

 いつもは夏に上演されている「子どものためのシェイクスピア」シリーズが、新国立劇場で3月に上演される。
 今回は「子どものための」という枕詞もついていないし、主催は「新国立劇場」だ。

 そのためなのか、この「十二夜」を題材にした講座が朝日カルチャーセンターに用意されていた。翻訳の小田島氏と演出の山崎氏による90分の対談である。
 前に、山崎氏と翻訳の松岡和子氏のアフタートークを見たことがあり、お話自体はとても難しかったのだけれどでも楽しかった。今回はもっと濃いお話が聞けそうでとても楽しみである。
 この講座は、事前の対談だけ(会員3150円、一般3670円)の申し込みもできるし、講座と観劇チケット(A席)とセットで申し込むこともできる。確認したら土曜日のチケットもまだ用意できるということだったので、セットで申し込んだ。

 「十二夜」の公式ページはこちら。

 朝日カルチャーセンター2006年1月期、演劇・バレエ関連の講座紹介はこちら。

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2005.03.05

サントリーホール<土曜サロン>に行く

サントリーホール<土曜サロン> 
ヨーロッパに生きる 第4回 愛と宗教と音楽と 〜カテドラルの秘密〜
おはなし 木村尚三郎
ハープ 早川りさこ
フルート 細川順三
ヴィオラ 百武由紀
曲目 イベール:二つの間奏曲(fl,va,hp)
    フォーレ:パヴァーヌ(fl,va,hp)、夢の後に(va,hp)
    ドゥヴィエンヌ:フルートとヴィオラのための二重奏曲
    アンドレ:聖堂の入り口(fl,hp)
      リュート奏者/エジプトへの逃避/強欲者の踊り/悪魔の踊り
      強欲者の死/東方三博士の眠り/チター奏者/カインとアベル
      地獄の苦しみを味わっている人の踊り/悪魔の敗走
    ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
    <アンコール>
    オネゲル:3つの組曲

場所 サントリーホール 小ホール
料金 5000円

 4回シリーズの第4回である。皆勤賞を達成した。客席も今日が一番埋まっていたように思う。木村先生も開口一番「昨日のような大雪でなくて何より」とおっしゃっていた。

 前回の最後は修道院の話題になって「これは来週のお話だ」とおっしゃっていたけれど、今日はときどき「これは前回の話題だ」とおっしゃりながら美味しいレストランの話などなさっていた。

 前回のシリーズのときはコンサートでアンコールがほとんど行われず、そのさっぱりした感じが好きだったのだけれど、今回のシリーズでは4回ともアンコールがあった。それはもちろん楽しいのだけれど、あのさっぱり感がちょっと懐かしい。アンコールが定番になるということに何となくしっくり来ないものを感じてしまう。

 感想その他は以下に。

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2005.02.19

サントリーホール<土曜サロン>に行く

サントリーホール<土曜サロン> 
ヨーロッパに生きる 第3回 食べ合う幸せ 〜ポタージュの思想〜
おはなし 木村尚三郎
ヴァイオリン 堀正文
チェロ 藤森亮一
ピアノ 小森谷裕子
クラリネット 横川晴児
ファゴット 水谷上総
トランペット 津堅直弘
曲目 ハイドン:ピアノ・トリオ ト長調Hob.XV-25
    ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
    クライスラー:美しきロスマリン/愛の悲しみ/愛の喜び
    *エルガー:愛の挨拶
    マルチヌー:調理場のレヴュー(六重奏)
    *マルチヌー:調理場のレヴュー(六重奏)より IVフィナーレ
    (*印はアンコール曲)
場所 サントリーホール 小ホール
料金 5000円

 4回シリーズの第3回である。皆勤賞の予定である。
 第1回についてはこちら。
 第2回についてはこちら。

 今回は前方にも空席が目立っていた。しつこく書くけれど、とてもとても勿体ないと思う。
 サントリーホール<土曜サロン>について、 詳しくは、こちら。

 愛知万博の開催も近いためか、今日は1時間のお話の中に3回くらい愛知万博の宣伝をされていた。総合プロデューサーのお仕事も大変である。
 ポルトガルには「石のスープ」という名物があるそうだ。
 昔、ある村を訪れた旅人が「石をスープにして食べる」と言う。村人は面白がって鍋を貸し、水を入れてやる。すると旅人が「塩も少々・・・。」と言うので、塩も入れてやる。するとさらに旅人が「野菜も少々・・・。」と言うので、それも入れてやる。そうして出来たスープを旅人は美味しそうに飲んだけれど、石は鍋に残ったまま。村人が「どうして食べないのか?」と尋ねると、「この石はあとこれだけしかない。勿体ないから次まで取っておくのだ」と言ってその旅人は去って行った。
 そういう逸話がついた普通のスープらしい。
 結局、いかに楽しくだませるかが勝負である。愛知万博でも、みなさんを楽しくだまそうと一生懸命やっています、というオチだった(笑)。

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2005.02.05

サントリーホール<土曜サロン>に行く

サントリーホール<土曜サロン> 
ヨーロッパに生きる 第2回 男と女 〜合わせて一人前〜
おはなし 木村尚三郎
ソプラノ 野田ヒロ子
テノール 村上敏明
ピアノ 浅野菜生子
曲目 カルディッロ:つれない心
    ドナウディ:ああ、愛する人の
    プッチーニ:「トスカ」から「星は光りぬ」
    プッチーニ:「蝶々夫人」から「ある晴れた日に」
    マスカーニ:「カヴェレリア・ルスティカーナ」から間奏曲
    プッチーニ:「ラ・ボエーム」から二重唱 出会い・冷たい手を・私の名はミミ・愛らしい乙女よ
    <アンコール>
    ディ・カプア:オ・ソーレ・ミオ
    トスティ:かわいい口元
    ヴェルディ:歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」
場所 サントリーホール 小ホール
料金 5000円

 4回シリーズの第2回である。第1回も行っている。第1回についてはこちら。
 今回も後方に空席が目立っていた。しつこいようだが、とっても勿体ない。
 サントリーホール<土曜サロン>について、 詳しくは、こちら。

 タイトルが「男と女」ということで、木村先生お得意の分野であるとお見受けした。前回よりもさらにきわどい(笑)内容も、とても楽しそうに話していた。

 コンサートが歌ということで、プログラムとは別に歌詞対訳ももらった。至れり尽くせりである。

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2005.01.22

サントリーホール<土曜サロン>に行く

サントリーホール<土曜サロン> 
ヨーロッパに生きる 第1回 鏡の文化論 〜ハーモニーの知恵〜
おはなし 木村尚三郎
演奏 キャトル・ロゾー・サクソフォン・アンサンブル
曲目 フランセ:小四十奏曲
    日本民謡:竹田の子守唄
    中山晋平:諸城寺の狸囃子
    本居長世:通りゃんせ
    アルベニス:「スペイン組曲」から「カディス」、セビーリャ
    ピエルネ:民謡風ロンドの主題による序奏と変奏
場所 サントリーホール 小ホール
料金 5000円

 昨年の「サントリーホール<土曜サロン>」も木村尚三郎さん(愛知万博の総合プロデューサー)のお話と室内楽のミニコンサートの組み合わせで、4回シリーズだった。
 そのときは4回シリーズの3回しか行けなかったのだけれど、ヨーロッパの都市を題材にしたお話も、その国や街にちなんだコンサートはとても楽しくて、今回はサントリーホールで通し券を購入した。通し券だと18000円である。
 第1回である今日は、後方に空席が目立った。とっても勿体ない。
 サントリーホール<土曜サロン>について、 詳しくは、こちら。

 コンサートの曲目に「カディス」とあったことから、カディスの街では2月にカーニバルが行われ、シェリー酒が飲み放題になるのだ、と聴衆を笑わせてから本題の「鏡」のお話に入っていく。軽妙洒脱とはこういう方のことを言うのだろう、という感じだ。結構きわどいこともおっしゃるのだけれど、カラッとさわやかに聞こえて笑いを誘うのである。

 感想その他は以下に。

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