2021.10.26

「旅の絵本 Ⅶ」を読む

 2021年10月、安野光雅さんの「旅の絵本 Ⅶ」を読んだ。
 中国の旅である。

 表紙を開いてまず「ん? 何かいつもと違う?」と思ったら、この絵本では左開きと言えばいいのか縦書き仕様と言えばいいのか、旅人は見開き画面の右から左に向かって旅をしていた。
 従って、後書きや解説も縦書きである。

 この中国編では、他にも、これまでと雰囲気が異なっている。
 絵の中に物語の主人公がさりげなく描き込まれているようなことはなく、だまし絵や隠し絵も含まれていない。
 何というか、遊んでいない。

 旅人は陸に上がってからも馬に乗らず、しばらく川をボートで遡って旅をしている。
 出発してしばらくは旅人の服も青というよりはグレーで、水墨画の世界に入り込もうとしている感じがする。

 描かれた実在の場所で私が分かったのは、万里の長城と兵馬俑くらいだ。
 一方、この絵本の中のいくつかの場面は、「清明上河図」という中国の古い絵巻物から題材を取っていて、そういう場面には落款の絵が描いてあるようだ。

 8巻は日本である。
 日本はどんな感じで描かれているのか、とても気になる。

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2021.10.03

「旅の絵本 Ⅵ」を読む

 2021年10月、安野光雅さんの「旅の絵本 Ⅵ」を読んだ。
 デンマークの旅である。

 デンマークは首都コペンハーゲンだけもう30年以上前に行ったことがあるけれど、ほぼ何も覚えていないということがよく分かった。

 また、描き込まれたアンデルセン童話についての解説がシリーズの他の本にないくらい詳しく書いてある。ところがタイトルにすら聞き覚えがなく、ストーリーを読んでも全く知らない童話ばかりだった。
 私はこんなにもアンデルセン童話を読んでいなかったのか・・・、と思った。

 辛うじて分かったのはこれだけである。

  • 醜いアヒルの子
  • マッチ売りの少女
  • おやゆび姫
  • はだかの王様
  • 人魚姫

 アンデルセン童話以外では、物語の舞台がデンマークだった「ハムレット」があった。
 アンデルセンの像と人魚姫の像にはうっすらと見覚えがあった。チボリ公園には行かなかったと思う。

 この巻では、脱獄囚がきっちりと捕まえられていて、「おぉ! 君の行く末がやっと分かったよ!」と思ったことだった。

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2021.09.11

えきねっとのIDを更新する

 2021年9月、JR東日本のえきねっと から、概ね以下のような内容のお知らせが届いた。

 2021年6月にえきねっとのサービスをリニューアルした。
 最終ログインから2年経った場合には、えきねっとアカウントは自動的に退会処理をする。
 引き続き使用する場合は、10月11日までにログインしてもらいたい

 前回ログインしてから(つまりは、前回JR東日本の新幹線や特急を利用して旅行しようとしてから)2年も経ったのかしら、としみじみした。
 昨年11月に旅行した際には、えきねっとを利用しなかったのか。利用できないか調べようともしていないということか。
 今ひとつ記憶が定かでない。

 とにかく、いつかまた普通に旅行できる日を願って、ログインして自動退会処理を阻止した。

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2021.08.28

「旅の絵本 Ⅴ」を読む

 2021年8月、安野光雅さんの「旅の絵本 Ⅴ」を読んだ。
 最初に赤白緑がテーマカラーのように使われていたし、海ベの明るい風景から始まったので「イタリア?」と思ったけれど、5冊目はスペインが舞台である。
 文章はないので、読んだというより眺めた、眺めたというよりじーっと見たというのが近いと思う。

 スペイン編でもやはり絵本の中の道がつながっていなくて、ちょっと淋しい。
 また、このスペイン編が一番、各ページの旅人を見つけづらいと思ったし、「あ! **だ!」という発見に辿り着けなかった。
 自分のことを「結構スペイン好き」と思っていたので、意外だったし少しばかり残念である。

 そして、何かを探さずに全体を通して見てみると、お墓と音楽と宗教の印象が残る。

 そんな中、安野さんの解説の力も借りて「!」と思えたものを書き出して置こうと思う。

  • トレド
  • ガウディ建築
  • ダリの似顔絵
  • コロンブスの像
  • サグラダ・ファミリア
  • パンプローナの牛追い祭
  • オズボーンの雄牛
  • ブレーメンの音楽隊?
  • 赤ちゃんを運ぶコウノトリ
  • 風車に襲いかかるドン・キホーテ
  • アルハンブラ宮殿
  • フラメンコ
  • 上下逆さまの街
  • セビーリャの春祭り
  • 闘牛
  • ベラスケスの絵の場面
  • 水道橋
  • 白雪姫
  • ピカソの「ゲルニカ」
  • ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」
  • 次のページの一部が「絵」として並んでいる
  • サンティアゴ・デ・コンポステーラ
  • (何故か)豚のお相撲

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2021.08.14

「k.m.p.の、タイぐるぐる。」を読む

 2021年8月、k.m.p.のお二人の「k.m.p.の、タイぐるぐる。」を読んだ。

 やっぱり実際に旅して書かれた本の方が楽しい! と思い、まだ読んでいなかったタイトルを探して、こちらにたどり着いた。
 これまで読んだ中では、宿の取り方とか荷物の詰め方とか、比較的「旅のテクニック」という雰囲気の情報が多いような感じがして嬉しい。

 タイトルのとおり、チェンマイに始まって、私は名前も知らなかったラムパーン、ウボン、スリンと巡り、アユタヤは知っているぞと思っていたら、リゾートのクラビで過ごし、最後はバンコクで締めるという行程である。
 定番どおり、大変そうで楽しそう。
 タイはかなり昔に一度行ったことがあるだけなので、もう1回行ってみてもいいかなぁと思わされる。
 ただし、とにかく暑そうである。

 「たまには世界のどこかでふたりっぷ」でも登場する女性二人がバンコクに行っていて、こちらは2泊4日とかの弾丸旅行、超絶高級なホテルに泊まり、ホテルに籠もって過ごすといった旅をしていた。
 同じ国に行ってこの違い!
 旅は人それぞれだなぁと改めて感じ入った。

 私はどちらの旅もやってみたい。
 しかし、どちらも大変そうなので、実際は中間辺りを狙って行きたいと思う。

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2021.08.07

「旅の絵本 Ⅳ」を読む

 2021年8月、安野光雅さんの「旅の絵本 Ⅳ」を読んだ。
 4冊目はアメリカ合衆国が舞台である。
 文章はないので、読んだというより眺めた、眺めたというよりじーっと見たというのが近いと思う。

 このアメリカ編では、絵本の中の道が繋がっていない。

 アメリカ合衆国に行ったことがほとんどなく(ハワイは行ったことがある、トランジットしたことはある)、歴史にも地理にも詳しくなく、映画もあまり見ず(安野光雅が解説で言及している「シェーン」も「OK牧場の決闘」も見たことがない)、外国の小説もあまり読まないとなると、この絵本から見つけられるものは極少ない。
 安野光雅さんご自身の解説を読んだ後で、もう1回じーっと見て見つけられた「隠されたものたち」を書いておこうと思う。

  • キングコング
  • ワールドトレードセンター
  • ゴールデンゲートブリッジ
  • トーテムポール
  • 大きな森の小さな家
  • トム・ソーヤーの冒険
  • ライト兄弟
  • エルマーの冒険
  • サンタクロースとトナカイ
  • スヌーピーとチャーリーブラウンとサリー
  • セサミストリート
  • フランクリン
  • マリリン・モンロー
  • ウエストサイドストーリー
  • 似顔絵(アインシュタイン、リンカーン、ワシントンくらい)
  • 動物の隠し絵(山羊、ペリカン、ライオン、犬? もぐら? 鳥、兎、リス)
  • 動物の隠し絵(熊? しまうま、オオカミ? リス)
  • 賢者の贈り物
  • アニー
  • チャーリー・チャップリン
  • オズの魔法使い
  • ボストン茶会事件
  • あしながおじさん
  • スーパーマン
  • しろいうさぎとくろいうさぎ
  • コロンブス

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2021.08.04

「スペイン巡礼 緑の大地を歩く」を読む

 2021年8月、渡辺孝著「スペイン巡礼 緑の大地を歩く」を読んだ。

 70代の男性が、2018年5月に日本を出発し、巡礼の道780kmを34日間かけ、サンティアゴ・デ・コンポステラを目指した記録である。もちろん、目指してたどり着き、ボタフメイロを何回も体験している。
 何故「歩いた」と書かなかったかというと、大半を歩きつつ、体力的に厳しいときや休養が必要なときはタクシーを利用するなどしているからだ。
 ご本人も「ストイックではない」とおっしゃっているけれど、「ストイックではない」というより「自分の体と率直に向き合った」ということだと思う。ご本人も、実のところ、そう得心していらっしゃるように見受けられる。

 語学に多難しかない私からすると、英語と仏語を操り、このために勉強したスペイン語も使いこなす作者はうらやましい限りである。
 年齢じゃないよ、語学力だよ、と思う。

 実際のところ、「一人でゆっくりごはんを食べたい」というような述懐もありつつ、振り返ってみれば人とのふれ合いがもっとも印象に残っているということも伝わってくる。
 淡々とした筆致で、穏やかかつ冷静そして紳士的な方なんだろうな、だから女性にもよく声をかけられているんだろうな、と思う。
 オヤジギャグなんて言わなさそうな御仁である。

 現状、語学力云々以前に、海外に行くこと自体がいつ可能になるか全く見当も付かない。
 今年は聖ヤコブの年なのになぁと思う。
 サンティアゴ・デ・コンポステラの修繕は完了したんだろうか。

 海外旅行に再び行けるようになったとき、ぜひ行きたい場所の一つである。
 軟弱な私には、ツアー参加でラスト100kmが精一杯のところだと思う。
 でも、行きたい。歩きたい。
 改めて、いつかぜひ、と思った。

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2021.08.01

「k.m.p.の、旅したくてぐるぐる。」を読む

 2021年8月、k.m.p.のお二人の「k.m.p.の、旅したくてぐるぐる。」を読んだ。

 世界各地、長めの時間をかけて一国を巡り歩き、その旅の模様をコミックエッセイというか、イラストエッセイというか、漫画とイラストと文章と写真とその他で1冊の本にまとめて出版しているお二人の、「旅に行けないときの」旅本である。

 これまで行った旅を振り返ってみようという章では、既視感・既読感のある内容をちらほら見かける。
 うーん。
 「新しい楽しみ方」の提案ではありつつ、過去に出版した本から集めてくるのはなぁ、でもここで「**という本の**ページを見てね」と書いてあっても自分見ないだろうし、そもそも持ってない本もあるしなぁ、ということは「エピソードの再掲」も必要なことだったのかなぁと、ぐるっと回って納得しました。

 旅先で食べたものを再現し(ようとし)たり、近所を散歩(だけど旅しているつもりで旅)したり、リモートで個人旅行してみたり(これは個人的な知り合いかつ語学に不自由しない場合の特権だなと思った)、キャンピングカーで千葉県一周の旅を企て(たけれど新型コロナウイルス感染症の拡大状況をみてキャンセルし)たり、妄想ツアーを企画してみたり。
 そんな「旅に行けないときの旅を楽しむ方法 k.n.p.編」が詰まっている。

 ただ、実際に旅はしていない分、「情報」の部分は薄くて「思い」がその大部分を占めている。
 k.m.p.の旅本を読んだことがあって、同じところを期待してしまうと、物足りなさを感じた。

 「旅したいという気持ち」を色々な形で書いた本、である。

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2021.07.23

「お一人さま逃亡温泉」を読む

 2021年7月、加藤亜由子 著「お一人さま逃亡温泉」を読んで、写真をとっくりと見た。
 タイトルのとおり、著者が「心身スッキリ浄化」するために出かけた、割と秘湯度の高い温泉の数々が文章と写真で紹介されている。

 うーん、いいなぁ、行ってみたいなぁ、公共交通機関で旅する身としてはもう少し最寄り駅から行きやすいといいなぁという温泉の数々が並んでいる。
 一人旅は平気だし、結構な宿代をお支払いすることもあるのに、何故か「タクシーに乗る」ことが究極の贅沢に感じられる性分なので、「駅からタクシーで30分」といった立地は、私にとってかなりハードルが高い。
 しかし、そのハードルを乗り越えても行ってみたいと思える温泉たちである。

 お湯や眺めに加えて、宿の方、番台にいらっしゃる方、共同湯に入りにきている方々に味がある。
 そういった方々とのやりとりをしている著者に味があると言うべきか。
 著者以外に、この本に若者は登場していない気がする。
 そういう意味で「あと何年、続けてくださるだろう」という心配も浮かぶ。

 次に行きたい温泉の候補がまた増えた。

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2021.07.11

「旅の絵本Ⅲ」を読む

 2021年7月、安野光雅さんの「旅の絵本 Ⅲ」を読んだ。
 3冊目はイギリスが舞台である。
 読んだというか、眺めた。眺めたというより、じーっと見たというのが近いと思う。

 イギリスときたら、シェイクスピアとピーターラビットでしょう! と思っていたら、ご本人の解説によるとむしろ「マザーグース」からやってきた絵が多いらしい。
 マザーグースを読もうかしら、読めるかしら、と思った。

 私が見つけた「隠されたものたち」と「どこだか分かった!」ものたちを書いておこうと思う。

  • ドーバー海峡
  • ピーターラビット?
  • ピーターパンとティンカー・ベル
  • ニュートン
  • ジャックと豆の木
  • アリスとチェシャ・キャット(不思議の国のアリス)
  • ストーン・ヘンジ
  • 時計を持った白ウサギ(不思議の国のアリス)
  • 触ったものが全部金になっちゃう王子(物語のタイトルが思い出せない)
  • クマのプーさん?
  • ロンドン橋
  • タワーブリッジ
  • 長靴を履いた猫
  • ビッグベン
  • ピーターパン
  • リバティ・デパート(多分)
  • ピカデリーサーカス
  • トラファルガー広場
  • 似顔絵(右端だけチャーチルと分かった)
  • 刑事コロンボとシャーロックホームズ
  • ヴェニスの商人
  • マクベス
  • ロミオとジュリエット
  • ジョニー・ウォーカー?
  • 頭をロバに変えられてしまった職人(夏の夜の夢)
  • ネッシー
  • ドリトル先生
  • ロイヤルウエディング

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