« 50000アクセス達成! | トップページ | 「ひとりたび1年生」を購入する&読む »

2006.11.26

録画したパナソニックスペシャル「チンギスハン 史上最大の帝国800年目の真実」を見る

 テレビ朝日系列で2006年11月18日(土曜日)午後7時から、パナソニックスペシャル「チンギスハン 史上最大の帝国800年目の真実−世界をつなぐユビキタス社会の夜明け−」という番組が放映された。出かける予定があって録画しておいたのだけれど、今日になってやっと見ることができた。

 ユビキタスとチンギスハンとのつながりが今ひとつ予測できなかったのだけれど、「情報と人の重視」というところを結びつけていたように思う。
 早飛脚制度や狼煙の利用でいち早く情報を伝達し軍を動かしたり、残虐な処刑などはその噂が広まることで戦わずして勝つことを狙っていたためだった(情報戦の一種であった)などが取り上げられていた。その中でもやはりポイントは人種や昨日までの敵味方に拘らずに有為な人材を登用して、かつ力を発揮させていたところに、モンゴル帝国が強大になった要因があるのではないかと思った。

 ところで、2006年夏にモンゴルで開催されていた800年記念騎馬イベントの会場で、そこだけで通用する貨幣が売られていた。お土産に買ってきたのだけれど、それは、モンゴル帝国で使われていた「パイザ」という身分証を模した物だということをこの番組を見て初めて知った。
 世界史の授業で勉強したのだろうと思うけれど、マルコ・ポーロの時代、シルクロードのほぼ全域がモンゴル帝国の支配下にあったというのも意外だった。

 正直に言って、「ユビキタス社会」とのつなげ方はかなり強引だと思うけれど、でもとても興味深かったし、騎馬イベントの様子や何だか懐かしい景色もたくさん映って、とても面白かった。

|

« 50000アクセス達成! | トップページ | 「ひとりたび1年生」を購入する&読む »

映画・テレビ」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

*200608モンゴルのその後」カテゴリの記事

コメント

 toshiさま、コメントありがとうございます。

 ちょうど私たちが行った前日にものすごいオーロラ(様々な色になったり、大きく動いたり)がほぼ一晩中見られて、サーリセルカの街中からでも普通に見られたのだそうです。ちょうど遭遇された方に写真を見せていただいたのですが、ツアーパンフレットのように(という表現もどうかと思いますが)綺麗でした。
 そういうオーロラに巡り会うべく、ぜひリベンジしたいと思っています。

投稿: 姫林檎 | 2006.12.10 23:30

どうも、ちょこちょこ見させてもらってます。

司馬さんの本は対談モノ中心ですが
結構読んでまして
「モンゴル紀行」は、ノモンハン体験が
軸になってそうなので、
他の本で読んでしまった話が
ほとんどかと勝手にきめて後回しにしてるんですが
現地取材した紀行モノであれば、
ほとんど読んでないネタかもしれないし
変な言い方ですが、彼の場合、
多少の因縁があって丁度良くなるかも
と、考える部分もあるもんですから、
そのうちに自然と読むことになると思います。

オーロラの項目見たんですが、
一生に一度は見ておきたいもんです。
羨ましいかぎりです。
では、また

投稿: toshi | 2006.12.09 21:38

 toshiさま、コメントありがとうございます。

 お返事が遅くなりまして、大変失礼いたしました。
 チンギス・ハンのお墓の場所をあんなにたくさんの研究者がこぞって探しているというのが意外でした。静かに眠らせてあげればいいのに、と思ったりしてしまいます。
 司馬遼太郎の「モンゴル紀行」は静かな味のある紀行文だと思います。よろしければ、ぜひお読みになってください。
 ここしばらく更新もしていなかったのですが、またぼちぼち書き始めようと思います。たまに覗きに来てやってくださいませ。

投稿: 姫林檎 | 2006.12.09 12:05

どうも、お邪魔します。
見ましたか?チンギスハン
僕が、見ていて発見だったのは、
埋葬場所捜しの現時点の進行状況と、あとは狼煙にサンド
オイルを使ってたって部分でした。
ご指摘のユビキタス社会と強引に繋げる部分は、やはり単
独スポンサーのせいでしょうか。
と、言ってNHKと比べるのはフェアじゃありませんね。

モンゴル史を扱ったTVや書籍などを見ると、チンギスや
フビライに偏りすぎて、他の皇帝、(というか汗ですね)
についてあまり触れないんですが、個人的には両者の間
の世代の権力争いなんか、多少、残酷かもしれませんが、
ストーリーとしては面白いと思ってます。

司馬さんの「モンゴル紀行」は、まだ読んでませんが
以前、「ロシアについて 北方の原型」という司馬さんの
本を読んで中央アジア史にも興味を持ち、
以来、元々好きだった中東史でも、元の中東遠征なんは、
十字軍と交錯するあたり、映画化してほしいぐらい話自体
は面白いと思うんですが
今、イラクに派遣してるモンゴル軍への感情は、あまり
良くないようなのでの実現は難しいかもしれませんね。

「どうでしょう」も含めて、自分が行かないくせに、
旅や紀行モノは好きなので、こちらのページも
ちょこちょこ読ませてもらいます。
何か思うところがあれば、コメント入れときます。

ヨーロッパ編、まだ見てなかったのに、少しネタばらし
ちゃってましたね、
失礼しました。以後、気をつけます。

投稿: toshi | 2006.11.28 20:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 録画したパナソニックスペシャル「チンギスハン 史上最大の帝国800年目の真実」を見る:

« 50000アクセス達成! | トップページ | 「ひとりたび1年生」を購入する&読む »