山寺ゆきの宿と足を手配する その1
立石寺は別名「山寺」といわれるだけのことがあって、石段を1時間くらい上らないと辿り着けないらしい。
だからこそ、なけなしの体力があるうちに行っておこうという発想にもなったのだけれど、そもそも日頃から運動不足どころか運動皆無の私に「体力」などというものがある筈もなく、その日の宿は絶対に温泉にして筋肉痛を癒さねばと考えていた。
立石寺に近い温泉といえば、山寺駅のあるJR仙山線沿いに、秋保温泉、作並温泉と「仙台の奥座敷」と呼ばれる温泉が並んでいる。
山寺にも一軒宿の温泉があったのだけれど、平成12年に廃湯になってしまったのだそうだ。残念である。
楽天やじゃらんなどの宿泊予約サイトを検索してみたら意外と埋まり始めていて、もっと余裕で選び放題だと思っていたので焦ってしまった。
慌ててツアーパンフレットなどを集め、友人に希望を打診したところ「温泉に入れれば」「空いているところで」というおおらかな返事をもらえたので、お値打ち&お手軽なツアーに狙いを定めて予約してしまおうと目論んだ。
ところが、お昼、休憩時間、終業後と何度予約センターに電話しても「ナビダイヤルでおつなぎします」という台詞の後に話中音が鳴るだけでつながらない。びっくりしてしまった。駆け込みでゴールデンウィークの旅行を手配している人が多いのだろうか?
意地になって受付終了時刻の2分前に電話したらやっとつながり、意中の日程で宿が空いていると言われ、そのまま予約を入れてしまった。
いつものことなのだけれど、予約を入れてから宿の評判などをインターネットで確認し、宿泊予約サイトを何となく検索してみたら気のせいか昨日よりも空きが増えているような印象で、これは早まったのじゃないか、このまま予約を確定させていいものかと考え始めたりしている。
困ったものだ。
困ったものだといえば、ガイドブックでも困っている。
立石寺(山寺)は、山形県にある。でも、仙山線沿いの秋保温泉も作並温泉も宮城県仙台市に位置する。2日目は仙台でお昼ご飯を食べて帰ろうと思っているので仙台駅周辺の情報も欲しい。私の中で仙台は「お寿司と牛タンが美味しい街」なのである。
これらの情報を全てカバーしていることを条件に探すと、「東北」6県全体の情報を集めたガイドブックになってしまうのだ。それではガイドブック全体の中で私が必要とする情報はほんの少しだけになってしまい、何だか損をしている気分になって(実際問題として、必要のない情報を重い思いをして持って行くのは、石段を上ることを考えてもできれば避けたい)、なかなか購入意欲が湧かないのだ。
もうちょっと探してみよう。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました」を読む(2024.07.28)
- 「ひとりで楽しむ鉄道旅」を読む(2024.07.13)
- 「大人ひとり旅のはじめ方」を読む(2024.05.19)
- 「日本全国オトナのごほうびビジホ旅」を読む(2024.04.29)
- 「大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅」を読む(2024.01.23)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 奥日光旅行記(2024)の入口を作る(2024.08.12)
- 奥日光旅行記(2024)2日目(2024.08.10)
- プロフィール写真を変える(奥日光2024)(2024.08.05)
- 奥日光旅行記(2024)1日目その2(2024.08.04)
- 「ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました」を読む(2024.07.28)
「*200705山寺の支度」カテゴリの記事
- 山寺ゆきの宿と足を手配する その4(2007.05.25)
- 「アヒルと鴨のコインロッカー」を読む(2007.05.20)
- 山寺ゆきの宿と足を手配する その3(2007.05.09)
- 山寺ゆきの宿と足を手配する その2(2007.05.01)
- 旅行談義に花を咲かせる その8(2007.04.27)
コメント