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2007.04.27

旅行談義に花を咲かせる その8

 お久しぶりの友人と会い、目黒のネフェルティティ東京というエジプト料理のレストランでごはんを食べた。
 ちなみに、このレストランは、ホームページから受ける印象よりもずっと庶民的な感じだった。水曜と金曜の夜はコースだけと言われたのだけれど、どうもそれはベリーダンスのショー(ダンサーが1人、各テーブルを回って踊ってくれる)があるためらしい。
 挑戦はしなかったけれど、ヘナという入れ墨みたいなものも「3日くらいで消えます」ということで、やってもらえるようだった。

 何の気なしに「最近、凝っているものは何か」と尋ねたら、彼女の答えは「お城」だった。
 きっかけは、江戸東京博物館で開催されていた「江戸城」の特別展なのだそうだ。この特別展を見た後で実際に皇居を歩いて一周し、すっかりハマってしまったのだという。
 このGWにも、盛岡の盛岡城と仙台の青葉城に行くのだと言っていた。今は公園になっているお城が多いけれど、判って見るとそこはやっぱり「公園」ではなくて「お城」なのだそうだ。

 仙台に行くと聞き、そういえば東北出身の彼女に「どうしてガイドブックは東北で一冊なの!?」と訴えたら、あっさりと「だって、それで十分だもん。」と言われてしまった。
 東北地方の季節に関係ない(例えば、弘前の桜とかお祭りを数えずに)観光地を挙げてごらんと言われて私が出せた答えは、これから行こうとしている「立石寺」の他は、確か「恐山」「角館の武家屋敷」「小岩井農場」「五能線」「磐梯山と五色沼」「遠野」「会津若松城」だけだった。
 このうち、「恐山」と「小岩井農場」と「五能線」は却下されてしまったので、彼女のお眼鏡にかなったのは5ヶ所だけだ。彼女にとって、「自然」は普段の生活の中で見慣れているものであって、「わざわざ観光として見に行く」ものではないのだと言う。
 その基準を適用すると、後になって私が思いつけた「蔵王」「平泉」「十和田湖」「奥入瀬」「白神山地」「松島」のうち、生き残れるのは「平泉」だけになってしまうではないか。

 それはともかく、「ガイドブックを買うよりもインターネットで情報を探してプリントアウトして持って行った方がいいんじゃない?」というアドバイスを頂き、GWに備えて彼女がプリントアウトした情報の中から、仙台駅構内に牛タン屋さんが集まった一角と、お寿司屋さんが集まった一角があることを教えてもらった。
 それから、立石寺では是が非でも「たまこんにゃく」を食べるべきなのだそうだ。
 なるほど、いざというときにはその手があるらしい。いいことを教えてもらった。

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