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2007.06.22

録画した 「菊川怜・アイスランドから白神へ! ~エコと出会いと冒険の旅~」を見る

 2007年6月10日に日本テレビ系列で放映された「菊川怜・アイスランドから白神へ! ~エコと出会いと冒険の旅~」を録画しておいて、今日になって見た。

 アイスランドが水素立国を宣言していること、現在は水力発電と地熱発電で全エネルギーの7割を賄っているが残りの3割を水素エネルギーに転換しようとしていること、具体的には交通手段を全て水素に変えようとしていること、水素バスも走り始めていること、地球温暖化の影響でアイスランドの氷河も後退していること、アイスランド国民の95%が水素立国に賛成しておりその根底には「自然と共に暮らす」という考え方があるのだろうこと、水素立国を宣言した当時の大統領は女性であったこと、グトルフォスの滝をダムに変えて水力発電所を作ろうとした外国資本に「そんなことをしたらこの滝に身を投げる」と反対した少女がいたこと、などが語られた。

 実は、私は、「いいなぁ、こんないいお天気のアイスランドを旅行できて」などと思っていた。
 不埒である。

 水素エネルギーについての知識をアイスランドで得た菊川怜は、その後、白神山地で樹齢400年のブナの木を水素エネルギーのみでライトアップすることに取り組む。
 申し訳ないと思うけれど、地球温暖化で白神山地が数十年後にはなくなると警鐘を鳴らしている学者がいるという説明もあったけれど、この「取り組み」は必要だったのだろうか、という風に感じてしまった。

 それから、水素が地球上にはH2Oという形で存在している、水を電気分解すると水素と酸素が得られるという説明に、ちょっと脱力した。この詳しい「水素ちゃん」の説明は、誰に向けたものだったのだろう。

 クリーンエネルギーが本当にクリーンなのか、疑問は残る。
 つい最近、とうもろこし等を燃料にする研究が進み、食用ではないとうもろこし畑が増えて食料としてのとうもろこし生産が減っている(という趣旨だったと思う)というニュースを聞いたようにも思う。
 それでも、「水素立国」を宣言したアイスランドという国と、「自分の子ども達に今よりももっといい自然を残したい」と語っていたアイスランドのお母さんの言葉が印象的だった。

2007年6月10日(日曜日)15時から
日本テレビ系列 「菊川怜・アイスランドから白神へ! ~エコと出会いと冒険の旅~」

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コメント

 沼倉さま、コメントありがとうございます。

 なのですが、探し当てて頂いたのにお役に立てなくて申し訳ありません。

 こちらの番組の放映は3年前のことですし、その間に何回かビデオテープを整理して捨ててしまっていることもあり、残っているビデオテープを探してみたのですが、こちらの番組を録画したものは残していませんでした。

 ここにコメントでお返事してご覧いただけるかどうか不安ですが、取り急ぎ、書かせていただきました。

投稿: 姫林檎 | 2010.11.10 22:58

アイスランドから白神へは録画せずに見ました。後で重要すぎる内容が含まれており、必死で探しておりました。是非見たい場面はアイスランドの家庭で水から水素を発生させ発電しているシーンです。まだ、この映像をお持ちでしたら、拝見できればと思いコメントを書きました。できましたら上記アドレスまでご連絡いただければ幸いです。 
              千葉県富里市 沼倉政幸

投稿: 沼倉政幸 | 2010.11.10 14:54

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