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2007.07.29

新日曜美術館「驚異の文明 神秘の至宝 〜インカ・マヤ・アステカ〜」を見る

 毎週日曜にNHK教育で放送されている、新日曜美術館で今日(2007年7月29日)取り上げられたのが、上野の国立科学博物館で9月24日まで開催されている、「失われた文明 インカ・マヤ・アステカ」展だった。番組のサブタイトルとしては「驚異の文明 神秘の至宝 〜インカ・マヤ・アステカ〜」とつけられている。。

 まずは、他にお客さんがいない場所でゆっくりと展示を見られる出演者の方々が羨ましかった。
 必ず行こうとは思っているのだけれど、ナスカ展のときの混雑を思い返すと、なかなか出かけるのには思い切りが必要なのだ。

 NHKスペシャルなどでは、「インカ」「マヤ」しか取り上げられていない理由は、アステカの展示と説明になったところで了解した。
 メキシコシティー郊外の湖上に築かれたアステカの都市は、スペイン人に破壊しつくされてしまったのだという。遺跡もなく、文物も(あまり)残っていないとなれば、テレビ番組として成立させるのは難しいのだろうな、と納得した。
 今もメキシコシティー郊外に残る湖上の農地は、アステカ文明の都市と同じように、湖に草を積み上げ、そこに湖底の栄養豊富な土壌をさらに積み上げることで成立しているという。
 何だか不思議な風景だった。
 ペルーのチチカカ湖や、和歌山県新宮市の浮島の森を思い出した。

 番組は、展示物の説明よりも、その背景の説明(もっとはっきり言ってしまうと、「NHK スペシャル 失われた文明 インカ・マヤ」の映像の使い回し)が多かった。背景の説明よりも、展示物をもっとたくさん、もっとじっくりと見たかったと思う。
 紹介された中では、ダントツに、マヤ文明の翡翠の仮面は美しかった。深い緑色の翡翠で作られた仮面は重厚そうで輝いていて、瞳に黒曜石が使われて本当に人の顔のように見える。
 インカのミイラは、テレビの画面を通して見る分には、皮膚も髪の毛もまるで生きているかのような状態で残っていて凄いと思ったのだけれど、実物を近くで見たらどういう感じがするのだろうと思った。本当に、遠目には生きているかのように見えるのだ。

 いわゆる「四大文明」が大河流域の拓けた肥沃な土地で発達したのと異なり、中南米のこれらの文明はアンデス山中だったり密林の中だったり、条件としては決して恵まれていない土地で生まれて栄えている。
 そのことと、ユーラシアの神が「唯一絶対」であり、インカ・マヤ・アステカの神が八百万のものに宿るある意味「交渉可能」な神であることには、やっぱり関係があるのだろうと思った。
 そうなると、例えば日本はどちらに近いことになるのだろう。あるいは、分類すると「全く別」ということになるんだろうか。

 アステカでは生け贄の儀式も行われていたということだけれど、いずれにしても儀式にお酒は欠かせない。
 ペルーで飲んだチチャというお酒はとうもろこしで造られているのだけれど、それは、トウモロコシを湿った土地に撒いて発芽させ、もやしのような状態になったものをすりつぶし、芽に含まれた酵素を利用して発酵させて作るということを初めて知った。

2007年7月29日(日曜日)9時分から9時45分まで(同日20時から再放送)
NHK教育 新日曜美術館「驚異の文明 神秘の至宝 〜インカ・マヤ・アステカ〜」
NHKの公式Webサイト内、「新日曜美術館」のページはこちら。

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