「関口知宏の中国鉄道大紀行 秋の旅 カシュガル」を見る
今日の21時から、NHK BS-2で、「関口知宏の中国鉄道大紀行 秋の旅 カシュガル」の再放送を見た。18日にBSハイビジョンで生中継もまじえて放送したものを、2時間に再構成した番組だったようだ。
フフホトや敦煌からの放送は1時間番組だったのだけれど、カシュガルは中国鉄道大紀行のゴールということで、2時間だった。前半1時間はこれまで1週間の旅の様子、後半1時間はこれまでの旅のハイライトという感じである。
敦煌からカシュガルまで、さらに旅のペースは落ちてきて、1日の移動距離は短く、途中下車がなく、各駅での滞在時間に少しだけ余裕があるように感じられる。
そして、敦煌からカシュガルまでの旅は、まさしくシルクロードの旅である。
「天山山脈」や「天山南路」などと言われるとわくわくしてしまう。
敦煌と、すでに新疆ウイグル地区に入ったトルファンでは、人の顔の感じが違い、着ている服や帽子の感じが違い、演奏される楽器や歌われている歌の調子が違う。
どうやら、敦煌を過ぎて以来、言葉の違っていたようで、日本語と中国語の通訳の方の他に、中国語とウイグル語との通訳の方にも入ってもらう必要があるらしい。
敦煌での放送で予告のように関口知宏が語っていた「水」の出番がほとんどなかったのが意外だったけれど、トルファンの干しぶどうは美味しそうだったし、クチャの観光農園での楽器の音の響きが懐かしいような切ないような明るいような感じで楽しかったし、アニス(だったか・・・)での夕暮れまで続いた綿つみの様子はシルエットが綺麗だった。
前に友人から種をもらって綿を育てたことがあるのだけれど、綿の木(というか草)ではじけた綿の実から収穫した綿は、お店で買った綿よりも断然に暖かい。
きっとその綿の温もりがそのまま旅の温もりだったんだろうなという気がした。
カシュガルで、旅の最後となる電車を降りた関口知宏は、そのまま線路を歩き続け、行き止まりまで行ってみる。
行き止まりは単なる行き止まりで、標識らしい物が一応立っているのだけれど、そこに何が書いてある訳でもなく、感動を誘うような景色ではないところがいい感じである。
そこは、本当にただの「どん詰まり」だ。
放送の最後も、カシュガルの街角で、この地方独特なのだろう音楽が奏でられ、集まってきた子ども達や大人達が適当に踊っている。
「踊ってよ」と関口知宏が声をかけるのだけれど、子ども達は関口知宏やカメラに興味津々であまり踊ろうとしないところが可笑しい。
本人も「旅番組の最後に、4時間もただ綿つみの収穫の手伝いをするようなことは普通はさせない」と言っていたけれど、わざとらしい盛り上がりがなく、上手く演出しようかとちょっとだけ色気を出してみたものの思うとおりにはいかないというところが、いい感じである。
通訳の陳さんも「中国では毎年2000kmずつ鉄道が延びていますから」などと言って、その「いい感じ」にかなり一役買っている。
個人的な好みを言うならば、まとめようというコメントもなくていいくらいだ。
旅をしたのはもちろん関口知宏で、一緒に旅をして画面にはほとんど映らないスタッフの方々なのだけれど、でも、この旅がどんな旅だったのかということは、旅をしていた本人達の心の中だけでなく、テレビを通して見ていた一人一人にとっての「旅」もできているような気がした。
今日の放送の総集編は主に「人との出会い」というところだったので、まずは、2007年11月30日(金曜日)22時からNHK総合で放送されるという秋の旅のハイライトを楽しみに見たいと思う。
2007年11月20日(火曜日)21時から
NHK BS-2「関口知宏の中国鉄道大紀行 秋の旅 カシュガル」
NHKの公式Webサイト内、「関口知宏の中国鉄道大紀行 最長片道ルート36,000kmをゆく」のページはこちら。
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