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2008.06.16

「メガロマニア 第12回」を読む

 NHKスペシャル「失われた文明」に関連して、作家の恩田陸がNHK出版のサイトで「メガロマニア あるいは「覆わされた宝石」への旅」というタイトルの紀行エッセイを毎月連載している。
 その第12回が掲載された。

 リマからクスコへは飛行機で移動する。
 「飛行機嫌い」の恩田陸が、「決死の覚悟で」と言いつつ窓際の席に座り、眼下に広がるクスコの街の写真を撮る。隔世の感がある。

 クスコに到着後、すぐにモライの塩田と遺跡に行くところがハードである。
 その日の夜はクスコに泊まっているから、高知順応のためにいったん低いところに行ったというわけではないらしい。
 そして、「映像の人の写真の撮り方は徹底している」というところと、「常に「二度と撮れないかもしれない」というのが念頭にあるらし」いというところと、「極端な話、荷物すべてを失くしても撮影した映像だけは持って帰るのが使命だそうな。」というところに、激しく共感し、モライ辺りの写真を収めたxdピクチャーカードを現地で失くしてきたことの(自分にとってはということだけれど)巨大な損失を思ってしまう。

 翌日は、マチュピチュに向かうそうだ。
 「恐怖の報酬」日記に書かれている、アイルランドのムーアで掴んだようなイメージがマチュピチュ遺跡でもまた恩田陸の頭に浮かんで来たのだといいな、それを書いてくれるといいなと期待してしまう。

 マチュピチュ遺跡は何かが隠れている「気配」のある場所だったと思う。
 そのことを、思い出した。

NHK出版の公式サイト内、メガロマニア−あるいは「覆わされた宝石」への旅−のページはこちら。

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