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2009.01.12

オーロラ(ホワイトホース)旅行記3日目

2008年9月21日(日曜日)


 10時頃にお腹が空いて目が覚めた。
 何故か肩と背中がバリバリになっている。昨日、外で凍えつつがんばりすぎたからかも知れない。
 カーテンを開けたら綺麗な青空が広がっており、かつ寒そうだ。窓ガラスが曇っている。
 昨日忘れたピローチップを今日は忘れずに置いて、朝食を食べる。


朝食のカウンター 昨日と同じように、カウンターに盛りだくさんの朝食が並べられている。
 フレークが3種類あり、スコーンやパン、ハム、チーズ、卵などなどが並ぶ。ここには見えていないがらスポットにジュースが入れられ、コーヒーのポットがあり、お茶のティーバッグもたくさん用意されている。パンはトースターで焼くことができる。


 朝食後、回収されていないピローチップに首を傾げつつ、昨日よりもお天気が良かったので黄葉がもっと綺麗なのではないかと散歩に出掛けた。
 ちょうどキッチンでジョニーさんたちが打ち合わせをしており、一緒にいた人を「ユーコン準州で一番美味しい朝食を作るコックだ。」と紹介してくれる。
 二人に手を振って、散歩に出発である。


 玄関を出ると、ジョニーさんたちの犬が駆け寄ってくる。私はどちらかというとあまり動物が得意ではないので、寄ってきても首のところを撫でたりしてやるだけだ。それでも駆け寄って来るということは彼らが人なつっこくてヒマだということなんだろう。
 ハイウエイに向けて歩く途中、別荘で飼われていた他の犬に吠えられてしまった。どちらかというとこちらが普通の反応である。


湖岸 もしかして別の方の別荘の敷地内なのかも知れないけれど塀で囲われているわけではない、という感じの場所に出たので、「お邪魔します。」と小さな声で言って、そのまま湖岸まで出た。
 ボートなどもあるようで、夏のリゾートとして使われている別荘のようだ。
 湖岸に出ると、空は青く、湖の色も青く、風は冷たくて気持ちいい。


ハイウエイ ハイウエイに出て、ホワイトホースの街の方に向けて歩き出した。
 車は滅多に通らない。
 車道の真ん中を歩く誘惑に駆られるけれど、車がいない分、たまに走っている車は飛ばしていて危険すぎるので断念する。
 ホワイトホースまで歩いて行こうと思った訳ではなく、何となくそちらの方向の方が黄葉が多いような気がした。また、とりあえず薄暗くなる中ではあったけど車で一度は通った道だという安心感もある。


 写真を撮りつつ歩き、ロッジまで車で来たときに見かけたポストまで往復したら1時間ちょっとだった。
 その帰り道、ロッジに通じる路地を入ったところで、お掃除をしてくださっていたおばさんとすれ違った。朝食のスコーンを食べながら歩いているように見える。
 ポストまで行って来たんだと話すと、目を見開いて「そんな遠くまで! 早く家に帰って休みなさい!」とおっしゃる。
 そんなに遠くまで歩いたつもりはなかったので、そんなに驚かれてこちらの方がびっくりしてしまった。
 車社会ということなんだろう。


黄葉の道白い植物
何かの赤い実ハイウエイ沿いの黄葉


 もしかしたらおばさんの忠告は正しかったのかも知れない。
 ロッジに戻ったら一気に具合が悪くなった。
 お部屋に戻り、ベッドに寝転がって本を読んでいるうちに寝入ってしまう。
 私の部屋は、テラス側に窓がついていて、そこはレースのカーテンが付いていないので、カーテンを閉めると暗くなるし、開けると外から部屋が丸見えになるのが唯一の欠点である。
 カーテンを引いていなかったので、起きた瞬間、爆睡している姿を見られなかったといいんだけどと思った。


 起き出したのは18時だから午後一杯を寝て過ごしてしまったことになる。
 この日は完徹してそのまま帰りのピックアップを待つつもりだから、まあちょうどいい。
 空はほとんど雲に覆われている。ネットでホワイトホースの天気予報を確認すると月のマークも出ていたから多少は回復の余地があるようだ。オーロラレベルも5まで上がっていて、期待していいものやら悪いものやら微妙なところである。


 大体いつもは19時くらいから夕食らしいけれど、この日は団体のお客様を待った関係で、食べ始めたときには20時を回っていた。流石にお腹が減っている。
 お願いだから私のことはいないものと考えて! と祈っているのが通じたのか、私以外の全員が一グループだったこともあって(私の怪しいヒヤリングによると、7〜8人いたみなさんは美容師さんでコンテストに出るんだか応援に行くんだか終わったお祝いなんだかで来ていたらしい)、私は何となく聞き流していればいい雰囲気になってほっとする。


スープ  今日のメニューはこんな感じだった。
 スープ ニンジンとジンジャーのスープ(初日にいただいたのと同じスープである)
 サラダ グリーンサラダ
 メインディッシュ チキンのクリームチーズ詰め
 デザート ホームメードアイスクリーム ブルーベリー添え


 夕食の始まりが遅めだったので、途中からキャンドルの灯りがメインになった。
 かなりいいムードで、その分、写真が上手く撮れなかったのが残念だ。
 キャンドルの灯りで写真を撮るのは難しい。流石にディナーのテーブルでフラッシュを光らせるのは憚られる。


 ステファニーさんに「昨日はオーロラを見られた?」と聞かれてNoと答えると、意外そうな顔をしていた。地元の人にとっては、オーロラはやっぱり晴れてさえいればそこに見えているものという感じなのかも知れない。
 「今日が最後のチャンスなの。」と言ったときに浮かない顔をしていた彼女の予想通り、22時くらいから雨が降り始めた。
 ちなみに美容師さんたちはコテージに移ってパーティの続きをするようだ。
 別のコテージに泊まっていたらしい女性3人組は、夜のジャグジーと洒落込むらしい。


 23時過ぎに何とか北斗七星が拝めるくらいまでに天気が回復した。
 それでも月が見えるほどの雲の切れ間はなく、外は真っ暗である。昨日は月夜だったから懐中電灯の明かりもほとんどつけずにハイウエイに出ることができたことが改めて判る。
 真っ暗闇の中、空もほとんど雲に覆われているところをハイウエイまで行く気にもなれず、ロッジの中に待機して10〜15分おきに外に様子を見に出ることにした。
 一時は8にまで上がったオーロラレベルも4くらいに下がっている。


 結局、雲がほとんど晴れないまま、4時少し前に撤収して荷造りをした。
 撤収した時点で外気温は0度、外に置きっぱなしにしていたカメラがこの3夜で初めて凍り付いていた。
 ピックアップは4時45分の予定である。


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